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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その514・507冊目】・紹介する本響き合うリーダーシップ [ マックス・ドゥプリー ]・サノーさん一言コメント「経営とは哲学であり、リーダーとは人々を本来の幸福へと導く人間を意味している。仕事の意義と意味を考え直す一冊」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「仕事は、その人の一部であり、それ以上の存在だと捉えるのは、それが都合の良い人の主張に過ぎません。なぜリーダーには意義が必要なのかを学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):一時期、一流デザイナーの家具を眺めるという行為にハマった時期があった。ウノーさん(以下ウ):ネルソン&チャーチルやイームズなどの椅子や照明器具は、予算も置く場所もなかったのに、購入を真剣に検討しました。サ:身近な「芸術」、日常の生活に彩りを加えてくれるものとして、いまでも「家具」を選ぶのは好きだ。ウ:その趣味をもっている人にとっては、この本の著者は「有名人」です。サ:著者がCEOとしてリーダーとして「ハーマンミラー社」で活躍したことは、家具業界を知る人にとっては「常識」だからな。ウ:「アート」から「ビジネス」へと発展させるのは、たやすいことではないです。サ:「芸術」は「個性」であり哲学だ。それを束ね、会社として運営していくのがむずかしいことであることは、この本でよくわかった。ウ:この本に書かれている根本的リーダーシップの表現には、シビれました。サ:「人々を解き放ち、最も効率よく人間味のある方法で働いてもらう」という「哲学」は、あらゆる立場、あらゆる現場にいる「リーダー」に届けたい箴言だ。ウ:この表現に至るまでのエピソードにも、胸を打たれました。サ:ある日、ハーマンミラー社の工場で、機械整備工として監督をしていた人物が亡くなった。ウ:その奥様へ、創業者であるデプリーの父親がお見舞いしたとき「いくつかの詩」を渡されたんです。サ:その詩の素晴らしさに、その創業者は深い衝撃を受ける。ウ:「彼は、機械工をしていた詩人だったのか、それとも詩をつづる機械工だったのか?」という答えのない疑問が、それからの「ハーマンミラー社」における哲学を生み出していきます。サ:人は、すぐ忘れてしまうが、仕事は自分の一部であり、その選択の自由は、法律によって保障されている。ウ:そして自分の願望は自分だけのものであることも忘れてしまいます。サ:だから、多くのリーダーは苦しむ。自分の選択、部下の選択、組織の選択の矛盾に直面するからた。ウ:「具体化」が有効です。「なぜ、それがあるのか」「なにが目的なのか」「その本質はなにか」これに取り組むとき、リーダーは解放され、組織も解放されるのです。サ:まあ「日々の激務」のなかでは難しいことだとは思うが、取り組むだけの価値はある。【了】
2018年07月31日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その513・506冊目】・紹介する本僧正殺人事件 (創元推理文庫) [ S.S.ヴァン・ダイン ]・サノーさん一言コメント「マザー・グースの童謡が奏でるのは、連続殺人のしらべ。数学と天文学と心理学が暴く真犯人の動機」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「推理が推理を呼び、論証が真実を暴きます。謎解きよりも、その過程を楽しむタイプの一冊です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):童謡や民話、伝承話などがトリックに用いられる推理小説を「見立て殺人小説」という。ウノーさん(以下ウ):もともと知られている「モチーフ」があって、それが読者と「名探偵」の垣根をとってくれるわけです。サ:横溝正史の『悪魔の手毬唄』は、このジャンルの傑作だ。ウ:今回は、そのジャンルの「開祖」ですが、「マザー・グース」に馴染みがない我々にとっては、その知識を入れておく必要がありました。サ:といっても、マザー・グースの作品や詩集を読むまでのことはなく、どういう作品があって、当時の人々にとってどのような存在なのかだけ仕入れておけば、充分楽しめる。ウ:「見立て」としては「童謡」がベースなので、神秘的かと思いきや、舞台も謎解きも割と「理系」なんですよね。サ:最初の現場は、著名な物理学者である「ディラード教授の屋敷」だからな。その後の登場人物や被害者も「理系」の人間が多い。ウ:その上をいくのが、探偵ヴァンスの推理です。複雑に絡み合った要素を「数理」ともいうべきテクニックでほどいていきます。サ:小さな証拠や伏線を積み重ねて真実に迫るのではなく、大胆な仮説から「方程式」によって検証を行いながら、真実をつくり上げていく印象だ。ウ:でも、複雑で難解かというそうではなくて、登場人物が多いのでややこしい印象はありますが、ミステリーとしては明快で分かりやすいです。サ:著者は療養生活の2年間で2000冊のミステリーを読破し、自らもミステリー小説に対して真摯であり続けるために『ヴァン・ダインの20則』を創った人物だからな。ウ:この『20則』は、推理小説を書く人、読む人にとって長い間「規範」となり続けたものです。サ:「秘密結社・カモラ党・マフィア党などを推理小説に持ち込んではなない」というのは、当時ならではの主張だな。ウ:「探偵自身、あるいは捜査当局の一員が犯人に豹変してはならない」という条項は、なかなか深いです。サ:こうやって、エアコンの効いた部屋で、傑作ミステリーを読める幸せは、過去の先人たちの試行錯誤と忍耐の上に成り立っている。ウ:感謝、感謝、感謝です。【了】
2018年07月30日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その512・505冊目】・紹介する本【中古】 黒リッチってなんですか? 日本のニューリッチ「富裕四族」を徹底研究 /博報堂お金持ち勉強会【著】 【中古】afb・サノーさん一言コメント「日本の新富裕層に迫る。実像と虚像をカテゴリに分けて比較することにより鮮明になる、金持ちの姿」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「こういうノリの分析本、大好きです。難解な専門用語ではなく、イメージだけで伝わる造語が、お金持ちの生活を教えてくれます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):軽い。その分だけ読みやすく、楽しめる一冊だ。ウノーさん(以下ウ):それぞの「ネーミング」も楽しくて、さすがは日本を代表する広告代理店がてがける本です。サ:世帯収入2000万円以上という基準は、いまでは少し「低設定」かもしれない。ウ:いまなら、副業での「成功者」もいるので、1000万から2000万くらい上げても大丈夫そうです。サ:まあ「収入」よりも「消費」に注目しているから、いまよりも「景気がいい」印象だな。ウ:「ストック」も「フロー」を追求するという視点が、すでに「お金持ち」視点なんですね。サ:「富裕4族」という分類は、秀逸だ。ウ「黒リッチ」「隠れリッチ」「守リッチ」「一点リッチ」の4つです。サ:なんで「黒」かというと、「カードの色」なんだな。ウ:いまは審査基準が下がってしまって、当時ほどのステータスはないですね。サ:店で出しても驚かれないし「高級デザイン」の一般カードも多いから、表現としては弱くなってしまったな。ウでも、ニュアンスは一発で理解できます。サ:「全方向に豪華主義、顕示欲も強い」というのは、的確に特徴を捉えてる。ウ:その「代表格」とは別に、可処分所得に比べ派手な浪費を行わず、自己投資や子供の教育に積極的な「隠れリッチ」、相続で代々の資産を「守リッチ」、車、時計などの趣味に集中する「一点リッチ」が「日本の富裕層」として確認されたわけです。サ:インタビューも楽しい。堂々と応じているのが、成功者像として相応しいわけだ。ウ:でも、やっぱり「リアル」に稼いでいる人には「違いを生む違い」がるわけで、それを探りながら読むのも楽しいです。サ:巻末おまけの普通の人による「富裕層イメージイラスト」も笑える。ウ:「あーわかるわかる「という感じと「え、そうなの?」という感じてでした。その「実像」との違いも「ポイント」だと思います。【了】
2018年07月29日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その511・504冊目】・紹介する本なぜ、イメージするだけで叶うのか? [ 白石由利奈 ]・サノーさん一言コメント「NLPの観点から伝える引き寄せの法則の理論とコツ。ほんの少しの差が、日々の現実を変える」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「イメージしているんだけど、どうも現実と違う。そういう違和感の原因を学ぶ一冊です」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):NLPは昔ほどではないが、いまも支持の強い「願望実現メソッド」だ。ウノーさん(以下ウ):現在の「ワーク」を取り入れた、いろいろなセミナーの「ひな形」は、全てNLPがお手本といっても過言ではないです。サ:というか、そこで行われるワークも、NLPが「モトネタ」だったりするから、15年くらい前に受けたワークでも、今も「しっかり」実施されている場面に出くわす。ウ:この本でもいくつか「懐かしい」感じのワークを確認させていただきました。サ:「自分の棚おろし」ワークは、いつでも、どんな人でも、有効だ。ウ:「自分」って、「自分」で思っているほど、「自分」のことを知らないんですよね。サ:それを伝えると「いや、自分以上に自分のことを知る人間なんていない」と答える人がいるが、いざ、質問したり、ワークしてもらったりすると「いかに自分が自分を理解していないか」について驚くことになる。ウ:ウチの受講生さんたちには、何度も伝えるのですが、いまの社会の仕組みや学校の仕組みは「いかに自分と向き合わないで、生きるか」に全力を注いでいるので、たまに、こういう本で「自分と向き合うとは、どういうことか」を知る必要があります。サ:知るだけでなく、実施する必要がある。多くの本、多くのセミナーは、この「実施する」部分が「自己責任」だから「やる人、やれる人、できる人、できない人」が結果として、分岐してしまう。ウ:偉そうに書いてますが、ウチも自分ひとりではムリだったから、お金という「代償」と「燃料」を出して、前に進むことが出来ました。サ:まあ、だからこそ、そういう認識を得たうえで、こういう本が次から次へと「発刊」されるようになっているわけだ。ウ:それは、けっして悪いことではありません。「新しい本」だからこそ、そのタイミングで手に取る人もいるだろうし、そこで「新しい気づき」が得られるのですから。サ:ただ、「本」が、著者の業務における「ブランディング」や、その「次のステップ」の宣伝ツールとしか機能しないのは勘弁してほしい。ウ:もちろん、この本は違いますが、「本」そのものが、それだけで「エネルギー」をもつのかは、ほかならぬ「著者の情熱」にかかっています。サ:読み手として、良い本が選べるよう精進を続けよう。【了】
2018年07月28日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その510・503冊目】・紹介する本清水義久 金運革命CDブック [ 清水義久 ]・サノーさん一言コメント「全てはエネルギーであり、経済や金銭もその具現化にすぎない。深い考察と実践から贈られる、有効なメッセージ」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「今回も仕掛け満載の一冊です。付録も充実していて大満足の一冊です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):CDは『ゆほびかvol.36』の付録『お金持ち気功CD』のバージョンアップ版だ。ウノーさん(以下ウ):内容は同じものが多かったですが、音源も編集も違うから、今回オリジナルだといっていいと思います。サ:この先生は一貫して「全てはエネルギー」であることを伝えてくれていて、それを実感できる「ワーク」や「アイテム」の提供で、抜きんでている。ウ:もともとは「セミナー」だけで伝えていた内容、ワーク、アイテムも、ここ2年でバンバン「出版」という形でリリースされました。サ:最初は「セミナー」への誘導なのかな?と思っていたが「出し惜しみなし、大盤振る舞い」すぎるので、それは違った。ウ:以前は、セミナーに通って、ある程度「こなれてきた人」に教えてくださったことも、いまでは本となって読むことが出来ます。サ:むしろ、読み手側が「ついてこれるのかな?」という疑問があったが、どうやら「興味がある人だけ」手に取るような「仕掛け」があるらしく「なにも知らない人が手に取ってアレルギー反応を起こす」という心配はないそうだ。ウ:でも、セミナーに出たことがある人が「お得」となる「仕掛け」も満載ですよね。サ:まあ「全てはつながっている」から、違う場所、違う内容で勉強したことと、この本に書かれている「認識」が結び付くのは、楽しい読書体験だと言える。ウ:もちろん、いままで触れたことない方でも、ここに書かれている内容は「王道」であり「近道」となります。サ:昔から「豊かさ」について語られるとき、それは「エネルギー」であり「流れ」であることは定義されていた。ウ:でも、それを現代語訳し、楽しく、わかりやすく伝えるのが、清水先生の「凄さ」です。サ:ウチが嬉しいのは「やっぱり言葉が重要である」ということの再確認だ。ウ:エネルギーを感じるのも、出すのも、制御するのも、やっぱり「言葉のチカラ」が重要だという「前提」は、ウチの実践と同じです。サ:ただ違いうのは、出力の「量と質」だよな。ウ:そこは、今後の課題でもありますが、この本にあるように、天からみて「こいつ、いいやつだな」と思われることを意図して行動すれば「製造元」は認めてくれます。サ:そのためには、より行動する必要がある。ウ:教えてもらったことを「現実化」するのは、行動をおいて他にないです。【了】
2018年07月27日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その509・502冊目】・紹介する本稼ぐが勝ち〜ゼロから100億、ボクのやり方〜【電子書籍】[ 堀江貴文 ]・サノーさん一言コメント「停滞した時代の危険性を提唱し、先駆者であり続けることを宣言した異端者の一冊」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「価値観をお金で表せたなら、それはとてもシンプルでわかりやすいルールとなります。でも、それができるなら人間はもっと違った社会をつくっていたでしょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):ホリエモン。いまでもネットで見かけない日はないから、本当に凄い人物だと思う。ウノーさん(以下ウ):この本は「事件前」ですので、今よりも「尖がって」たし「偏って」いましたね。サ:まあ、基本的な「路線」は変更になっていないと思うが、いまよりも「現金主義」だったことは確かだな。ウ:幕末維新や大戦後の日本における若者の台頭と「自分の行動」をリンクさせて紹介しているのは、なかなかに「勇気」がいることです。サ:普通は「英雄・偉人」と「同列」に自分を語るのは「おこがましい」と考えるが、そういう「リミッター」がないからこそ、数々の実績と前例のない「判決」を受けるまでの「活躍」ができるわけだ。ウ:読んでいて思ったのが、やっぱり「頭いいな~この人」でした。サ:反論、反響、支持、反発、それらを織り込んだうえで、あえて主張している「金第一主義」は、100年後に評価されているかもしれない内容だ。ウ:すごく「表面的」なようでいて、実は「練り込んでいる」主張なんですよね。サ:勉強で身につけた「知識」をクイズの回答として使用するのではなく「実践的哲学」にまで落とし込んでいる。ウ:でも、やっぱり「同意」ではないかも。特に人間の「死」「寿命」については、それを「金持ち」になることによって解消するという「感覚」は、大いに「つまらない」です。サ:実際の医療と経済「金があれば助かる命」は存在するのだから、それほど「事実」との相違はないだろう。ウ:いえ、その点ではなく「死なない」と「勝ち」だと考えるのが、ウチの哲学とは異なるというだけです。サ:確かに、この本ではタイトルにある「勝ち」という状態、条件についての「定義」が曖昧なんだ。だから「稼ぐ」と「勝ち」だけど「なんに対して、どのように勝ち」なのかは、その時々によって「異なる」印象だ。ウ:でも、こういう方が現れるからこそ、世間は面白く、また「経済も回転する」わけですから、貴重な存在であることは間違いないです。【了】
2018年07月26日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その508・501冊目】・紹介する本1秒で彼を夢中にさせる本 (中経の文庫)[本/雑誌] (文庫) / 藤沢あゆみ/著・サノーさん一言コメント「常識や先入観を振り払い、ひたすら恋愛道を拓く著者のメッセージ。世界は誰のためにあるのかを知る」【サノーさんおすすめ度★★★☆☆】・ウノーさん一言コメント「色んな意味で衝撃作でした。でも、支持されている理由を探ると、そこには表面的ではない理由が見えてきます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):これを紹介するのは、反対だ。ウノーさん(以下ウ):抵抗感はありましたが、この「世界観」と、それを成立させている「裏側」を推理するのは、楽しいですよ。サ:とはいえ、5分で読み終わってしまう内容は、思春期真っただ中の女子校に放り込まれたかのような感覚で、ウチが紹介していいものではない。ウ:その感覚が味わえる、貴重な本です。サ:強いて要約するなら、「彼を夢中にさせる」なら、まず「オトコ」とはなにかを知らなければならない。その為には実践的エクササイズが必要で、そのためのテクニックが72個書かれている。ウ:「オトコの人」を「落とす」には「きゅん!」とさせることが必要です。そのための方法は「誘惑する!」「喜ばせる!」「期待を裏切る!」「癒す!」の4カテゴリーなわけです。サ:まあ、心理学のジャンルでも言われていることだ。だか、そのテクニックの具体的内容があまりに「赤裸々」で、本を投げてしまうほど「恥ずかしさ」だ。ウ:実際に読んだ後「マジか!!!」と叫びましたけど。サ:「乙女チック」という言葉が適切かどうかはわからないが、少女マンガよりもはるかに濃密で、妄想に満ちた「世界観」が展開される。ウ:あまりにも凄すぎて「あ、これはヤバいやつた」と思ったのですが、最後まで読んでしまいました。この感覚は夏休みに行った遊園地での「お化け屋敷」と同じ感覚です。サ:入る前は平気、入った後は後悔、出た後で楽しかったという変化は楽しめた。ウ:それだけなら紹介しないのですが、この著者の方、そんな批判や評価を「前提」で、突っ走っている点に「凄さ」を感じたので書きました。サ:「ここまで書ける人ってどんな人!?」と興味を惹かれたあと、この本とは「全く別」の「本人像」に驚かされるわけだ。ウ:びっくりしました。「そっちがオチかよ!」と、またまた叫んでしまいました。サ:そういう「戦略的出版」を学ぶ上では、貴重な一冊だとは思うが、やはり内容だけで紹介する本は決めるべきだと考える。ウ:だから、こうやって「内容を確認した上で、著者を検索してみてください」と伝えているのです。本は、それを読むだけでは「完結」しないエンターテインメントなのです。【了】
2018年07月25日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その507・500冊目】・紹介する本前祝いの法則 [ ひすいこたろう ]・サノーさん一言コメント「日本人が受け継いだ願望実現のコツが、具体的に蘇る。現れる実績が、より強い効力をもたらす」【サノーさんおすすめ度★★★★★+★】・ウノーさん一言コメント「楽しくて、誰にでもすぐに取り掛かれる行動が、これから来る幸せをもたらします。ここまでわかりやすく書いていただけて、本当に感謝です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★+★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):記念すべき500冊目だから、どれを書こうか迷った。ウノーさん(以下ウ):選んでるだけで、2時間近く経っちゃいましたね。サ:古典や歴史的な傑作もたくさんあるが、シンプルに今年の新刊のなかで、一番気に入ったものを選んだ。ウ:これ、既に30人くらいの友達にオススメしましたね。サ:老若男女問わず、誰にでも読め、誰にでも楽しめ、誰にでも役立つ一冊だからな。ウ:「予祝」について、ウチが初めて知ったのは20年くらい前ですよね。サ:当時、通っていたNLPのコースで、「一年後の自分をイメージしながら回答するインタビュー」というワークが最初だった。ウ:初めは「ふーん、こういう暗示もありかな?」くらいの印象しかありませんでした。サ:むしろ、その「一年後のイメージ」を具体化するほうに興味があったからな。ウ:その後、しばらくは本の中で読むだけで、そんなに重要だとは思ってなかったです。サ:『ザ・シークレット』関連やアファメーション関連の「引き寄せの法則」を勉強させてもらったときも「そういえば、以前、どこかで聞いたような」という感覚で、「予祝」という具体までは思い出せなかった。ウ:で、今回この本を読んで「うわー、凄くわかりやすく書いてある」と感激したわけです。サ:「あらかじめ、祝う」というのは、基本的に自己暗示やアファメーションの発展型ではない。ウ:「願いが叶ったかのように、振舞う」という行為とも、根本的に異なります。サ:そういった意図や意思は関係なく、この本に書かれているようなステップと内容で実行するだけで、なぜか「喜ぶべきことが起きてしまう」というメソッドなんだ。ウ:そこは「好み」なんですが、ウチはこの「予祝」を「願望実現」というよりは「波動転換」だと認識して実施していますね。サ:なんでもなくても「祝う」、極めて小さなことでも「喜ぶ」、これを習慣化し、日頃、トレーニングしておくと、「予祝力」が高まる。ウ:例えば、電車に乗っているとき「駆け込み乗車の人」を見かけたときなども「あぶないなぁ」と思うのではなく「間に合ってよかったね~」と反射的に想えるようになるまで「トレーニング」しました。サ:すると、不思議なことに「喜ばしいこと」に敏感になり、「より喜ばしいこと」がやってくるようになる。ウ:以前は、気がつかなかった「好機」に気がつけるようになります。サ:そのステップを体感できれば、予祝は習慣にできる。ウ:そうすると、以前は「恥ずかしい」と思っていた「大げさに喜ぶ」ということが、実は「大切なこと」だったことに、気が付いたのです。サ:いままで全く活用できてなかった。ウ:では、活用できている明日を「お祝い」しましょう!【了】
2018年07月24日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その506・499冊目】・紹介する本脳を活かす!必勝の時間攻略法・サノーさん一言コメント「新しい要素を追加することによって、時間の密度が高まる。この発見の成果は、この著者の実績が物語っている」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「時間管理ではなくて、新しい時間の捉え方です。わかりやすい内容で、大きな成果をもたらしてくれます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):タイトルだけみると「ああ、いつものヤツだね」という偏見をもってしまうが、読んでみると、なかなかに新しく、奥深い。ウノーさん(以下ウ):いわれてみれば、そうですよね~という気づきの連続でした。サ:テーマは「時間」をいかに有効に、自分の「したいこと」に特化して使用できるかを検討したものだ。ウ:「時間攻略の方程式」は、目からうろこでした。サ:「1日の実質的時間=(24時間-睡眠時間-無駄な時間)×脳の活性度」これは、見た目以上に強力な方程式だ。ウ:前半は引き算なので改善しても効果は薄いですが、「脳の活性度」が乗算されることによって、ばく大な実質時間の創出が可能となります。サ:いわれてみれば「ただ起きている時間」と「集中して取り組めている時間」が「同じ価値」なわけはないんだ。ウ:つい「時間」という表現でくくってしまいますが、必要なのは「実質的な時間」であって、それ以外は「カウント外の時間」なんです。サ:なにもしない時間、休養する時間は必要だが、それも「曖昧」となってしまっては「ムダ」となるわけだ。ウ:時間管理のポイントは「脳」だということを、ここまで指摘している本は初めてです。サ:脳幹網様体のスイッチを入れる。日光を浴びる、運動をする、カフェインをとる、これらの行為が「時間を実施的に使えるようにするためのスイッチだとするのは、新しい発見だ。ウ:記憶に適しているのは「寝る前の1時間」というのも、知りませんでした。サ:「レミニセンス」が寝ている間に記憶を整理し「短期」「長期」の記憶を整理してくれるのだから、それを活用したほうが「効率的」であることは間違いない。ウ:自分の身体が「時間」というエネルギーを消費するシステムだとして、その効率を上げ、望む成果を上げることこそ、「時間活用」なのだと教えていただきました。サ:その結果が、この著者の生き様として現実化されているだから、説得力あるな。ウ:NHKアナウンサーで議員秘書で医師・・・マルチ人間はたくさんいますが、異質の「成果」だと思います。【了】
2018年07月23日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その505・498冊目】・紹介する本点と線改版 (新潮文庫) [ 松本清張 ]・サノーさん一言コメント「疑惑に迫るのは、刑事の足と交通機関。移動手段が発達した現代との差を楽しみながら、巧妙なトリックの裏にある人間の愚かさを知る」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「小さな一枚の伝票には、熟練の刑事だけが読み取れる情報が隠されていました。人間の矛盾と殺人が発生する理由を探る旅に出ましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):日本全国に散らばった「点」としての証拠、証言、状況を、丹念に集め検証し、一本の「線」として真実へと結びつけていく。ウノーさん(以下ウ):清張先生ならではの「緻密さ」を楽しむなら、やっぱりこの本です。サ:幾度となく映像化されているが、原作の面白さを超えるものはない。ウ:役者さんや監督が悪いわけではなく、このトリックは、読者の頭の中で「色々な解釈」ができますから、映像にしてしまうと「制作者の解釈限定」になっちゃうんですよね。サ:それぞれの舞台となる都市や景勝地の風景も変ってしまっていて、この小説の「味」であり「伏線」となる「鳥飼刑事の眼から見た風景」と「犯人の眼から見た風景」を再現することは難しい。ウ:あとは「交通手段」が、いまとは違い過ぎます。サ:北海道をつなぐ青函トンネルはなく、なんと新幹線も開業前の時代だからな。ウ:東京から福岡まで、特急で17時間・・・想像できません。サ:だが、この交通機関の違いが、なんとも言えない「楽しみ」を与えてくれる。ウ:当時の人々の「旅情」、日本国内でも「はるか遠い土地」という感覚の楽しさは、現代では失われてしまったものでした。サ:2時間で到着するのと17時間で到着するのとでは、同じ場所でも受ける感覚は全く異なるだろう。ウ:そして、この「交通機関」を使ったトリックこそ、この本が支持され続ける理由の一つです。サ:「空白の四分間」だな。日本の推理小説で「時刻表トリック」というジャンルが確立された瞬間が、この小説に描かれている。ウ:そのトリックの面白さと、人間性を描き、罪を深く抉る哲学性。その両立があり、破綻していない。それが、希代の小説名人・松本清張の凄さです。サ:しかも、アリバイを崩した後、もう一つ仕掛けがあることも、「職人芸」を極めた先生ならではの作品だ。ウ:映像を視て、面白いと思った方は、絶対に原作を読むべき一冊です。【了】
2018年07月22日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その504・497冊目】・紹介する本『【中古】あなたに金持ちになってほしい / TrumpDonald J.』ドナルド・トランプ、ロバート・キヨサキ、メレディス・マカイヴァー、シャロンレクター著・白根美保子、井上純子訳・サノーさん一言コメント「金持ちと、そうでない人の違いを徹底的に解説する。その姿は、大統領となっても変わらない」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「どんな金持ちになるかどうかは、その人の願いによって異なります。でも、結果を金額だけで捉えるなら、これほどの勝利者はいないかもしれません」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):世の中には「凄い人」がいて、そのまた上に「凄い人」がいるが、現在生きている「凄い人」のなかでも、その権力と財力において飛びぬけているのは、間近いなく「第45代アメリカ合衆国大統領」だろう。ウノーさん(以下ウ):その経歴と行動も、もちろん「凄い」です。サ:この本は2008年発刊だから、当時は当然大統領ではなかった。ウ:でも「人生哲学」は、今と変わってないですね。サ:「敵」がいて「味方」がいる。「勝者」がいて「敗者」がいる。「味方」を求め「勝者」となることだけを徹底的に求めるという「姿勢」は、誤解されることも多いと思うが、ある意味「正義」の本質ではある。ウ:当時は「お金」の世界での「勝者」、「選挙」では候補者としての「勝者」、そして「大統領」では歴代ナンバーワンとしての「勝者」をトランプさんはただひたすら、追い求め実現しようとしていることが、この本で確認できました。サ:たから、常に「二極」なんだ。「他人」「身内」「敵」「味方」「国内」「海外」、そしてその二軸を分類するための基準が「勝者」と「敗者」だ。ウ:本当にわかりやすい整理です。このわかりやすさが、難解な政治の駆け引きに「飽き飽き」していたアメリカ国民の支持を得たことは理解できることです。サ:もちろん「勝利」はその要素だけではもたらされない。過去のデータを検証し「未来」に対し最大限の関与となり「布石」を積み上げる。ウ:それが、不動産投資でも政治でも「突飛と思える行動」で結果を生んでいるのですね。サ:いや「結果を生んでいるように見える」が正解かもしれない。投資では、10回やって、8回やられても、2回の「勝利」が残りの「敗北」を打ち消す。ウ:あれだけ「批判」され「変更」や「停止」となった政策があっても、支持され続けているのは、その「感覚」のおかげかもしれません。サ:あとは「人生はゲーム」という「哲学」だろうな。ウ:これ、言葉の印象よりも、遥かに「重い」言葉ですよね。サ:この感覚が「実感」となると、アメリカ大統領にまでなれる、という実例なんだ。ウ:あ、もう一人、表紙で笑っているビッグネームについて書かなきゃ。サ:キヨサキさんのほうは、いつも通り定番の「優しさ」だ。この人も「現実」と「理想」の垣根なんてないことを「実感」している人だ。ウ:大統領になるよりは、金持ち父さんになるほうが楽です。サ:そんな「先入観」は、彼らには存在しない。ウ:ゲームだから「難易度も自分で設定する」ということです。【了】
2018年07月21日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その503・496冊目】・紹介する本『ヴァージン』リチャード・ブランソン著・サノーさん一言コメント「世界を変える人間がたどる、試練と挑戦の日々。地球規模では留まらない、挑戦者の魂を学ぶ」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「あきらめたら、終わり。でも、窮地に追い込まれたとき、前に進む勇気がある人が、どれだけいるでしょうか」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):挫折と失敗は、成長する糧だと、多くの「自己啓発書」には書かれている。ウノーさん(以下ウ):でも、辛いことは避けたいですし、最初から最後まで「うまくいく」のがいいです。サ:だが、挫折と失敗を乗り越えることに「快感」を覚えてしまうと、その成長の速度と規模は「爆発的」に促進される。ウ:それが「今世紀最高の起業家」と称される、リチャード・ブランソンさんの姿ですね。サ:学生新聞の広告営業を、超一流の企業に仕掛ける。しかも「17歳」でだ。ウ:内容もぶっ飛んでます。コカ・コーラには、「ペプシも載せてる」といい、ペプシには「コカ・コーラも載せてる」と電話で伝えるなんて、子供の発想と行動の域を超えてます。サ:しかも、その数十年後には、自分で「コーラ」の会社を創ってしまったのだから、とてつもない「実現力」だ。ウ:その「学生新聞」では、驚くべきことに、ミックジャガー、ジョンレノンも登場しました。サ:ジョンが「曲を提供する」と言ってくれて、それを信じた著者が印刷部数を増やす手配をしたのに、提供されなかったというのは、色んな意味で面白いエピソードだ。ウ:その新聞業を通じて、顧客、読者のニーズの高さを確認したのが、「音楽」というジャンルでした。サ:そしてそれが、バージングループの初期となる「音楽産業」への進出へと繋がっている。ウ:その過程においても、試練が待ち構えていました。サ:そのどれもが「精神力」を試されるものであり、通常では乗り越えられない規模と内容なのが、この自伝の「迫力」となっている。ウ:「回天」という表現が相応しいほどの逆転力です。サ:行動を止めない、できることはすぐに行う。これをいかなる状況でも継続できるのは、生まれ持ったものもあるが、やはり「精神力」だということが確認できた。ウ:ご本人は「参加しなくてはならない。本気で取り組む必要がある。そして素晴らしい仲間をみつけ、幸運に恵まれれば成し遂げられるだろう」とおっしゃっています。サ:その哲学は普遍なものだが、実践者の体験から伝えられるからこそ、コトダマとなってこころに響く。【了】
2018年07月20日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その502・495冊目】・紹介する本図解 話を聞かない男、地図が読めない女 [ アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ ]・サノーさん一言コメント「男女は、根本から違う。だが、その違いがどこから来て、どのように違うのかを理解している人は、少ない」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「同じ人間だから、男女は、だいたい同じ。それは、犬と猫が四本足だから同じだというようなものです。人間という生き物の不思議を探ります」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):さて、男女の違いを説明する本は、数年ごとに新しいタイプの切り口で出版され、ベストセラーになるものも多い。ウノーさん(以下ウ):この本も、よく売れました。サ:つまり、それほど、世のなかの人は「男女が違う」ということについて、興味があるわけだ。ウ:現在の日本では「人間関係」「お金」「仕事」が、三大悩みですが、特に「人間関係」、しかも「男女関係」は、極めて重大な課題となっています。サ:戦争や食糧危機の状態ではその問題は遠のくから、社会が豊かであることの、証明だとも言える。ウ:でも、当事者にとっては、そんなノンキな話ではないです。一刻も早く解決したいと思っている人も多く、こういうテーマの本を、手に取ることになります。サ:この本では「男女の違い」については「根本的に、違う生物だと認識できるほど、異なる」という結論だ。ウ:人間という「生き物」としては同類ですが、思考や思想や発想、行動や能力において、決定的に違うことを、具体的な根拠から教えてくれます。サ:タイトルの通り「男性は、道に迷っても人に聞こうとせず、女性はそもそも地図を読まない」というのは、端的な例ではあるが、本質を突いている。ウ:もちろん、個人差はあり「地図が好きな女性」もいると思いますが、それは「後天的」であり、脳の構造、精神の構造からは「読めない」という結論です。サ:この違いについて、多くの人が「忘れている」か「そもそも知らない」から、余計な摩擦が起こる。ウ:知っていると「先回り」の対応ができます。サ:それを「思いやり」という。「違い」を認識し、互いに思いやることで、関係性は改善される。ウ:でも、それが難しい。なぜなら、男女は根本的に違っているから、です。【了
2018年07月19日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その501・494冊目】・紹介する本世界のどこにもない会社を創る! セコム創業者の痛快な起業人生 [ 飯田亮 ]・サノーさん一言コメント「ド真ん中、ド直球の成功自伝本。志の大きさが、会社の規模を決める」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「読んで痛快、スカッと爽やかな成功者の自伝です。シンプルでわかりやすく、そして正直であることが、人生の秘訣であることを確認します」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):いまでこそ、「警備会社」は当たり前に存在するが、最初の東京オリンピック前までは、考えられない「職種」だった。ウノーさん(以下ウ):「安全と水はタダ」というのが、日本人の感覚でした。サ:まあ、税金を警察に払っているのだから、わざわざ個人で負担する意味が分からなかったんだろう。ウ:その「概念」を覆し、「安全を買う」というスタイルを日本に定着させたのが、「セコム」ですね。サ:その創業者の視点、思想、哲学は、本当にシンプルでストレートだ。ウ:「独立の5条件」は、まさに「天啓」を受けるための条件と一致します。サ:努力すれば大きくなる仕事であること、誰もやっていない仕事であること、人から後ろ指を刺されないこと、大義名分があること、前金も取れる仕事であること、の五箇条だ。ウ:その条件は、誰でも思いつくものですが、それを徹底的に守り、行動を通じて現実にしていくことは、多くの人ができていないことです。サ:その志のもとに生れた「セコム」の成長記録も、シンプルで面白い。ウ:1000億企業も、スタートは手探りだった事実に、勇気が湧きます。サ:あの有名なキャッチコピー「セコムしてますか?」の誕生秘話もいい。ウ:当時のスーパースター長嶋茂雄を起用し、その後数十年にわたり、変更せずに使い続けた「コピー」が「赤坂の料亭の芸者さん」から誕生したというのは、驚きの秘密でした。サ:志があるから、真摯となり、真摯だから、感度が高まる。だから、酒を飲んでいても、ヒラメキが降りてきて、それを実行するセンスが養われる。ウ:「日本式」の成功哲学を学ぶのに、最適な一冊です。サ:哲学や精神も大切だが、こういうわかりやすい「姿勢」を教えてもらえるのは、ありがたいことだ。【了】
2018年07月18日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その500・493冊目】・紹介する本きみの行く道 [ ドクター・スース ]・サノーさん一言コメント「どんなに怖くても、滑稽でも、嫌われても、バカにされても、自分は、自分の進む道を信じる。心の命ずるままに、歩き続ける」【サノーさんおすすめ度★★★★★+★】・ウノーさん一言コメント「あたたかく、やさしく、つよい言葉たちが、前に進む勇気をくれます。いつでも、戻ってこれる場所となる一冊です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★+★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):500回。想像していたよりも、遥かに面倒で、得るものもなく、自分が成長したのかさえ、判定できない。ウノーさん(以下ウ):まあ、1000回やらないと「なにも書かないのと同じ」ですね。サ:ただ、紹介できそうな本を探し、いかに安価で手に入れ、隙間時間で読むという、実践しなければ知らなかった楽しみは、確実に定着した。ウ:ベストセラーや他の方が推薦している本ではない、なんとなく手に取った本が自分にとっては良かった、という体験も、新しい発見でした。サ:500回目に紹介するこの本は、随分有名な世界的ベストセラーだが。ウ:でも、日本人で、知っている人が少ないんですよね。サ:そりゃそうだろ。絵本のコーナーに置かれているから、大人は「知らない」のが当たり前だ。ウ:大人にこそ、読んでもらいたい本です。サ:「疲れて、投げやりになったとき」「辛くて、逃げ出したくなったとき」に、この本は抜群に、効く。ウ:ウチも、ヤバいときに、何度も救ってもらってます。サ:どうして、この独特な絵と簡単なメッセージが、心に染み入るのかは、わからない。ウ:不思議な魔法が、かかっています。サ:魔法というより、「念」だな。スースー博士の「想い」が、絵と文字に込めれてる。ウ:どちらも「目に見えない」点で、一緒です。サ:メッセージは、平凡で、当たり前で、新しい発見となるものはない。ウ:でも、様々な情報、様々な操作のなかで、忘れてしまう「基本」てす。だから、この本は、いつもそばに置いておく必要があるのです。サ:この本を読むといつも考えるのが、本と出会う「タイミング」についてだ。ウ:『猿読み』を500回やってみて気づいたのも、それですね。サ:本屋に行き、膨大な本の中から、一冊を手に取る。この行動には、自分の現状を知り、次の選択を促す「タイミング」を知るとう意味をもつ。ウ:結果論ではありますが、振返ってみると、その時々の状況、課題や迷いに応じて、本を選んでいることが、はっきり確認できます。サ:そして、それは、確実に「良い方向」へと軌道修正してくれる。ウ:理想は、この読書紹介を読んで、その「タイミング」を感じてくれる人が登場することなんですが。サ:それには、1000回を超えて続ける必要がある。【了】
2018年07月17日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その499・492冊目】・紹介する本銀の匙 (新潮文庫) [ 中 勘助 ]・サノーさん一言コメント「幼少期の思い出を淡々と描きながら、現実と幻想の世界を紡ぎたす。美しい思い出が古き良き日本の社会を伝える」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「子供の頃、世界はただ広く、大人は自分とは違う生き物でした。出会いと別れが、坊ちゃまを大人へと成長させます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):引き出しの奥の小箱には「銀の匙」が入っていて、それは、子供の頃の思い出と直結している。ウノーさん(以下ウ):追想小説は色々ありますが、儚さと美しさで、ファンの多い作品です。サ:1900年初頭の日本の姿、人々の生活が、ありありと浮かび上がってくる。ウ:ノスタルジーというと簡単ですが、なんとも言えない「懐かしい気持ち」がこみ上げてきます。サ:もちろん、ウチが生まれるよりもはるか前の「日本の姿」なのに、懐古的な印象が強い。ウ:やっぱり、自分の記憶ではない記憶から、そういう感覚が生まれるのだと思います。サ:主人公は、比較的裕福な家庭に生まれ、「坊ちゃま」として育った。ウ:当時の「神田」は、火事喧嘩泥棒が横行する「無法地帯」だったんですね。サ:ほんの100年ほど前の「東京」の姿が、あまりにも現代と違うことに驚く。ウ:でも、子供の眼からみた「世界」は、それほどの違いはありません。サ:たくさんの出会い、大人との関わり、同世代の子供との関わり、少し年上の女性へのあこがれや、兄弟ケンカなどは、時代が経っても変わるものではない。そのあたりの描写が巧みで美しいから、誰の心にも「子供時代」の情景が蘇ってくる。ウ:友達との出会いと別れ、子供であるが故の「無力感」や「焦燥感」も、多くの人の胸の奥にある「思い出」とリンクします。サ:そして、成長するにつれて、子供の頃は「絶対的保護者」だった大人が、逆に衰えて、弱くなっていく状況に直面する。ウ:暖かく、大きく、守っていてくれていた大人の手が、小さくしおれている姿に、哀しみを覚えるわけです。サ:だが、それでも人生は続いていく。日々のなにげない積み重ねが、今という状況を生み出し続けている。ウ:だから、たまに立ち止まって、自分の子供の頃を思い出すことは、大切なんです。サ:あまりにも多くの「日常」に押しつぶされてしまう前に、子供の頃の喜びや楽しみを思い出し、その上に現在があることを認識する必要がある。【了】
2018年07月16日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その498・491冊目】・紹介する本ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書) [ 谷岡一郎 ]・サノーさん一言コメント「一流のジャーナリストにして、投資家である著者が挑む、運の存在と実体。新しい定義から生まれる対策」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「運やツキは、非科学ではありません。でも、その本質を捉えることは、科学ではできません。観察と研究により浮かび上がる目に見えないチカラを学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):「ツキ」や「運」に関する本は、つい手に取ってしまう。ウノーさん(以下ウ):それだけ関心もありますし、なにしろウチの仕事に直結する「要素」ですので、その勉強はずっと続きます。サ:「運について」の考察は、大きく分けると「最初からその存在があることは前提で、その本質に迫ろうとしている」タイプと「証明されていない領域であり、その存在を定義し、その利用方法を考える」タイプだ。ウ:この本は、後者ですね。サ:まず仮説として「運は、人生を大きく左右し、人間の手で操作・制御することが不可能に見える事象」だと定義して、それに対する考察が展開されている。ウ:自分の内と外を世界だとして、それ対する「運」の役割や要素を解説しています。サ:20年以上、1000人以上の人生を調べ、その「見えないもの」を文字によって見えるようにしていった作業には頭が下がる。ウ:その研究から得た仮説は、「絶対に起こらないという事象は何もなく、あらゆることは起こり得る」という「世界の実態」です。サ:そして、その仮説から「運を味方につけた人々の傾向」を抽出したわけだ。ウ:運のよいとの5つの特徴として「社交性に富み」「直観力があり」「勇気がある」というのは、その表現以上に説得力があります。サ:そして「ラチェット効果」と「悲観的推測」については、新しい発見となった。ウ:ラチェット効果というのは、いち早く危険を察知し、その場から立ち去る能力です。サ:予知とも受け取れる。状況が悪化する前に、状況を変化させるか、その場を離れる選択ができる人のことだ。ウ:運がいい人は「悲観的推測に基づいて行動する」というのは、意外でした。ポジティブな感じではないんですね。サ:「それは楽観的」という言葉の意味を誤解しているからだ。真の楽観主義者は「推測は悲観的」に行い、それに備える行動をとる。それは、左脳側の機能と言える。ウ:全体的にみると、やっぱり「バランス」なんですよね。サ:運のよい人とは、見える世界も、見えない世界も、相対的なバランスをとることができる人のことだ。ウ:だから「左右対称」を、人は「美しい」と感じるのですね。【了】
2018年07月15日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その497・490冊目】・紹介する本金融商品にだまされるな! 本当に正しい預金、債券、個人年金の使い方 [ 吉本佳生 ]・サノーさん一言コメント「有名銀行だから、大企業だから、そんな理由で信用していたのでは、虎の子の資産する守れる時代ではない。正しい知識が、正しい選択を生む」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「金融商品の規約なんて、読んだことがありませんでした。パンフレットに書かれない、本当の目的を知ります」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):「オレオレ詐欺」は、社会問題となってからずいぶん経つが、いまだに根絶されない。 ウノーさん(以下ウ):金融機関でも対策が施され、水際で防げるようになってきたはずですが、いまだに驚くほどの金額が「詐欺」によって奪われています。サ:「親心」や「罪悪感」という「心理」を利用し、徹底的に弱点を突くことによって、第三者からみたら明らかな「ウソ」が、当事者にとっては疑うべくもない「本当」に変換される。ウ:顔の見えない電話ですら、誘導が可能なのですから、これが「社会的信用」がある機関、銀行や証券会社で行われた場合は「イチコロ」です。しかも、巨額の広告費をかけ、社会的認識を高めていば、ほとんどの人が信じてしまいます。サ:もちろん、この本の著者も「金融商品」が「詐欺」だとは言ってない。合法的な商品であり、社会に認められた「売り物」だ。でも、それを「買う」人にとって、あまりに「誤解」されるような「売り方」が行われているから、このタイトルとなる。ウ:少し前の本なので、現在はパンフレットや商品内容が若干異なりますが、大筋では、それほど変化してません。サ:銀行は、預金者の「金の動き」を把握している。大きな収入があったとき、すぐに案内があるのが「資産運用」だ。ウ:預金してても、マイナス金利です、さあ、安全に投資しましょう、というのは、銀行にとってもお客様にとっても、悪くない話です。サ:だが、それを売る際に「都合の悪い情報」を伝えていない。ウ:だって、それをしっかりと伝えたら、「それほど良い投資ではない」ことに気が付きますから。サ:リスクとリターンで考えれば、パンフレットにある記載とはかけ離れた「投資」だ。ウ:でも、それを銀行も証券会社も「売りたい」のは、なぜでしょう?サ:他の「商品」に比べ、売り側にとっての短期的なリスクが少なく、安定した手数料収入が見込めるからだ。ウ:投資で勝っても儲かるし、やられても、手数料は確保できる。ある意味、金融機関にとっては理想の商材です。サ:それが事実なのは、この本がいまだに売られている事実が証明している。ウ:まあ、売る側としては反論したくなるような表現もありますが、しないですね。サ:しないのではなく、できない、が正解だ。ウ:事実を学ばないと、大切なお金を守れないという、よい一例です。【了】
2018年07月14日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その496・489冊目】・紹介する本いずこより(新潮文庫)【電子書籍】[ 瀬戸内寂聴 ]・サノーさん一言コメント「恋愛の不可思議さと、人間の矛盾を実体験に基づいて描く。小説家の因果応報を学ぶ」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「いつの時代も、男と女の関係は他人には理解できません。あの人の過去を知ることで、人生の意外さを学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):いまでも、瀬戸内寂聴さんのお姿を見かけることがある。ウノーさん(以下ウ):講演会やテレビで、大活躍です。サ:この作品は「寂聴」という名前を得る前、人気作家だった頃のペンネームだ。ウ:内容は、驚きの「リアル愛憎劇」です。サ:三角関係ならまだしも、四角関係というのは、昼間のメロドラマでもやらないだろう。ウ:これが、あの、説法をする寂聴さんの過去なのかと、驚くばかりです。サ:22歳で結婚と出産、青年・音彦との運命を感じた出会いから、不倫のすえ離婚。ウ:その音彦さんも離婚後すぐに「捨てて」しまいます。サ:その後、小説家として自立する過程でも、不倫。ウ:相手は、先輩作家・小田です。サ:しばらくは、小説家の同志として「愛の巣」つくりあげる。ウ:懸賞小説で受賞し、受賞後第一作の『花芯』は、生々しい男女関係を描いた「問題作」としてセンセーションを巻き起こします。サ:そこで登場するのが、最初の浮気相手だった音彦だ。ウ:これには、びっくりしました。サ:主人公と小田、音彦、小田の妻という構図が出来上がる。ウ:多くの人が眉をひそめる「関係性」ですが、文中で本人たちは「あっさり」してる印象なのが、面白かったです。サ:音彦は口では「不潔」だと言いののしっているが、この作品中では誰よりも「不潔」な存在として扱われている。ウ:まあ、事業資金をせびりつつ、小田との直接対決はしないというのが、男の弱さを見事に描いていると思います。サ:で、あげくの果てに「若い女」と結婚すると告白したのだから、なかなかの「ダメっぷり」だ。ウ:この波乱万丈、奇想天外な「私小説」と、現在の「寂聴さん」のお話しを読むことによって「つくづく、人間というものは不思議な生き物だ」と理解できるわけです。サ:いや、こういう体験をしてきたからこそ、いまの「包容力」があるのだと考えれば、それほど、不思議ではないかもしれない。ウ:いえいえ、ここまで「一貫性のない」生き物は、他にはいません。自分の生存よりも、恋愛を選択してしまうのは、人間だけです。【了】
