JINさんの陽蜂農遠日記

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2026.03.13
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カテゴリ: 藤沢歴史散歩
「藤沢宿高札場」を後にして「 旧東海道・ます形 」を歩き旧東海道・現神奈川県道30号
戸塚茅ヶ崎線に出る。
「遊行寺坂」方向を見る。



そして、 「藤沢橋」に向かって、江戸時代にはなかった道を進む



右手のガソリンスタンドの前にあった一際目立つ赤い色の葉を付ける




そして前方に 「藤沢橋」交差点



右手の「橋柱(親柱)」には、「境川」と。
橋柱(親柱)に付ける
・河川名(川の名前) の銘板は、実はある程度の「慣例的な配置ルール」があるのだ。
基本的な配置ルール(日本の道路橋の慣例)
橋名・河川名の銘板位置は「道路の起点側から見て」決まると。
この神奈川県道30号戸塚茅ヶ崎線の起点は、横浜市戸塚区影取町・東俣野町にある
「藤沢バイパス出口交差点」とのこと。
よって
① 橋名(橋の名前)
▶ 橋の起点側のたもとから橋を渡る方向に向かって左側の親柱
表面(道路側)に縦書きで表示されることが多い
正面から見て最も目立つ位置
例:写真の「藤沢橋」など
② 河川名(川の名前)
▶ 橋の起点側のたもとから橋を渡る方向に向かって右側の親柱
橋名と対になる位置
同様に縦書きが多い
例:境川 など  

よって 起点方向から見て右側に河川名「境川」



反対側・ 起点方向から見て左側に橋名「藤澤橋」。



「橋名板取り付け位置」
終点側はひらがなでの記入 になっているが、最近では起点・終点側共、漢字とひらがなの






「藤澤橋」を渡る。 



欄干に見えるこの重なり合う半円の連続模様は「 青海波(せいがいは)
同心円状の半円を幾重にも重ねた波模様で、日本の伝統文様の中でも最も古い部類に入ると。
青海波は単なる波ではなく、
・広がる穏やかな海
・永遠に続く平穏
・無限の繁栄
・安定・調和 を象徴しているのだ と。 
赤い欄干の端が旧東海道の 旧大鋸橋・現遊行寺橋


終点側の右側は「藤澤橋」。 (以前の写真) 
欄干には藤沢市の市の花「フジ」を模したレリーフが飾られ、さらに灯籠が設置されていた。


鼻黒稲荷大明神から藤沢橋(藤沢市藤沢)』藤沢・江ノ島(神奈川県)の旅行記・ブログ by ドクターキムルさん【フォートラベル】

そして右折して、旧東海道方向に向かう。
前方の白壁・なまこ壁の建物は「 藤沢橋自動車排出ガス測定局 」。



東海道五十三次 藤澤宿 」。
この浮世絵は、江戸時代の東海道の宿場町 藤沢宿 遊行寺 を描いた有名な作品。
■ 1 作品の基本情報
作者: 歌川広重
作品名: 東海道五拾三次之内 藤澤(遊行寺)
制作:1833~1834年頃(天保4~5年)
版元: 保永堂竹内孫八
シリーズ: 東海道五十三次
江戸の 日本橋から京都三条大橋までの53宿 を描いたシリーズの
第6宿「藤沢宿」の図。
■ 2 描かれている場所
この絵は藤沢宿の象徴である 清浄光寺(遊行寺) の入口を描いています。
画面中央にある
・大きな黒い鳥居
・鳥居の奥の松林
・石灯籠
・参道の坂道
はすべて 遊行寺の参道 を表しています。
江戸時代、藤沢宿は
遊行寺の門前町として非常に賑わった宿場町 でした。
■ 3 画面の見どころ
① 参道の鳥居
遊行寺の入口には大きな鳥居がありました。
江島神社(江の島弁財天)への一の鳥居
② 宿場町の賑わい
画面には多くの旅人が描かれています。
見てみると
・旅人
・駕籠かき
・荷物を運ぶ人
・托鉢僧
・商人
・女性旅人
など、東海道の往来の賑わいが表現されています。
👉 藤沢宿は
江の島参詣の分岐点でもあったため
旅人が特に多い宿場でした。
③ 遊行寺への参詣
坂を登る人々は
遊行寺へ参拝する人々  と考えられます。
遊行寺は
・時宗総本山
・一遍上人ゆかりの寺
として、江戸時代には大変人気のある寺でした。
■ 4 広重の構図の特徴
広重のこの作品には特徴があります。
● 道を斜めに配置
参道を斜めに描くことで
奥行きと動き が生まれています。
● 人物の動き
人物は
・歩く
・話す
・休む
・荷物を運ぶ
などそれぞれ違う動きをしています。
👉 宿場町の生活感を描くのが広重の得意技です。
■ 5 藤沢宿の位置
東海道では
1 日本橋
2 品川
3 川崎
4 神奈川
5 保土ヶ谷
6 戸塚
7 藤沢
藤沢宿は
江戸から約50km地点の重要宿場 でした。
■ 6 藤沢の歴史との関係
この浮世絵は
・藤沢宿
・遊行寺門前町
・江の島参詣
という
江戸時代の藤沢の町の姿
を最もよく伝える資料の一つです。



歌川広重「東海道五十三次  藤沢(隷書東海道)
■ 1 隷書東海道とは
正式名称
東海道五十三次之内 藤沢(隷書東海道)
・作者: 歌川広重
・制作:1847~1848年頃
・版元: 丸清(丸屋清次郎)
特徴は
宿名の題字が「隷書体」
で書かれていることです。
そのため「隷書東海道」と呼ばれます
(保永堂版の約15年後のシリーズ)
■ 2 この「藤沢」の場面
この図も場所は
・藤沢宿
・江の島道の入口 です。
画面中央の鳥居は
江島神社
へ向かう 江の島一の鳥居 を描いたものとされています。
つまり
東海道 → 江の島参詣道の分岐点
を表しています。
■ 3 保永堂版との違い
同じ「藤沢」でも、
構図や雰囲気がかなり違います。
保永堂版 隷書東海道
1833年頃              1847年頃
大ヒットしたシリーズ         後期作品
動きのある構図           落ち着いた情景
旅の活気                                         日常的な宿場
隷書東海道は
より写実的で静かな宿場風景 になっています。
■ 4 描かれている人物
この作品では
・茶屋で休む旅人
・江の島参詣の人々
・托鉢僧
・荷物を運ぶ人
などが描かれ、藤沢宿が
参詣客で賑わう宿場町
であったことを示しています。
■ 5 藤沢宿の重要性
江戸時代の藤沢は
・清浄光寺(遊行寺)参詣
・江の島弁財天参詣
・大山詣
という
三つの信仰の分岐点
でした。
そのため東海道でも
特に人の往来が多い宿場 として知られていました。

藤沢宿浮世絵紹介…風景画編|藤沢市

東海道藤沢宿の成り立ち・しくみ 」。
藤沢宿
藤沢宿は慶長6年(1601年)東海道の宿場となり、後に戸塚宿、川崎宿が追加され五十三次の
第6番目の宿場となりました。天保14年(1843年)の記録では、宿場の人数4089人、
家数919軒でした。大山道や江の島道が分かれる観光地としての賑わいに加え、周辺農村からの
物資の集積地として繁盛しました。宿場の機能がなくなったあとも、明治時代から昭和初期に
かけては、交通の要所として地の利を生かした問屋業などで栄え、その面影を残す土蔵や町屋が
わずかに残っています。 
①藤沢御殿
藤沢御殿は、藤沢宿が整備される前の慶長元年(1596年)、東海道を利用する際の体憩・
宿泊施設として徳川家康が築いたと推定されます。記録によれば、将軍の御殿利用は
寛水11年(1634年)の三代将軍家光の利用が最後のようです。
②本陣と脇本陣
江戸幕府は、街道を往来する幕府の役人や大名、公家などの専用宿舎として各宿場に
本陣を指定しました。藤沢宿では堀内本陣と蒔田本陣がありましたが、堀内本陣は延享2年
(1745年)に火災のため役を返上し、その後は蒔田本陣1軒となりました。
脇本陣は本陣の補助的な施設で、享和3年(1803年)時点で大久保町と坂戸町に1軒ずつ
ありましたが、のちに坂戸の脇本陣は廃業し、大久保町の脇本陣も別の家が勤めるなど、
特定の家に限定されていなかったようです。
③間屋場
宿場の役割として休泊と並んで重要なのが人馬継ぎ立て、すなわち運輸の機能でした。問屋場は
人馬の継ぎ立てを行うための役所です。藤沢宿では、大久保町と坂戸町に各々一か所ありました。
④見附
見附は土居ともいい、宿場の玄関口となる施設で、道の両側に石垣が築かれていました。通常、
江戸方と京方の両方にあり、見附から見附までが宿場の範囲で、藤沢宿の長さは約1340m
でした。
⑤高札場
高札場は幕府の法令などを掲示する場所で、往来の激しいところや地域の中心部に置かれます。
藤沢宿では大鋸橋(現遊行寺橋)の際に設けられました。屋根付で高さ約3.6m、横幅5.4m、
縦幅1.8mの規模でした。
⑥旅籠屋
一般の武士や庶民は旅籠屋に泊まりました。藤沢宿の旅籠は亨和3年(1803年)には4 9軒、
天保14年(1843年)には45軒あったという記録があります。
⑦枡形
宿場の両端の街道をクランク状に曲げた場所を枡形といいます。藤沢宿では遊行寺の脇から
大鋸橋(現遊行寺橋)に至るクランクが見られますが、これは、軍事防衛上の必要から意図的に
設けられたものです。



