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2020.06.04
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カテゴリ: 政治
抗議デモ「国内のテロ行為」 トランプ氏 軍派遣に言及


アメリカで、白人警察官が黒人男性を押さえつけ死亡させた事件をきっかけに発生した全米各地での抗議デモ。
夜間の外出禁止令が出ているニューヨークなどで続いているデモは、一部が暴徒化し、店舗などからの略奪行為にも及んだ。
1日に演説したトランプ大統領は、「国内のテロ行為だ」と非難した。
アメリカのトランプ大統領「国内に拡大している暴動と無法状態を終わらせる。今をもって終わりだ」
また、トランプ大統領は、各州の知事に州兵を動員するよう求め、拒否すれば軍を派遣すると強調した。

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問題となった黒人男性は、偽造紙幣を使ったとの疑いで警察に拘束された際、手錠をかけられた状態で数人の警官にのしかかられて窒息死した、とのことです。逮捕容疑であった偽造紙幣使用の疑いは、それが本当に偽造紙幣だったのか、また亡くなった方が偽造紙幣だと認識していたのかについての続報はありません。仮にそれらの容疑が事実で、偽造紙幣と認識して使っていたとしても、死刑に相当するほどの罪ではないし、手錠をかけられて抵抗できない状態で殺害する、いかなる正当性もありません。現に、圧死に関与した警官は免職となって逮捕されています。

ともかく、この件が契機となって全米で激しい抗議デモが起こっています。そして、その一部が残念ながら暴徒化してしまっている、ということですが、ただし、それはごく一部であって、大半は平和的なデモに終始しています。
そして、デモを支持するあるいは理解を示す側の著名人、政治家の多くは、そのような暴動化を憂慮し、対立を激化させず養和を求めるメッセージを発信しています。
ところが、デモを非難し攻撃する側、その筆頭がトランプ大統領であるわけですが、彼等はひたすら対立をあおるような言動を繰り返しています。

確かに略奪や暴動は許されざることです。しかし、火のないところに煙は立たず、理由があるからそういうことが起こるわけです。その理由から目を背けて、略奪や暴動という現象だけに、力には力を、みたいな対応をとることは愚の骨頂と言わざるを得ないでしょう。

そもそもの発端は、前述のとおり、警察の暴力によって黒人男性が殺害されたことから始まっているわけですが、それ以降も警察はデモに対して激しい暴力を振るっていることが各所で目撃されています。デモに対してのみならず、取材するマスコミに対しても警察が度々暴力を振るっていることが報道されています。

米抗議デモ、取材班への暴力相次ぐ トランプ氏のメディア批判が一因との声も
抗議デモの現場で発生した報道の自由に反する事案は192件。うち131件で記者らに対する暴力があり、さらにそのうち108件は警察による暴力だった。また記者らの逮捕は31件、ゴム弾の使用は46件、機材の損傷は30件、催涙ガスの使用は30件、ペッパースプレーの使用は17件あったという。
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デモ隊の略奪や暴行ばかりがクローズアップされますが、これを見る限り警察の方が、はるかに激しい暴力を働いていることは歴然としているのです。



日本の安倍なども同じと思いますが、トランプも支持者しか見ていない。賛成派も反対派もいる、多様な意見のある一国のトップ、ではなく、自分の支持者だけの色に染まった国のトップ、という意識しかないのでしょう。だから、反対派との融和とか、異論に耳を傾けるとか、そういう意識は最初からない。
人間は感情の生き物です。徴発されれば暴発する、それは人間の対応として失格ではあります。ただ、一定以上の人数が集会に参加すれば、挑発されたらすぐ激発してしまう人が存在することは、避けがたいことです。腹の中に不平不満がたまれば溜まるほど、そういう人の割合が増えていくこともまた、不可避です。したがって、彼らを激発させないためには激発させないような対応を取るこつが不可欠です。

人質を取って立てこもる犯罪者に対応するときですら、普通は犯人をなだめたり説得しようとするものです。「てめえなんか早く逮捕されて死刑になれよ、バーカ」などとは、普通は言わない。そんなことを言えば、激発を誘発することになりかねないからです。もちろん、挑発されて激発して人質に手を賭けたら、その犯人は悪い。それは当然ですが、犯人を激発させた警察の対応も、極めて重大な問題がある、ということに当然なります。トランプが今やっている、やろうとしていることは、そういうことです。

まあ、トランプにはそういう対応を取るための「配慮」とか「融和の精神」は元々ないのかもしれません。挑発されたら感情の赴くままに激発する暴徒と同じで、感情を抑える、ということは能力的にできないのでしょう。そのような人間が世界一の大国の大統領を務めている、ということがこのような事態につながっているということなのでしょう。

暴動過激化の背景に、「アンティーファ」という組織があり、トランプはそれを敵視して「テロ組織に指定する」と息まいています。アンティーファというのは、「アンティファシスト」の略、つまり反ファシストということですが、日本で言えば「しばき隊」に相当するような、右派、保守派、差別主義者の示威活動に対する「カウンター」つまり対抗的示威活動を行っているようです。日本の「しばき隊」もそうですが、アンティーファも、統一的な組織や指導者がいるわけではなく、自然発生的な組織であり、一部過激なメンバーがいるものの、大半は平和的活動に終始しているようです。
要するに、ごく一部の暴動を極大視して、危険を煽っているだけ、ということです。
有り体に言えば、トランプのここまでのやり方が、敵対者を過激化させてきた、ということにすぎません。





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最終更新日  2020.06.04 19:00:07
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Re:暴力は良くないが、しかし(06/04)  
maki5417  さん
アンティーファの名前を語って、オルタナ右翼が挑発しているとも伝えられていますね。

フジサンケイの世論調査でも、安倍の支持率は40%を切り不支持は50%をこえましたが、トランプの支持率は依然40%台ですね。
アメリカの分断は深刻なようです。
国防長官も反旗を翻しましたし、今日はマチスの批判も伝えられました。

次の選挙では、まともな人が大統領になってほしいです。 (2020.06.04 21:35:11)

Re[1]:暴力は良くないが、しかし(06/04)  
inti-sol  さん
maki5417さん

たしかにそういう報道があります。日本で言う「なりすまし」というやつですね。
日本も、あの状態でなお30%前後の内閣支持率があるんだから、私からすれば絶望的と思います。米国はそれ以上でしょうけど。腹の中では人種差別に染まっている人が、米国でもそれだけ多い、ということなのでしょうか。
(2020.06.06 05:33:50)

Re:暴力は良くないが、しかし(06/04)  
Bill McCreary さん
個人的には、1960年に岸信介が、安保反対デモに自衛隊の出動を考えたって話を思い出しました。これは実現しませんでしたが、実現しなくてほんとよかったと思います。

これはついでの話ですが、こちらの記事の筆者(右翼活動家)は、かつてのジェームズ・ブラウンの発言を称賛していますが、ブラウンが言ったという「街に出るな、音楽を聴こう、暴挙に走るな」というのは、文脈とか状況(コンサート会場での発言ですからね)、あるいは発言者の立場など一概に論じられるものではないですが、これも岸の言ったという「野球を見ている人もいる」ってのと同じですね。ブラウンは、暴力以外に、ほかにこういう抗議の方法があるなんてことを発言はしなかったでしょう。

//miura.trycomp.net/?p=5324

最後はおまけです。inti-solさんも、たぶん「ウルトラセブン」にまったく興味がないということはないと思いますが、こちらの女性は、やっぱり美人とお考えですかね。

//blog.goo.ne.jp/mccreary/e/abd3d5818a61d510f4ad7c70bd89c9f9

ヌードの写真をgooから拒否されているので、これからは「美女探求」も、このようなおとなしめの記事になると思います。これでinti-solさんも、娘さんや奥さんの冷たい視線を気にしないで済むというわけです。 (2020.06.07 15:18:59)

Re[1]:暴力は良くないが、しかし(06/04)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

>1960年に岸信介が、安保反対デモに自衛隊の出動を考えた

確か、赤城宗徳防衛庁長官が絶対反対を貫いたんですよね。
いま、日本で同じような事態が起きたときは、果たしてどうか、という一抹(以上の)の不安はあります。

>こちらの記事の筆者(右翼活動家)は、かつてのジェームズ・ブラウンの発言を称賛していますが

一読して、あんまり読む価値ないなと思いました。竹中労は私もあんまり好きではありませんでしたが、「中途半端に政治を持ち込むのはこの世代の沖縄音楽解説者のほんとうに悪い癖」なる言葉は(確かに竹中労の主義主張はいささか現実から遊離して空回りの傾向があったとは私も思いますが、それでも)音楽に政治を持ち込むことを目の敵にしようとする極右系の悪い癖に比べれば、はるかにマシというものです。

「街に出るな、音楽を聴こう、暴挙に走るな」という言葉も、これが全面肯定できるかどうかは状況次第でしょう。おっしゃる通り、コンサート中に聴衆が暴れ出しそうな状況での発言としては、これ以上ないくらい正当な発言です。しかし、非暴力のデモを行っている人に対して「街に出るな」と言ったら、受け取られ方はまるで違ったものになるでしょう。 (2020.06.07 21:18:05)

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