hongming漫筆

hongming漫筆

PR

Comments

背番号のないエース0829 @ 松谷みよ子】(04/22) 「私のアンネ = フランク」に、上記の内…
hongming @ Re:ブルーレイが再生できない(11/30) 随分遅くなりましたが、やっと試しました…

Keyword Search

▼キーワード検索

2000.12.02
XML
カテゴリ: 江戸時代を知る




 20年以上前に古本屋で買って、一度は読んでいたのだが、ほとんど覚えていなかった。
 ただ、『やくざの生活』を読んだ時に、笹沢左保がこの本の中で、何かに反論していたはずだが、それは『やくざの生活』のことだったのではないかと思い、本棚から引っ張り出して読んでみた。
 記憶は正しく、飢饉とはどういうものか、というところを引用し、それを否定している。
 ほかにも否定していることがらがあるが、笹沢左保の方が冷静で正しいように思われる。
 考証もしているが、基本的には小説である。想像で書いている部分がほとんどなのだが、国定忠治とはどういう存在だったのか、という点に関しては、資料に基づく考察の結果である。
 尊皇派との結びつきがあったと思われる、という点は面白い。
 たしかに、たかが上州のやくざでしかないのに、大袈裟な護送ぶりである。
 それにしても、読む側に知識があるのとないのとでは、同じ本を読んで受ける印象が違うのか、というほど、今回は興味深く読んだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.04.01 20:56:55
コメントを書く
[江戸時代を知る] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: