JINさんの陽蜂農遠日記

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2020.11.30
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カテゴリ: 国内旅行
「道の駅 上ノ国もんじゅ」を後にして、国道228号から分岐した坂道を暫く上っていくと
左手下に駐車場があり、ここに車を駐め「勝山館(かつやまだて)跡」の散策を開始する。
駐車場横には「勝山館跡ガイダンス施設」があった。
「勝山館跡ガイダンス施設」では模型や映像で勝山館を案内していると。
映像コーナーでは、北の中世史を解説するビデオ、「勝山館とその時代」が放映されているが、
勝山館の発掘結果をもとにしたコンピューターグラフィックスによる勝山館の復元が話題を呼び、
注目されている。
また、この建物の地下にある勝山館の人たちのお墓のうち、火葬墓1、火葬の跡1、
屈葬土葬墓5の計7基のお墓が発掘されたそのままに型取りして元の位置に再現されていると。

人々の暮らしや、北の豊かな中世世界を教えてくれるのだと。



しかし入り口には「準備中 開館 午前10時」との案内表示があったが時間は14:29。
ネットで調べてみると、この日10月19日は月曜日で休館日と。



「勝山館跡ガイダンス施設」内のこの続日本百名城「認定証」の写真を撮りたかったが・・・。


    【https://kazu1207.blog.fc2.com/blog-entry-480.html】より

館内の中央に置いた勝山館の200分の1の復元模型は、正面のガラス越しに現地と見比べる
ことで、より高い臨場感を得られるものとなっていると。


     【https://japanin.jp/image/c1ea2be11b49a6】より

「勝山館跡」散策マップ。



上空からの想像図です。
下の想像図の左側が、上の地図の下側になります。




駐車場の横には小高い山・「夷王山」があった。
標高159mの山頂からは、上ノ国市街はもとより、日本海に浮かぶ奥尻と大島の島影、
熊石方向へ延びる海岸線が一望できる。
付近一帯には約500種の山野草が咲き乱れ、エゾヤマツツジの名所としても有名。
「夷王山」は、松前氏の祖武田信廣や蠣崎氏一族の居館・「勝山館跡」の「詰めの丸」とも

言った。)があると。



「夷王山墳墓群
勝山館跡の背後から夷王山ののあたりに6地区に分かれて600基あまりの墓があります。
2✕1.8m、高さ40cmほどの土饅頭で、径が7mほどのものもあります。
火葬した骨を箱などに納めて埋めたり、遺体を曲げて長方形の棺に納め北枕に土葬し、
土や石を高く積ん墓を作っています。宋銭や明銭、漆塗りの椀や盃が納められることが
多いのですが、大きな墓には硯、玉なども副えられていました。
いずれも仏教様式の墓と思われますが、シロシのついた漆器を副葬した墓やアイヌの流儀で
葬られた墓もあります。また火葬の跡も見つかりました。
これらの墳墓群には勝山館を築いた武田信広とその一族、さらには勝山館を中心に中世の
上ノ国を支えた多くの人たちが眠っていると思われます。」




「史跡上之国館跡のうち勝山館跡」碑。



「勝山館」は、北海道檜山郡上ノ国町にあった中世の日本の城(山城)。
昭和52年(1977年)4月12日、「上之国館跡」のうちの一つ「勝山館跡」として国の史跡に
指定された。平成29年(2017年)4月6日、続日本100名城(102番)に選定された。
築城年代は不明だが、館北端にある館神八幡宮(たてがみはちまんぐう)の創建が文明5年
(1473年)と伝えられているため、この頃の築城と推定されている。蠣崎信広あるいは
その子光広以降、蠣崎氏の本拠地とされていたが、光広の時代の永正11年(1514年)に
松前の徳山館に本拠を移転して以降は、主要な副城として脇館転じて「和喜の館」と称され
一族を配した。
夷王山の中腹、南から北へと伸びる斜面を利用して長さ270メートル、幅100メートルで
総面積20.9万平方メートルの規模を有する。さらに城の背後から山頂に向かって
中世和人の墳墓群(夷王山墳墓群)が存在する。」とウィキペディアより。



山の斜面には、遺跡の存在を示す白い杭が打たれていた。



「第Ⅱ地区36号墳」。



途中、このような看板が。



そしてその直後に、山の木々の間に動くものを発見しビックリ。
カメラでズームして見ると、熊ではなさそうで安堵。色合いと体毛の状況からタヌキのようで
あった。それにしてもフクヨカなタヌキであった。



「夷王山墳墓群のアイヌ墓
仏教様式の墓と隣り合って、頭を東に向け身体を伸ばして埋葬した墓が見つかりました。
身体の脇や上に太刀を置き、漆器や小刀などをそえた男性の墓です。一人は錫製の耳飾りを
つけています。江戸時代のアイヌの墓の様子と同じなので、勝山館の中にアイヌの人たちが
いたと思われます。
このすぐ北は斜面を削って砂利を敷いた墓所で小屋根をかけた墓や、アイヌの子供のものと
思われる墓もあります。」



山道を下っていく。



そして舗装された小路まで来る。



「勝山館の後ろの守り(-神仏に守られて-)
1470年頃、夷王山の東に勝山館が造られました。館の中心部はニつの沢に挟まれた丘の上で、
周りの柵や、前と後ろの空堀(水のない堀)などで守ります。堀に架かる橋から続く道が館の
中央を通り、道の両側には住居などが建っていました。
一番高いところに館の守護神、館神八幡宮があり、夷王山(医王山)には薬師如来などが
祀られました。山の麓には勝山館跡の後ろを取り囲むように650あまりの墓があります。
勝山館の後方は神仏や祖先に守られていたことが分かります。
この近くからは、ゴミ捨て場や井戸、池、倉庫の跡なども見つかっています。」



「搦手」



「城の正面を大手といい、背後を搦手といいます。勝山館の両側は寺ノ沢と宮ノ沢に深く
刻まれ、天然の要害になっています。後ろ側の尾根が細くなったところを堀り切って空堀を作り、
内側に土塁を高く築いてその上に柵をめぐらせ、厳重に守りを固めています。
土塁の中央には門を構え、空堀Ⅲは断面がV字形の「薬研堀」となっていました。
空堀は15世紀後半から16世紀の間にIからⅢの順に造り替えられていますが、ⅡとⅢは一緒に
使われた時期があったとも考えられます。」



周囲は山に囲まれて。



空堀、土塁、そして上部に柵が見えて来た。
そして空堀には木橋が架かっていた。



「空堀跡」



「館神(たてがみ)八幡宮跡」。
全ての遺跡群は発掘調査後、境界を石で、内部は砂利を敷き詰めて保存されていた。



右手に「室町創建社跡」と。



左手に「江戸再建社跡」と。



「館神八幡宮跡
1473年松前氏初代武田信広は館の上に八幡神を祀り館神と称しました。この頃までに勝山館も
出来上がったと思われます。
高い部分を削り下げ、西から南を囲む土塁を造って柵を立て、正面に搦手門を設け堀を渡る
橋を架けています。
土塁の内側で掘立柱の建物跡と礎石立の建物跡が見つかりました。掘立柱は創建当初の社跡で、
礎石は1770年に修理した本殿覆屋の跡と思われます。北東部分の土塁はこの頃に築かれたものの
ようです。
現在の上ノ國八幡宮本殿は1699年に造り替えられたもので、1875年に現在地に遷された
北海道最古の建造物です。」



別の角度からを見る。



「館神八幡宮跡」周りの遺跡の配置図。



中央通りの右手にあったのが「掘立柱建物跡」。



「掘立柱建物跡」と。



反対側にも「掘立柱建物跡」があった。



「柵列跡」。



そして前方には江差方面の海が見えて来た。なだらかな曲線美の「内郷浜」そして
厚沢部川河口の「砂坂海岸」方面が眼下に。
ここから先の遺跡群が「勝山館」の中心地。



「東の厳重な守り ー帯郭と物見櫓ー」



「東の厳重な守り ー帯郭と物見櫓ー
勝山館跡の中央には幅3. 6mの通路が通っています。道の両側に、広さ100 ~ 140m2ほどの
土地を階段状に造って住居などを建て、平地全体を柵で囲んでいます。
中央の道の南東側は、宮ノ沢に向かって切り下げられ、沢のすぐ上の三段目は細い帯のように
なっています(帯郭)。
堀の上や郭の東隅、帯郭の上には物見櫓があり、帯郭に沿って小さな建物が並んでいます。
館を守る兵が集まる小屋かと思われます。
勝山館の東側は厳重に守られていたことが分かります。」



「住居群」のCGによる復元イメージ。



「建物の配置と種類」。



中央には幅3. 6mの通路が通り、道の両側に、広さ100 ~ 140m2ほどの
土地を階段状に造って住居などが建っていた事が理解できたのであった。




                              ・・・​ もどる ​・・・

                   ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2020.11.30 07:58:37
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