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2017.07.18
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カテゴリ: ファミリー映画
0836 ミラクルズ

『0836 ミラクルズ』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  フレデリック・ダムール
・製  作  クリスチャン・ラローシュ
       キャロライン・エロー
・脚  本  マーク・ロビタイユ
・編  集  エリック・ジェノア

【キャスト】
・カミーユ・フェルトン(笹本明日香)
・リタ・ラフォンティーヌ(桐木山花)
・レイモン・ブシャール「大いなる休暇」(岩波 裕)

・マリナ・オルシーニ「ストリート・オブ・ヒーロー」
                   (山田千華)
・ニコラス・ラリベルテ(両角香奈)

『0836 ミラクルズ』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  LDRD-00037
・製作年度  2009年
・製 作 国  カナダ
・英  題  NOEMIE THE SECRET
・発 売 元  株式会社トランスワールドアソシエイツ
       株式会社エルディ
・販 売 元  株式会社エルディ

・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・リリース  ----
・収  録  本編approx.105分

・音  声  1.オリジナル (仏語) 5.1ch
       2.日本語吹替 2.0chステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、DVD、セル専用
・映像特典  1.オリジナル予告編

【ジャケット】
・オモテ面:不思議な暗号に隠された秘密とは!?
・ウラ面 :ヒミツの暗号を解き明かそう!
        謎解きと発見の楽しさに溢れた
        ファミリー・アドベンチャー
      家族の絆をファンタジックに描いた
      心温まるファミリー・ムービー!
        カナダでもっとも権威のある
        カナダ総督文学賞を受賞した
        児童文学、待望の映画化作品!
      第26回ワルシャワ国際映画祭
      Best Children’S Film部門観客賞受賞

中央に主人公のノエミ。その左側には男友達、右側にはランバグー夫人。ニコニコ笑っているところが印象的だ。右上にはエミールおじいさんの不気味な笑顔。(笑) アライグマやネズミも登場し、本作品のエッセンスが余すところなく描かれている。真ん中には、金貨の山と手帳。“妖精の粉”のような光を放っている。ノエミに家族の秘密を伝えた手帳だろう。
いいジャケットだ。
一転して、ウラ面はシンプルなレイアウトになっている。変に飾らなかったのは、好感が持てる。
総じて、いい出来映えのジャケットだと思う。素晴らしい。

『0836 ミラクルズ』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「“扉を開ける”ことも大冒険」

子供向けの映画の楽しいところは、自由な発想にある。勿論、「子供たちの社会の中だけ」のことだ。けれど、突飛な発想を素直に喜び、楽しむ姿は幼くても、私には好ましい。
大人向けの作品になると、道徳や社会の規範、現実性などが邪魔し、発想が貧しくなる。枠組みの中でしか動けず、CGを使った映像の迫力で押し切ってしまう。コストもかかっているしカタルシスも得られる。それはそれで素晴らしい時もあるのだが、でも、それだけ。後には、何も残らない。

――ノエミは8歳。空想好きで活発な女の子。何不自由のない生活だが、両親が共働きで、留守中は同じアパートに住むエミールとブランシュのランバグー老夫妻のところで過ごしていた。
エミールおじいさんが亡くなって1年が過ぎた頃、ノエミのところにおじいさんの幽霊が現れる。昔と変わらない優しい笑顔に、ノエミは「この家に宝物が隠してある」と言われたことを思い出した。
ランバグー夫人とノエミは、宝物探しを始める。すると、壁の中から本当に大量の金貨が見つかった。然も、エミールおじいさんが書いた不思議な暗号も出て来た。
まだ何か秘密の宝物がある!
ノエミは、暗号を解こうと躍起になる。
……というお話し。

物語世界が狭いところは難点だが、映画としての出来映えはいい。ただ、ジャケットから冒険アクションものだと思っていると、肩透かしをくらうので、思い込みを排して観ることをオススメする。それさえ出来れば、可愛らしい子供向け映画として楽しむことが出来るだろう。(もともと原作が児童文学なので、家族のあり方などもテーマに盛り込まれて、良質な仕上がりになっている)

本作品を支えているのは、ノエミを演じたカミーユ・フェルトン。表情が豊かで可愛らしい女の子だった。
銀行強盗と勘違いしたり、泥棒がいると騒いだり、やや“作り過ぎ”のような気もするが、子供向け映画なので、これくらいで丁度いいのかも知れない。

ランバグー夫人を演じたのは、リタ・ラフォンテーヌ。70年代から活動をしている女優さんだが、あまり日本に作品が紹介されていないようだ。親しみやすそうな顔立ちが、ランバグー夫人というキャラクタとマッチしていた。
カミーユ・フェルトンとはTVドラマで共演している。だからなのか、ノミエとランバグー夫人の関係が、とても自然に見えた。

子供たちの自由な発想は、冒険を生み出し、冒険は喜びを生み、喜びは次の発想を生み出す。そうやって世界が広がって行く。
本作品には、そんな楽しさがある。些細なことでも、大冒険になる。何しろ、物音がする扉を開けるだけで大騒ぎ。警察までやって来る。でも、実は、アライグマが食料を漁っていただけなんですけどね。

残念だったのは、ノミエの男の子の友だちが、ほとんど活躍しないところ。(笑)
やっぱり、幼い頃って、男の子は役に立たないなぁ。(笑)

オススメ!





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Last updated  2017.07.18 05:13:24
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