inti-solのブログ

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2024.11.08
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テーマ: ニュース(100249)
カテゴリ: 政治
得票総数でも上回る圧勝 2期目はブレーキ役不在 トランプ氏「かつてない権限」・米大統領選

共和党は既に議会上院を掌握し、開票が進む下院も制すれば、トランプ氏を阻む壁はほぼなくなる。2期目は「かつてない強力な権限」(同氏)を得ることになる。
トランプ氏は6日、バイデン大統領とハリス氏から祝福の電話を受けた。バイデン氏は「円滑な政権移行」を約束。トランプ氏が退任を拒んだ2020年とは異なり、移行手続きは比較的スムーズに進みそうだ。
得票総数で共和党が民主党を上回るのは、04年のブッシュ(子)大統領以来20年ぶり。圧倒的勝利に、歴代大統領も「祝意を表したい」(オバマ氏)とメッセージを寄せた。(以下略)

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米大統領選でトランプが当選したということです。わたしとしてはいささか残念な結果ではあるものの、他国の選挙のことですから、それをどうこう言っても仕方がない、とも思います。別に米国の民主党をそんなに高く評価しているわけでもありませんし。なんと言っても、親イスラエルの姿勢は民主党も共和党も大差ないし、ガザ侵攻に対しては、ハリスだって明確な反対姿勢はとっていませんから。

ただ、今回の大統領選で「圧勝」という表現はどんなものかな、と思います。確かに大統領選に勝ち、上院も過半数を取り、下院はまだ確定していないものの、どうやら過半数を取りそうだ、となると、選挙結果は確かに圧勝です。
ただ、選挙人獲得数は現時点で295人対226人で、そこまで差が開いているわけではありません。兵国大統領選は、州ごとに選挙人総取り(例外が2州だけありますが)という小選挙区方式なので、全国の総得票数と選挙人の獲得数が比例しません。トランプ初当選時の2016年は、総得票ではヒラリーが勝ったけれど選挙人はトランプが多く取ったという逆転現象でトランプが勝っています。
今回20年ぶりに共和党大統領候補の得票総数が民主党を上回ったというのは、言い方を変えれば過去20年間は共和党が弱かった、ということです。
今回の得票率は毎日新聞によると、日本時間の6日午後10時時点でハリス47.4%対トランプ51.0%ということなので、3.6ポイント差と、結構な僅差です。

もちろん、僅差だろうが大差だろうが勝ちは勝ち、負けは負けです。
ただ、勝ったから全部正しい、負けたから全部間違っている、とは限らないわけです。
日本では、あるいは米国でも同じかもしれませんが、トランプ勝利にネトウヨ、Qアノン信者、ディープステート信者みたいなのが大はしゃぎしていて、ウザいったらありゃしない。で、連中は日本でのリベラル叩きの延長線上で米国でもリベラル派ダメだダメだと言い続けているわけです。しかし、前回2020年大統領選ではバイデンが勝ちトランプが負けたわけですが、その時の得票率はバイデン51.3%対トランプ46.8%だったので、今回より得票差は大きかった(ただし、今回はまだ確定していませんが)のです。


世の中に永久不変はない、永久に勝ち続ける、支持を得続ける政党や候補者はいない、ということに尽きるのだと思います。とりわけ、4年後にはもうトランプは立候補できませんから。





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最終更新日  2024.11.08 20:14:16
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