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2013.01.27
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カテゴリ: 音楽
先日、労働組合に関係するイベントに呼ばれて演奏の機会がありました。実は昨年新しいグループを結成しまして、そのグループでの演奏です。グループ名は「テストレージャ・アンディーナ」と言いますが、かなり「ありがちな名前」で、というか過去に同名で活動していたグループが日本でもあるようです。なので、ひょっとすると、そのうちグループ名を変えてしまうかもしれません。




エスペランサ(希望)というエクアドルの曲で、私はマンドリンを弾いています。実は、25年以上もフォルクローレをやっていて、エクアドルの曲はほとんど演奏したことがありません。単発的な助っ人を除くと、自分のグループで演奏したのはほぼ初めてではないかと思います。そして、マンドリンを人前で弾くのも、この曲をが初めて。(録音だけなら、多重録音でマンドリンを含む演奏をYouTubeにアップしたことがありますが)
ピックで弾くのは苦手、ピックでダウンで弾くのはいいけど、アップは苦手、トレモロも苦手・・・・・・って、要は全部苦手ってことですね。お耳汚しですみません。
なんだか酔っ払ったような調子の笛が出てきますが、これはエクアドルのパンフルート「ロンダドール」です。

Rondador

ボリビアのサンポーニャに似ていますが、管が音階順には並んでいません(和音が合うように並んでいる)ので、独特の音になります。


ロンダドールだけを吹いている映像

ところで、この演奏にはもうひとつ、とても珍しい楽器を使っています。どれが珍しい楽器かというと、ギターなのです。
え?ただのギターでしょ、と思われるかもしれませんが、↓こういうギターを使っています。

Muyumuyu
彼の考案した楽器 には、その種の冗談楽器が多い)
このギターには、「ムユムユ」と名がついています。ムユムユとは、ケチュア語で眩暈のことです。何で眩暈という名なのかは、この映像を見ていただければ分かるかもしれません。


まさに一瞬の早業で回転しています。

まあ、私自身がこのギターを購入することはないと思いますけど、弾いてみて「12弦ギターはいいなあ」と思ってしまいました。
ギター(クラシックギター、フォークギター、エレキギター問わず)は、現在では6コース単弦(1コースに1本だけの弦が張ってある)で6弦が標準ですが、歴史的に見ると、複弦、つまり1コースに2本以上の弦が張ってあるのが標準でした。現在一般的に知られている楽器としては、マンドリンが複弦です。(私が使っているマンドリンは1コース3弦ずつの3複弦)
そして、ラテンアメリカでは、ギターの古い形をとどめる複弦ギターがたくさんあります。フォルクローレでよく使われるのはチャランゴです。ほかに、ティプレという楽器があって、これがとてもいい音がするのです。


この楽器、是非演奏したいのですが、日本ではなかなか手に入らない上に、多分普通のギターとは調弦が違うのではないか、と思います。というか、どんな調弦なのかも知らないんですけど。
でも、12弦ギターなら、普通のギターと同じだからすぐ弾ける。しかも弾いてみた限りは音色がティプレとそっくりで区別できません。
うん、どこかで12弦ギターを手に入れたいなあ。(これ以上楽器が増えてどうする^^)

---

追記


ドス・パロミータス(二羽の小鳩)


このメロディーをエクアドル風の伴奏と節回しに変えると、「エスペランサ」になる(笑)
どうも聞いたことのあるメロディーだと思いながら演奏していたのですが、そういうことか。さらに、このメロディーを6/8拍子に直すと、この曲になる(後半は若干異なりますが)

ビバ・フフイ(フフイ万歳)


この曲は、20年くらい前にはよく演奏していました。どうりで、何も考えなくても副旋律までパッと弾けたわけだ。





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最終更新日  2013.01.27 19:48:01
コメント(11) | コメントを書く
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Re:ムユムユギター(01/27)  
たかさん さん
エスペランサという曲は、キラ・ウィルカというグループの演奏を聞きましたよね。グループが変わると同じ曲でも雰囲気が違うというか、そんな感じがしました。たぶん楽器編成はほとんど同じだと思うのですが・・・。まあ、大外れだったらご愛嬌ということで(笑)

(2013.01.27 15:27:11)

Re[1]:ムユムユギター(01/27)  
inti-sol  さん
たかさん

いや、この曲はキラ・ウィルカでは演奏していません。エスペランサ(希望)というのは、ありがちなタイトルですから、同名異曲がいくつかありますが、多分キラ・ウィルカで演奏したことはないのではないかと。似たタイトルの曲というと、エンクエントロス(出会い)というのがあります。

>グループが変わると同じ曲でも雰囲気が違うというか

これは、結構あるんですね。「コンドルは飛んでいく」なんて、何グループで演奏したことか、それが構成や節回しがみんな微妙に違うものだから、特に今メインで活動している「キラ・ウィルカ」と「ティエラ・クリオージャ」で違うものだから、よくごっちゃになってしまうのです。 (2013.01.27 17:16:32)

Re[2]:ムユムユギター(01/27)  
inti-sol  さん
たかさん

たかさんに指摘されて、考えてみたら、このメロディーは私も聞いたことがある。なんだっけと考えてみたら、フォルクローレの世界ではよく演奏される別の曲の旋律を、エクアドル風に改変したものだということに気がつきました。指摘されるまで気がつきませんでした。
本文に追記しました。 (2013.01.27 19:52:53)

Re:ムユムユギター 追記あり(01/27)  
Bill McCreary さん
ムユムユギターの演奏すごいですね。フォルクローレのギターってピック使わないんでしたっけ。指であの演奏は感激ものです。

ところで私の人生の目標が3つありまして、フランス語を勉強する、二輪の免許を取る、楽器を習うというのがあります。最後のは、inti-solさんにも助言をいただくかもしれませんので、その節はよろしくお願いします。 (2013.01.27 22:22:13)

Re[3]:ムユムユギター(01/27)  
たかさん さん
inti-solさん

>たかさんに指摘されて、考えてみたら、このメロディーは私も聞いたことがある。

指摘なんて大仰なものではありません。結果的に大外れだったわけですから(笑)エスペランサというこの曲は聞きおぼえのあるメロディーでした。私はフォルクローレの演奏はキラ・ウィルカしか聞いていないので、たぶんそうだろうと思っただけです。

それにしても、ムユムユギターってのも面白いですね。クルッとギターを回すと、そこには別のギターが・・・なんて手品みたいです。

(2013.01.27 22:44:59)

Re[1]:ムユムユギター 追記あり(01/27)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

>ムユムユギターの演奏すごいですね。フォルクローレのギターってピック使わないんでしたっけ。指であの演奏は感激ものです。

フォルクローレのギター、というよりクラシックギターは基本的にピックを使わないものです。

このムユムユギター、私のこの演奏のとき1曲だけ弾きましたけど、私は6弦ギターの面だけしか使いませんでした。これ、演奏中に瞬時に回転させるのは、なかなか熟練を要します。特に、マイクの前で弾いているときは、マイクにぶつけないようにしなければなりませんから。
それと、弦が合計18本ですから、結構な張力ですし、ヘッドが結構重いんです。

最後のは、inti-solさんにも助言をいただくかもしれませんので、その節はよろしくお願いします。

はい、喜んで。弦楽器と管楽器は、得手不得手があって、弦楽器向き人間と管楽器向き人間がいるように思います。私は両方演奏していますけど、比較すれば明らかに管楽器向きの人間です。Bill McCrearyさんは、どっちかなあ。 (2013.01.27 23:31:25)

Re[4]:ムユムユギター(01/27)  
inti-sol  さん
たかさん

>エスペランサというこの曲は聞きおぼえのあるメロディーでした。

多分、キラ・ウィルカでも似た旋律の曲を演奏したことがあるのではないかと思います。似た曲調が多いですから。

>・・・なんて手品みたいです。

はい。エルネスト・カブールという人は、こういう駄洒落みたいな楽器の考案にかけては、天下一品なのです。
そういえば、考案者であるカブールのチャランゴと、このムユムユ奏者(フランツ・バルベルデ)の二重奏もありました。

www.youtube.com/watch?v=_SNhMrVfWms (2013.01.27 23:43:02)

Re:ムユムユギター 追記あり(01/27)  
おんにょ さん
こんばんは。ロンダドールの紹介ならJulian TucumbiがYouTubeで公開していますのでそちらのほうが良いでしょう。ところで、私は誰でしょう? (2013.01.28 23:23:19)

Re[1]:ムユムユギター 追記あり(01/27)  
inti-sol  さん
おんにょさん

検索した時点では、吹いているところが分かりやすい動画が、あまりなかったんです。

>ところで、私は誰でしょう?

エクアドルに反応されたということは、ブリサ・アンディーナの方?あるいは・・・・・・すみません、どなたでしょうか。 (2013.01.29 00:05:58)

Re:ムユムユギター 追記あり(01/27)  
Akaru さん
最近F. Valverdeさんのmuyu-muyuのCDを聴き直したばかりです。チェンバロの音に似ていて面白いですね。腕もいいし、この人の作った曲も好みです。

よく思うのですが、ケーナは基本音階のみの一次元楽器、サンポーニャは管二列以上で二次元楽器、ギターになると音階、和音、時間差があって一気に四次元楽器になるような気がします。

またライブがあったらお知らせして下さいね。簡単には行けないのですが、楽しみにしています。 (2013.02.02 08:46:05)

Re[1]:ムユムユギター 追記あり(01/27)  
inti-sol  さん
Akaruさん

>最近F. Valverdeさんのmuyu-muyuのCDを聴き直したばかりです。チェンバロの音に似ていて面白いですね。腕もいいし、この人の作った曲も好みです。

実は、私はこの人のCDはもっていないのです。チェンバロに似ている・・・・・・指摘されるまで、思っても見ませんでしたが、言われてみると確かにそんな感じがしますね。複弦がオクターブ差のユニゾンになっているところがミソなんだと思います。

>よく思うのですが、ケーナは基本音階のみの一次元楽器、サンポーニャは管二列以上で二次元楽器、ギターになると音階、和音、時間差があって一気に四次元楽器になるような気がします。

サンポーニャは2列でも、一人で同時にその2列を吹くことはできないので、やっぱり一次元かな、と思います。弦楽器は、おっしゃるとおりですね。 (2013.02.02 11:16:58)

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