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2023.05.31
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カテゴリ: 芸能・テレビ



 過去の活躍は評価されず、行き場のない老人として、民間の老人ホームで肩身の狭い思いをしながら生きている。
 老人たちが、志村喬、笠智衆、加藤嘉、藤原釜足、殿山泰司と名優がそろっている。
 老人のやり場のない怒りが描かれているが、社会問題とまではならなかったのが残念。
 第2部「墓場の島」では、なんと根津甚八が歌手の役。
 大河ドラマ「 黄金の日日 」の前年なので、このときはまだ無名だったはず。
 ドラマの中にはただの「歌手」としてキャンディーズが登場するのだが、このときは既に有名歌手だった。「シンデレラ」という言葉が出てくる歌を歌っているが、この歌には覚えがない。
 人気歌手になった男の苦悩だけではなく、一見悪人に見えるマネージャー(高松英郎)の苦悩も描かれる。マネージャーが鶴田浩二の軍隊仲間だったというのはできすぎだが、特攻隊の生き残りのそれぞれの苦悩を描く、という面もあるので、必要な設定だったのだろう。

 今回見直したら、ちゃんと体に不調を抱えているという伏線が描かれていた。
 水谷豊のプロポーズにははっきりした答えを出さず、死期が近いことを悟って鶴田浩二に頼る。
 鶴田浩二はそれを受け入れ、自分が世話をするのだが、客観的に見れば自分も相手に依存している状態になってしまう。
 この話は覚えているが、時間をおいてみてみると、だいぶ印象が違う。
 時代を感じさせるのは、とにかく誰もがたばこを吸うこと。桃井かおりもしょっちゅう吸っている。
 また、鶴田浩二が自分のアパートでは、寝間着を着ている。すでにパジャマが普及していたが、年配者はまだ寝間着を着ていたのだろう。古い人間であることを示すための演出だったのだろうか。





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Last updated  2023.06.14 11:49:38
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