inti-solのブログ

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2011.10.17
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カテゴリ: 災害
注水停止20時間で炉心損傷、確率5千年に1回

同日、経済産業省原子力安全・保安院に提出した施設運営計画に盛り込んだ。事故前の試算では1000万年に1回としており、2000倍も高くなった。
試算は、安定化の目標である「冷温停止状態」を維持するため、施設運営に生かす。損傷確率の計算は、原子炉の注水系統の故障、外部電源の喪失、大津波など7項目を想定。それぞれの原因で、1~3号機の一つに約20時間にわたる注水の中断が起き、炉心損傷が起きる1200度に達する確率を合計した。
炉心損傷に至る確率が最も高かったのは、大津波が原因で注水機能が回復できないケース。大津波そのものの頻度は700年に1回と見積もっている。

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仮にこの数値を信用するとしても、日本中に原発が54基あるということは、それぞれが5000年に一度炉心損傷すれば、結局は100年に一度炉心損傷の大事故が起こる、ということになります。
でも、はっきり言って信用に足る数値とは思えません。何故かというと、これらの数字は機械的な故障発生率から計算していると思われるからです。原発に限った話ではありませんが、事故は機械的な故障のみが原因で起こるものではありません。人為的ミス(不可抗力的なものも含めて)が大きな要素を占めます。どんなに注意を払っても、ヒューマンエラーを完全に排除することなど出来ません。人間は神様ではないので、ミスを絶対犯さないというのは不可能です。

機械的な故障はある程度まで発生頻度を計算することができますが、ヒューマンエラーは後から振り返って「このくらいの確率」と推定することしかできません。結局のところ、事故発生確率は、過去の実績から推計するしかありません。そうすると、原発による発電が始まってから40年で4基の原発が重大事故(炉心損傷は3基)を起こしたということは、10年に1基ずつが重大な事故を起こしている、ということになります。
さらに、記事によると大津波の頻度は700年に1度という見積もりだそうですが、甘すぎるのではないでしょうか。東北沖では、明治三陸沖、昭和三陸沖、今回の地震と、115年間で3回の巨大津波が起こっていますし、今後今回の震源域の周辺で巨大地震が再発する可能性が危惧されています。その場合、当然大きな津波も発生するはずです。他の海域でも、たとえば東海地震んが発生すれば当然巨大津波が発生します。これらのことを総合して考えると、巨大津波が700年に1度とはとても思えませんし、そのような前提に立脚した事故発生確率も信用できる数字ではありません。





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最終更新日  2013.01.20 10:52:30
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