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久しぶりに地元のTSUTAYAでフランス人監督パトリス・プーヤル監督、エジプト・キザの
大ピラミッドの謎に迫ったドキュメンタリー映画・『ピラミッド 5000年の嘘』を借りてきた。
この映画は1999年にパトリス・プーヤル監督がジャック・グリモーの37年間に及ぶピラミッドの
調査と研究を6年間に渡り、徹底的に検証した作品との事。
2007年に映画を撮影開始して、ようやく2012年に日本で劇場公開となった作品。
紀元前2700年から2500年代に建造されたエジプトの遺跡「ギザのピラミッド」を
あらゆる面から検証し、ピラミッドの常識を覆す真実を明かす歴史ドキュメンタリー。
エジプトを専門とする考古学者のみならず建築や人類学、物理学などさまざまなジャンルの
学者や研究者が新説を証言。
墓というだけではなく地理学・天文学の観点から重要な役割を果たしていた事実がかなり
論理的に解明され、技術屋の私にとってはピラミッドの不思議に驚かされたのであった。
『ピラミッド5000年の嘘』の作品の中で、エジプト考古学者たちが唱える説に物を申した
この作品、監督のメッセージは「自分達で考えて欲しい」ということを映画を通じて
訴えているのです。
(以下の写真は原則として、テレビ画面を撮影したものです)


このドキュメンタリーでは、冒頭に数々の疑問・課題が提示されています。
NO1.ピラミッドの底は、大きな岩の塊が残されている。
そして周囲6000ヘクタールを覆う礎石の重さは一つだけでも
乗用車1台の重さ。この重大な事実を指摘した学説はほとんどない。
NO2.800Km遠方から運んだ玄室用の130個の花崗岩は一つあたりで最大70トン。
これを積み上げる作業は現在でも困難であろう。

NO3.大ピラミッドには不釣り合いなほど小さな玄室が3つしか存在しない。
長さ90m、幅90cmの通路が地下の間まで下降する精度は驚異的だ。

NO4.形も大きさもバラバラな乗用車並みの重さのある石を総重量620万トン
200万個も積み上げる精度は今日でも通用するだろう。
一番上の玄室は、完璧な水平と垂直を維持している。
一見するとバラバラのように構成されているに見えるが、法則性があって
積み上げられている。法則性がきちんとされているからこそ、高い耐震性がある
ピラミッドになっており、何回かの巨大地震にも完全に耐えたと。

NO5.ピラミッドが示す北は誤差が100分の5度未満。
現代に匹敵する精度。

NO6.20世紀に入って、春分・秋分の時期に四面がさらに中心線から2つに分かれて
見えることが観測されている。わずかに内部に屈折した八面体となっている。
(しかし、何故最近の写真でないのか不思議)
NO7.建設期間は通説では20年だが、その工事期間で200万個以上の石を
積み上げるのは可能か。
もし定説どおりに、クフ王のピラミッドが20年で建設できたというのであれば、
20年未満の統治だったクフ王の墓という説そのものも、崩れれてしまうのではないか。

1日12時間、無休で200万個の石を積んだとしても、1個あたりの作業時間は
わずか2分半。

NO8.まだ車輪や鋼鉄が存在しない時代に銅製のノミや石、麻縄といった道具だけで
唯一現存する世界の七不思議は築かれたことになる。

たったこれだけで。

ドキュメンタリーではこの『クフ王のピラミッド』のとっても不思議な謎をテーマにして
話が進みます。それに対して、これを否定する考古学者も頻繁に登場。

更に映像は
ギザを中心に赤道を30度(何故30度かは言及なし)傾けた幅100kmほどの一直線上の
帯上にイースター島やマチュピチュ、西安の古墳など世界遺産を含めた巨大な遺跡が
存在していると。
主な遺跡群は、
ペルーのナスカの地上絵、オリャンタイタンボ、マチュピチュ、サクサイワマン、
アルジェリアのタッシリ・ナジェールの岩絵、エジプトのギザの大ピラミッド、
ヨルダンのペトラ遺跡、パキスタンのモヘンジョ・ダロ遺跡、インドのカジュラホ、
タイのスコータイ、カンボジアのアンコールワット、西安、
そして、最後にイースター島のモアイ像が並ぶと。

メキシコの古代都市テオティワカンも。

ピラミッドの頂上にはキャップストーンと呼ばれる四角垂のブロックがあったと
考えられており、キャップストーンが発掘されたものもあると。
ミニピラミッドとも呼べるピラミッドの縮小モデルだったと。
大ピラミッドと同じく底辺と高さの関係でもπを導き出せるのだと。
その寸法は底辺1.57m 、高さ1m。
底辺1mの2倍でも3.14=π(パイ)の値が導き出せると。
しかし、古代エジプトでは、未だメートル法は存在せず、単位として 1キュービット という
単位を使っていたと考えられていると。
その長さは1キュービット=0.5236mであったと。
しかし高さは1mとなっておりメートル法を既に理解していたのかとも。
クフ王の大ピラミッドには円周率や黄金率や光の伝搬速度を示す数値が
内包されているのだと。
よって大ピラミッドの設計は綿密な計算に基づいていたのだと。

クフ王の大ピラミッドは、頂上部は欠け、現在の高さが138.74mになっているが、
本来の高さはh=146.59m。そして底辺は一辺が230.36m(各辺の平均値の誤差11cm)。
高さを2で割ると王の間の頂点に一致すると。

高さを3で割ると、王の間の天井の位置の高さになると。

高さを4で割ると、王妃の間の頂点の位置となると。

高さを5で割ると、地下室の床と一致。
高さを7で割ると、王妃の間の底面と一致すると。

----------つづく---------
江戸東京博物館へ(その13) 2026.05.30
江戸東京博物館へ(その12) 2026.05.29
江戸東京博物館へ(その11) 2026.05.28