ズームして。

東海道(6) 戸塚宿~藤沢宿 02 下見・藤沢 : TEIONE BLOG - 平山 貞一

解説図。



「藤澤橋」交差点を振り返りながら旧東海道を平塚方向に戻る 



合流下水管のマンホール蓋には 「小栗判官」像 が。 



旧東海道・藤沢宿 」案内図。



そしてこちらは「 江の島弁財天 道標 」。
この道標は、管を用いて鍼をさす管鍼術の考案者で、江の島弁財天を厚く信仰していたと
いわれる 杉山検校 が、江島神社に参詣する人々が道に迷うことのないようにと寄進したものと
伝えられ、 藤沢宿から江の島へ続く約4㎞の江の島道周辺に48基の道標を建立 したと。
市内にほぼ同形の道標が 12基指定 されています。
・正面の 弁才天を表す梵字(ぼんじ)の下に「ゑ(え)のしま道」
右側面 に「 一切衆生(いっさいしゅうじょう) 」、
左側面 に「 二世安楽(にせあんらく) 」と彫られています。
この文言(もんごん)は、江の島弁才天への道をたどるすべての人の現世・来世での
安穏・極楽への願いが込められています と。



右側面 に「 一切衆生(いっさいしゅうじょう)



左側面 に「 二世安楽(にせあんらく)



江ノ島弁財天道標
この石柱は、江の島への道筋に建てたれた道標(どうひょう)の一つです。
江の島弁財天道標は、管(くだ)を用いて鍼(はり)をさす管鍼術(かんしんじゅつ)を、
江の島で考案したという杉山検校(すぎやまけんぎょう)(杉山和一、1610~1694)が寄進
したと伝えられ、現在市内外に十数基が確認され、市内所在のうちで十二基が藤沢市の
重要文化財に指定されてます。いずれも頂部のとがった角柱形で、その多くが、正面の
弁才天を表す梵字(ぼんじ)の下に「ゑ(え)のしま道」、右側面に「一切衆生
(いっさいしゅうじょう)」、左側面に「二世安楽(にせあんらく)」と彫られています。
この文言(もんごん)には、江の島弁才天への道をたどるすべての人の現世・来世での
安穏・極楽への願いが込められています。
市役所新館脇歩道橋付近こ移設されていましたが、新庁舎建設にともなう歩道橋周辺の
整備により、当時の浮世絵類に描かれている江の島入口の道標を参考として、この地に
移設したものです。」 



広重 東海道五十三次之内 藤澤 「行書版」 」 
境川と藤沢橋と大鳥居の風景です。
左が藤沢橋で下に流れているのが境川です。
右が江の島弁天の大鳥居です。
鳥居の近くの道標に「江のしま道」とあります。

東海道五十三次の解説 7 藤沢 - 一般社団法人日本製品遺産協会

現在の 境川そして藤沢橋 を見る。



現在の 境川そして旧大鋸橋・現遊行寺橋を見る。



江戸時代の旅籠の様子 」 市川克典氏作成。



そして往路で訪ねた 「旧桔梗屋」の店蔵



正面から。



そしてその先、左手にあったのが 「稲本屋本店 明治天皇行在所記念」碑



「弘化二年(一八四四)初代寺田三郎兵衛(満弘)が創業。
質素と誠実を家訓とし、稲元屋呉服店の礎を築いた。
明治24年亀井野の陸軍大演習のため行在所となった。
石碑は皇紀2600年(昭和15年)町民の意気高揚のため建てたものである」と。
側面に平成14年6月、5代目当主と刻まれていた。 



近づいて。






在りし日の「稲本屋呉服店」



旧・稲元屋呉服店の内蔵と一番蔵





裏山の竹林に「 明治天皇行在所記念碑 」の石碑があった。
呉服屋稲元屋本店(寺田家)は藤沢宿で一番の大店(おおだな)であった。
寺田家には現在二棟の土蔵が残っているが、かつては五棟の蔵があった。
藤沢駅の開業は明治二十年(1887)、四年後の明治二十四年(1891)に御在所となった。
隣はさんこうどう、創業百二十八年の老舗です。明治十四年築の大規模な店蔵と洋館は
藤沢市が解体、保存されています。寺田家の竹林を抜けた場所には古典地誌「我棲里」などの
多くの著作を残し、藤沢の発展に尽力された医師・小川泰堂の笑宿庵跡があったが、
史跡を見つけることはできない と。



現在は「メゾンイナモト」のマンション経営か? 



道路の反対側にあったのが、酒屋・田島の倉庫。



そしてその先には「 福田屋人形店 」。



明治二十年創業の福田屋は神奈川県を中心に藤沢本店・横浜店・溝口店・町田店の4店舗 を。



店内を入口から。



昭和初期の写真 をネットから。

雛人形と五月人形の

店には節句行事、節句人形に関する 豊富な知識を持つ「節句人形アドバイザー
(一般社団法人日本人形協会認定資格)」が在籍しており、お人形はどちらの実家から
贈ったらよいのか、いつ頃までに用意したらよいのか、お人形の飾り方や取り扱い、
処分の方法までなんでもお気軽におたずねください と。




                                 ・・・​ もどる ​・・・


                ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2026.03.15 22:01:23
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