2018年07月13日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その494・487冊目】・紹介する本【中古】 働かないで年収5160万円稼ぐ方法 たった1年で収入を20倍にした元「月収24万円の平 / 川島 和正 / アスコ [単行本(ソフトカバー)]【メール便送料無料】【あす楽対応】・サノーさん一言コメント「日本のネット起業の黎明期を生み出した一冊。よい手本となるかどうかは、読み手次第」【サノーさんおすすめ度★★★☆☆】・ウノーさん一言コメント「事実は事実として受け止め、それを目指すかどうかは、自己責任です。稼ぐという行為が転換した起点を学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):いまでも「賛否両論」ある著者だが、先駆者であったことは間違いない。ウノーさん(以下ウ):様々なメソッドやノウハウを実践し、結果を得たのですから批判は関係ないです。サ:もちろん、この本を読んで真似した方のなかでも、結果を得た人もいるだろう。ウ:タイトルから受ける印象は、自分達の先入観や価値観がどのようなものであるかを認識させてくれます。サ:「働いて稼ぐ」ことは「美徳」へと直結しているから、タイトルや内容に対し、通常は「自然な抵抗感」を感じるだろう。ウ:でも、それを乗り越えるだけの「証拠」の羅列により、好奇心から興味へ、興味から行動へと発展します。サ:むかし、アメリカ人の師匠から聞いた話しを思い出す。ウ:「現代社会において、強烈な吸引力をもつキーワードを教えてあげよう。それは、楽して、急に、金持ちになる、だ」と教えていただきました。サ:まあ、ある意味「禁じ手」でもある。現在の社会は、基本的な構造として、そのキーワードが成立する機会は少ない。ウ:その少ない手段も、多くの場合「最初の数%」の人の「利益」だけを生み、すぐに終了してしまいます。サ:逆に言うと、その「最初の数%」に入ると、この著者のようになる。ウ:ここで書かれている「ネットオークション」「アフェリエイト」「情報ビジネス」は、10年前は確かに「楽して、急に、金持ちになる人」を生み出しました。でも、現在は、そのモデルを売る人たちの「市場」となっています。サ:システムやルール、SNSを始めとした新しい媒体が誕生するたびに「最初の数%」の人が生まれ、それを追いかけようとする頃には、すでに市場は変容している。ウ:でも、変らないものもあります。それは、いかに市場が変化しても、媒体が変わっても「利益」を生み出し続けます。サ:それを「本質」という。時代が変わって、常識が変化しても「本当の貢献」については、必ず「報酬」が発生する。ウ:この本も、ネットビジネスも、その時は「本当の貢献」があったからこそ、「働かないで年収5160万円」だったわけです。サ:でも、それが変質してしまうことを理解していないと「違う背中」を追いかけてしまう。ウ:これを防ぐには、常に「誰から学ぶか」を意識する必要があります。サ:あとは「自分の好み」だ。願望に即した願いは「楽しい」からこそ、続く。ウ:その好みが「楽して、金持ちになりたい」だけでは、前に進むエネルギーにはならないです。サ:願いが具体的であれば、金持ちになる願望が目的とはなり得ないことが、自然とわかるんだけどな。【了】
2018年07月12日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その493・486冊目】・紹介する本【中古】 まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う /マーカスバッキンガム(著者),カートコフマン(著者),宮本喜一(訳者) 【中古】afb・サノーさん一言コメント「10万人への質問から現れたのは、常識を覆すための根拠。マネージャーの存在とはなにかを、データ分析から立証する」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「調査は、万能ではありません。でも、その結果を知ることは、自分には見えていない世界を知ることになります。優秀なマネージャーの思考を確認しましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):徹底した調査から、新しい真実をあぶりだす。この手法が得意なのは、実はアメリカ人だ。ウノーさん(以下ウ):意外ですよね。わりと大雑把なアメリカ人というイメージは、完全に誤解ですね。サ:もちろん「研究」という行為は、調査、実験、検証なのだから、得意不得意もないと言えるかもしれないが、それにしてもこの「定型」にそった名著は、アメリカ発が多い。ウ:それだけ、多くの人が「実際は見えてない」「わかってない」という事実が多いということです。一部の実例や自分の体験から、それが全てだと思い込んでしまうわけです。サ:この本は、24の企業、2500の事業部に所属している105000人への調査内容が、主な内容となる。ウ:でも、大学の研究寄りではなく、ビジネス実践向けの調査内容です。サ:調査アンケートは、12の問いからなっているが、その質問も面白い。ウ:「仕事のうえで自分がなにをするべきか、なにを要求されているか」と、急に質問されたら、ドキッとします。サ:「仕事仲間に、だれか最高の友達はいるか?」という質問もユニークだ。ウ:この質問の回答を集計し分析した結果、導き出された共通項が、この本のタイトルです。サ:この本における「ルール」とは、「常識」「共通した意識」や「先入観」という意味合いが強い。ウ:誰かが「よかれと思って」事前に決めた「取り決め」は、実は自分の特性にあっていない、という事実です。サ:「健全なキャリアを積むためのエネルギーは、売り物になる経験を積むことではなく、すでに備わっている才能を発見することから生まれる」というのは、まぎれもなく真実だ。ウ:この本でも確認できたのですが、やっぱり人それぞれの「好み」、つまり「願望」を明確化するのは、極めて大切だという事実です。サ:その手順を軽く考えてしまうから、「ツラい」「苦しい」という感情が湧く。一度、自分にしっかりと向き合い、明確化してしまえば、あとはそれが軸となり、その方向へ進めるようになる。ウ:それを一人でやるのは難しい、というのが、ウチの発見であり、提案です。【了】
2018年07月11日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その492・485冊目】・紹介する本哲学探究 / 原タイトル:PHILOSOPHISCHE UNTERSUCHUNGEN[本/雑誌] (単行本・ムック) / ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン/〔著〕 丘沢静也/訳・サノーさん一言コメント「人間の行動、世界を構築している本質を考えるとき、言語の存在を追求することになる。哲学そのものを探る哲人の言葉」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「哲学が難しいのは、使われている言葉のせいでした。普段、考えないことを考えることの意味を学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):この本もそうだが、哲学においては「人間はなぜ、ここまで考える生き物になったのか?」という疑問が湧く。ウノーさん(以下ウ):この本は「どうして哲学が人間に発生し、受け継がれ、取り組まれ続けているのか?」を「言語」という手段で挑んだ哲学書です。サ:ヴィトゲンシュタインの登場前は、「言語と世界は論理を介して対応している」というのが、主流の解釈だった。ウ:まあ、普通はそんな解釈があることすら興味ないので、その「主流」というのは「哲学」において、となります。サ:その『論理哲学論考』に対して、「言葉というのは、言語ゲームにおける用法にすぎない」と主張したわけだ。ウ:言語は「世界を正しく写し取るものではない」というのは、ウチにもわかります。サ:言語による表現が、正確でないことは日常で起こることだからな。だが「言語ゲーム内のプレーヤー間でかわされる営み」だというのは、わかったようなわからないような感覚になる。ウ:言葉は情報伝達の媒体だという考えから、共通のルールにのっとった「ゲーム」だと転換しています。サ:別に転換しなくても、誰も困らないのにな。ウ:そこが哲学の哲学たるゆえんです。目的がある、課題を解消するという動機ではなく、単に「考えたいから、考えた」という結果が許されるのが、このジャンルなのです。サ:その「認識」も「前提」があるからこそ、成立する「言語ゲーム」なんだ。その姿を言葉によって写し取ることによって、「用法」であるという意味を理解する。ウ:「言語において人間は一致する。それは意見の一致ではなく、生活様式の一致だ」と著者は主張しています。サ:「模範」という「概念」についても、それは「言語ゲーム」としての道具にすぎない、と断じている。ウ:「正確」と「不正確」の違いについての考察は面白かったです。サ:例えば、クイズで「月までの距離は?」と聞かれて、それが数メートル違ったとしてもなんら問題もなく「正解」だが、月へのロケットを飛ばす状況においては、数センチの違いも「不正解」となる。ウ:この「言葉」という、もっとも身近で、もっとも不思議な存在を、哲学という観点から考える、この行為が、新しい発想をもたらしてくれるのです。サ:それと同時に、知恵熱も、もたらしてくれるので、この辺でやめておこう。【了】
2018年07月10日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その491・484冊目】・紹介する本敗者のゲーム原著第6版 [ チャールズ・D.エリス ]・サノーさん一言コメント「王道を歩み続けた金融界の重鎮が遺した、ゲームの遊び方。現代の金融システムがどのように構築されたのかを知り、そのルールを学ぶ」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「株式市場は、私たちが知る前からアマチュアが入れる領域ではありませんでした。だからこそ、ゲームで死なないための裏ワザが必要なのです」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):本を読み続けて、今は、ここに書かれている「結論」について驚かなくなったが、意外と多くの人が認めたがらない「事実」だ。ウノーさん(以下ウ):投資、とくに「株式市場」は、50年前から「機関投資家」のものであり、そこでは、アマチュアが勝ち続けることはない、という事実です。サ:成功している「個人投資家」もいるじゃない、という指摘があるが、彼らが、本当に「株式市場」で成功しているのかは、しっかり調べればわかることだ。ウ:この場合の「プロ」と「アマチュア」というのは、スポーツにおける区分よりも「シビア」です。サ:スポーツなら、アマチュアからプロへという道筋があるが、投資においては、プロは最初からプロであり、アマチュアからプロへと昇格するものではない。ウ:それは、「勝つためのルール」が、プロ用に整備されているからなんですね。サ:言われてみれば当たり前だが、ルールを作るのも、ルールを利用するのも「プロ側」の人間なんだ。ウ:しかもその「プロ」には、「国家」という最上級のプロ組織がバックアップしています。サ:運用益が必要なのは、どのプロも同じ、というわけだ。ウ:でも、この本では「だから、どうするか」も、教えてくれています。サ:インデックスに連動したファンドを買う。これにより、プロが「ミス」した際のフォローにより、利益が転がり込む。ウ:ずいぶん消極的な気もしますが「プロが支配する市場」においては、立派な戦略です。サ:アマチュアとして勝つなら「そもそもプレーしないか、少なくとも通常のルールでプレーしない」というのは、事実からのアドバイスだ。ウ:そうなると、プロ以外の人が選択できるのは、王道の「アセットリロケーションして長期プランで、バランス重視」という選択となります。サ:それを納得するには、もっと実体験が必要かもしれない。ウ:いっそ、人工知能に任せてみましょうか。【了】
