全3件 (3件中 1-3件目)
1
ローストビーフ 今日は久しぶりの休日だったので、髪をきったり、買い物をしたり地元でゆっくり過ごした。 商店街の肉屋で、ローストビーフ用の肉を買った。職人肌のおやじさんは、何も言わずに、霜降りの肉の大きな塊を冷蔵ケースから取り出すと、だいたいこれくらいかなと、包丁で肉を切り取った。値札を見て固まった。100グラム、600円と書いてあった・・・。計算して青くなる。 家への帰り道、それでも、飲みに行くよりは安いのだと自分を納得させつつ、そう考えると、だんだんと心が弾んできた。 妻と一緒にローストビーフを作る。肉に塩と胡椒をまぶしてフライパンで表面を焼く。たまねぎとにんじんとにんにくを薄切りにもったボールの上に、牛肉を乗せ、電子レンジで調理する。煮汁にしょうゆとみりんをまぜてソースを作り、肉の上へ。所要時間は15分ほど。だけど、信じてもらえないかもしれないが、今までホテルやレストラン含めて、いろいろなところで食べたどのローストビーフよりも美味しかった。 うちの名物料理レパートリーに新たな一品が加わった。
Jan 29, 2006
コメント(0)
こんな時代だからだろうか、街にはあまたのマッサージ店がある。 サービス内容も値段もさまざまだ。 そんな中、お気に入りのマッサージ店がある。「たな・あいる」 店名の『Tanah Air(タナ・アイル)』は、インドネシアの言葉で『ふるさと』を意味するそうだ。ふるさとに立ち寄るような気持ちで立ち寄れる場所としたいという想いがこもっている。 基本理念として、次のように述べられている。 『マッサージ』という言葉は、人によってイメージの異なる曖昧な言葉です。大きく二分するならば、『治療』と『癒し』に分かれるでしょう。もちろんどちらも重要な要素でありますが、タナ・アイルは『人を元気に・笑顔に・楽にする、人対人の、癒しの場』を目指しています。(中略) つまり、我々が考えるサービス業の本質があるのです。直にお客様の身体に触れ、1対1でお客様をもてなし、お客様の目を見ながら親身になって話をする。そういう業態であるだけに、心からお客様を思いやる心、奉仕の心…いわば『最高峰のサービス精神』ということを常に意識し、これを基本理念としております。 ~たな・あいるHPより~ マッサージの目的を「治療」と「癒し」と定義しているのは、なるほどと感心させられた。その上で「癒し」を表明し、その方法として、心からお客様を思いやる心を重視している。 最高のサービスにとって「心」が重要なのだ。 待合室から、間接照明で照らされた石の廊下を通って、和風で統一された個室に案内される。基本理念で述べられているとおりで、スタッフの方の一つ一つの言動も、もちろんマッサージの内容も「心」がこもっている。ここにくると本当に「癒される」。 マッサージに限らず、最近の店には「心」がこもっていないと感じさせられることが多い気がする。ところが、成功している店は例外なく笑顔に「心」がこもっている。 「癒し」はすべてのサービス業に共通する目的なのかもしれない。
Jan 9, 2006
コメント(0)
パンの話一ヶ月に一回パン教室に通っている。 「手作りパンの会」という講座で、一回につき、2種類のパンを作る。天然酵母を使用して、生地作りや発酵、成形、焼きという過程でふっくらとしたパンが生まれる。 パン屋に行くと、そんなに高くない値段で売られている。たくさんの種類がある。だが、それがどれほど手間のかかるものかは、作ってみて初めて実感した。生地を練る時間、水加減、発酵の温度、オーブンの温度と時間。特に天然酵母は時間がかかる。 粉をんまぜて、水を加え、生地をこねる。こねればこねるほど、生地が滑らかになっていく。人肌のように温かくやわらかくなったら発酵だ。 温度を一定に保ちながら、じっくりと、子供が育つのを待つように、ふっくらと膨らんでいくパン生地を見守る。こねた生地は2倍近くになる。 そして焼き。オーブンは余熱で温めてから、トレイに乗せたパンを入れる。時間がきてオーブンを開けると。なんともいいようのない焼きたてパンの香ばしい香りが広がる。 この工程の一つでも手抜きするとパンはおいしくない。手作りのパンがおいしいのは、パンは人の手で作られるものだからだと思う。
Jan 9, 2006
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1