hongming漫筆

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2004.10.05
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 なんと、「日刊ゲンダイ」の「あの人は今こうしている」で インタビュー
 作品が映画化されたのがきっかけのインタビューのようだ。
 元気なようでなにより。
 初めての出会いはもう30年ぐらい前のこと。虫コミの「幻色の孤島」を表紙に引かれて買ってよんだ。なまずの出てくるユーモラスなのもあれば、障害を持った子たちの施設での事件など情人とは異なる感性を感じさせた。
 絵はあか抜けてない。泥臭い。
 それから目に付くたびに読んだ。
 特にホラーマンガが好きなわけではないのだが、名前を見ると、どうにもつい手にとってしまうのだ。
 とにかく不思議な話が多い。恐怖というより不可解といったほうがいい。
汐の声 」なんか今思い出しても怖い。
 ところが、日野日出志の怖さというのはそういうものとは全く違う。
 楳図かずおや山岸凉子のマンガには、「論理性」「知性」というようなものが感じられる。おそらく作者の頭の中ではきちんと計算された世界ができていて、その上でマンガを書いているのではないか、と感じる。こういう言い方をすると語弊があるだろうが「頭のいい怖さ」なのだ。
 日野日出志は違う。知性なんかない。論理性なんかない。ただ不条理。計算も何もあったもんじゃない。だからよけい怖いのだ。
 だいたい、あの洗練されてない絵がいけない。あの絵が怖い。唐沢なをきが時々マネをしていたが、マネだけでも怖い。
 人間、理解できるものよりも理解できないものの方が怖いということだ。
 でも、本屋で見かけたら手に取っちゃうだろうな。





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Last updated  2004.10.05 15:13:33
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