2018年07月09日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その490・483冊目】・紹介する本旅愁(下) (講談社文芸文庫) [ 横光利一 ]・サノーさん一言コメント「東洋と西洋、宗教と哲学。異国の地を旅する男女がたどる、日本という異端」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「旅は、自分を見つめ直し、どこから来たのかを考える時間をもたらします。たまには遠くに行ってみましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):著者は新聞記者として、ベルリンオリンピックの取材でヨーロッパを旅した人物だ。 ウノーさん(以下ウ):当時の日本人は、いまのように自由に海外に行ける状態ではなかったですから、多くの人にとって海外は「未知の世界」です。サ:この本は、もともと新聞の連載小説だから、当初はヨーロッパの紹介、海外を旅することの驚きと感動を伝えるものだった。ウ:自然、芸術、施設、新聞記者の目からみた「ヨーロッパ」は多くの人に「憧れ」をもたらしました。サ:実際、この小説を読んだことで、ヨーロッパを目指し、名を成した人も多くいる。ウ:そういうきっかけが、人生を変えるんですね。サ:しかし、この作品が支持されているのは「旅行ガイド」として優れているからではない。ウ:日本を遠く離れ、異文化のなかを旅したからこそ発見した「日本」という国の「不思議さ」と「素晴らしさ」が描かれています。サ:「東洋人が自然にうんざりしてしまって、科学が欲しくてたまらないときに、こちらじゃもう科学にはうんざりして、自然がほしくてたまらないんだ」という主人公・矢代のコメントは、的確に当時の日本が進む道の「危険性」を捉えていたと思います。ウ:西洋で起こった「産業革命」の結果、人々の心と身体は、自然にそぐわなくなっていった、その道を日本も歩んでいることを的確に示唆していました。サ:そして、著者が、この物語を通じて伝えているのは「ヨーロッパの精神」と「日本の精神」は決定的に異なり、表層だけを追いかけることの「危険性」だ。ウ:事実、ヨーロッパを「列強」とし「富国強兵」を選択した国策は、この「誤った認識」から発生しています。サ:そういう指摘を織り交ぜつつ、当時のヨーロッパを旅する「感覚」も楽しめるのが、この小説の良さだ。ウ:日本の伝統、東洋的精神の良さを認識した主人公と、西洋的精神の象徴ともいえるカトリック教徒であるヒロインとの恋の行方も読みどころです。サ:やっぱり「来て見なければわからぬ」だよな。ウ:旅は、出来るだけ、行った方がいいです。いろんな意味で。【了】
2018年07月08日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その489・482冊目】・紹介する本IDEA HACKS!(2.0) 人生と仕事を豊かにする「超」発想のコツと習慣 [ 原尻淳一 ]・サノーさん一言コメント「ほんのわずかな違いが、積もり積もって大きな違いとして結果となる。具体的なコツが、新しい結果をもたらす」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「ヒラメキは、自分だけのものではありません。外に出し、人に伝えることで、成長していきます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):ここまで親切丁寧に「色々なジャンルのコツ」を書いてくれると、どれかやってみたくなる。ウノーさん(以下ウ):89個もありますが、どれもなかなかの「秀作」ぞろいです。サ:ここに書かれている「コツ」を実践して、この本が出来上がったことが良くわかる。ウ:「情報ハック」の実践をされたんでしょうね。サ:とにかくメモを取る、発想を記録する、それは、様々な本で伝えられてきた「鉄板」のメソッドだ。しかし、たいてい三日坊主に終わる。ウ:この本では「ケータイのストラップにペンをつける」というアイデアにすり替えて、わかりやすく、イメージしやすく、ハードルをとことんまで下げた表現をとっています。サ:カテゴリ分けも面白いし、キャッチィな見出しは、さすがだと思う。ウ:企画から「みっちり」作り込んだ感が、楽しいです。サ:メソッドの内容や根拠を書くのではなく、コツだけを伝えているのは、習慣化に導くための有効な手段だと思う。ウ:なにかを始めるとき、やっぱり重要なのはイメージなんですね。サ:自分がとりかかるイメージ、実施しているイメージ、続けているイメージが成立してこそ、はじめて「習慣化」できる。ウ:多くの場合、つい根拠や成功例ばかり伝えてしまっていて、「やってるイメージ」が弱かったりするから、実践にうつせないんです。サ:もちろん、それを行ったときの「メリット」「良い結果」のイメージも重要となる。ウ:これがないと「動機」が生まれません。サ:「動機」は「欲求」だ。この本に書かれている「時間管理ハック」や「意思決定ハック」を求めている自分に気づくこと、それが起点となる。ウ:その「欲求」も人それぞれに異なります。だから、この本でも様々なメソッドが紹介されているわけです。サ:順番としては、「自分の願望を知る」ことが先だと思うが。ウ:それも、人それぞれの「欲求」しだいですね。【了】
2018年07月07日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その488・481冊目】・紹介する本樽 (創元推理文庫) [ F・W・クロフツ ]・サノーさん一言コメント「推理小説の定番となったアリバイというトリックは、この作品から始まった。文字で時間と空間を再現し、謎解きに挑む楽しみを創造した一冊」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「樽のなかから出てきたのは、おがくずと金貨と女性の死体。謎が謎を呼び、巧妙なトリックが時間を忘れさせます。古典的傑作ミステリーです」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):1912年4月、晴れた朝、ロンドン港に入った船の船倉には、ぶどう酒の樽が並んでいた。ウノーさん(以下ウ):運び出す作業は順調でしたが、一つの樽を運び出そうとしたとき、吊り上げていたロープが取れ、樽が落ち、中から出てきたのは、おがくずと金貨と女性の手でした。サ:この作品が、ミステリー小説の金字塔として、いまでも支持されているのは、丁寧で細かい描写と、極めて「現実感」に満ちた「雰囲気」を、読み手の頭の中に、創造するからだ。ウ:あまりに丁寧すぎて、展開が遅く感じられることもありますが、丁寧に読めば、それが「錯覚」であることが、よくわかります。サ:「謎」は全て、一つの「樽」に集約している。これが物語をわかりやすくし、読み手に強い印象を与える。ウ:伏線や登場人物が複雑にならないのも、素晴らしいです。サ:だが、この作品が「歴史に残る」傑作となった理由は、「アリバイ」という「ギミック」の発明だ。ウ:2人の容疑者がいて、どちらにも「動機」がある。片方には「第三者による証言」や「物的証拠」があって、犯行が行われた日時には、別な場所にいたことが立証され「シロ」だ。もう一人のほうは、その「証言」や「証拠」はなく、状況証拠から「クロ」であり、逮捕されるというシチュエーションです。サ:これ以前の推理小説では、この「証言」や「証拠」を探して、辿って、立証するフローだったが、それが完全に覆されたわけだ。ウ:ここで、ミステリー小説のなかに「アリバイ崩し」というジャンルが確立したわけです。サ:探偵と一緒に「証拠探し」をしていた読者が、実は「真犯人」に騙されていくという「感覚」は、この「アリバイ」という「証拠」のトリックによって、覆されたわけだ。ウ:自分がみつけた証拠が真実を隠してしまうという「皮肉」を、小説によって楽しめることになったのです。サ:もちろん、「アリバイ」を崩すための証拠を積み上げる作業という「感覚」も生まれた。ウ:さらに「アリバイを崩した!」と喜んでも、実は、それそのものがトリックだったりして、いよいよ「推理小説の面白さ」が加速するわけです。サ:だが、それらは、小説の世界の中で「真実」として成立しなければならない。ウ:登場人物はもちろん、読者も納得できる「論証」である必要があります。サ:この本は、その「感覚」を生み出すために、スピード感やテンポではなく、「丁寧なリアリティ」を追求し、成功したわけだ。ウ:トリックを知っていても、楽しめる「古典的名作」です。【了】
2018年07月06日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その487・480冊目】・紹介する本どん底からの成功法則【電子書籍】[ 堀之内九一郎 ]・サノーさん一言コメント「その人にとって、素晴らしい人生とはなにか。他人の基準ではない、自分の願望がもたらした結果を学ぶ」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「ホームレスから100億企業。その物語を実演した主人公の言葉に、幸福の意味を探ります」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):多くの成功者の自伝には、人生の「起伏」が描かれており、それは、自伝を出していない人と比較して「激しい」ものとなる。ウノーさん(以下ウ):「谷深ければ、山高し」というのは、多くの物語に共通していると思います。サ:ただ、この本の著者ほどに「強烈」なのは、世界的にみても珍しいだろう。ウ:-ホームレスから、という「実例」は他にもありましたが、100億超えを達成した人は、読んだことがありませんでした。サ:書かれている内容も驚くべきものだ。ウ:脚色なしで、よくぞここまで書いたものだと、感心してしまいました。サ:当時の関係者からしてみれば「許せない」と思うエピソードも、そのまま書かれている。ウ:「すれすれ」ではなくて、そりゃ「アウト」ではないですか?と思う「エピソード」も満載です。サ:だが、そこから得られる学びも大きい。「商売は金もうけのためかい?楽しむためのものじゃないの?」という、ホームレス中からの一言が「転機」となったと記しているが、これは、著者の、それまでの経験と知識と感情という背景があったからこそ、「強い意味」をもった「言葉」だ。ウ:普通の人が、それを聞いても、人生が激変する言葉ではないですよね。人にそれぞれに「効く言葉」が違うという「事実」を確認できました。サ:そして、意識と無意識が、その人の人生にどのように影響するのかも、実例をもつて学ばしてもらった。ウ:この著者の「願望」、この著者にとっての「原点」は、ホームレスでも社長でも、一貫して「変化」していないのが凄いです。サ:そこが変わらないと、世界は変わらない。ウ:だから、100億を超える企業を作っても、不思議な事に「10年たらず」で消滅してしまうのです。サ:もう一つの気づきとしては、やつぱり「企業」は「社長」の生き様そのものであるという「事実」だ。ウ:多くの人が社員としていて、多くの想いが交錯していても、やっぱりその企業の「在り方」は社長そのものです。サ:これは、この「事例」に限らず、無数の過去の事例から確認することができる。ウ:だから、転職する際は、社長のことを調べて、お会いしてから決めることをオススメします。【了】
