ガムザッティの感動おすそわけブログ

ガムザッティの感動おすそわけブログ

PR

Calendar

Favorite Blog

早坂暁の傑作中の傑… モイラ2007さん

11月9日夜公演「King… yuki アイドル 俳優 映画 演劇 ドラマなどさん

遊星からの物体X (… 王道名なしさん

ミュージカル「ケイ… YYCafeさん

   元局アナがス… ころりん0924さん
ライターかあさんと… プチプチゆっきーさん
ぺ天使のつぶやき kamadoyamadocaさん
もっとハッピー happy-gaiさん
こちら25643 ヒロランさん
観劇日記~夢のあと… みおと5747さん

Free Space

設定されていません。

Comments

gamzatti @ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

Profile

gamzatti

gamzatti

2007.06.13
XML
カテゴリ: 日本映画


椿三十郎 」・・・とタイトルを聞いただけで、
「ウンダッダッダッダ、ジャジャンガジャン」と音楽が聞こえ、
無精ひげに精悍な瞳の三船敏郎が肩を右に左に揺すりながら、
人生面白そうに歩く姿が目に浮かぶ・・・。

みんな大真面目に演技しているのに、お腹がよじれるほど可笑しい。
人間の営みの滑稽さをデフォルメすることによって、
人生の真実があぶり出されていく、上質のコメディです(1962)。

時代劇としては、壮絶なラストシーンが話題に上りますが、

人生訓をたれる、みたいな面白さがあります。
「正義」を持ち出され、たちまち扇動されてしまう、周りが見えていない若造たちに、
生きていくということはどういうことか、
本当の「正義」はどこにあるかを、説教くさくなくおしえていきます。

そんな三十郎も、
入り江たか子演じる城代家老の奥方の前ではたじたじ。
「女」で「高齢」で「軟禁されている」という弱者の代表でありながら、
よよと泣くこともなく、にっと笑っていい味出してます。
いくら腕っぷしが強くても、三十郎、頭が上がりません。
本当の「強さ」とは何か、今度は三十郎がおそわる番です。

「椿三十郎」は、

脚本は当時のものを使い、主役は織田裕二、
ラストで一騎討ちをする室戸(前作では仲代達矢)に豊川悦司、
城代家老の妻が中村玉緒、
前作で加山雄三がやった若侍は、
「デスノート」以来、一躍脚光を浴び始めた松山ケンイチです。


その意味では私と森田さんは同類。
でも、私にとっては、三十郎は三船でしかありえません。
そう思っている人は多いと思うのですが、
逆に「椿三十郎」と言われても「何それ?」という人もいるわけで、
リメイク版でこの話を知った人たちが
オリジナル版にも関心を持ってくれるといいなと思っています。

カラーでやると、あの「墨で塗った赤椿」は、
やっぱり真っ赤に映るんでしょうねー。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.06.13 05:43:47
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: