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2026.01.06
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テーマ: ニュース(96635)
前回の投稿で、「マドゥロ政権に多くの問題があることは事実ですが」と書きました。

マドゥーロ大統領が、失政を重ね続けてきたうえに、民主的な選挙を踏みにじった最悪の政治家であった、という事実は直視せざるを得ないところです。
私は、故ウーゴ・チャベスは、今も非常に尊敬しています(当ブログの初期の投稿に、ャべ巣に関する記事をいくつもアップしているはずです)。後継者のマドゥーロがどんな末路を迎えたにせよ、その尊敬の念に変わりはありません。
ただ、当然ながらチャベスのやったことすべてが正しかったと思っているわけではありません。その中ても、マドゥーロを後継者に据えてしまったことは失敗だったと思っています。
マドゥロが副大統領になったのは、チャベス政権の末期で、それまで副大統領は別の人物であり、チャベスの後継者と目されていたのもマドゥーロではありませんでした。
マドゥーロが副大統領に任命されたとき、チャベスは既にガンを発症していましたが、キューバで手術を受けて、それがいったん成功したため、自分が近く死ぬとは考えていなかったのだと思います。そのためか、能力の高い政治家ではなく、自分への忠誠心が高い政治家を後継者に選んだように思います。それがマドゥーロだったのです。

残念ながらマドゥーロはその名に反し、成熟した政治家ではなかった(maduroはスペイン語で成熟の意味です)というしかありません。
私はチャベスを尊敬していますが、前述のとおり、ミス、問題点がなかったなどというつもりはまったくありません。それでも、チャベスの在任中、ベネズエラが滅茶苦茶な桂座゛゛位破綻に至ることはありませんでした。それに比べると、マドゥーロの政権運営は、どう見ても失敗であったことは明らかです。
完全無欠の人間などおらず、失敗のない政権もありません。経済破綻を招いた政権は、過去の中南米で数多くありました。だから、失敗したら選挙に負けて、下野するしかありません。


権力の座は人間の感覚を摩滅させるのでしょうか。
外国に攻め込んで拉致する米国のやり方は暴挙です。また、麻薬密輸に関与していたという話は、多分デマです。
しかし、彼が失政で支持を失ってもなお政権に居座る独裁者でなければ、いかにトランプでも、あれほどの暴挙を冒せたか、とも思います。その意味では、トランプという巨悪に付け入るスキを与えてしまった、と言わざるを得ないものがあります。

とはいえ、マドゥーロがとんでもない独裁者であることは、米国のあのような暴挙を正当化しないし、逆に米国の暴挙はマドゥーロの失政を正当化しない、ということに尽きます。

付言すると、前述のとおり、マドゥーロの失政は明らかですが、米側が言っている罪状のうち、麻薬(特にフェンタニル)密輸に関与しているというのは、濡れ衣と思われます。そもそも、言っているトランプ政権自身、具体的根拠を何ら示せていません。
何よりも、米国に密輸される麻薬の大半はコロンビア、メキシコを経由で、ベネズエラを経由するものはごく少ないので(他ならぬ 米国麻薬取締局の25年3月の年次報告書がそのように指摘しています )、ベネズエラが関与できる余地(したがって経済的利益も)ほとんどありません。





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最終更新日  2026.01.07 21:22:13
コメント(14) | コメントを書く
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Re:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
セルピコ さん
ベネズエラの経済破綻の最大の戦犯は、前任者のチャベス。


チャベスが素人考えでPDVSAの経営や管理に手をツッコまなければ、ここまで酷い事にはなりませんでしたよ。 (2026.01.17 21:20:28)

Re[1]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
inti-sol  さん
セルピコさん

でも、現実にチャベスの時代にベネズエラ経済は破綻していません。もちろん、当時は原油価格が高騰していたことが大きいですが、原油産出量自体も当時はおおむね安定していました。
マドゥーロ政権になってから、原油産出量が激減しています。もちろん、それは各国の経済制裁で石油インフラのメンテナンスが困難になったためなので、それがなかったらマドゥーロ政権でもここまで酷いことにはなっていません。もっとも、経済制裁の原因は選挙で実質負けているはずなのに政権に居座ったことが原因なので、身から出た錆としか言いようがありません。 (2026.01.19 22:33:03)

Re[2]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
セルピコ さん
inti-solさんへ

実際はチャベスが熟練技術者や管理者を追放した事によって、パイプラインや石油精製インフラの更新&整備の停滞を原因とする設備の破損が進行してました。
そして、それらの影響が一気に表面化したのがチャベス死後になってからというだけ。

要するにアベノミクスの悪影響が本格化したのが、安倍晋三が首相を退いた後だったのと全く同じ状況。


(2026.01.20 11:35:43)

Re[3]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
inti-sol  さん
セルピコさん

そういう事実があったことは確かですが、当然すべての熟練技術者や管理者を追放したわけじゃないでしょう。あるいは、産油国でもあるロシアから技術技術者を呼んだかもしれませんが。
チャベス政権は1998年から2013年までの15年間の長きにわたっています。その間、もちろん多少の増減はありますが、かなり安定的に石油を算出しています。
2002年にクーデターで政権を失いかけたところからの復活(これ以降、権威的になったとされる)以降でも11年政権にいました。1~2年ならまだしも、こんな長期間、メンテナンスなしで産出量を維持できるわけがないのです。そして、マドゥーロに政権が移り、米国などが制裁を始めた2017年頃とほぼ軌を一にして、産出量が右肩下がりに減っている、数字はあまりに歴然としており、マドゥーロはチャベスの失策のツケを払っただけだ、というのは無理かあります。

www.worldometers.info/ja/%E7%9F%B3%E6%B2%B9/%E3%83%99%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%A9-%E7%9F%B3%E6%B2%B9/#oil-production (2026.01.22 07:17:52)

Re[4]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
セルピコ さん
inti-solさんへ

無理筋擁護ですよ。
www.ide.go.jp/library/Japanese/Publish/Periodicals/Latin/pdf/2502_06.pdf

(2026.01.22 19:39:30)

Re[5]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
inti-sol  さん
セルピコさん

無理筋、という言い方が無理筋であると思いますね。
もとより、チャベスの政策が無謬であった、文句のつけどころのない素晴らしいものであった、などと言うつもりはありません。当然間違いはあった、やり過ぎもあった、特に晩年は権威主義的なところが多々あって私も疑問を抱くところはあった、ということについてはまったく否定しません。

けれど、少なくとも現在のような経済的破綻は招かなかったし、原油価格の変動には抗し得なかったとしても、原油産出量が落ち込むような事態は招かなかったし、元々極めて深刻だったベネズエラにおける貧富の差を大幅に改善した(チャベスが政権についた1998年の0.486から、死去した2013年にはラテンアメリカで最低水準の0.398まで低下)実績は否定されるべきではないと考えますね。 (2026.01.23 07:19:18)

Re[6]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
セルピコ さん
inti-solさんへ

所詮は貴重な時間と資金を浪費しただけ。

本来なら石油依存体質脱却の為の未来に向けて投資するべき資金を、チャベス政権の支持率維持の為に無駄遣いした事が現在のベネズエラの困窮の原因になったのだから、この期に及んでもなおチャベスを擁護する事は、自身の見識の無さを徒に曝け出しているだけです。

あと、石油施設の事故やトラブルはチャベス存命時から多発する様になってました。 (2026.01.24 16:02:13)

Re[7]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
セルピコ さん
そもそも世界全体で地球温暖化対策が焦眉之急となっている状況なのに、脱石油化するどころか寧ろ(予てより高コスト体質である事が懸念されていた)ベネズエラの石油産業への依存をより強化していた段階で、チャベスが禄でもない指導者なのは既に明白。

どれだけ愚鈍な人間でも、ごく簡単に理解出来る筈。 (2026.01.24 16:36:18)

Re[7]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
inti-sol さん
セルピコさん

あなたの言い分は、ないものねだりです。

>石油依存体質脱却の為の未来に向けて投資するべき資金

チャベスも、当初は石油依存からの脱却を志向していたものの、上手く行かなかったことは確かです。しかし、ではチャベス以外の(右派~中道派の)政治指導者なら、ベネズエラを石油依存体質から脱却する方向に舵を切った、舵を切ることができた、とお考えですか?
たらればの話なので証明することは不可能ですが、その可能性は低いでしょうね。
石油という金のなる木が目の前にあって、それとは別の収入減を国の柱に切り替える(産業の一部、程度ならまだしも)、というのはそんなに簡単な話ではないからです。

また、塗炭の苦しみの中にあった貧困層への富の再配分を「支持率維持の為に無駄遣い」としか捉えないようでは、根本がずれているとしか言いようがありません。

>石油施設の事故やトラブルはチャベス存命時から多発する様になってました。

あくまでも程度の問題です。少なくともそれが破滅的な事態ではなかったことは、石油生産量の推移から言っても明らかです。

>世界全体で地球温暖化対策が焦眉之急となっている状況なのに、脱石油化するどころか寧ろ~ベネズエラの石油産業への依存をより強化していた

それが許せないというなら、石油施設の事故やトラブルで石油の産出が減ることは、むしろ「正しいこと」になりますよね。批判の論旨が先ほどとは正反対になってますよ。批判できれば材料は何でもよい、ということですか?

