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2007年04月28日
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カテゴリ: サキのあゆみ
4月に中学へ入学して以来、ずっとテンションが上がりっぱなしの娘、サキ
娘が楽しく学校へ通っていることは嬉しいのですが、一気に生活が変わってしまった娘を見ながら、

大丈夫かなぁ?

と、つい心配になってしまいます。


昨日は前日の遠足の疲れが出ていたため、私が車で送っていくことに。
その30分間、車の中でサキはいろんなことを話してくれました。


「ママ、サキは毎日

学校が楽しい!

って言いながら通っているけど、

こんなに学校が楽しいと思えるのは、きっと(小学生の時に)2年間も学校へ行っていなかったからなんだと思う。

みんなにとっては”学校に行く”のは当たり前のことかもしれないけど、長い間休んでいたサキにとっては校舎、教室、掃除、授業、部活…何もかもがまるで初めてのことみたいに新しい感じがするんだよね。

だからきっと、小学校の一年生の子たちとおんなじような気持ちなのかも?」


「そっかぁ~。

2年間のお休みの間に、サキはいっぱいエネルギーを蓄えたんだねウィンク


サキが中学を楽しいと思える背景には、支援学級の先生方やクラス、部活のお友だちや先輩たちの理解や受け入れ体制がしっかりと整っていることが、とても大きく影響していると思います。私はみんなに感謝せずにはいられません

”不登校”というのは、親にとっても子にとっても、そんなに楽なものではないと思います。
どちらかと言うと、”イヤな思い出””忘れたい過去”のグループに入るでしょう?と思うほど、私もサキも泣きながら過ごした時間でした。

実際、2年はとても長かったです。


でも、今娘の口から出てくる「その時間があったからこそ、今の自分がこんなに楽しくいられるんだ」ということばは、
その2年間を”イヤな思い出”から、”大切な時間”に変えてくれるような気がしました。


「昨日ね、OちゃんとS君と3人で高校のことや将来の夢を話し合ったんだ」

「えっ、 高校!?

中学に入ったばかりなのに、もう高校の話を?」


ママ、中学っていうのは小学校の半分、3年しかないんだよ。

入学する年、中学生生活を楽しむ年、卒業する年のたった3年。

だから、今から高校のことを考えながらいろいろやっていくんだよ」


へぇ~!?いつの間にそんなことを?

「そうなんだ。

もうみんな、行きたい高校が決まってるの?」


「そうみたい。

Oちゃんは勉強が大好きだから、難しい学校へ行きたいみたいよ。

S君は、将来学校の先生になりたいのと、留学をしたい、っていう夢があるんだって。

だからS君は、英語の勉強をすっごい頑張っているんだよね」


「へぇ~~。すごいね!

サキは?

サキももう決まってるの?」


「う~~ん…

サキは、農業高校へ行きたいと思ったけど、一番大きな理由は”制服がセーラー服で可愛いから”だったでしょ?

もうちょっと、どの学校にするかは考えてみようと思う」


「高校へ行きたいの?」

「あったり前じゃん♪

だって、中学がこんなに楽しいんだよ。

高校なんて、もっと楽しいに決まってるじゃん


サキは支援学級の仲間たちとそんな話をしていたんですね~。

「それからね、もうすぐテストがあるでしょ?」

「ああ、中間テストだね?」

「そう。

それも頑張ってみようと思うんだ」


支援学級では、普通学級の生徒と同じテストか、支援学級のテストを選択できます。
通知表の評価も、5段階評価を希望しない場合は、それにも対応してくれます。


小学生の頃は、競争や数字で人を評価することに敏感になっていた娘。
どんなに頑張っても上がらない漢字のテストの点数を見ながら、

(自分は頭が悪いんだ)

という劣等感を心の底にしっかりと刻んだ日々。
私はそんなサキのために、数字の評価はやめた方がいいかも?と思っていました。


ところがサキは、

「あのね、サキには目標があるんだ。

中学を卒業するまでに、ひとつでいいから”5”を取りたいの


「そうなの?

数字の評価が出されても、イヤじゃないの?

”1”がいっぱいあっても、大丈夫?」


「大丈夫だよ♪

2年も勉強しなかったんだもん。

最初は1ばっかりでも当たり前だと思うよ。

サキはこれから2年分の勉強もやって、みんなに追いつきたいな、と思ってるんだ。

もしも本当にひとつでも”5”が取れたら、サキにとっては特別な”5”になるような気がして…


「へぇ~~~、

ずいぶんたくましくなったんだね。

ビックリしちゃうなぁ~びっくり


「ママ、サキはね、 いずみ(適応指導教室。不登校のときに通っていた教室)に戻りたいな、って思うことがあるよ。

あそこは学校と違って、” お友だちに会いに行くところ ”っていう感じだったからね。

卒業して、高校に入ったAちゃんやM君が、楽しく通っているかな?

お友だちができたかな?


って、時々思うし、みんなにまた会いたいなぁ~、って思うこともあるよ。

でも、中学校に通うのは確かに大変なんだけど、いずみにはいつでも戻れるから、サキは学校で頑張ってみようと思う


珍しく、はっきりとした声でそんなことを話してくれるサキ。
ちょっぴり疲れが見える表情ですが、その目は夢や希望でキラキラして見えました。


生きていてくれれば、それでいいよ

長い間、そんな思いで娘を見てきた私の目には、自分の目標をしっかり語る娘が、とても眩しく映りました。

良かった、と思いました。

嬉しいな、と感じました。


サキはきっと、これからも小さな挫折を繰り返しながら生きていくと思います。
でも、前向きに何かに挑戦しようとしている我が子を見ていると、私まで勇気が湧いてくるのです。


いずみの卒業生のコメントに、

100歩進んで、99歩下がる

と書いたサキ。
それは、いかにもサキらしいコメントだと思いました。

みんなよりずっと、時間はかかっても、遠回りして疲れちゃっても、それでもちゃんと一歩ずつは前進していくんだね。

自分のことを一番良く知っているのは、サキ自身なのかもしれません。

サキ、しっかりね。
ママがサキのためにできることはだんだん少なくなってきているけど、ママはいつまでもサキのことを見守っているからね。

ひなたまさみ


ひさしぶりに、愛犬プリンの写真です♪

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娘サキ(中1)の絵本『メロンパンの一日』が、オンラインゲームになりました。触って、動く絵本、ほのぼのとしたストーリーの読み聞かせゲームです。現在、フリーで公開中!ぜひ、見てやってくださいね。
ゲームのやり方がわからない方は 「メロンパンの一日のすすめかた」 を参考に、素敵なエンディングの曲までたどり着いてくださいね~!

























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最終更新日  2007年04月28日 16時00分23秒
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