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隠居人はせじぃさんComments
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富山出張の帰任の折、富山空港で富山名物の『鱒(ます)寿司』を土産に購入しました。
鱒寿司(ますずし)は、富山県の郷土料理。駅弁としても知られ、鱒(サクラマス)を用いて
発酵させずに酢で味付けした押し寿司(早ずし)の一種。

紙容器を外すと、曲物(わっぱ)の上下に青竹をあて、太い輪ゴムでしっかり挟み締めて
ありました。

大きな笹の葉を器の底に放射線状に敷き詰め、これを折り曲げて包み込んでいました。

笹の葉を開くと、ぎっしりとピンクの鱒が並べられていました。

肉厚の鱒の切り身が一面に。

付属していたプラスチックナイフで放射状に切断しました。
元来鱒寿司に使う鱒は神通川に遡上してきたサクラマスを使用していたとのことですが、
現在では遡上するサクラマスが少なくなったことと、需要が増えたことから主に外国産の
鱒類、北海道産のものが使用されているよのこと。

空港に置いてあった『ます寿し』の説明書。

保存食の意味合いが強かった昔は、重石の青石を一日以上乗せることもあったと。

江戸時代後期の戯作者、十返舎一九は紀行小説『金草鞋(かねのわらじ)』の中で
「あまりの美味なので、皆ほっぺたを落とし、あたりにはほっぺたがさんらんしていた」と
鱒寿司のうまさをおもしろおかしく伝えたと。
そして『割竹で挟んだ曲げ物を開けると、若笹の爽やかな香りと鮮やかな緑が目に
飛び込んで来る。放射状に並べられた笹をめくると、満開の桜を思わせる淡紅色の
鱒の身が現れる。身の下には、宝石のように輝く純白の酢飯が顔を覗かせた』のでした。
江戸東京博物館へ(その9) 2026.05.26
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