2018年07月05日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その486・479冊目】・紹介する本問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい新装開店版 (小学館新書) [ 山田真哉 ]・サノーさん一言コメント「会計と心理の、密接な関係を知る。日本式行動経済学入門となる一冊」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「頭ではわかっていても、つい選んでしまうカラクリは、数字力にありました。活躍を続ける著者のマーケティングも学べます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』でブレイクした著者による「行動経済学入門」だ。ウノーさん(以下ウ):身近な例を具体的に紹介してるから、とっても読みやすいです。サ:世の中の「価格」や「表記」に隠された「仕掛け」がよくわかる。ウ:2000円の弁当が「安い」と思えてしまうのは、「魔法」ではなくて「テクニック」です。サ:いつもの「プロスペクト理論」も、身近な例と語りで、わかりやすい。ウ:「3万円の臨時収入」という喜びの記憶より、「3万円入りの財布をなくした」というショックのほうが、遥かに心に残るんです。サ:実際の著者の経験談だから、説得力がある。ウ:この考え方の基本は「常に、人は損を避けるための決断をしている」という「傾向」です。サ:だから、無料や0円といったキーワードが人気となる。ウ:でも、それも溢れかえると、選別が始まります。サ:無料でもいらないもの、必要でないものが選別されていく。ウ:この選別が、実は難しいです。提供側は、本来無料ではあり得ないものを提供しているつもりでも、その有効性や価値が伝わらなければ「いつもの無料」として処理され、無視されてしまいます。サ:かといって、いくら集客のためだとはいえ、無料で続けることは不可能だ。ウ:そのさじ加減を見極め、無料で喜んでもらいながら、本来のサービスを知ってもらうのが「目標」となります。サ:だが、過去の経験や記憶から、「無料」の求心力は、かなり衰えている。ウ:しかも、無料では、「本来、必要な人」が気づいてくれず、「必要でない人」が集まってくる可能性があります。サ:だからこそ、伝え方が重要なんだが、これがなかなか難しい。ウ:一歩、一歩、一回、一回、丁寧に歩んでいくしかないと思います。サ:もちろん、相手の想像を超える「価値提供」が前提になる。【了】
2018年07月04日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その485・478冊目】・紹介する本浮雲 (岩波文庫) [ 二葉亭四迷 ]・サノーさん一言コメント「日本の小説において新たなジャンルを生み出した、市井の人々の日常。心理描写が、日本語の可能性を拡げる」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「昔も今も、日本社会の仕組みは、あまり変わっていません。サラリーマンの悲哀を明治の文学から想像します」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):「くたばってしまえ」と言われたから「ふたばていしめい」、このネーミングセンスが素晴らしい。ウノーさん(以下ウ):一度聞いたら、忘れられない名前です。サ:もちろん、日本の文学に与えた影響も、「忘れられない」作家のひとりだ。ウ:この作品より以前、「文学」で描かれるのは、「物語」であり、「芸術」であり、「虚構」でした。サ:つくりだされた世界や、伝承された物語、英雄や武将のストーリーが中心であり、文字として伝えられるものだった。ウ:でも、二葉亭さんは、「リアリズム」を描いたわけです。サ:しかも、「言文一致」つまり、セリフとしての言葉も、描写としての言葉も、同列で表現されるスタイルを確立した。ウ:いまでこそ、普通のことですが、当時としては、森鴎外さんすらも「小説の筆が心理的方面に動き出したのは、日本ではあれが始めてであろう」と称賛したそうです。サ:現代から読むと「普通」であることが、過去の先駆者のイノベーションであったことを確認する、それは新しい認識をもたらしてくれる。ウ:数々の挑戦、数々の試行錯誤から、「今」が誕生しているわけです。それは「今の当たり前」が、過去はそうではなかったことを知る行為です。サ:その土台があるからこそ、新しい挑戦ができる。ウ:この本の「物語」は文学において「切り取られた日常」を描くことを「創造」しました。サ:主人公は、うだつのあがらない元役人、登場人物は、それを助けようとする女性たちと、立身出世主義者のライバルです。ウ:この人物たちが、小気味よい文体で平凡に日々のドラマを繰り広げるわけです。サ:著者は「実相を借りて、虚相を映し出す」と言っている。ウ:現実と虚構のあいだにある「文学」は、その後の日本に多大なる影響を及ぼしています。サ:拡張や格式ではなく、身近で現実的な社会と、そこにいる人々の「心理」を描写することで、後の人がたどれるような足跡を残したわけだ。【了】
2018年07月03日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その484・477冊目】・紹介する本成功のコンセプト (幻冬舎文庫) [ 三木谷浩史 ]・サノーさん一言コメント「もはやベンチャーとはいえない巨大企業を創造した、経営者の王道。当たり前のことを当たり前にやることの難しさ」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「目先の新しさは、好奇心しか集めません。堂々と道を歩む人に、基本を学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):ほんの十数年前までは存在しなかった会社が、誰もが知っている会社になっている。これは、2000年以降は珍しい現象だ。ウノーさん(以下ウ):もちろん、日々、無数の会社は誕生し、新しいサービスも成長し、少し前までは知らない会社が、いつのまにか立派な企業として「知られる」ようになった例はたくさんありますが、売上、インフラとしての機能、ブランディング、認知度で、「楽天」さんの事例は群を抜いています。サ:日本発で、日本人創業者で、日本人に向けられたサービスという枠で考えると、さらに際立つ。ウ:その創業者の言葉は、本当に「基本に忠実」なものでした。サ:5つのコンセプトは、昔から、脈々と受け継がれてきたものと、表現も含め相違ない。ウ:「常に改善、常に前進」「プロフェショナルの徹底」「仮説、実行、検証、仕組み化」、顧客満足度の最大化」「スピード!スピード!スピード!」の5つです。サ:あまりストレート、あまりにど真ん中なだけに、「抵抗感」をもつ人は少なくない。ウ:すぐに言われるのは「根性主義」とか「ブラック」とかですね。サ:「体育会系」といえばそれまでだが、体力、気力を仕事に注ぎ込むことが、基本だと言われると、やはり「そこまでせずとも」という感覚をもつだろう。ウ:そこで「価値観」の確認が必要です。サ:自分がなにをして、どうなりたいか。どうなりたくて、なにをするのか?その問いを持たない限り、この本も「他人事のブラック本」としか、感じられない。ウ:本来は近道であるはずが、自分の「やりたいこと」と向き合わないから「とてつもなく遠回り」している可能性があります。サ:「先入観」や「誰かの価値観」が、自分の「やりたいこと」を隠し、自分の本心にウソをつかせる。ウ:そうすると、こういった「王道」の話しでも、「批判」の情報に目が行くようになってしまうわけです。サ:もちろん、「仕事」という「概念」に捉われ、「幸せ」を忘れてしまうことは本末転倒だが、自分のやりたいこと、なりたい姿を確認すれば、おのずと「受け入れるべき点」「マネするべき点」が見えてる。ウ:ひとりでやるのが難しいなら、いくらでも相談にのりますよ。【了】
2018年07月02日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その483・476冊目】・紹介する本人性論 (中公クラシックス) [ デーヴィド・ヒューム ]・サノーさん一言コメント「世界は、存在するのか。それは認識に過ぎないのか。哲学の根底に立ち返り、思考により真実の形成に挑む」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「もしも、自分の知覚以外の世界はないとするなら、それはなぜ、外の世界と内の世界を隔てたのでしょうか。回答のない問いを考える機会をいただきます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):哲学の「面白さ」は、過去に「真剣に考えた人」のエネルギーに触れられる点にある。ウノーさん(以下ウ):読んでる分には、こちら側のエネルギーも相当かかりますが。サ:ヒュームは、ロックから派生した「経験論」を確立した哲学者だ。ウ:ご本人は、作家になりたかったみたいですが、著作は見事に「哲学書」になっちゃいましたね。サ:だから、自分で書いた本にも関わらず、初期の編集に関しては「自分の著作」であることを否認し続けた。ウ:確かに、この内容を認めるのは勇気のいることです。サ:「世界の全ては、一切の認識であり、認識は知覚の束にすぎない」これは、自分の認識する範囲でしか、万物は「存在」しないという理屈だから、多くの人にとっては受け入れがたいのは、当然だ。ウ:地球かあって、自然があって、他人がいて、自分がいるのが「世界」だと、ほとんどの人が「認識」しているのですから、急に「それを証明してみろ」といわれても、「そうなっているから」「そう聞いているから」としか、答えようがないです。サ:この「回答のない問い」に命がけで挑んでいるからこそ、哲学は歴史を超えて受け継がれる。ウ:自分で考えるより、それの問いに人生をかけた人の考え方を知るほうが、はるかに効率的で、楽ですから。サ:ヒュームがたどり着いたのは「印象」と「観念」という、「認識」するという行為の分類だ。ウ:さらに、「印象」には「感覚の印象」と「反省の印象」とに、分類しています。サ:そこから、「認証」における「心」の作用を紐解こうとした。ウ:目の前に書かれた「三角形」を三角形だと認識するには、その三角形を「みる」必要がある。でも「見えた」のは「印象」でしかなく、「判断」のためには「これまでの記憶」「一般的な定義」から「一般的な三角形についての想像」を踏まえることとなります。サ:このプロセスを検証しながら、「認識」が先なのか、「存在」が先なのかを論じているわけだ。ウ:基本的に、当時の西洋社会、キリスト教の社会では、「あってはならない」理論ですよね。サ:そこに挑むからこそ、哲学は面白い。【了】
2018年07月01日
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