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大晦日になっちまいました というわけで、今年のベスト本をUPします 昨年は、みなさんからいただいたコメントやトラックバックの数を加味して「2005 おすすめ10冊」というカタチにしましたが、今年は時間がないので、あくまで個人的なベスト本10冊といたしました。1位から5位までの文字リンクは感想を書いた日記とリンクしています。今年もリンク先をはじめとして、たくさんの方を通じてイイ本に出会うことができました。 ありがとうございました♪♪♪ 1 「手紙」 東野圭吾人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。 2 「本格小説」水村美苗まだ優雅な階級社会が残っていた昭和の軽井沢を舞台に、陰翳豊かに展開する、大ロマンの行方は・・・ 3 「ららら科学の子」矢作俊彦男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放をへて帰還した「彼」は30年ぶりの日本に何を見たのか。 4 「ミーナの行進」小川洋子美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがない。 5 「風に舞いあがるビニールシート」森絵都愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語。5位から10位については順位をつけておりません。感想に興味のある方はフリーページの「★著者名別リスト★」を参考になさってください。 2006 年間ベスト本
2006.12.30
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昨日、今日(29日)仕事納めという方が多いようですが、私は明日まで仕事です 仕事納めの方はホントに一年間お疲れさまでした お正月の準備もあると思いますが、まぁ~その辺はテキトーに・・ご家族も理解してくれると思いますよ(たぶん)というわけで12月の書籍代です 9冊 4,438円まだ感想をUPしていない本が三冊あるので、今月は12冊読めました。師走というぐらいでホントは忙しかったけど、仕事はワリキリが必要です 今月の大当たり 今月の当たり ここから下は一度目のUP後追記しました 2006年 年間書籍代78冊 39,187円 @502円ちなみに昨年は・・・124冊 77,260円 @623円読んだ本はコミックと雑誌をのぞいて感想をUPしていますが、積読や読了できなかった本はもあるので実際に買ったのは+15冊(6,000円)ぐらいだと思われます。 去年の6割ぐらいしか読めませんでしたが、理由は突然の人事異動・・・本なんて読んでる場合じゃありませんでした
2006.12.29
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岡山県の山間の集落・撓田。東京から転校してきた中学生が惨殺され、連続猟奇殺人事件の幕が上がる。犠牲者は皆、土地の権力者・朝霧家の関係者。遺体の下半身は、噛み千切られたような傷を残して失われていた。惨劇は、三十年前に撓田を震撼させた忌まわしい出来事の再来か、あるいは朝霧家への復讐なのか―。鬼才・小川勝己が横溝正史へのオマージュをこめて放つミステリの雄編。 <感想> ★★★★☆正直言ってあんまり期待していませんでしたが、そこそこ楽しめました。封建社会が色濃く残る閉鎖的な村、風習や血縁・・・横溝正史へのオマージュをこめたという本書は、いたるところに横溝ティストがちりばめられています。舞台が現代である、語り手が中学生であるという設定で、あのおどろおどろしさをどのように醸しだしていくのか若干不安でしたが、後半の展開が巧くてそれなりにおどろおどろしていました。 個人的には猟奇的な殺人とか見立て殺人なんて聞くとちょっと引いちゃいますが、封建社会の犠牲になる個。 複雑に絡みあった血縁関係などは期待以上でした。 中学生の語り手が冗漫だったり、途中かなり中だるみしたりしていますが、総合点で★★★★☆。 文庫なら損はしないかも・・・・
2006.12.29
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すげぇ~ ですぅ~ 電車 も終点まで行かない折り返し運転をしているようです。折り返し運転といえば前から気になっているのは、自分の乗っている電車がここから先はもう運転しません と言われた場合、乗客はどうなるのだろうか?というコトです。もちろん家族が車で迎えに来てくれれば問題はありません。 待たされる覚悟は必要ですが、タクシーに乗れるお金がある場合もなんとか帰ることが出来ます。 しかし、それに当てはまらない場合はどうなるのでしょうか?新幹線なら座席をホテル代わりに・・なんて聞いたことがありますが・・・ さて、全然関係ありませんが、今年も残り一週間になりました。 この時期になると読書系ブログの管理人さん達は今年のベスト10などをUPされていることと思います。 私も昨年同様UPするつもりですが、ただいま吟味中・・そこで今日はアフィリエイト実績を材料に今年一年を振り返りたいと思います。以前も書きましたが、私がブログを始めた直接のきっかけは儲かるらしい・・・です。 ところが、始めて三ヶ月もすると普通にやっていてはムリ・・・・というコトに気がつきます。当然ながら、根性のない私は努力することもなく、日記の体裁を整えるためにブックレビューを書くときだけアフィリ画像を使っています。そんな私の一年間のアフィリ成績は以下の通りです。クリック数 1,223 売り上げ実績 31件 売り上げ金額 182,231円 獲得ポイント2,140ポイントリンクを張った記憶のないバッグやワンピースが売り上げに反映されています。 どうやら私のブログの経由でお買い物をされた方がいらっしゃるようです。 ブログを始めて二年、相変わらずそのあたりの仕組みは謎ですが、お買い上げいただいたみなさんありがとうございます。 このポイントで新刊本を買わせていただきます 次回は年間の書籍代をUPするつもりです。
2006.12.26
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永井姉妹と森口兄弟は、姉と兄、妹と弟が同級生同士で、常に互いの消息を意識してきた。特に、弟の英二と妹の美浜は、強い絆で結ばれていた。が、ある日、一人が永遠に欠けた。英二が自殺したのだ。美浜は、欠落感を抱えたまま育った街に帰って来る。街はディズニーランドが建設され、急速に発展していた。そこで、美浜は兄の恵一に再会する。バブル前夜の痛々しい青春を描く文庫オリジナル。 <感想> ★★★★☆他者を寄せつけない圧倒的な筆力で、骨太な作品数多くを手がける桐野夏生さん。 メジャーデビューは『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞した93年ですが、それ以前も別名義でジュニア小説やロマンス小説を書いていたようです。 本書も上梓されたのは昨冬ですが、実際に書かれたのはメジャーデビューの5年前。 著者自ら「すばる文学賞」に応募した作品です。 「すばる文学賞」といえば純文学を対象にした文学賞です。 そのせいか一人称で語られる「取り残された人々」の物語は純文学の色が濃いように思います。 さて、本書の舞台は東京ディズニーランドができた頃の浦安です。 今でこそ全国的にメジャーになった浦安ですが、ディズニーランドが出来る直前まで行政区分は東葛飾郡浦安町。 都県境は総武線や京葉道路を中心に都市化が進んだせいで、臨海部は開発の波から取り残され、ある種の真空地帯のようになっていました。 しかし首都高湾岸線の延伸、ディズニーランドの開園、京葉線の開通、それに伴う開発による爆発的な人口流入、そしてバブル経済の足音。 時代の変遷やそれに取り残されていく主人公一家の一人一人を丁寧に描いています。 近作同様、感動とは無縁の作品ですが、桐野ファンの要望には応えてくれる作品だと思います。女性作家・女流作家
2006.12.23
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依頼主の家に住み込み、服を仕立てる「流しのお縫い子」として生きる、テルミーこと照美。生まれ育った島をあとにして歌舞伎町を目指したのは十五歳のとき。彼女はそこで、女装の歌手・シナイちゃんに恋をする―。叶わぬ恋とともに生きる、自由な魂を描いた芥川賞候補作の表題作。アルバイトをして「ひと夏の経験」を買う小学五年生、小松君のとぼけた夏休みをつづる『ABARE・DAICO』収録。<感想> ★★★★☆栗田有起さんは角田光代さんの対談集を読んで、すご~く気になっていました。 芥川賞候補になった表題作は、名刺に「一針入魂 お縫い子テルミー」と書いてある、流しの仕立て屋テルミー16歳の物語です。 流しの仕立て屋という設定もユニークですが、主人公のテルミーもかなりユニークなキャラクターです。 流しの生活を続けているテルミーは仕事以外のことに関して固執するということを知りません。 何事においても無頓着ですが、恋を知ることで少しづつ変化が・・・16歳の女の子の危うさや心の脆さがよく描けています。 やたらセンテンスの短い文章は好き嫌いが分かれると思いますが、小気味いい言葉の連打は読んでいて心地よく感じます。 収録されている『ABARE・DAICO』も小学生の男の子が主人公ですが、同じような文体で終始心地よく読み進めることができます。 個人的には、もう少し毒があった方が好みですが、読後感もいいし思った以上に読みやすい作品でした。 栗田有起さん・・ちょっとハマりそうです♪女性作家・女流作家
2006.12.19
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十七歳の少年に妻を凌辱され殺された男、真鍋。警察官である夫の家庭内暴力に苦しみ、家を飛び出した女、祐子。やがて二人は同じ職場で働くことになる。ある日、少年の出所を知った真鍋は復讐を決意。一方、祐子にも夫の執拗な追跡の手が迫っていた。少年犯罪と復讐権、さらに家族のあり方を問う長編。<感想> ★★★☆☆佐々木譲さんといえば、第二次世界大戦前夜を描いた『エトロフ発緊急電』という作品が最も有名です。 ケン・フォレットの『針の目』という作品と類似点が多いと指摘されたりもしましたが、100%エンターテイメントの読ませる作家の一人だと思います。さて、本書は17歳の少年に妻と子供を惨殺された男性と、夫の暴力から逃れる女性をパラレルに描きながら収斂させていくという構成です。 構成も場面転換も抜群で、エンターテイメントのお手本のような作品ですが、ちょっと引っかかるのが17歳の少年に妻子を惨殺されたと男性という設定です。 実際に読んでみるとわかりますが、実際にあった事件とかなりリンクしています。 当然ながら作者もそれを意識しているようで、前半においては、この男性が抱える心の痛みをかなり丁寧に描いています。 ところが中盤から後半に掛けてストーリーが加速していく段階になると描き方がおざなりになってきます。 実際にあった事件とリンクする未成年の強姦殺人とDV・・。かなり重いテーマを選んでいるにもかかわらず、後半かなり上滑りしているような気がします。 これってエンターテイメントにしちゃっていいのかなぁ~なんて疑問がわきます。 エンターテイメントとしては文句ナシですが、重い題材をチョイスしているからには、ある程度の掘り下げや提言があって然るべきだと感じるのは私だけでしょうか?書評、レビュー
2006.12.18
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感想をUPしてない本が3冊、未読本が4冊あるというのに、また、ブック○フに行ってしまいました・・・・私は30日まで仕事なので、おそらく今年最後のお買い物 久しぶりの山本文緒さん 今『お縫い子テルミー』を読んでいますが、ムショーに大道珠貴さんが読みたくなったので・・表紙からして・・・・久しぶりの小野不由美さんです 『犬神家の一族』公開中ですね! この作品は横溝テイストだそうです お仕事をお持ちの大半の方は、あと10日我慢すればお正月休みですよ 憂鬱な月曜ですが頑張ってくださいませ
2006.12.18
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昨日のお昼は誰もいなかったので、コンビーフ缶を食べました。ミミズのようである・・固まっている油がキモい・・・などと女性陣には不評のようですが、私はコンビーフ缶がダイスキです。付属しているカギのようなもので、くるくると缶の中央よりやや下を巻き取るとミミズの集合体のような肉が出てきます。 マヨネーズと和えてサラダに入れたり食パンに塗ったりするのも美味しいですが、やはり缶の底がついたままの状態でマヨネーズを直接つけて齧るというのが、ワイルドかつ正しい食べ方ではないかと・・「アメリカ人もこんな風に食べるんだぞ!」と父から教わって以来、一人で食べるときは常にそのようなスタイルで食しています。 父から息子へ・・・いずれ長男に伝授したいと考えています。ただしアメリカ人は割愛しようと思います(笑)昨日もワイルドな西部の男の気分で昼食を終え、缶を片付けようとしたら・・その缶にちょっと違和感が・・下に画像を用意するのでよくご覧ください。 コンミート・・・なんじゃそりゃ・・・国産のコンビーフ缶は馬肉が多く含まれているので、メーカーを問わずコンビーフ缶にはニューコンビーフと表記されているのは知っていましたが・・・・早速、ネットで調べたところ・・・・・牛肉がほとんど入っていないのにコンビーフとはケシカランというお役所の通達で牛肉の配合が20%以下のコンビーフ缶はコンビーフの表記が許されなくなったとの事・・どうやらすべてのメーカーで表記がコンミートに変わっているようです。まぁ~どうでもいいんだけど、個人的にはワイルドの象徴であったコンビーフ缶業界にはもうちょっと抵抗をしてもらいたかったなぁ~と感じます。ちなみにコンビーフ缶でもっとも有名なノザキのコンビーフですが、会社自体がなくなってしまい現在はJFE(旧川崎製鉄と旧日本鋼管)がその名前を引き継ぎ、製造・販売をしているそうです。
2006.12.17
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強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。 <感想> ★★★★★参りました・・・。エンターテイメントとして読むならストーリー展開の巧さ。 兄弟の物語として読むなら人の絆とは・・という問いかけ。 そして、読者におもねることなく現実を容赦なく描く社会派小説としての側面。 すべてにおいてパーフェクトです。 本書の主人公は強盗殺人犯の弟という立場にあります。 天から吊るされた不条理の石の下に立たされた主人公にはさまざまな受難が待ち受けているわけですが、作者はそこにヒューマニズムを介入させるという常道をあえて避け、登場人物に次のようなことを言わせます。差別はね、当然なんだよ。 犯罪者やそれに近い人間を排除しようというのは、しごくまっとうな行為なんだ。 (中略) 我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。 自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになるーすべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね。当然ながら、登場人物のセリフに置き換えられた作者の真意は他にあるわけですが、この部分が抜け落ちていると単なるお涙頂戴モノになってしまうような気がします。 直木賞受賞作の『容疑者Xの献身』も含めて最近の作品を読んでないので断言はできませんが、私が読んだ過去の東野作品に限定するなら読者サービスが過剰気味かなぁ~というイメージがあります。 しかし、この作品でそんな思いが払拭されました。 東野ファンで未読の方がいらっしゃれば是非! 個人的には、今年のベスト1です♪書評、レビュー
2006.12.15
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「別れるのは、簡単だった。わたしから誘わない。それだけのことだった」。そこには、男と女の心のふれあいやすれ違いとともに、ささやかな日常がある。ありふれた日常だからこそ切なくもの悲しい人生の一コマを、ささいな男女の心の機微、虚と実のあわいとともに描く。(武)(「ダ・ヴィンチ」2006年12月号)<感想> ★★★★☆無条件で作品を購入してしまう作家さんが、何人かいます。 瀬尾まいこさん、角田光代さん、島本理生さん、村上春樹さん。 そしてもう一人が川上弘美さんです。 川上さんの魅力は文体と語り口だと思いますが、そんな理屈は抜きにして、しばらく読んでないと、あ~川上弘美読みてぇ~という気分になります。 ひとことで言えば中毒というかクセになる作家です。 さて、本書は掌編小説集と題されています。 どの作品を読んでも川上弘美さんだなぁ~と感じる作品ばかりで、中毒者なら充分楽しめます。 個人的にはエッセイ風に書かれた後半の方が好きです。 特に『動物園の裏で』適度な怪しさがたまりません・・・・。 余談ですが、最新長編の『真鶴』。 ある程度読者を選ぶ作品だと思いますが、この作品集の『島』を魅力的に感じられるかどうかが、その基準になるような気がします。書評、レビュー
2006.12.13
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今日は日曜だというのに仕事でした。でも、明日は振休でお休みです♪日曜の仕事は辛いけど、月曜のお休みというのは特別で世界中のラッキーをひとり占めしたような気分になります。近くにレンタルショツプがオープンしたので、DVDを借りてきました。
2006.12.10
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誰かとつながる。それは幸せなことだ・・・待望の初エッセイ!<感想> ★★★★☆この本は、リンク先のKAYOKORINさんの日記を拝見して知りました。初版12月10日。 瀬尾まいこさんの初エッセイです。作品も映画化されて、作家としての地位を確実に築き上げつつある瀬尾まいこさんですが、 本職は中学校の先生です。 そのせいか本書には作家、瀬尾まいこではなく、瀬尾麻衣子先生の側面が多く描かれています。 瀬尾さんが教師として体験したいくつかの出来事は、最新作の『温室デイズ』(未読なのではっきり言えませんが・・)に深みを与えてくれるのではないかと思います。 個人的に瀬尾さんの作品の中では『図書館の神様』が一番好きですが、この作品にまつわる裏話にはブックリでした。 瀬尾まいこファンは是非!!ご一読をオススメします♪女性作家・女流作家
2006.12.09
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先日リンク先の方から、本はどのように整理しているのか?というコメントをいただきました。 自分が年間何冊ぐらい本を買っているのか・・以前はまったくわかりませんでしたが、ブログをはじめてからそれが150冊前後ということがわかりました。 八年ぐらい前に思い切って処分したので、現在手元にある本は過去八年に買ったものということになります。 時々、友達にあげたり、家族が勝手に持っていったりで、実際の在庫数は700~800冊前後ではないかと思います。リビングにもスライド式の書棚がありますが、あんまり入らないので、私の買った本はココに置いてあります。棚というか奥行きのあるプラスティックの箱を積み上げてあるだけです。 青い箱は、奥行きがあるのでハードカバーが40冊ぐらい入ります。 オレンジの箱には、文庫が200冊ぐらい入ります。 書棚が欲しいけど、それを買うお金でどれくらい本を買えるかなぁ~と考えるとしり込みしちまいます。 まぁ~どちらにしても家族の目があるので、そろそろ整理しなくては・・と考えている今日この頃です。本が好き。
2006.12.09
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ホームレスを切望するサラリーマン、老婆を騙そうとする小心ギャンブラーら、落ちこぼれたちの純真を愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説。お笑い芸人として活躍する著者のデビュー作。<感想> ★★★★☆5日に発表になったトーハンの年間ベストセラー文芸書部門で、この本は第二位になっていました。 バカ売れする文芸書の評価は二分するのが常ですが、本書も例外ではありません。 個人的な感想を言うなら、言われているほど巧くはないけど、言われているほど悪くない。 言い換えるなら、より多くの読者獲得を想定しているにも関わらず、ある程度のレベルが保たれている。ということだと思います。 例えば、連作短編は普段本を読まない層には、かなり斬新という印象を植えつけることが出来ますが、ある程度文芸書を読んでいる層からすれば特に目新しくもないし、本書のようにそれを強調されるとちょっと不快だったりするわけです。 やっぱタレント本じゃん・・という諦めの境地で最終章の「鳴き砂を歩く犬」まで読みすすめると、いい意味で期待を裏切られます。 感情表現や泣き所の盛り上げはもうちょっと露骨にした方が一般ウケすると思いますが、程よく抑制が効いているのも好感が持てます。 ベストセラーやタレント本は読まないという信条をお持ちの方にはおすすめできかねますが、この本がちょっと気になっているという方にはオススメします。
2006.12.07
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今週末はボーナスが支給になります 手取り額の15分の一が、私のおこずかいになるという例年の取り決めが今年も有効であるなら、忘年会の会費を払っても若干のお金が私の手元に残ることになります というわけで、かなり気が大きくなりました まずはいつものブック〇フ 合計1,965円 楽天ブックスでのお買い物は半年ぶりですぅ ~ 瀬尾まいこさんのエッセイ♪Kayokorinさんの感想を拝見して・・もちろん新刊★東野圭吾さんです♪alisaさんの感想を拝見して・・こちらは文庫★没後二年、水上勉さんの未刊の作品♪読子さんの感想を拝見して・・こちらも新刊★角田光代さんと対談していた栗田有起さんの作品♪mitsumameさんの感想を拝見して・・こちらは文庫★こちらは3,788円合計で5,753円 一晩で6,000円近く散在しちまいました・・・・でも!この半年間さんざんイヤな思いをした結果手にするボーナスです クレジットカードの請求書が来ても文句は言わせん・・・・といいつつ・・・・チョットというか、かなり心配だったりします・・・ 購入本
2006.12.05
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イビキへの感謝、クシャミに対する不満、そしてメロンたちが直面している苦境!みずみずしい感性と、軽妙な語り口と、適度の毒で今の時代を楽しくひっくり返すエッセイ集。<感想> ★★★★☆アーサー・ビナードさんはやたらと近代文学や日本語に造詣が深いアメリカ人です。 何度かメディアで拝見して気になっていました。日本通の外国人が書いたモノというと「青い瞳の見た日本文化」的なイメージを抱きがちですが、ヘンに斜に構えるでもなく日本語や日々の生活をのほほ~んとした筆致で綴っています。 日本語の文章も巧いし、日本文化にどっぷりつかっているビーナードさんの書くエッセイは日本人が書いたといっても全く違和感がありません。 唯一、違和感?を感じるのは、日本語に対する旺盛な好奇心だと思います。 「吹井戸やぼこりぼこりと真桑瓜」夏目漱石の句ですが、この句に関してはいくつかのテキストが存在しているようで「ぼこりぼこり」で書かれたものと「ぽこりぽこり」で書かれたものがあります。 濁音は半濁音かの差でともすれば見過ごしてしまいそうですが、この句に対するビーナードさんの考察は思わず唸ってしまいました。本書は小学館のWEB日本語に連載していたのをまとめたものです。ちなみの漱石の句に関する考察は連載第32回・夜行バスに浮かぶに書かれています。
2006.12.03
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ふと気がつけば12月になってます これからマスマス寒くなります 今年は、逡巡していた腹巻ライフへの第一歩を踏み出そうかと考えています。 楽天で検索してみました 最も私に適していると思われるオヤジバージョンですが、色が・・・開運らしい・・・男女兼用ですムムッ・・・・いったい・・・というわけで11月の書籍代です 9冊 3870円今月の大当たり
2006.12.02
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