桜前線が東北辺りまで北上して、ようやく待望の春を迎えているようです。
縦に長い日本列島は、季節の変化にもかなりの時間差がでてくる。梅に始まって桜が咲き、桃が咲いて梨の花が咲くというように、花の咲く時期も少しづつづれている。
面白いのは、その花前線が北上するにつれて、それらの花の時間差が圧縮されていき、福島辺りまで来るとほとんど差がなくなるということ。
それで、それらがものの見事に一斉に花開く。その絢爛さは、耐えに耐えてきた冬を一瞬で忘れさせるような、将に桃源郷そのものの豪華さだ。
♪ そして今梅桜桃梨 (ばいおうとうり) あとさきのけじめのなしに北国の春
堀口大学の詩を基に詠めり
約32万人が訪れるという福島の「花見山」は、昨年の大地震と原発の放射能の影響で観光客が1/3にまで落ち込んだ。今年はその影響も薄れ、春を待ちわびた多くの人々が押し寄せた事でしょう。
公式HPによると、花木畑として再生を図るため、しばらくの間園路も含めた畑の養生をさせるため、公園への入園はできないらしい。
園に至るまでの遊歩道や周遊ルートを利用して花見山公園を含めた周辺の花木畑全体が織り成すすばらしい景観は十分楽しめるとのこと。
「花見山」公園の全景
「花見山」公園 は、福島県福島市にある花卉園芸農家の私有地の名称で、所有者が公園として市民に無料開放している。春のお花見シーズンには多くの観光客を集める一大お花見スポット。
切花出荷用の東海桜を初め、梅、桃、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、サンシュユ、モクレンそしてツバキ等が当園のみならず地区一帯に咲き誇る。そのさまを写真家の秋山庄太郎は「福島に桃源郷あり」と形容し、毎年訪れていたという。
一昨日現在、紅梅、レンギョウ、日向水木、土佐水木、東海桜、彼岸桜、シデコブシや木蓮などが見ごろとなり、染井吉野、ボケ、花桃などが咲き始めたとのこと。
近ければ一度は訪れてみたいところですね。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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