ガムザッティの感動おすそわけブログ

ガムザッティの感動おすそわけブログ

PR

Calendar

Favorite Blog

早坂暁の傑作中の傑… モイラ2007さん

11月9日夜公演「King… yuki アイドル 俳優 映画 演劇 ドラマなどさん

遊星からの物体X (… 王道名なしさん

ミュージカル「ケイ… YYCafeさん

   元局アナがス… ころりん0924さん
ライターかあさんと… プチプチゆっきーさん
ぺ天使のつぶやき kamadoyamadocaさん
もっとハッピー happy-gaiさん
こちら25643 ヒロランさん
観劇日記~夢のあと… みおと5747さん

Free Space

設定されていません。

Comments

gamzatti @ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

Profile

gamzatti

gamzatti

2009.08.21
XML
カテゴリ: 洋画


【送料無料選択可!】郵便配達は二度ベルを鳴らす デジタル・リマスター 完全版 / 洋画

ふらっとやってきた男が人妻とデキてしまって、
日常に倦んでいた人妻は夫殺害を男に持ちかけ、
そして二人は…という話だ。

映画の原題は「妄想」といい、
行きがかり上女の夫を殺してしまった主人公ジーノは、
もとの自分を取り戻せぬまま罪悪感にさいなまれる。
それに対し女は自分が自由になったことでの達成感でいっぱいだ。
殺した夫の記憶満載の家で暮らそうとする女の神経を
ジーノは理解できない。

すべての人が自分の罪を知っているように思え、
自滅の道を一直線の男の話である。

監督は名匠ルキノ・ビスコンティと聞けばすわ名作?
しかしストーリー的にものすごく感銘を受けるものではない。
映画化の許可もきちんと取らずに映画化してしまったとのことで、
公開後すぐにお蔵になってしまったといういわくつき。

「一目会ったその日から」の物語だが、
会ってすぐ寝て、一度寝た直後に
「絶対私を捨てないわね?」と念を押す人妻っていうシチュエーションが、
どーにも理解できず、だからといってジーノの身勝手さにも共感しがたい。

ただ、

その「理由」は
1942年のイタリアを映して人の心をつかんだのかもしれない。

貧しかったのである。

生きていかねばならなかったのである。

ジョバンナは、ホテルに「食事」に誘ってくれた男と結婚した。


ジーノは、放浪しながら日々を生きている。
人の車の荷台に勝手にしのびこみ、汽車には無賃乗車、
何か口があれば働き、その日の食い扶持を見つける毎日。

「行きがかり上」の殺人で、
自分にはその気がなかったように主張するけれど、
「浮浪者」はやめて「定住」したかった、と
その本音はところどころに表れる。

1942年の映画である。
砂埃り、土埃り、汗の匂い、じりじり焼き付ける太陽。
人の物語、というよりも、
野生の匂いが漂う映画だった。

*作品中、「郵便配達」は「一度」も出てこない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後年、リメイクされたものがこちら。



郵便配達は二度ベルを鳴らす

ジャック・ニコルソンとジェシカ・ラングの顔合わせで、
濃厚でワイルドなベッド・シーンが話題をさらった。
予告編は映画館で何度も見たけれど、
本編は未見。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.08.21 09:00:07
コメント(1) | コメントを書く
[洋画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: