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香取君、お誕生日おめでとう。 この一年、あなたの魅力を再確認する時でした。 暖かさと冷たさ。包容力と切れそうな部分。 明と暗、どちらをも魅せ、引き立たせてしまうあなたに戦慄し、魅せられています。 怖くて、計り知れない。その心を掴み切れない。 そして香取君を語る言葉を、私はいつも失うのです。 そんなあなたの深い魅力が、ドラマをきっかけに輝いている気がします。 この2008年、もっともっと魅せてください。 HAPPY BIRTHDAY, Shingo!
2008/01/31

二つの、新しい時計。 古い時計に刻まれた、温もりと安らぎを捨てて――。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ かつて二人は、本当に愛し合っていたのだと。 そのことを、まだ忘れていないのだと。 『夫婦の感情は複雑で重い』 その中でも、確実にすれ違い続けていく二人の姿が切なく感じます。 笑いの中に、切なさを。 憎しみの中に、愛を。 この物語もまた、対照的な感情の中に、大切なものを宝石のように隠しているのですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●『理不尽な罵倒』 法倫の母親と相対する夫妻の姿には、オフラインでのトラウマをぐりぐりとえぐられました。 似たような光景にあったことがあるんですよ…法倫の立場で(遠い目をしながら、血涙を流す)。 自分に非常に近しい立場の人間にいるんですよ、天然暴言トラブルメーカーの方が。 そういう方を諌めると必ず、「ほんとのことを言って何が悪い」と反撃されます。次に諌めた相手を言いくるめに掛かります。それができないと逆切れし、絶縁まがいのことを言い出します(どこまでもしみじみと)。 法倫もきっと、“母親から自分のことをボロカスに言われるのには慣れている”から、今回も母親に対しては『ああ、また言ってるよ…』と思っていたと思います。 もちろん、律子に対してはとても申し訳なく思っているはずですけどね。 自分に対して言われるのは慣れても、『自分が好きな物』や『大切な人』に対して罵倒されるのはどうしようもなく辛いことですから。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●「なぜ謝らなきゃいけない」 律子の怒り、よく分かります。・自分としては、『筋を通した着地』にしたこと。・『母親の友人にとっても、良い結論』を導いたこと。 上記二つを成し遂げ、自分としては『母親の友人に対しても誠意を尽くした』つもりだったのです。 しかしながら、上記二つを知らない母親は、ひたすら彼女を罵倒していきます。 律子にとって、『誠意を悪意で返された』ようなものです。 それが腹が立たないはずがない。 ……私みたいに、オフラインの日常と化した挙句に、慣れてしまったわけじゃないしね…(何度、飲み込んできたことか。血涙)。 彼女の怒りが、母親に向かうのも、そんな母親の言葉を諦めろと言う法倫に向かうのも、道理だと思うのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●子供の法倫。 法倫はやはり『子ども』だと思うんですよね。 神経質と言えば聞こえがいいけれど、『自分の思い通りにならないと怒る、凹む』という部分が大きいと思うんです。 例えば『友人の試合に行けなかったのは、律子の所為だ。時計が壊れたのも、律子の所為だ』と言った部分です。 遅刻に関しては、その場で強く言い切らなかった法倫にも連帯責任があります。 時計が壊れたことに関しては、因果関係が希薄です(法倫は勢いで言いきろうとしましたが)。 律子に対して完全に気を許しているためか、彼女に対して彼は『自分の利益、自分の思う通りに!』という部分が大きすぎるのです。 彼は『自分の利益』だけで精いっぱいになってしまう代わり、律子の損益にも気付かないのです。。 ですが、今回のラスト間際でようやく『相手も精一杯譲歩している』ということに気づいたようですね。 彼は『律子の利益』を考えて、離婚しようといえるようになったんですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●高収入? それとも、バックアップのある仕事場? 律子は確かに、高収入を捨てました。 そして仕事量は倍になり、収入は激減しました。 けれどそれは、『彼の力になりたいと判断した』自分にも責任があります。 その時の想いまで、彼女は否定しようとはしませんでした。むしろ、すがすがしいほどに微笑みました。 そして、彼女は『高収入』を失った代わりに、法倫によって得た時間で『掛け替えの無い絆』を仲間と結びました。 ラストにはもう、気づいていたはずです。 法倫と結婚した時間を否定することは、掛け替えのない事務所で過ごした時間を否定することだと。 もう、『返して』なんて言えないですよね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●妻の想いは、複雑で重い 愛しているからこそ、憎い。 愛しているからこそ、無理難題を言い、全てを奪おうとする。…その中に、本当に求めるものがなくても、その残滓があるとでも言うように。 愛している気持ちはどうしようもなく止めようがなく、たとえ世間が『吹っ切れ』と言われても吹っ切れるものじゃない。 律子も最初こそ『吹っ切るべき』と言ってしまうけれど。 理性では割り切れないものが存在することを、彼女の姿勢で気づかされるのですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今はまだ、二人の心の時は重ならない。
2008/01/31

演技療法(Role Playing)。 異なる立場を演じ、心を開放すること。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>「人は誰でも違う性格になりたいと思うことがあるよ」>「初めは嘘でも、心が篭ってなくてもいい」>「血はつながって無くても、一緒の家に住めば、家族になると思うんですよね」――異なる感情を、演じることで心に体験させること。――違う視点から物事を見、違う考え方を経験させること。――貯め込んだ想いを、違う形で発散させる術を心に覚えさせること。 心理療法の一つ、『役割演技』。 それを実行する人々の、心の変化こそが、このドラマのテーマの一つかもしれない。 私はそう思いました。 動機は贖罪か、脅迫か、仕事か。 心理療法と言う言葉とは全く関わりないことばかりだけれど、彼らは少しずつ変わっていくのだろうと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『演技』が持つ魔性。 芝居が好きな人は皆、演技が持つ『心理療法』的な部分に中毒になっているのかもしれませんね。 私自身も小さなころは、学級会のお芝居とかがとても好きだったんですよね。 他にも『テーブルトークRPG』や『PBW』、『MMORPG』を楽しむ方々も、同じように『演技中毒』になってるのかもしれません。(特に、女性プレイヤーにその傾向が強いのか、ストーリー重視で入り込むことが多い気がします。) 彼らと美桜達の違いは、『相手が演技だと知っているか、否か』という点でしょうが。 美桜はこれまで自分を『堅物』という殻に押し込め、自分を崩すことを知りませんでした。 だからこそ、『演技療法』の持つ癒しに、魅了されていくのでしょう。 ラストの電話も、『演技の魔性』に惹かれたからかもしれません。 いつか、『現実の美桜』と『演技の美桜』が統合されるとき、彼女は人間として一皮むけるのでしょうね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 瞬間の善意、重度の共感能力。>「家族になりませんか」 直哉を受け入れたように、他人をすぐに受け入れてしまう英治。 その『相手の存在をまるごと受け入れる』ことの極論が、家族にしてしまうことなのかもしれません。 人は、受け入れられることで救われる部分があります。 その事実を元として確立されたのが、カウンセリング技術です。 英治の強い共感能力(注記:『HEROES』のエンパシーとは別物であり、ここでは本来の意味。念のため)は、カウンセラーとして優れているといえるかもしれません。 しかし。>「下手すりゃ…てめぇが死ぬ場合もある」 『強く共感しすぎてしまう』ことは、時に相手すら危険にしてしまうことがあります。 相手の絶望や自殺願望に引きずられ、もろともに自滅してしまう可能性もあるのです。 マスターの言葉は、英治のそんな危険な部分を見通してのものだったのでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 直哉。>「俺はアニキに『同情はよせ』って言った」 直哉の台詞に、思わず噴きました。 …いや、確かにそれは作家がお話を描くときによく用いる理論ですけれど(笑)。 直哉が『野島伸司さん』の代弁者のような気がしてしょうがないです。突っ込んだ状況も知っているようですしね。 しかし、直哉はてっきり『英治の味方になってくれるのかな』と思っていたんですけどね。 ともあれ、彼女のビデオを見て、少しぐらい感情移入してくれるかな。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 安西とビデオテープ。 安西の反応を見るに、『ビデオテープの彼女』と安西は父親なのでしょうか。 もし、安西と『彼女』に絆があったのだとしたら、安西は『彼女』の真意をこのビデオから知ることになるのでしょうか。 今、『第一話・第二話』を見る限りにおいて、英治は『彼女』の想いをなぞる様に生きているようです。 もしそうならば、『英治の生きざまそのものが、彼女の形見』になるんですよね。 安西が英治を許す時が来るとすれば、そのきっかけはこの『ビデオテープ』になるんでしょうね。 気づくでしょうか。『彼女の想い』が、彼の中に生きていることに。 ――押し花のように、ずっと大切にしまわれていることに。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『梱包』。 比喩のやり取りがぽんぽんとできる様子は、ドラマ故かもしれません。でも、ちょっと憧れますね。 そんな中で、ちょっと思わせぶりな喩え話がでちゃう英治がすごいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 盲目の演技の理由。 まさか、『英治は昔、障害者を偽る詐欺をやっていた』とかじゃないですよね(汗)。 そんな穿ち過ぎの意見は置いておいて。 ちゃんと『盲目を演じる理由』があるんですね。 てっきり、『相手を口説くための、作り過ぎな設定』かと思っちゃいました。 直哉が口実にした『彼女の入院費用』と同じように、英治にとっての重要なポイントとなるのでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ちりばめられた謎解きと、演技療法で変わり行く人々と。 彼らの物語を見届けたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 不器用で、尖った薔薇の心が、演じることで変わっていく。
2008/01/27

結論から言います。 PBW『シルバーレイン』に参加してしまいました(汗)。 始まりは、私が応援している『グループSNE』のホームページにある友野さんのエッセイ(昨年12/25日の記述。)でした。>『シルバーレイン』というPBW(Play By Web:ゲーム会社主催による、ネット参加ゲーム。詳しくはリンク先参照)のTRPG化。 そして、友野先生が原作物の小説担当ということにびっくり。「え、友野さんが小説書くの!?」 脳裏をよぎるのは、期待と大きな不安。 『百鬼夜翔』の霧三部作、『リボーンリバース』打ち切りと、最近の友野さん主導企画の不発っぷり。 かつての『ルナル・サーガ』第一部、『妖魔夜行』での素晴らしい魅力。 その二つを同時に思い出し、妙な気分になりました。 何はともあれ、かなり関心が湧いてきました。 こんどは詳しい記事を読むために『シルバーレイン』側の記事や設定も観てきましたのです。 そして、そこにあった>世界結界の裂け目より降り注ぐ「微量の詠唱銀を含む雨」という文章に噴出しました。「こ、これは『リボーン・リバース』の種と似てるかも…。しかも、ユウレイ(『シルバーレイン』ではゴーストと呼ぶ)使いもいる。 …あ、しかも舞台まで一部被ってるっ!?」 主要な事件の一つに、地元『六甲アイランド』が出てきてるのにびっくり。「ああ、友野さん。『リボーンリバース』で使い損ねたネタをスピンオフする気かな?」 『リボーンリバース』を応援していた私は、そこで俄然食いつきました。>ウェブ版のキャラクターデータをプリントアウトしてくれば、そのまま使えます。>キャラを作るだけなら無料 前述の友野さんのエッセイに書かれた言葉に、私は思わず「……スマさん達で、キャラを作ったらどんな感じになるのか、やってみようかな?」と思い立ってしまったのです。注意:PBWでは版権もの、肖像権ものは基本的に避けましょう。「えっと、そのまま作ると確実に問題があるし、それ以前に不可能だから…。 名前を変えて、それから設定もゲームに合う形に改変して…」 そんな感じで、思わず5人分作っちゃったんですよね。 そのうちの一人(仮にAと呼ぶ)など、モデルから完全にかけ離れちゃった感じに出来上がりました。 他の4人もあまりにかけ離れてるので、ここでも紹介しません。「作っては見たけど、PBWの方は無料の『リアル・イベント』に参加するだけにしておこう。 自サイトの管理の時間を確保するためにも、他のコンテンツには触れないように」 そう思っていた自分。 ところが、事態は急変しました。「へ!? Aに結社(ゲーム参加者のなりきりコミュニティ)への勧誘が来てる!?」「ええっ!? Aがいつの間にか『ゴースト・タウン』(シュミレーション・ゲーム。ほかのプレイヤーのキャラも使える)のお土産貰ってる!?」 いつの間にか、Aを通じて他のプレイヤーさんとの交流のきっかけができていたのです。「…やっぱ、声を掛けてもらったからには、ちょっと参加していこうかな。 もちろんモデルは伏せる。 いや、むしろモデルとは違うキャラとして演じよう、うん」 そう思い、メールに返事を書いたり、結社の掲示板に書き込んでいる間に。 しっかり、ゲームを楽しんでしまってる自分がいました。 まだ、私は有料コンテンツには手を出していません。 PBWの前身であるPBM(Play by Mail:手紙で参加する集団ゲーム)の頃から、「この手のものに手を出すと、金と時間が無くなる」ということを聞いていました(『女の子だってRPGしたいんだもん!』という本に、実例が載っています)。 だから、その点には十分注意せねばとも思っています。 …キャラクターに肖像画を付けるだけで三千円~五千円しますからね(汗)。 こうして、ちょっとだけPBW『シルバーレイン』に参加しつつ、TRPG版も応援してみようかと思います。 篠谷志乃先生のリプレイも小説も楽しみですしね。 頑張れ、友野先生。今度こそ、魅力的な作品をお願いしますね! それと、ヤンデレ(病んでるヒロインのこと。友野さんはヤンデレばかり書きたがる)はほどほどに、ね(苦笑)。
2008/01/25

『顕現(アポート)』。 それは、自らを構成する霊体を分解し、密着させ、異なる物へと作りかえること。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回の原作は『魔法使いと夏の海』(『レンタルマギカ 魔法使いの宿命!』収載)。 …だとしても。「なんで原作の5%程度の描写しかない部分が、アニメではメインになってるかなっ!?」と、一言叫ばせていただきたい(苦笑)。 あくまで原作では『本筋の伏線として』水着のシーンが出てきただけなのに。 そして、まなみの心情がごっそり削られたのも、少しかわいそうでした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 顕現(アポート)能力。 さて、アニメだけを見ている人のうちの何人が「まなみの水着姿が、原作では重要な伏線である」と気づいたでしょうか? そして、原作では『まなみは本当に消滅寸前だった』とか『まなみが呼び出したあの船魂は、本物じゃない』とか、想像できるでしょうか。 クリスマスの回でもそうでしたが、アニメではまなみの能力や特徴の描写が毎回いい加減なんですよね。 …脚本家さん、資料だけ貰って原作読んでないんじゃないでしょうか(遠い目)。 今回の話も、能力の振り仮名の『アポート』だけ読んで、クライマックスを創作したんじゃないでしょうか。 そう邪推せざるを得ないほど、本筋の面白さが激減してるのはどーなんだろう(泣)。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 原作との違い。 原作では、兵藤は現代人です。 …古代の人にした大きな理由はやっぱり、『緑の豆の方々』に睨まれないため…かなぁ(遠い目)。 原作における兵頭の心情も、和製人魚の怪奇っぷりも、ほんとに良かったのに。そのあたりは残念です。 原作では、まなみの心情が細かく掘り下げられているんですよね。 そこでのキーワードが、『レンタルマギカ』。タイトルに込められた意味を確かめるように、彼女の覚悟が描かれるんです。 彼女を突き動かす、『貸出魔法使い』への憧れと、覚悟。ぜひ原作で触れて欲しいです。 その一方で、アニメで良かったと思う部分もあります。 