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京都府八幡市長が産休正式表明 「よりよい制度設計向け議論加速を」京都府八幡市の川田翔子市長は26日、産休取得を正式表明した。出産予定は9月中旬で、産休の期間は7月20日から11月上旬ごろの予定。現職の女性首長の産休取得は全国初とみられる。特別職の市長には労働基準法の産休の規定が適用されず、市の条例でも規定がない。このため市職員の休暇などに関する条例施行規則や市議会会議規則に準拠して産前8週・産後8週の産休を取得する。川田市長は会見で「今回の産休取得をきっかけに、よりよい制度設計に向けて議論が加速することを願っている」と話した。市役所には今月21日の報道後、約70件の意見が電話やメールで寄せられた。「産休取得はすばらしい、がんばって」といった賛同の意見が多かった。ただ、「任期が決まっているのになぜ今か、無責任ではないか」という批判的な意見もあったという。産休中は、副市長が市長職務代理を務める。副市長が「市長権限の全て」を代行するが、川田市長へ週1回以上、オンラインで主要案件を報告する予定という。---勿論育休中は他の市幹部の負担は増すでしょうし、それはそれなりに大変なことでもあるでしょうが、基本的にはめでたい話だと私は思います。が、そうは思わない人が一定数いるようで、「任期が決まっているのになぜ今か、無責任ではないか」なんて意見も寄せられているとのことです。そんな意見の持ち主の一人が、この人物のようです。田母神俊雄氏、公務にある者の長期間休暇...「古い世代の私としては大変違和感」 市長の産休取得めぐって元航空幕僚長の田母神俊雄氏が市長などが「産休の取得」をすることについて、Xで私見をつづった。田母神氏はXで、「京都府八幡市の川田翔子市長(35)が産休の取得を表明した。産前産後で4か月ほど休むということが報道されている」と投稿した。~田母神氏は、この件で「しかし公務にある者がこんなに長期間休暇を取るということに、古い世代の私としては大変違和感を感じる」と主張。「公務にある間は長期間休まないで済むような配慮をすべきだ。長期間休むことが予測される場合には市長等に立候補すべきではないと私は思う」と持論を展開した。田母神氏の主張には「任期中は川田さんという私人では無く川田市長という公人として職務に集中して欲しい」といった声のほか、「こんな考えでいる年配者が多いから、少子化待ったなしなんですよ」「公務だからこそ前例を示す意味もあると思います。産休を取りづらい企業や職場が『変わるきっかけ』になれば」などの声もある。(以下略)---何だかねえ、ため息が出ます。そもそも、「公務にある者がこんなに長期間休暇を取るということ」に違和感と言われると、公務にあるものは当然市長だけでなく、一般公務員も同じなので、では公務員が産休育休を取ることにも違和感がある、というのでしょうか?だとすれば、とんでもない考え方と言わざるを得ません。余談ですが、川田市長は産休を取るとは報じられていますが、育休を取るとは、現時点では報じられていないようです。あるいは、一般職員は違う、市長だから問題だということかもしれませんが、そうだとしても、とうてい同意できる意見ではありません。世界を見れば、市長どころか、女性首相が出産した例だってあります。パキスタン・ブット首相(1990年、長女を出産)ニュージーランド・アーダーン首相(2018年、長女を出産)市長の出産くらいで、史上初めてなんて言っている場合じゃないだろうと思います。パキスタンのブット首相は批判を恐れて産休を一切取らずに職務を続けたようですが、ニュージーランドのアーダーン首相は産休も取得しています。もちろん、この間に28年の時間差がある点は見逃せません。1990年当時だからブット首相は産休を取りませんでしたが、今なら恐らく判断は違ったでしょう。それとの対比で考えても、市長が出産して産休を取ることは、なんら不思議ではないし、それを批判の対象にすること自体、私に言わせれば時代錯誤です。出産するなら市長に立候補するな、を本当に無理強いした場合(仮定の話ですが)、おそらく出産の方をあきらめた可能性が高い(川田市長の結婚が、市長当選より2年以上後であることからの推測です)と思います。どう考えても、「市長に立候補なんかせずに子どもを作ろう」という選択になるとは思えません。田母神みたいな意見の主は、口先ではどう言うか分かりませんが、本音ではこのような二者択一を迫られた女性には、市長(のような責任ある立場)をあきらめて出産を選択してほしい、選択すべきだ、と思っているのでしょう。しかし、その二者択一を迫れば、今の女性は出産の方は選びません。彼らの願望はかなわないのです。従って、そのような二者択一を迫ることは、子どもがほしいと思っている女性に出産を断念させる効果しかありません。というわけで、こんな意見が幅を利かせているような社会では、そりゃあ少子化が進行することはあっても、解決する方向に進むはずがありません。
2026.05.26
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同志社国際高の辺野古移設めぐる学習、文科相「教育基本法に違反」沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、研修旅行の平和学習で訪れていた同志社国際高校の生徒ら2人が死亡した事故を受け、松本洋平文部科学相は22日の記者会見で、辺野古への移設工事に関する同志社国際高の教育内容が政治的中立性を定めた教育基本法に違反するとの考えを示した。文科省が、政治的中立性を理由に教育基本法違反を認定するのは初めてという。文科省は、研修旅行が安全管理も含めて「著しく不適切」だとし、学校法人同志社などに改善を求める指導通知を出した。事故は3月16日、平和学習の一環として小型船2隻に同志社国際高の生徒18人が分乗し、辺野古を見学する中で起きた。2隻が転覆し、女子生徒1人と船長1人が死亡。生徒と乗組員の計14人が重軽傷を負った。船は米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する市民団体「ヘリ基地反対協議会」に所属するもので、普段は海上での抗議活動に使われていた。また、同志社国際高は過去に研修旅行で、反対の座り込みが行われている辺野古テント村を訪れているが、当時のしおりには、ヘリ基地反対協議会が「私たちの行動に賛同いただける方は、まず一緒に座り込んでください」と呼びかける内容を載せていた。(以下略)---研修(修学)旅行の生徒が辺野古沖で船の転覆によって亡くなった件は、大変残念なことです。人の命は重いですし、その原因が転覆した船と亡くなった船長に帰することは間違いなさそうです。また、修学旅行で座り込みへの参加(を呼びかけること)は、事故がなかったとしてもいささかどうなのか、とは私も思います。「左翼」である私でも、自分の娘が「修学旅行で」座り込みに参加と言われたら、「えっ、ちょっと大丈夫?」と思ってしまうのは確かです。勿論、修学旅行の一環ではなく、自分の意志でそういう行動に参加するというなら、話はまったく違いますが。従って、安全管理という点で著しく不適切だったことはそのとおりであろうと思うのですが、ただ、平和教育として辺野古への基地移設問題を学ぶことが「政治的中立性を定めた教育基本法に違反」という言い分には、とうてい賛成しがたいものがあります。特定の政党や選挙運動に参加すような教育をしてはならない、という意味での「政治的中立」は重要なことです。しかし、意見の割れる政治的課題について学ぶことが政治的中立に反する、というのは欺瞞です。例えば、国旗と国歌というものがあります。私は、純然たる個人的好みでは日の丸は好きですし(少なくとも嫌いではありません)、それなりに敬意も表します(ただし、強制には断固反対)。しかし、君が代は嫌いですし、歌いません。世の中には、日の丸も嫌いだ、という人もいますし、もちろんその考えも尊重します。その一方で、政府は国旗と国歌を尊重せよ、と言い、教育の現場では、入学式卒業式で国旗国歌を強制しています。国旗国歌への賛成も反対も、それぞれ政治的立場である点に変わりはないはずですが、国旗国歌を教育現場に強制することは「政治的中立に反する」とは言わずに、それに反対することだけが「政治的中立に反する」と指弾されるのです。つまり、要約すれば、政府の方針に従うのは政治的中立に反しない、政府の方針に反するのは政治的中立に反する、と、「政治的中立」という言葉はそのような使われ方をしているのが現実です。自衛隊音楽隊の歌手が自民党大会で歌った問題だって、突き詰めればそういうことです。与党の大会で歌うのは中立違反じゃない、野党の大会で歌ったら中立違反だ、身も蓋もない話ですが、そういうことです。それをもっと要約すれば、「長い物には巻かれろ。」というのが「政治的中立」ということばの実態です。「巨大な悪ほど合法的である」という言葉がありますが、同様に、「巨大な偏向ほど『中立』的である」と私は思います。それを何のためらいもなく政府が大声で言い始めた、そういう状況なのでしょう。国旗損壊罪の創設というトンデモ法案もそうですが、政府の方針に反する奴は圧殺してやる、という意図を隠そうともしなくなった、ということでしょう。悲しいことですが、末期的です。
2026.05.23
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エチレン生産、3.6%増 4月、稼働率は過去最低 石化協石油化学工業協会(石化協)は21日、4月のエチレン生産が前月比3.6%増の28万3500トンになったと発表した。定期修理中のプラントが稼働したためで、エチレンから作られるポリエチレンやポリプロピレンといった石油化学製品の生産も伸びた。ただ、エチレン生産設備の稼働率は67.3%と過去最低を更新。石化協の工藤会長は「(エチレン)供給を続けるため、稼働率を下げる運用を行っている」と説明した。ナフサ供給は建設や小売、自動車など幅広い産業で不足への懸念が高まっている。政府は年を越えてもナフサ由来の化学品を確保できるとの見通しを示している。---「前月比」で3.6%増だというのてすが、前年比ではないことに注意してください。その前月、つまり3月のエチレン生産量は「前年比」30.1%減だったと報じられています。つまり、この記事の意味は、前年同月比で約7割まで生産が落ち込んだ3月に比べて、3.6%しか生産は回復していない、ということです。前月は定期点検中だった製造設備の点検が終了したけれど、生産量がろくに増えなかったので、稼働率は前月を下回り、2か月続けて、大幅な生産減が続いているわけです。ミクロ的には、目詰まりも買占めもあるのかもしれません。しかし、そんなことが本質ではないのは、この事実を見れば明らかです。2か月続けて生産量が前年比7割程度に落ち込めば(AIの説明によれば、エチレンは極めて引火性が高く常温では気体の化学物質であるため、一般家庭や企業が単体でタンク等に備蓄することは法令上禁止、とあります。当然、流通在庫以外に大量の備蓄があるはずはありません)、在庫が足りなくなって当たり前です。中東原油、輸入量67%減 4月貿易黒字は3019億円 財務省財務省が21日発表した4月の貿易統計速報(通関ベース)によると、米イスラエルによるイラン攻撃の影響で、中東からの原油輸入量が前年同月比67.2%減と比較可能な1980年以降で最大の下げ幅を記録した。輸入額は55.5%減と2020年7月以来5年9カ月ぶりの下落率だった。全体の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3019億円の黒字だった。黒字は3カ月連続。中東からの原油輸入が激減した一方、半導体の輸出が増え、黒字につながった。中東を含む全体の原油の輸入量も63.7%減と、80年以降で最大の減少幅となった。輸入額は前年同月比49.9%減と湾岸戦争終結直後の91年4月以来35年ぶりの下落率。中東分が激減したものの、米国からの輸入量は38.8%増と伸びており、財務省は代替輸入が進んでいるとみている。---そもそも、エチレン製造の原料(であるナフサの原料)である原油の輸入量が、前月同月比で63.7%減、ほぼ2/3減という惨状ですから、そうなるのも当然です。それにしても、中東からの輸入が67.2%減、原油全体の輸入(当然中東以外からの輸入は増やしたはずなのに)が63.7%減ということで、日本の原油がいかに中東に依存していたかが明白なデータです。そして、この状況はすぐに復旧はしません。5月の原油輸入量の見込みは前年度比6割程度と報じられています。4月の6割減に比べれば多少改善はしますが、前年比4割減は、依然として危機的な状況です。というわけで、(ミクロには目詰まりも買い占めも皆無ではないとしても、全体としては)目詰まりなどではなく明らかに不足なのですが、政府はいつまで「目詰まり」と言い続けるのでしょうか。唯一の希望は、トランプが、イランとの交渉が最終段階と言ってることです。が、どうもこれまでも2回、停戦交渉が始まり、ホルムズ海峡封鎖解除、という報道がなされて、それが糠喜びも終わっています。従って、今回も糠喜びに終わり可能性は当然あります。下駄を履くまで(実際に商船が自由にホルムズ海峡を通過し始めるまで)予断を許さないのが現実です。どうやら、トランプは戦争を終わらせたがっている(だったら最初から戦争を始めるなよ、と思いますが)のは確かであるものの、イスラエルのネタニヤフが戦争を続けたがっており、両者の思惑の違いが顕著になっているようです。イスラエルが銃口を下ろさない限り、戦争は終わらず、イランもホルムズ海峡封鎖を完全には解かないでしょうから、まだ今後の見通しは不透明です。
2026.05.22
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昨日ですが、富士スバルラインで富士山の五合目に行ってきました。海抜2305m、これまでのところ、二輪での最高到達標高です。自転車がいっぱい走ってました。山登りとしては超ライト級。累計標高差はわずかに200m。今月はぬるい登山しかしていません往路、道志道を抜けて山中湖から撮影した富士山富士スバルラインは自転車がいっぱい走っていました。海抜2230mの奥庭バス停に到着しました。駐車場もあります。御中道へシラビソ、コメツガ、ダケカンバ、カラマツを中心とする亜高山帯針葉樹林を登っていくと視界が開けます。南アルプスが眼前に広がっています。左端から、おそらく光岳、茶臼岳と上河内岳、雪がはっきり見える最初の山が聖岳、赤石岳、荒川三山、写真中央やや右寄りが塩見岳、右寄りの白い山々が農鳥岳、間ノ岳、北岳、雪が見える山はそこまでで、右端雪がほとんど見えない山が甲斐駒ヶ岳と右端鳳凰三山。右下方は本栖湖。左端が聖岳(半分切れていますが)、中央赤石岳、右が荒川三山と思われます。左から農鳥岳、間ノ岳、北岳。そこそこ雪があるみたいです。甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山。地蔵岳オベリスクは見えません。こちらは雪が全然見えません。八ヶ岳アップ。おそらく、左から編笠山、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、右端が横岳だと思います。奥は秩父山地。中央左が金峰山。右寄りが北奥千丈ではないかと思います。三つ峠。テレビアンテナ群と屏風岩が見えます。本栖湖河口湖御中道から見る富士山頂はこんな感じです。富士スバルラインから標高差100m余り登ると、その先はあまりアップダウンがありません。元々、御中道は富士山の五合目付近をぐるりと取り巻く道でしたが、現在は寸断されており、一部しか歩けないようです。この辺りが海抜2350mほどで、森林限界の少し下になります。富士山にはハイマツが分布せず、代わりにカラマツが森林限界付近に生えています。なお、写真は省略しましたが、今回も笛一式を持っていき、御中道で途中、例によって例のごとく、笛練習をしました。御中道から下って奥庭荘へ。こちらはスバルラインより少し下、標高約2180m付近にあります。実は、高校生の時に日本野鳥の会の探鳥会で宿泊したことがあります。それ以来四十数年ぶりに来ました。ここで昼食。そのあと鳥撮影。奥庭荘からちょっと歩くと展望台があります。ここからの方が、御中道からより富士山の全景が分かりやすいです。1時20分頃奥庭荘を撤収し、帰ろうと思ったのですが、せっかく来たので、富士スバルライン終点の五合目、標高2305mまで行ってみました。ただ、人がいっぱいいたので、下車せずそのままUターンして引き返しました。証拠写真も撮っていません。人生初有料道路(自分の運転で、の話)でした。普通二輪は2300円です。125cc以下なら、通行料280円なのです(自転車と同額!)以前乗っていたDio110で来る方が安上がりでした(ということは知ったうえで来たんですけどね)復路も山中湖と道志道経由で帰りました。遠かったです。往復300km、には届きませんが、それに近い距離を走りました。鳥写真は別途公開します。鳥写真に関してはやや不発(良い写真が撮れたのは1種類だけ)だったので、いつかまた再チャレンジします。
2026.05.17
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自民、国旗損壊の映像送信も処罰 罰則は刑法を参考に定める方向自民党が、日本国旗を傷つける行為を罰する「日本国国章損壊罪」創設を巡り、国旗の「損壊、除去、汚損」に加えて、公然とその状況を撮影した映像を送信することや、損壊された国旗の陳列を処罰の対象とする方向で調整していることが分かった。具体的な罰則については、刑法にある外国国章損壊罪や器物損壊罪を参考にして定める方向だ。関係者が12日、明らかにした。自民は今週中に、党プロジェクトチーム(PT)の会合を開き、こうした内容を盛り込んだ法案の骨子を議論する。法案は、不特定または多数の人が認識できる場合、著しく不快感や嫌悪感を催させるような方法によって、国旗を損壊、除去、汚損した行為を罰則の対象にする見通し。罰するのは、国章ではなく国旗を損壊する行為に限定する方針だ。罰則の参考にする外国国章損壊罪は、外国に侮辱を加える目的で国旗や国章を損壊した場合、2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を科す。器物損壊罪は他人のものを損壊するなどした場合、3年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金か科料と定めている。---自民党が圧倒的な議席数を背景に、国旗損壊罪というトンデモ法案を提案しようとしています。しかも、国旗損壊の映像を送信する行為まで罰則を設けようとしているのが今の状況です。狂っていると言わざるを得ません。そもそも、外国国章損壊罪の罰則を参考にすると言っていますが、前提条件が間違っています。巷間、「外国国章損壊罪はあるのに日本の国旗損壊に罰則街なのはおかしい」という、それこそおかしな言説がまかり通っていますが、それは正しい説明ではありません。刑法の外国国章損壊罪は、外国の国旗を損壊すること一般を禁じているわけではありません。外国国章損壊罪の処罰対象は、外国公館が公的に掲揚した国旗を損壊した場合(かつ、当該外国政府からの請求を要件とする)に限られます。法律の条文にそのように書かれてはいませんが、現実に過去の事例で、自前で用意した外国国旗や、デパートの物産展に掲揚されていた国旗を引きずり下ろした行為などは、外国国章損壊罪は適用されていません。前者は起訴されておらず、後者は軽犯罪法しか適用されていません。ということは、外国国章損壊罪と整合性のある国旗損壊罪は、公的施設に掲示、掲揚されている国旗を損壊する行為に限られるはずです。(そのような行為は、それ以前に器物損壊、不法侵入など別の罪状によって違法ですが)当然、自前で用意した日の丸を焼こうが破ろうが踏みつけようが、処罰の対象ではない、ということになるはずです。ところが、この法案は、個人が所有する国旗の損壊も処罰の対象(自民党プロジェクトチーム)だというのです。更にそれを撮影して送信する行為まで罰則を設けようというわけです。諸外国を見ても、国旗損壊罪に類する罪を設けている国は、ありますが多くはありません。この種の話で常に引き合いに出されるのが米国ですが、一般的風潮としてはあれほど星条旗への敬意が重んじられる国ですが、国旗を損壊する行為は合法です。禁じようとする法案は、最高裁で憲法違反で無効の判決が出ています。要するに、ネトウヨのお気持ちに反する行為は違法化する、というわけです。流石にこのトンデモ法案対しては、自民党内でも、岩屋元外相など、かなり強い異論が出ています。しかし、与党は衆院で三分の二を超える議席を持っているので、果たしてどうなるやら、と思います。もはや日本の言論の自由も風前の灯となりそうです。※但し、個人の所有する「国旗」を損壊する行為を国旗損壊罪で立件することは、現実には相当困難だろうと思います。国旗国歌法では、国旗について厳密な定義を定めています。縦 横の三分の二日章直径 縦の五分の三中心 旗の中心色は 地 白色・日章 紅色但し当分の間は縦を横の十分の七とし、かつ、日章の中心の位置について旗の中心から旗竿ざお側に横の長さの百分の一偏した位置にできる、とあります。一般的なコピー用紙は縦横比が10:7よりわずかに横幅が短いし、日の丸を5:3よりちょっとでも大きく、あるいは小さく作成すれば、これはもう法的には国旗ではないので、処罰はできないはずです。追記:自民党内で了承された「骨子案」によると、「社会通念上、国旗の用に供していると認識される」ものとされているようです。つまり、国旗国歌法の国旗の定義ではなく、何でも「国旗」と見做せるような規定にして逃げ道をふさぐ気のようです。
2026.05.14
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カルビー 主力商品パッケージを白黒に 政府がヒアリングへ中東情勢を受け大手菓子メーカーのカルビーが、主力商品のパッケージを白黒の2色に変更するとの方針について佐藤官房副長官は12日、企業からヒアリングを行う方針を明らかにしました。「印刷用インクあるいはナフサについて、現時点では直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けておらず、日本全体として必要な量は確保されていると認識しています。関係省庁が連携し実態を把握すべく関係企業との意思疎通に努めているものと聞いています。そうした中で本日ヒアリングを予定しているとの報告を受けています」関係者によりますとカルビーは、印刷インクなどの原材料の調達が不安定な状況になっているとして、「ポテトチップス」の「うすしお味」や「かっぱえびせん」など14の商品のパッケージを順次、白黒の2色に変更する方針です。佐藤副長官は、インクの材料としての合成樹脂などは必要量を供給することができており、印刷用インクの供給に問題はないとの認識を示しました。農水省は午後、カルビーに対してヒアリングを行い実態を把握したい考えです。---ナフサは足りている、目詰まりしているだけ、などと念仏を唱える人もいる中、現実は着実にナフサ不足による影響化社会の各所に噴出しています。パッケージを白黒に変更するという話もその一つです。官房副長官は「印刷用インクあるいはナフサについて、現時点では直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けておらず、日本全体として必要な量は確保されていると認識しています。」と言っていますが、それは単に現実を認識できていないだけなんじゃないですか?で、カルビーに対してヒアリングを行い実態を把握だそうですけど、何のヒアリングをするんですか?パッケージの印刷をフルカラーから白黒に変更することが、農水省の所管と何か関係あるんでしょうか?白黒印刷にすると、中身の食品の品質に、何か悪影響でもあるというのでしょうか?そんなことはあり得ないですよね。まさか、「ナフサ不足をアピールするな」と圧力でもかけるつもりですか?農水省がインクを手配してくれるとでも?結局、ナフサは(まったくない訳ではないけれど、必要量に対しては)足りていない、ということに尽きます。ホルムズ海峡封鎖が解除される見通しは依然として立っていないし、代替調達先も、従前の供給量を完全にだいたいはできていないから、こうなっているわけです。まだこれは序の口で、これから更に「あれも足りない、これも足りない」になっていくのは確実です。印刷が単色なんてある意味どうでもよいレベルで、食品トレイやパッケージの材料がないので食品、食材が出荷できない、という事態に至った場合、あっという間に破滅的な状況に陥ります。それをいつまでも「足りている」とか「年を超えて供給の見通しが立った」などと言いつくろっても、現実がそうではないことはもはや歴然です。いい加減事実を認めたらどんなんだと、私は思います。
2026.05.12
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4月12日秩父山地・黒川山山の写真は既にアップしています。この日は登山の間、ルリピタキが頻繁に見られました。ルリピタキ・メスルリピタキ・メス半逆光ですが、ルリピタキ・オスルリピタキ・オス4月18日・定番の葛西臨海公園クロツラヘラサギクロツラヘラサギ、2羽いました。写真は上記とは別個体です。4月16日霞ケ浦・妙岐ノ鼻と近隣農耕地オオセッカかなり撮影したのですが、今一つピンボケ写真しか撮れませんでした。オオセッカオオセッカオオセッカ、ピンボケですが飛んでいる写真を初めて撮れました。チュウヒチュウヒ、関東では冬鳥ですが、まだいました。繁殖?と思いましたが、1羽しかいなかったのでそういうわけではなさそうです。コジュリンはほとんど見つけられず、はるか遠方の、このピンボケ写真1枚のみでした。(しかも、撮影時にはコジュリンと気付いておらず、帰宅後に気付きました)そして、妙岐ノ鼻に着く直前、カメラマンが大勢結集している場所がありました。往路では「何かいます?」「いやー、いるはずなんだけど、今朝はどこかに行っちゃったみたいで、出ていないんだよ」・・・・野鳥に関しては、「何がいるのか」と聞いても、教えてくれない人は時々います。5回に1回くらいでしょうか、年配の方に、たまーにいる印象です。そう答えられちゃうと、その人のいる前で別の人に同じ質問をするのは超気まずいじゃないですか。なので、それ以上は聞きません。慣れっこなので、特に気にせず、妙岐ノ鼻に行って、復路にもう一度寄ったときに、撮影を終えて帰りがけの人に聞いたら、「ツルシギとセイタカシギがいます」と。いや、聞かなくてもその場に着いたらすぐに分かりましたけど。ツルシギ・夏羽ツルシギ。アカアシシギ、キアシシギ、アオアシシギなどと同属です。冬羽だとアカアシシギなどとよく似ていますが、夏羽だとこのように真っ黒なので一目瞭然です。ツルシギ。葛西臨海公園でも、数年に1度観察記録があったと思いますが、私は見たことがなく、初見です。ツルシギ、2羽いました。セイタカシギも2羽いました。こちらは、名前はシギですが、系統的にはシギ科ではなくチドリ科に近いグループ(セイタカシギ科)です。
2026.05.10
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告知したように、ゴールデンウィーク中、お台場で行われたラテンアメリカへの道フェスティバルで演奏してきました。(最終日の5月5日)Tierra de condores コンドルの大地いつも風が強くて笛は苦労するのですが、今回も同様でした。エアリード楽器なので、ケーナは風が強いと音が出なくなるのです。サンポーニャもそうなのですが、サンポーニャの方がケーナより風邪か強くても音が出るように感じます。にしても、この前日、前々日の3日と4日は5日よりはるかに風が強かったので、演奏がこの日で助かりました。ラテンアメリカの様々な料理の出店が並びました。ちなみに、私が買ったお店がこの二つです。クルトゥラル・キント・スーヨ(ペルー山岳地帯の踊り)クルトゥラル・キント・スーヨボリビア・ダンス・カンパニー+カパック・ニャン(ボリビアの踊りと演奏)ボリビア・ダンス・カンパニー+カパック・ニャンボリビア・ダンス・カンパニー+カパック・ニャンロベルト杉浦、タンゴ歌謡。ワン・ドゥ・トロワ(犬のダンス)ジロー&マリア、ラテン歌謡ですが、今回は南米各国のフォルクローレを演奏していました。キラ・ウィルカ、我々です。
2026.05.07
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本日演奏します!(5月5日午後1時/3時30分、お台場デッキ)先の憲法集会の記事と前後しますが、前日の5月2日、夜行日帰りで上高地へ行ってきました。上高地につくと、もうまったく雪はありませんでしたが前日5月1日の雨が、上の方では雪だったようです。樹林の上の方が真っ白です。朝日を受ける焼岳岳沢と吊尾根は、ガスっています。明神から明神岳を望む徳本峠を目指して登って行きましたがここで引き返しました。おそらく標高2000m前後だと思います。引き返し点付近からでもそれなりに展望はあります。西穂高岳。先の地点から少し下ったところから、明神岳を撮影。西穂高岳、山頂はぎりぎりガスがかかっています。左端が、3月に登った独標と、その右隣の第10峰です。左奥が西穂高岳、右手前が明神岳(奥穂高岳はガスに隠れています。)明神にて。梓川の支流でイワナを撮影。(一眼でも水中の魚はあまりきれいに撮影てきません。肉眼の方が鮮明に見えます)明神まで下って上高地に引き返す途中、岳沢の奥の西穂高岳。左端の尖峰が独標、そしてその右隣の第10峰西穂高岳と梓川上高地に戻ってきました。河童橋は大混雑。河童橋脇のホテル五千尺の売店で生ビールを売っていたんです。「飲みたい!!」と思って近づいたら・・・・・Sサイズ1000円、Mサイズ1400円、Lサイズ2000円!!!値段を見た瞬間、のどの渇きは消え去りました(嘘だけど)。岳沢、早朝よりずっと天気が良くなりました。河童橋と岳沢と吊尾根、確かに奇麗ですよね。復路は3時発で、何度か渋滞にはまりましたが、8時過ぎに新宿に着きました。
2026.05.05
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憲法大集会2023毎年行われている集会ですが、私は参加したことがありませんでした。ゴールデンウィーク中は山登りに行く、またはラテンアメリカフェスティバルで演奏するからです。今年も行く予定はなかったのですが・・・・・自民・大空こうき衆院議員がデモ会場に苦言「重要な防災拠点」指摘も物議自民党の大空こうき衆院議員がXで、5月3日に行われる予定の集会「憲法集会」の会場について、「災害発生時に速やかな撤収」を念頭に許可の経緯を確認したことを明かし、ネット上で物議を醸している。「つながろう 憲法いかして平和な世界を!2026憲法大集会」は5月3日に東京都・有明防災公園で行われる。集会について大空氏はXで「公園の一部を所管する国土交通省に対し、問題意識を共有するとともに、防災公園において数万人規模の大規模集会を許可している経緯について確認しました」と報告。同公園は大規模災害発生時における「極めて重要な防災拠点」とした。大空氏によると、公園の利用許可の条件は「災害発生時に速やかな撤収ができること」とのこと。しかし、前年の同集会では大規模なステージが設置されていたことを指摘し、「ステージ設備を速やかに撤収できるのか、確認をお願いしています」とつづった。大空氏は「念のため申し上げると、私が問題としているのは、集会やデモの内容ではありません」としながらも、「迅速な災害対応を確保する観点から、基幹的広域防災拠点において数万人規模の大規模集会を許可することについては、極めて慎重であるべきだと考えています」とつづった。ポストには、「公園に民衆が集まること自体を問題視した政治家なんて過去にいたか?」「『集会の自由』への弾圧」「防災公園自体が企画してやっている防災フェスも出来なくなる」「あからさまな憲法集会つぶし」という批判が集まっている。(以下略)---クソだな、こいつ、という感想しかありません。災害対策を錦の御旗にして、気に入らない集会に対する難癖をつけ始めたわけです。当然の話ですが、この集会は主催団体が毎年東京都に占用許可の申請を出して(おそらく使用料もかかるでしょうからそれも支払って)、許可を得ています。※※有明防災公園は、国の土地と東京都の土地に分かれていますが、この集会で使用するのは東京都の土地部分だけのようです。初めての行事ではなく、過去何回の行われている、その実績も踏まえて許可を得ているわけですから、何も問題はないわけです。辻元清美議員がXの投稿で、国交省などに確認した結果を報告しています。それによれば<確認①>当該公園は、国と東京都がそれぞれのエリアを管理している(ほぼ半分ずつ)。憲法集会が行われるのは都側である。発災時の運用については、合同現地対策本部や自衛隊・警察などのコア部隊ベースキャンプ、人員・物資輸送に使用するヘリポートなどで運用されるのは国側。都側は、被災地外からくる広域支援部隊やボランティアのオープンスペース、物資置き場などとして柔軟に活用される予定。<確認②>もっとも緊急性の高いヘリポートの利用確保を中心に、撤収期限は「発災後12時間」をめざして段階的に定められている。主催者側はその基準に沿ってステージなどの設置・撤収計画を立て、都から使用許可を得ている。避難時の整理誘導についても、都側の要請に基づき人員を確保している。<確認③>そもそも当該公園は、平常時には「魅力的な憩いの場」として利用されることが計画で定められ、整備にあたっては国費も投じられている。イベントの開催は、発災時の運用に支障をきたさない限り、本来目的に沿ったものである。ということです。そのような基準に基づく設置・撤収計画に基づいて使用許可を得ているので、何も問題ないわけです。ちなみに、集会が終わってデモ行進の出発待ちをしている間に、ステージ上のPAはどんどん撤去されていき、ステージもおそらく2時間そこそこで撤去は終わっちゃうだろうな、と思いました。その前にデモ行進に出発したので、実際の撤去所要時間は確認していませんが。というわけで、この胸糞悪い話を知って、「ならば行くか」という気になりました。もっとも、今日5月3日は長野方面は天気が下り坂の予報だったため、山は昨日1日の夜行日帰りにしたことも、理由の一つですが。というわけで、写真です。カメラを持って出るのを忘れたため、スマホでの撮影です。ステージまでだいぶ距離がありますが、大変な人です。毎年参加している知人によると、昨年よりはるかに参加者が多いとのことです。私と同様、大空議員の妄言がむしろ宣伝になって参加した人が多いのかもしれません。主催者発表では、参加者数5万人とのことです。私は午後1時半頃現地についたのですが、それよりはるか以前に主催者が配布していたポスターは終了してしまったようです。遠い遠い、ステージが遠い。最前列、ではありませんが、そのすぐ後ろ、辺りまでたどり着きました。ただ、通路なのでここにとどまり続けるわけにはいかず、数枚写真を撮って後方に引き返しましたが。この時、壇上では社民党の福島みずほがスピーチをしていました(個人的には一連の社民党の内紛で、いささか私の中で福島議員が色あせていますけど、それは集会とは関係のない話です)。共産党の田村委員長とれいわ新選組の議員もスピーチをしていました。なんと、このプラカードが登場!まったく見ず知らずの方ですが、通りがかりに偶然見かけて、思わず駆け寄って写真を撮らせていただきました。El pueblo unido jamás será vencido直訳すれば「団結した人民は決して負けない」一般的には濱田滋郎さんの訳「不屈の民」が日本語タイトルとして使われます。チリの民衆抵抗歌です。キッチンカーも何台か出ていました。後背にあるのが癌研有明病院です。実は、父はここで亡くなりました。入院期間は合計100日以上、ガン再発で再入院したのが1月1日の朝でした(その年、我が家に「お正月」はありませんでした)。なので、私もこの病院にはかなりの回数行っています。デモ行進にも参加しましたが、昨日山に行ったし、全行程歩くのは辛いので、途中、「ゆりかもめ」の東京テレポート駅で隊列から離脱しました。実は、ここで離脱したくなかったのですが、ここで離脱しないとその先どこで駅の近くを通るか分からなかったので。なんでここで離脱したくなかったかというと、頭上の高架通路から、右翼のおっさんがデモ隊を口汚く罵っていたからです。他にも歩道で叫んでいる右翼もいました。なので、迂回してこいらと鉢合わせしないようにましたが、杞憂だったようです。これらは警察に取り囲まれた状態だったから、何事も起きようがありませんでした。頭上からメガホンで口汚くののしっていた右翼のおっさん2人組の後ろを通った際、写真を撮多のですが、周りを取り囲む警察しか映っていませんでした(笑)もちろん、この集会に人が多く集まったから改憲が阻止できる、というわけではないのですが、そのための力の一つにはなるでしょう。改めて、改憲には反対です。
2026.05.03
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《衝撃》高市早苗陣営が野党中傷動画を投稿していた 今年の衆院選期間中に中道大物候補を「一度国を壊した素人」、野党批判ショート動画を続々と作成〈高市陣営が対立候補への“中傷動画”を投稿していた《総裁選の期間中に…小泉氏に「無能」、林氏に「アウト」》〉 から続く今年行われた衆議院議員総選挙(1月27日公示、2月8日投開票)の期間中、高市早苗首相の陣営が、野党の候補者を中傷する動画を作成してSNSに投稿していたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。TikTokなど複数の政治系アカウント運営に、高市陣営が深く関与していた実態を「週刊文春」取材班は突き止めた。公設第一秘書の依頼から野党批判動画が続々と作成されており、馬淵澄夫氏に対しての動画では、次のようなナレーションが読み上げられていた。〈改革を口にする彼の背後で古い支援団体と既得権益が密かに祝杯を挙げています 彼が権力を握れば行き過ぎた労働規制が復活し日本の経済成長は完全にストップします〉~高市首相に質問状を送付すると、主に「ネガティブな情報を発する、あるいはそのような動画を作成して発信するといったことは一切行っておりません」と否定した。だが動画の流布は、馬淵氏に対してだけではなかった。岡田克也氏や枝野幸男氏も標的とされたのだ。---高市首相の公設第一秘書が対立候補を中傷する動画をばら撒いた張本人だった、と週刊文春が報じています。発端は高市が選出された昨年の総裁選で、対立候補である小泉現防衛相と林現総務相をこき下ろす動画を公設第一秘書がばら撒いていた、という話です。ただ、自民党総裁選は一党派のトップを決める内部選挙であり、公職選挙法は関係ないので、道義的には「真っ黒」ですが直接的に公選法違反に問えるものではありません。勿論、中傷動画をばら撒かれたとされる小泉や林が、それに対して名誉棄損で刑事告訴なり損害賠償請求なりを行った場合は、公選法ではなく刑法で違法性が問われることになりますが、二人とも閣内に取り込まれているので、政治的にそんな選択肢を取るはずがありません。が、第二弾として登場したのは、2月の衆院選でも野党をこき下ろす動画をばら撒いていた、という話です。自民党総裁選とは違って、衆院選は当然ながら公職選挙法の適用を受けます。この動画の製作費用をどこから出したのかが、まず気になります。公示後であれば、そのような費用の支払いは買収となります。ただ、想像するに、その辺りは抜かりなく公示前に「政治活動」として行っているのかもしれません。というか、そもそも作成者は陣営スタッフや支持者だというので、無償で作成したのかもしれません。ならば、この件は道義的にはともかく、法的にはシロなのか?そうはなりません。前述のとおり、刑法の規定である名誉棄損罪にひっかかる可能性は高いです。偽計業務妨害罪にも当たるかもしれません。与党で閣内に取り込まれている小泉や林と違って、野党の政治家が、名誉棄損について刑事告訴や損害賠償請求をためらう理由は、あまりないように思います。そして、公選法上も違法性なしではありません。公職選挙法235条が虚偽事項の公表罪を定めています。静岡県伊東市長が学歴を詐称した罪状で在宅起訴された罪状がこれです。旧民社党から参院選で当選した新間正次も、経歴詐称で有罪判決を受けて、当選無効になっています。旧民主党で衆院選に当選した古賀潤一郎も、同じ罪状で捜査を受け、議員を辞職しました(捜査のほうは起訴猶予になりましたが、これはおそらく議員を辞職したからでしょう)。で、虚偽事項の公表罪は、当選する目的で虚偽事項を公にすることのみを禁じているわけではありません。第2項にて、候補者を当選させない目的で虚偽事項を公にしたり事実をゆがめて公にすることも禁じています。従って、これらの動画の作成者が秘書だったり、あるいは秘書から指示を受けて作成していた場合はアウトです。勿論、連座制があるので公設第一秘書が有罪なら議員(首相)本人も失職です。というわけで、報じられていることが事実であり、起訴、有罪となれば高市は失職することになります。それにしても、今回は陣営スタッフが直接動画作成の陣頭指揮を執ったことが明るみに出たため、問題となっていますが、YouTubeやX、インスタなどの動画の隆盛に伴って、この手の自民党ヨイショ動画、ネトウヨ動画、野党誹謗中傷動画が大量発生している状況は、近年目に余るものがあります。作成者が政治家やその陣営と直接の関係がなければ、どんなトンデモ動画を作ろうが、そしてそのことが露見しようが、候補者に類が及ぶことはありません。百歩譲って、自分の「推し」の党は、政治家を礼賛する動画は、まだしも仕方がありません。個人的には自民党やその類似政党を持ち上げる動画など反吐が出ますけど、それは私個人の感想に過ぎず、特定の党を礼賛する動画が違法だとは言えませんから。しかし、他党、あるいは他国についてデマや誹謗中傷を行う動画、そしてそれによってお金を集めたり集票することは、日本の政治をおかしくし、ひいては日本の針路を危うくするものであると私は思います。ちなみに、私はYouTubeでその手の動画がお勧めに出てくるたびに、「チャンネルをおすすめに表示しない」を押しまくって、自分の視界内からは、ほぼ撲滅しています。それにしても、悪貨は良貨を駆逐する、悲しいけどこれは否定しがたい真理を含んでいると思わざるを得ません。それも、トランプ政権などを見ると、日本だけの現象ではないようです。
2026.05.01
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