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2023.12.09
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テーマ: ニュース(99444)
数千トン規模のイワシ漂着 撤去作業はじまるも終了のめど立たず あたりには腐ったような臭いが 函館市

きょうは函館市や道、漁業関係者などおよそ100人が手作業で回収にあたっています。
イワシが漂っている波打ち際では水が濁り、あたりは腐ったような臭いが漂っています。
きょうは魚を拾いに来る人の姿はみられません。
函館市では、回収した魚を焼却処分する予定でが、漂着したイワシは数千トン規模とみられていて撤去作業が終わる見通しはたっていません。

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7日に大量のイワシとサバが漂着したと報じられていますが、冬の北海道とはいえ、早くも腐敗が始まっているようです。
あの臭いはなかなか強烈です。
動物が腐敗する過程で発する臭いは、哺乳類も魚類でもほとんど変わりません。じつは孤独死して何日も経った人の家を開けると、魚の腐ったようなにおいを発します。人間はイワシやサバよりはるかに体重が重いので、発する臭いもかなり強烈なのですが、そのイワシやサバも数千トンとなると、発する臭いのすさまじさは想像するに余りあります。

それにしても、この種の怪現象の報に接すると、どうも「天変地異の前触れじゃないか」と思ってしまいます。
もちろん、実際のところはそうとは限りません。「ナマズが暴れる」じゃありませんが、地震などの大規模災害の前触れにこの種の異常現象が少なからずみられることは確かですが、天変地異とは無関係にこういう現象が起こることの方がずっと多いですから。
調べたところ、今回は函館ですが、津軽海峡を挟んだ青森でも、2018年、20年、今年2月と2~3年ごとに同様のイワシの大量打ち上げが起こっているし、それ以前にも各地で類似の現象が結構起こっているようですそしてもちろん、その後に天変地異が起こっているわけではありません(もっとも、この現象それ自体が十分に天変地異であるという言い方もできそうです)。

今のところ、原因は二つの仮説があり、一つは群れが低水温にぶつかって仮死状態となり、そのまま打ち上げられてしまった、もう一つは、マグロやイルカ、クジラなどの大きな捕食動物に追われて逃げまどっているうちに海岸に逃げ込んでしまった、あるいは追われて過密状態となって酸欠死して打ち上げられてしまった、ということが考えられているようです。

自然現象だからそのまま放置しておけ、と言いたいところではありますが、さすがに数千トンの魚から発する腐臭は相当のものでしょうから、人里近くではそのままにしておくわけにもいかないでしょう。対応する人の苦労は察するに余りあります。お疲れ様です。





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最終更新日  2023.12.09 22:20:07
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