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2010.02.27
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: その他
昨日の日記では、あまり誰かに批判的なこと低劣な内容に対する反論は書きたくなかったので、ひたすらキムヨナと浅田真央への賛辞のみを書きましたが、キムヨナの優勝を巡って、どうもまた例によって、ヤフーニュースのコメント欄や2ちゃんねるあたりでネット右翼が暴れているようです。韓国人が優勝するのが、そんなに嫌ですかって感じです。

先の日記にも書きましたが、フィギュアスケートという競技で完全に客観的で公平な採点が可能なのか、そもそも競技として順位を付けるのがふさわしいのか、という疑問は、私も感じます。ただし、それは今に始まった話ではありません。フィギュアスケート、あるいはこの種の採点競技(ボクシングの判定なども含めて)一般が抱える宿命的な問題です。それこそ、Bill McCrearyさんが書いておられるように、カタリーナ・ビットと伊藤みどりの時代だって、順位の差は顔の差か?みたいな話があったわけですし、逆にトリノオリンピックのときは、荒川静香(写真のアングルにもよりますが、美人さんですよね)に有利に働いたんじゃないかと思います。

私は、競技としてより芸術としてフィギュアスケートに魅力を感じています。
私の個人的な印象としては、キムヨナも浅田真央もどっちもすばらしかったし、どっちが1位でどっちが2位というのは(私にとっては)あまり重要なことではない。しかし、それでもオリンピックで競技スポーツとして行われている試合である以上、順位が付くのは当たり前のことでもあります。素人目の印象、かつ技術面より芸術面を優先する私の視点からですが、キムヨナが1位、浅田真央が2位というのは当然と思います。逆に、あの演技で浅田が1位、キムヨナが2位だったら、その方がよほど「あり得ない」と思います。浅田がノーミス、少なくとも2度目のミスがなければ、両者の差はもっと接近していたと思いますけれど。

むしろ、鈴木明子、米国代表の長洲未来も、浅田に匹敵するくらいのすばらしい滑りだったと思いました。鈴木明子は、3回転が2回転になるミスがあったようですが、解説者がそう言わなければあまり気にならなかったです。

難易度の高い高度な技術に挑むより安全確実な技で優雅に滑る方が得点が高い、現在の採点システムに対する批判もあるようです。それは一理ある批判とは思います。ただし、私の感覚としては、前の日記にも書いたように、難易度の高い技でスッテンコロリンの危険をはらみながらの演技より、難易度多少が劣ったとしても、安定して優雅な滑りの方が好きですけれど。(もっとも、浅田真央の3回転半は安定感抜群ですばらしかったと思いますけど)
で、いずれにしても、現在の採点システムって、昨日今日に突然変更されたわけじゃあるまいし、各選手とも採点システムを承知の上で、それに合わせてずっと練習してきているんだから、今更そんなことを批判しても始まりません。今後採点システムをどう変えていくべき、という話なら意味があるでしょうが。

私のような一観客とは違い、滑っている本人はショーとしてやっているわけではなく勝負としてやっているのだから、負けた浅田は、そりゃ悔しいでしょう。自分の演技に納得していない、というのも分かります。浅田真央は「採点に納得がいかない」などとは言わなかった。本人自身の演技終了後(点数が出る前)の顔を見れば、「負けた」ということは本人が一番よく分かっていたんだと思います。キムヨナを祝福する姿は立派だった。まさに、よき敗者です。オリンピックはこれで終わりじゃないですから。
浅田真央の、よき敗者ぶりに比べると、外野のネットで騒いでいる連中の往生際の悪さが、非常にみっともない。



http://www.asahi.com/national/update/0226/TKY201002250536.html

石原都知事「銅メダルで狂喜する、こんな馬鹿な国ない」
「銅(メダル)を取って狂喜する、こんな馬鹿な国はないよ」。東京都の石原慎太郎知事は25日、バンクーバー五輪の日本選手の活躍に対する国内の反応について、報道陣にこう述べた。
同日あった東京マラソン(28日開催)の関連式典のあいさつでも同五輪に触れ、「国家という重いものを背負わない人間が速く走れるわけがない、高く跳べるわけない。いい成績を出せるわけがない」と話した。
----------------

いや、こんな馬鹿な都知事はないってのが私の感想。「国家という重いものを背負わない人間が速く走れるわけがない」のだとすると、東京マラソンは誰も国家を背負って走っている訳じゃないんですから(国際大会じゃないし、オリンピックや世界陸上への出場権をかけた大会でもない)のですから、だれもこの大会では「速く走れるわけがない」んですね。プロ野球のリーグ戦や大相撲やサッカーのJリーグの試合だって、だれも国を背負ってなんて戦っていないんだから、「いい成績が出せるわけない」んですね。
馬鹿も休み休み言えって感じです。





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最終更新日  2010.02.27 12:12:24
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Re:よき敗者、往生際の悪い外野(02/27)  
shiuma33  さん
本当に往生際が悪いですね。全マスコミで逆転金を、
あおっていて、完敗すると、採点に問題アリなんてみっともないです。日本人が金になった競技は、全部ルール変更され不利になっている事を忘れた作戦ミスですね。 (2010.02.27 21:32:50)

Re[1]:よき敗者、往生際の悪い外野(02/27)  
inti-sol  さん
shiuma33さん

>本当に往生際が悪いですね。全マスコミで逆転金を、
>あおっていて、完敗すると、採点に問題アリなんてみっともないです。

マスコミはそれほど煽っていないように思いますが、ネット上の反応はみっともないの一言に尽きると思います。

日本人が金になった競技は、全部ルール変更され不利になっている事を忘れた作戦ミスですね。

強い者は叩かれる、というのはある種の宿命でしょう。アルペンスキー往年の大選手、インゲマル・ステンマルクはウィンタースポーツの本流中の本流、スウェーデンの出身ですが、あまりに強すぎて、いろいろと不利なルール改正が行われたあげく、1984年のサラエボオリンピックではスキー板の宣伝活動に難癖が付けられて、出場権すら奪われています。出ていれば、回転と大回転でほぼ間違いなく金メダルだったでしょうが。 (2010.02.27 23:06:54)

Re[2]:よき敗者、往生際の悪い外野(02/27)  
inti-sol  さん
朝からスピードスケート女子団体パシュード決勝を見てしまいました。(録画だけど)
うーーーん、最後の最後たった0.02秒差で負けたのは惜しい、それでも堂々の銀メダル。しかし、団体パシュードという競技を私は今回初めて知りましたが、これは普通のスピードスケートより見ていて面白い感じがします。3人が一糸乱れぬ列置を組んでコーナーを回るところは、かなりかっこいいですね。 (2010.02.28 10:39:11)

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