いつきが行方不明になった時、アディや穂波側の描写が原作にはありません。それが見えたのも、ちょっと嬉しかったです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アディと穂波の大ゲンカ。 こちらは原作にあるとおりの描写です。そして猫屋敷の姿も(いや、原作では白で長いものでしたけどね。汗)。 このあたりは決してメインで無いので、原作ではさらりと流される程度でした。 とはいえ、原作ではもう少し、魔法使いらしい口げんかだったんですけどね(苦笑)。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ おまけとして、私がこの話から触発されて書いた話のリンクを置いていきます。 前者の方は、出来に自信がありませんが、後半は自分でもかなりお気にいりです。船魂長編『安曇と蛇姫と草薙の剣』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 船魂は微笑む――全てを終えて。
2008/01/25

正反対のベクトルの力がぶつかり、歪み、軋み、たわむ。 今、激しく揺れ、その歪みを吐き出す時。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『仁義なき戦い』、その言葉に嘘は無し。 『仁義がない=非倫理的』というならば、二人のやり口はまさに非倫理的。 …“共同経営者が、相棒の業務を妨害する”のは、やはりまずいと思いますもの。クライアントの方とか、他人を巻き込む復讐のは常識が無さ過ぎます。 『夫婦であること』と『経営者であること』を分けて考えられない人には、やはり引きます(苦笑)。>「私に助けられても…」のくだりには、「旦那助ける前に、目の前にいる部下と会社を救えよっ!」と絶叫しましたからね。 携帯電話の下りを省いても、律子はやはり『仁義がない(非倫理的)』という点で問題がある女性です。 ただ、第一話を見るに『成長する余地がある』ようにも感じられました。 その意味では、彼女の成長がとても楽しみです。素敵な女性になれるよ…ね?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 理想論と屁理屈の子供達。 理想論は、それだけでは現実に適応しない。 屁理屈は、非倫理的でしかない。 理想論だけの法倫、屁理屈ばかりの律子。 二人ともが重度の『社会への適応能力の欠損』を抱えているんですね。 かつてはそんな『自分が欠けているもの』を相手に求め、だからこそ愛し合ったはずの二人。 相手の持つ価値観を認め、求めるが故に、結婚したはずなのです。 『自分に欠けているものを自覚し、求める』姿勢さえ思い出せたなら、二人はちゃんと成長できます。 互いの心や視線を借りることで、少しずつ価値観を広げること。 そのために、彼らは何度も事件に出会うのでしょう。 大人という『出来上がったもの』が、その殻を壊して成長するのはとても難しいことです。 ですが、成長するという『奇跡』は、とても大切なもの。 私達視聴者は彼らの『奇跡』を見ることで、自分達の中にも『成長という奇跡』を取り込むことができるのかもしれません。 理想論と屁理屈、私達は視聴しながらそのどちらかを切って捨てることもできます。 しかし、その両方の言い分を改めて考え、自分の意識の中に『考え方の一つ』としてストックできたなら。それは、視聴者自身にとっても大切な成長であり、遺産になると思うのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 草なぎ君の役どころ。 第一話では“『いいひと。』における木村君の出演”並に瞬殺だった草なぎ君(苦笑)。 でも第二話における予告や、ジャニーズの携帯公式サイトを見ると、草なぎ君は第二話以降にも出てくる様子です。>『同僚にも見捨てられ』 というナレーションから考えると、草なぎ君の役どころは“過去において法倫の理想論を糾弾した人物”のようです。 法倫は過去において『理想論だけで社会に押し通そうとし、破綻した』人間(冒頭のナレーションより)です。 『過去の同僚』は『過去の法倫の、社会非適応ぶり』を象徴する存在なんですね。 …そう思うと、草なぎ君の役はかなりのキーパーソンなのかもしれませんね。 次回の予告によると、法倫は『律子と出会ってからの時間』を拒絶する模様。 しかし『律子と出会って変わり、成長した部分』まで否定することが、正しいのか。 その答えが、草なぎ君とのシーンに込められると思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 屁理屈とは、非倫理であるということ。>「我に返っちゃったんですよ」 その言葉に、私は思わずくすりと笑っちゃいました。 さすがに「やってくれとは言ってない」の一言には腹が立ちましたからね。 自分の言葉で復讐された時には、「…自分の言動の非倫理性に、やっと気づいたの?」と思いましたもの。 一見、正論。けれど、本当は破たんしている。 それが屁理屈の、非倫理的である理由でもあります。 とはいえ、屁理屈を正論で言い負かすことは難しい。 それを一番よく分かっているのが律子本人です。だからこそ、屁理屈には屁理屈(奥義『ごみ箱返し』)で言い負かす。 …さっきまで律子本人に怒ってたはずなのに、なぜかこのときは律子がかっこよく見えちゃいましたよ(苦笑)。 そして最後に『家事をすべて押し付ける』自分の屁理屈が、非倫理的だと認めます。 社会に通らない(離婚協議の時に、慰謝料として要求される可能性)ことを、やっと認めたんですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 理想論と妥協。 法倫自身も、今回少しだけ成長したと思うのは『妥協案』を提示できるようになったこと。 譲れない部分はちゃんと主張するけれど、ちゃんと自分の非も認めることができる。 その上で、両者に無理がない答えを模索すること。 それは人間付き合いの中で、非常に大切な部分です。 法倫自身もその後、律子との付き合いでの『妥協点』を見出します。 自分の中の『掃除に対する細かすぎる要求』を、相手に求める愚かしさを認め。 律子の屁理屈の中にある正論、『得意な人すればいい』という部分を受け入れたんですね。(おそらく本当は、『彼が細かすぎることを言うから、律子の掃除のやる気が摘まれた』のが最初だったのだと思います。 『法倫が勝手にしてくれるから』というのは、後付けの理由だったんじゃないでしょうか)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『屁理屈ばかりで、自分の利益しか考えない我利我利亡者』が犯罪まがいのマナー違反を犯すことが増えてしまった現代社会。 注意する私達も、正論だけでは渡り合えない。 だからこそ、相手がいることを考えた上で、ちゃんとした着地点を模索していかなくてはいけません。 複数の意見、そして価値観を自分の中に受け入れること。 我を通すのではなく、相手との無理のない着地を目指すこと。 生きていく上で、大切なことを忘れてしまっている主人公二人を通して、私達もまた成長しなくてはいけないのでしょう。 二人の成長ともに、私も成長できるのか。 それも楽しみにしたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 余談。 『CDケースにCDを正しく入ってない(泣)』という法倫の気持は、私にはとてもタイムリーでした。 実は私もCDが一枚行方不明なんです。 それもよりによって、ドラマ『フードファイト』のサウンドトラック。多分、絶版してますよね(汗)。 久しぶりに『フードファイト』小説の続きを書こうと思って楽しみに開けたのに(泣)。目下、捜索中です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 想いのベクトルはまだ、すれ違い、歪みを持つけれど。 二人はきっと3歪みを正し、成長していける。
2008/01/24

まずは謝罪を。 先週分の『鬼塊術局』の更新をすっ飛ばしました(汗)。 昨日気づいたので、今週分とまとめてUPさせていただきました。 楽しみにおられた皆様、申し訳ありません(深く頭を下げる)。 しんつよ、加油! 『SMAP×SMAP生弾丸SP』、観ました。 …加油(注:中国語で頑張れの意味)、二人とも。 これまできついロケはかなりありましたが、『槍ヶ岳』を終えた時点で怖いものは何も無し(きっぱり)。 二人が頑張るのを楽しみにするだけです。 いっそマラソンしながら観光してきてくれてもいいかな(買い食いだけは厳禁)。 ただし、二人とも足には気を付けてもらいたいですね(←足を痛める事態だけは避けて欲しい)。 ドラマ、観てます。 今、私が一番恐怖していることは『ドラマのレビューが間に合うかどうか』ということ。 …現にSMAPがドラマ4本+恐怖番組で活躍されたとき(『新撰組!!』『砂の器』『プライド』『僕と彼女と彼女の生きる道』『ほんとにあった怖い話』)、レビューが追い付かなくなりましたし。 今回はまだ2本ですから、頑張ってみようと思っております。 …で、レビューはしないのですが、『鹿男あおによし』も見ちゃってます。 だけど、番組宣伝で『タケミナカタ』という言葉が出てきたとたん、つい釣られてしまったのです。 『フジテレビのファンタジー』という時点で、かなり危険な出来になるだろうとは思っています(遠い目)。 実際、一話でも神話ネタが少なくて寂しいです(もっと『ダヴィンチ・コード』並みに情報てんこ盛りにしてほしい)。 次回からは話が動くみたいなので、そこに期待した方がいいのかな。 神道の伝説を通して、神道に込められていた昔の日本人の風習や文化・心情を紐解くドラマになるといいと思います。 …無論、『期待したら負け』と言い聞かせていますが(再び遠い目)。 『ストリングス』と『西遊記』。 今週、金曜日でなんとか『薔薇の無い花屋』と『レンタルマギカ』のレビューを終わらせました。 そこで、今の間に『ストリングス』と『西遊記』のDVDを見ることに。 『ストリングス』、面白かったです。 …テンポより、余韻を大事にしてほしかったかな。 特に(ネタばれ 手をくれた奴隷との出会い)の下りは、もう二三言欲しかったかな? また、ラストも(ネタばれ 自分の国の軍勢を全滅させる)のは一国の王子として問題があるかと(汗)。 でも、自分と父の罪を認めていくストーリーは良かったです。 …草なぎ君、ロボッツの頃よりさらに心情を込めるのが上手くなってましたね。 『西遊記』も、改めて観ると俳優陣の努力が滲んできます。 『未放送シーン集』が無かったのはショックでしたが(…台本の時点で、すでに無かったのか。血涙)、その代わりメイキングでいろいろ考えたり。 映画を見てきたときに、言うべきことはもうほとんど語りつくしちゃったので、ここでは繰り返しません。 ただひとつ言えるのは、自分でも驚くほど、香取君版『西遊記』に対して思い入れています。 和製アニメはすべてTRPG化されている!? 最近読んだ本は『バカバカRPGを語る』(著・友野詳 Roll&Role Books 新紀元社)。 アメリカ産の馬鹿らしいゲームを紹介する本なのですが、第三章にびっくり。『米国で流行った日本アニメ・漫画はほとんどTRPG化している』 『超時空要塞マクロス』に、『少女革命ウテナ』に、『スレイヤーズ』に、『ヘルシング』に、『トライガン』に…etc.etc. それも、ちゃんと原作を再現できるようにデータ集としてもかなりの出来だったりするようです。著作権許可も取っています。 『美少女戦士セーラームーンd20』や『ドラゴンボールd20』(d20とは、ルールの名前。)などは、和訳すれば日本でも一千部は売れるんじゃないかな。 講談社よ、TRPG部門を設立しませんか(切実)。 さあ、今晩は『佐々木夫妻』。楽しむぞ!
2008/01/20

星が司る命運を、祭り上げ、捻じ曲げる――それが、星祭りである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ということで、待っていた『星祭り』編です。 原作は中編小説『魔法使いと星祭り』(『レンタルマギカ 魔法使いの宿命!』収録)。 アニメではかなりの殺風景な祭りでしたね。でも原作ではもっと大がかりな準備があったり、星祭りの異様な光景だとか、もっと派手なんですよ。 …神社を神様に押しつぶさせるとか、原作にない派手な演出をするぐらいなら、今回をもっと凝った描写にしてほしかったのですが(泣)。 いや、作画のためにしょうがないんですよね(…と、無理やり自分を納得させる)。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『朔夜と猫屋敷の会話』のシーン。 原作未読の方は、絶対意味が分からなかったと思います。 このシーン、実はいつきの右目が過去の出来事を映し出しているんですよ。 原作での描写をここだけ抜き出しますね。>時々、こんなことが起こる。(中略)いつきの右目は勝手に呪力をたぐり、関連する過去や幻想の光景を見てしまうのだ。 原作では『委員長の祖父のエピソード(アニメ第一話)』『アディと父親の過去(第五話と六話の間)』、『穂波とアディの学園時代(前回)』・・・と、結構いろんな場面で『過去視』の能力が出てきます。 ただ、これまでアニメはその能力を散々ぼかしてきていたので、「アニメの中では妖精眼の『過去を視る力』は描かないんじゃなかったのかいっ!」と、思わず画面にツッコみましたよ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 省かれた描写・省かれたエピソード。 原作がちょっと長めなので、やはり省かれた部分は多いですね。 前後編でやってくれてもいいくらいの内容なんですよ…。 今回で一番私が不満なのは、『星祭り』の光景があまりに簡略化されたことですね。 もっと異様な光景であり。そしてなぜ猫屋敷が猫を飼うのか、それも分かるはずの光景でした。 『星祭り』における猫屋敷と圭の細工の仕合も、ちょっと見どころでした。 また、省かれたシーンには『影崎と圭の会話』なんてものも。 魔法使いらしからぬ部屋、そしてコンプレックスなどで荒れ狂った様子などが伝わってきます。 このシーンを見て、『ああ、木村(拓哉)君が十歳若ければ、実写でいけたのにっ』と思ったことは内緒です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みかんと圭。 みかんと圭は仲がいいんですよ、ほんとは。 『圭が事務所に訪ねてくるシーン』や、『圭が4WDで山まで送るシーン』でも、その中の良さが描かれています。 原作では、『星祭りの反動で傷ついたみかんを、圭が直視できない』という描写もありました。 このあたりの描写が完全に削除されていましたね。 大好きな圭と慕っている猫屋敷が争うことになり、みかんは衝撃を受けています。 それでもみかんは『星祭りをやり遂げる』と、ぼろぼろの体で祭壇に向かうんです。 このあたりも、是非原作でチェックして欲しいですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 省かれた真相。 『三年前の星祭り』には、アニメでは描かれなかったもう一つの真実があります。 原作ではアディリシアの活躍により暴かれるのですが(その意味では、原作はアディのファンも必見)、是非アニメと合わせて読んでみて欲しいんです。 圭が追い詰められた、もう一つの原因。 それを知った時、物語の印象はもっと変わると思われます。 現代社会で魔法を選ぶ、その悲哀を原作から感じてください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 石動圭。 彼は、私のお気に入りのキャラの一人です。 原作者も気にいってるようで、あとがきには>「努力と根性と小器用な才能、おまけにいろいろな卑怯で(猫屋敷達との実力の差を)補っている」とあります。 いろいろな無茶(下法)に手を出しつつ、捻くれた性格ながらも努力する…。 そんな彼にはぜひ長生きしつつ活躍してもらわないとね。 原作には彼の再登場エピソードもあるんですが、アニメはそこまで追いつけるかな…? 個人的には次の事件(OPで示唆されている分)を丁寧に描いて欲しいので、できれば第二シリーズで改めて描いてくれればと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 星は慰撫され、呪力は巡り巡る。
2008/01/18

その男は寂しげに笑う。 ――花々の下に隠れた、薔薇の棘が覗くように。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 始まって5分。 物語を描く技法の巧みさに、息を飲みました。 まるで丁寧に描きこまれた小説や、伏線をちりばめたリプレイ本のページを捲る、その時の期待と興奮。 それが、ドラマの前で広がったんです。 静かで、でもそこで織りなされる陰影の模様は細やかで、人を飽きさせない。 その細やかな陰影を、香取君が自然体に演じているのがとても印象的でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 香取君の演技。 どちらかといえば『キャラクターを作り込む』役柄・演じ方の多かった香取君。 そんな彼が、『役を生きる』ように素に近いキャラクターで演じているのはとても新鮮でした。 無理に明るいわけでなく、無理にトーンを上げるのでなく。 主人公が『いい人』であろうとし続ける姿と、香取君の表情が見事に重なっているように思われました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『エロスとタナトスは仲良し』理論。 『エロスとタナトスは仲良し』という理論があります(『新人賞の取り方教えます!』久美沙織著 徳間書店からの引用)。 “対になる感情を描くことで、両方がより際立つ”という物語の理論です。 この理論について、野島伸司さんは『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』(以下、『SOS』)の時のインタビューで答えています。 要約すると『「SOS」の直前に携わっていた作品が「フードファイト」だ。 「フードファイト」では自分の原案を山崎純也君が思っていた以上に明るいタッチで描いていた。 すると、悲しみがより一層際立っていた。 明るく描くことで、悲しみが目立つことを、山崎君から教えられた』といった内容です。 野島さんは『SOS』から、『エロスとタナトス』理論を積極的に取り入れるようになったそうです。 今回も『善意と悪意』、『好意と裏切り』、『優しさと冷たさ』といった対になる感情を、意図的に入り混じらせています。そして細やかな感情の模様を描いているのです。 その感情の模様の中に、伏線が散りばめられていて目が離せなくなるんですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『いい人』? 『太陽と北風』の喩え話の時、雫が「父ちゃんみたいだ」といいます。>「太陽はあまり近づくと真っ黒こげにしちゃうかもしれない」 それが、本当は『英治』自身の思いだとすぐに見抜いたから。>「自分のことしか考えない。自分さえ良ければいい。自分の為には、自分の為だけには頑張れる」 同じ意味のことが、もう一つの比喩にも含まれています。>「(薔薇は)他の花とは違う」 つまり、『薔薇』も『太陽』も過去の自分を示しているんですね。 雫の頭巾以上に深く、心の仮面(ペルソナ)を英治は被っているんですね。 ただ今でも、『夢中になったら周りが見えない』素顔が覗いていて、同居人の直哉を突き飛ばして出て行ったりしてますが(汗)。 ここからは推測ですが。 英治は『近づきすぎたが故に、雫の母親を黒焦げにし、棘だらけにした』と自戒しているのかもしれませんね。 そして、そんな自分を他の花々のようにしたいと願い、花屋になり。 そして、『薔薇』を売らないことで、昔の自分を思い出さないようにし、他人を傷つけないようにしているのでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 院長が怒り狂う理由。 かつて『薔薇』であった英治が犯し、院長が怒り狂う理由。 それは何なのかは分かりません。 …『母親が子供を産んだ時に、怒り狂って主治医や看護婦を殴り殺した』とか、そんな可能性もないわけじゃありませんが(←いや、それはないだろ)。 >「自分のことしか考えない」 これだけ聞くと、“『Mの悲劇』(TBS系。稲垣君主演)で主人公・安藤衛が狙われたのと同じような理由”という可能性もありますね(遠い目)。 しかしながら『Mの悲劇』でも思ったのですが、『無関心』や『自己中心的』は現代人が抱え込んだ普遍的な心の闇です。 そうでなければ、「群衆の中の孤独」なんて言葉が生まれたりしません。 それを断罪するならば、英治だけに向かうのはおかしいと思うのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『盲目のヒロイン』?「無神経に物を言いつつ、障害を感じさせない女性」というのは、最近テンプレートのようになってきてますよね。 野島伸司さんはそう言ったテンプレートを使いこなす人なので、今回も「ああ、流行りだもんね」と納得してしまったのです。「それにしても、無神経過ぎてヒロインとしてはちと引くな…」「しかし、盲目ってまた黄金パターンだな…」と、思っていたら。>「薔薇がいいわ。真っ赤な薔薇」>「顔の印象は瞳で決まる」 …その台詞に目が見えない人が、『言い切るなよ』と思わずツッコミ。 ここでは普通、『いい香りがするから橘を』とか、『さみしい声をしてますね』とかですもの。 がらんどうの部屋に、「引っ越してきたばかりにしても、床に物を置けない生活だとしても、おかし過ぎるっ。 しかも、今のため息って……『まるで目の見えないふりに疲れ果てた』ぐらい、異常な疲労具合だし」とツッコンでいたんですよ。 …いえ、それは『潜入捜査』ネタ好きの発想であって、実際にはあり得ないだろ…と思ってたら。 …溜息の解釈は、正解でした(待て)。 いくら人の顔の見分けが苦手な自分でも、手術場で出てきた女性が『美桜』だとはすぐに分かりましたもん。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雫。 >「育て方、間違ったかな…」>「ううん、間違ってないと思うよ」 そのさらりと言い返すニュアンスに、私はノックアウトされました。 前半など『声優さんが声を当ててるのかな』などと本気で考えちゃうほど。可愛い以上に、演技がうまいですね。 …不気味なまでのカリスマ少女ですが(苦笑)、周りにも愛されるのもわかっちゃうほどのいい子ですね。 『存在を肯定されて育てられること』、それが大切なことだと私は思います。 その意味では、一度も起こらなかった英治の教育は理想といえるかもしれません。 そんな彼女が、これからどんな活躍をするのか楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ つながり。 例え英治が、過去に大罪を犯していたとしても。 彼が雫を育てながら築いた人脈まで、傷つけられる必要はないはず。 英治が傷つけられようとするとき、マスターや桂子、直哉も巻き添えになるかもしれないのです。 そこまでの権限が、あの院長にあるとは思えないのです。 『復讐』に他人を巻き込む時、その行為は決して許されることはないのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 直哉。>「堕させようとしたことで…」 ひょっとしたら、彼女、ほんとは妊娠してるのかもしれない。 それでも産みたいから、『妊娠は嘘』と言ったのかもしれない。 その意見は穿ち過ぎかな…? それはさておき、直哉は昔の英治そっくりなのかもしれませんね。 だからこそ、英治は直哉を追い出せないのかもしれません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単なるいい人、ではなく。 『暴言ハンディキャップ・ヒロイン』でもなく。 パターン化されつつある設定を壊し、もう一度研磨するように作りなおしているのがこのドラマです。 その変化球的なものを、丁寧に緻密に描き出す姿勢に私は感服しました。 続きが本当に楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ちーずさんの『どらまのーと弐』に、このドラマのレビューがあります。 紹介させていただきますね。どらま・のーと弐 薔薇のない花屋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そして花屋の、優しく温かく切なく残酷な物語が始まった。
2008/01/17

学校の怪談。 ――そのほとんどは、英吉利より日本へと伝えられたものである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 観た人からは『ハリー・ポッターみたい』と称される十三話。 実際、原作の段階からハリポタ風味全開ですから(笑)。衣装は違うんですけどね。 原作を読みながら思い浮かべたシーンあり、原作からは思いもよらぬ場面もあり。十三話に関してはかなり高評価です。 クライマックスの魔法の描写も、それなりに悪くはないかな(←ようやく、視聴者からの声が届いたかな?)。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 原作でのタイトルは『魔法使いと学校の怪談』(『レンタルマギカ 魔法使いの宿命』収載)。 原作とアニメの一番大きな違いは『写真』でしょうね。 原作発表当時、『穂波の贖罪』はまだ伏せていました。だから描写も少し違うんですよね。 また、原作では『アディの感情と、魔法論理』が中心。 アディが好きな方や、うんちくが好きな方は原作がお勧めかな。 また、アニメの方が穂波を可愛らしく描いていると思います(原作での穂波って、鬼ですからね…。遠い目)。 原作とアニメ、合わせてみると、今回は特に相乗効果が生まれると思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 次回のタイトルは『星のキオク』。 ということは、『あの人』の登場回ですね(ワクワク)。原作での『あの人』、かなり好きなんですよ(それも、原作者と同じ理由で)。 声優さんは誰になるのか、どんな描写になるのか、怖くもあり、楽しみでもあります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ かくて二人の少女は、強敵となり、友となる。
2008/01/12

数日前、『佐々木夫妻』でSMAPの曲が使われることが決まりましたね。 Monkey Majik提供の楽曲だそうで、彼らが香取君に書いてくれた<Everybody>が大好きな自分としては期待が高まるところです。 …しかし、こんなに早く楽曲を出してくれるなんて思いませんでしたね。 このまま、一年に6枚ぐらい出してくれないかなぁ(←無茶言うな)。 何はともあれ、ドラマとの相乗効果のある曲であることを祈るばかりです。 そして、今年最初の話題といえば、草なぎ君の5月の舞台も決まったようですね。 タイトルは『瞼の母』だとか(東京の方で1/4発売の『Weeklyぴあ』が情報ソースだそうです)。 ジャンルは『股旅もの』だそうです。 …旅をするもの独特の演出とか、このジャンルでの王道描写とか、興味がありますね。 残念ながら私は観に行くことはできませんが、鑑賞される方は私の分も楽しんできてほしいな。 一昨日に言いたいことを言って、少し落ち着いてきた管理人です。 うん、ここで止まってられませんもんね。 もうすぐ『薔薇の無い花屋』の放送も始まりますし、楽しいことは思いっきり楽しむ(レビューも含めて)しかない、うん!
