ガムザッティの感動おすそわけブログ

ガムザッティの感動おすそわけブログ

PR

Calendar

Favorite Blog

早坂暁の傑作中の傑… モイラ2007さん

11月9日夜公演「King… yuki アイドル 俳優 映画 演劇 ドラマなどさん

遊星からの物体X (… 王道名なしさん

ミュージカル「ケイ… YYCafeさん

   元局アナがス… ころりん0924さん
ライターかあさんと… プチプチゆっきーさん
ぺ天使のつぶやき kamadoyamadocaさん
もっとハッピー happy-gaiさん
こちら25643 ヒロランさん
観劇日記~夢のあと… みおと5747さん

Free Space

設定されていません。

Comments

gamzatti @ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

Profile

gamzatti

gamzatti

2007.09.05
XML
仕事で訪れた上海。
夜の街で「迷子」になったメイクアップアーティストの水島(本木雅弘)が、
ホテルにたどり着くまでの長い長い一夜を
カレを探す人々や、
カレを跳ね飛ばしてしまったタクシーの女運転手・リンシー(ヴィッキー・チャオ)など
それぞれの恋模様を織り交ぜながら描いたのが、
夜の上海 」。

原作は同名のコミックス(日本)、


モックンが出ているということもあるのか、
一時期のトレンディ・ドラマの空気感で突っ走る110分。
「上海」という街のたたずまいが、すでにトレンディ、ということか。
考えてみれば、
今、このときが中国バブルなのかなー、などと思わずにはいられない。

そんなバブルから取り残され、必死で働くリンシー。
修理工の幼馴染ドン・ドン(ディラン・クォ)に会いたいばかりに車をガンガンぶつけまくる。
そのドン・ドンが身につける白のタキシードは、まさにバブルの匂い。
修理工とタキシード。
夜の上海の裏道の一角に、そこだけ光り輝くブライダルショップのウィンドウ。
この映画は、上海の二つの顔を実感する物語でもある。


ちょっとしたハプニングにでくわすとがぜんシャープになって、
子どものような瞳の輝きを取り戻すそのギャップをモックンがうまく表現している。

しかし、
「おまかせ男」の水島が「仕切り女」の美帆(西田尚美)を面倒に思い始め、
美帆もそんな水島より、言い寄ってくる男(塚本高史)の方に本音でぶつかっていける、という

もっともっと奥行きの深い演技が必要だったのでは?

脚本が監督も含め、日本人、中国人4人というのも、ちょっと気になる。
場面ごとにトーンがまったく違うのだ。

リンシーの、不安でいっぱいいっぱいになりながら、
毎日を生きて、生きて、生き抜くそのバイタリティだけが、
突出して胸に迫る。
ヴィッキーは、
セリフなどないシーンでも、リンシーの人生をまるごと演じていた。

西田、塚本の心の動きがもっと繊細に描かれていれば、
また違った味わいになったのではないかと残念。
竹中直人を使った「アソビ」は、まったく必要なかったと思う。

観た直後より、後になって胸がチリチリする映画だ。
いろいろ物足りないところはあるのだが、
気がつくとこの映画のことを考えている。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.09.05 08:12:22
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: