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2006年05月23日

うちの後一匹のわんこ「はな」です。
はなは、もう８歳になり、わんことしては高齢となります。
はなが、家へ来た経緯と言うのは、
実家で、シーズーをつがいで飼っていたのだが、
母が亡くなって間もない頃、法事でバタバタとしていた時、
そのシーズーが出産していたのを気づかなかったらしく、
（おかしな話しではあるが・・・）
５匹産まれていたうちの１匹だった。

２匹残ったのだが、まだ目も開かない掌にすっぽり入る大きさだった為、
面倒が見れないと、ペット病院に預けられていたのだ。
その話を聞き、あまりにも可哀想になって、
ペット病院に迎えに行ったのだ。
保育器の中で、ごそごそ動き回っている２匹がいた。
ミルクのあげ方の説明を受けて連れ帰ったのだが、
２匹のうちの１匹、この「はな」は、後ろ足があしかの様にだらーとしていた。
ペット病院の医師は、立って歩く事はないだろうと言った。
家に連れ帰り、２時間置きのミルクである、
当時、私は、生命保険の外交の仕事をしており、
時間がわりと作れる状況だったので良かったのだが、

ミルクを飲ませながら、はなの足を見ていると
「どうにかならないのかなぁ～」と毎回の様に思った。
ダメもとでいいから出来る事をやってみようと思い。
だらーと後ろに伸びている足を普通の犬の様に体近くに曲げてやったり、
ぬるま湯の中で泳げるくらいの水位にし、

目も開き、離乳食を食べられるまでに大きくなって、
１匹は、跳ね回って遊ぶようになった。
しかし、はなは、相変わらず後ろ足を引きずっていた。
それでも諦めず、上記の事を繰り返しやっていた。
そろそろ、元気な方を知人に譲る事となったのだが、
はなは、この状態なので引き取ってくれる人もいないだろうと、
本来ならば、当時マンションに住んでいたので、
犬を飼うつもりは全然無かったのであるが、
状況が状況なので飼う事となった。

名前を「はな」と命名し、数日が経った頃、
餌をやろうと、名前を呼ぶと、いつもなら前足で這ってくるのだが、
なんと！！立ち上がっている！！
何が起ったのか、私もはな自身も固まっていた。
暫くして、我に返り「はなちゃん、歩ける様になるね(T_T)」と抱きかかえた。

その後、予防注射の接種の為、以前預けていたペット病院に行くと、
そこの医師も、スタッフも驚いていた。
以前の姿が嘘の様に、普通の犬と何も変わらない現在である。
私が思うに、逆子で産まれ股関節を脱臼していたのではないかと推測する。
そんなこんなで、我が家の一員となったはなであるが、
この８年の間、涙した時も、喜びの時にもいつも一緒に居てくれ、
辛い時、悲しい時は、寄り添うように側に来てくれて、
どれだけ心が慰められたか・・・
私が、今こうしていられるのも、はなの物言わぬ支えがあっての事だ。
犬は、人間より先に逝ってしまうものであるが、
出来るだけ長く生きていて欲しいと思う。

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