歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2021.09.29
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カテゴリ: 花・生物

♪ この爺が好きなこの花ホトトギス イガイガ毛虫も好きだと知りぬ


 ホトトギスの葉っぱを誰かが食べている。糞がコロコロ落ちていて、葉っぱの形が異化異形。これは堪らんよく見れば、葉の裏側にイガイガを纏いし虫の止まりおり。つらつら眺め見るほどに、デザイン配色見事なり。夜も休まずむしゃむしゃと、葉っぱ裸となりゆかん。

 チョちょいとネット調べれば、イラガを真似た盗作の衣装と知りて驚きぬ。有刺有毒イラガの子、近寄るものを次々と退散させる強きもの。真似て擬態の申し子は、武器は持たない平和主義。涙ぐましき生態の進化の果ての晴れ姿。脱皮重ねて色変わり、派手でお洒落でたくましき。
 イラガに似てぬ成虫の優美みやびな瑠璃の蝶。樹液が好きな変わり者、お花畑にゃ現れぬ。優雅に舞うを見る事の、あまり無いのが恨めしい。


ルリタテハ

 イラガの幼虫は毒針で武装していて、幼虫に触れると激しい痛みに見舞われる。地方名に「デンキムシ(電気虫)」というがあるように、外敵を察知した幼虫が全身の棘の先から毒液を一斉に分泌する。すべての針の先から液体が分泌されるらしい。刺激はかなり強く、場合によっては皮膚に水疱状の炎症を生じ、鋭い痛みの症状は1時間程度、かゆみは1週間程度続くことがあるとか。卵をつぶしたり触れたりしてもかぶれるほか、種類によっては繭に毒毛を付けているものがあるようだ。抗ヒスタミン剤やアロエの葉の汁を塗布するのが有効とされる。

 羽化したイラガには毒は無く、口は退化して何も食べないらしい。寿命も1~2週間程度しかないという。

イラガの幼虫と成虫

Bingの検索画面(拡大します)

 朝7時、先日移動のプランター、よくよく見れば4姉妹、葉裏に夢をみておりぬ。これは大変一大事、葉っぱ喰われて無残なり。毒のない事いいことに、引きはがしたる掌に、丸まるままに動かざり。いじらしい様ながめつつ、はてさて如何いたそうか。踏みつぶすには気がゆかず、隣の畑に放り投ぐ。食性合わず餓死するを、知りつつ他に術もなし。








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最終更新日  2021.10.08 19:31:52
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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