2008/01/11

今年、1月3日の時点で、サンミュージック事務所公式HPから、『ケディ・ティン』のプロフィールページが削除されていました。 そして、今日の午後更新された、『サンミュージックNews』のページでは、所属タレントの名前からも消えていました。 …今日まで、信じたくなどなかった。 今日の更新まで、単なるページ改装のための閉鎖だと思っていたかったのです。 けど、今日、とうとう『ケディの名前が消えた』ことを認めざるを得ませんでした。 削除に気づいた時から、自分でもよく分からないほどに動揺していました。 昨日の『がんがった大賞』(フジテレビ系)の「あのブームは今?」というコーナーでも、「ケディ、ケディをお願いします!」と半ば本気で願っていたのです。……ブラック・ビスケッツは他局だと、分かっていたのに。 ――名前が無くても、サンミュージックと縁が切れたわけじゃない。 ――例えばジャニーズの公式だって、名前の載っていないジュニアがいるんだ。 ――たんに、一年半前の状況に戻っただけなんだ。 そう分かっていても。 分かっているのに、なんで胸が締め付けられるのだろう。なんで、ここまで泣きそうなのだろう。『チョナンの敵は、日本芸能人でも、韓国芸能人でも、言葉でもない。 政治だ』 昔、チョナンの活躍を見ながら思っていた言葉です。 それは今、ケディの日本活動においても同じことが言えるかもしれません。 ケディが復活を決めた前後から、突然日本における中国への感情が複雑化しました。 『海底油田』、『著作権侵害』、『贋作ブランド』、『危険な食』…。 それらは、日本の国益の点から考えても、無論見過ごすことはできません。 そして、TV番組制作側も、事務所も『上記のことを連想させる中国人(親日傾向の台湾系除く)のタレントの起用』に及び腰になっている可能性もあります。 …いえ、そこまで考えるのは、穿ち過ぎかもしれませんね。 そんな状況であると同時に、『政治と芸能は、まったくの別物』だということも、私達は忘れてはいけないのです。 たかじんさんや爆笑問題さん達がやっている政治討論番組に出演するならともかく、普通のバラエティや旅行番組に出るだけなら、何の問題もないはずなのです。 『ちょっとテレビや映画に出るだけで、インタビュアーが外交問題を尋ねる』ようなことはないんです。 他の国ならともかく、日本の芸能界はそこまで未成熟じゃない。 そして、日本人の視聴者も、タレント個人と出身国の政治を結びつけるほど、愚かで未成熟じゃない。 きっと、ケディが活躍できる場所は、日本にある。 私はそう信じてるんです。 そして、そうTV局関係者にも、ケディ自身にも信じてもらいたいな。 そこまで分かっていても、やはり『名前が消えた』という事実はきつかった。 サンミュージックという大手事務所に所属する痕跡があるというだけで、私は安堵していたのです。 その心の拠り所がなくなった今、私はもっと強くケディを信じなきゃいけないのでしょう。 ケディの、日本に対する思いを。 ケディの、日本芸能界に対する思いを。 ケディの、ファンにたいする思いを。 そして、また今日から、彼女を信じ、待つ日々が、始まるのです。 ケディ。待ってるよ。 それは私だけじゃない。 今もケディを語る人が、ちゃんといるんだよ。 ケディの活動を見、応援しようと思った人々は、あなたを忘れてないよ。 皆、あなたの思い、絶対に信じ抜いてみせる。
2008/01/08

皆様、あけましておめでとうございます。『Feather Folk's Story3- Abominable Awaken - 』に08. Blandnew Life09. To liveを追加、完結しました。「また『ドラマフェスティバル』鑑賞中のドタバタUPかいっ!」というツッコミが聞こえてきそうですが、おゆるしください。 なんで、中居君はピンを一つ残すかなっ(ドラマ見たいんです、マジ)。 …そしてその前の『がんばった大賞』で、「ケディを追跡してくれーーっ!」と叫んだのは内緒です。(←局違いです) 小説の中の皆が出した答えが、正しいとは限りません。 読んだ人が、彼らの結論と行動に何を思い、どんな答えを出すのか。 それがどんな内容であっても、それが読まれた方一人一人の答えだと思います。 まだ『FFS3』については、用語集やキャラクター紹介の更新などが残っています。 そしてその裏話となる『Crow Folks Story』についても、早くUPしたいです(…明日、某事務所公式サイトの状況如何では、自棄になって書き殴ってしまいそうです…)。 正月一発目に、個人的にパニックになるようなことがあったり、いろいろ波乱含みで始まったねずみ年。 パニックの原因については、某公式サイトの更新を待って、お話しするとして。 でも、だからこそいっぱいSMAPを楽しみ、…そして『彼女たち』を待ちたいと思います。 たとえどんな年になっても。 SMAPとケディとジニーに、沢山の加護がありますように。 そして、訪問者の皆さまにも、加護がありますように。
2008/01/07
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