確かに世界全体の視点では地球温暖化対策は必要です。でも、産油国が「そんなことを言われても」と考えるのは、正しいとは言いませんが、「そういうものだ」としか言いようがありません。他の産油国、あるいはベネズエラでもほかの政治指導者なら「石油温暖化対策のため、石油産業への依存はやめよう」と(口では言うかもしれませんが)行動しますか?チャベスでなければそうしたと?
あるいは、ベネズエラ以外の産油国の政治指導者を見ても、んな行動をとっている人がいますか?
だから、ないものねだりだと言っているのです。

>この期に及んでもなおチャベスを擁護する事は、自身の見識の無さを徒に曝け出しているだけです。

ええ、そうでしょうね、そう思っていただいて結構です。確かに、私は見識のない人間です。そんな見識のなさをさらけ出している男と、これ以上議論しても無意味だとは思いませんか?
少なくとも私は、「見識がない」と公言されて、これ以上平静に議論を続ける気はありませんね。 (2026.01.24 23:29:59)

Re[8]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
inti-sol さん
セルピコさん

一つだけ補足しておくと

>地球温暖化対策が焦眉之急となっている状況なのに、脱石油化するどころか寧ろベネズエラの石油産業への依存をより強化していた

チャベスは(当初の思惑に反して)石油産業への依存を深めましたが、原油価格の高騰によって金額的に石油輸出収入が増大しただけで、産油量を増やしたわけではありません。チャベス時代のベネズエラの石油産出量はずっと安定的で、減ってはいないけど増えてもいません。
これを禄でもない指導者というなら、世界の産油国の政治指導者はほぼ全員ろくでもないことになります。例えばカナダ、ノルウェー、米国(トランプは確かにろくでもないけれど、それ以前の政権も全員)など、みんな石油産出量は増加乃至横ばいですから。
むしろ原油産出量が減少したマドゥロは立派な政治指導者ということになりますねえ。

愚鈍で見識のない男より。 (2026.01.25 00:02:35)

Re[9]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
セルピコ さん
inti-solさんへ

チャベスの様な近視眼的な輩とは対照的な国家指導層は中国でしょうね。

彼等は『専制的』ではあるが、将来を見据えた見識がある。 (2026.01.25 01:21:36)

Re[8]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
セルピコ さん
inti-solさんへ

『あくまでも程度の問題です。少なくともそれが破滅的な事態ではなかったことは、石油生産量の推移から言っても明らかです。』

いえ、既にその『トラブル多発』のシグナルが点灯した段階で、破滅へと進んでいたのですよ。

それを読み取れなかったチャベスは所詮ポピュリストであって、まともな『指導者』ではない。 (2026.01.25 01:27:17)

Re[9]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
セルピコ さん
マドゥロは凡庸な指導者ではあったが、チャベスがまともな統治システムを整備していたらベネズエラはああも簡単に破滅しませんでしたよ。

というか、近代的な政治システムは『凡庸な』指導者を戴いても
直接国家の破滅に繋がらない仕様になっているモノ。
(2026.01.25 01:34:38)

Re[9]:マドゥーロの非はトランプの悪事を正当化しない(01/06)  
inti-sol  さん
セルピコさん

同じ話の堂々巡りになっていますよ。
先に指摘しましたが、「石油による収入を正しく使わなければならない」という批判と「地球温暖化対策のため石油依存経済から脱却しなければならない」という批判は、背反するものです。
まあ、当然のごとくその指摘は完全無視されましたね。
こちらの道を選択すればあちらの集団から、あちらの道を選択すればこちらの集団から批判が出るのは避けがたいことですが、同じ人間から同時に両方の批判が繰り出されるのは矛盾です。箸を上げたら「上げるな」箸を下げたら「下げるな」と言っているようなもので、それは批判のための批判に過ぎません。

これも再度申し上げておきますと、チャベスが無謬であった、間違いがなかった、完全無欠の指導者だった、などとはもとより言うつもりはありません。最大のミスはマドゥロを後継に据えてしまったことだと思いますが、もちろん、それだけが彼のミスのすべてである、などというつもりもありません。
あなたが指摘するミスも、事実の一部ではあると思いますよ。要は、それがどこまで決定的、致命的なものだったかという評価の問題です。全面否定に同意しなければ許さない、というなら勝手にしてください。

別に、どんな批判を書き連れるのもあなたの自由ではありますが、批判のための批判にこれ以上付き合うのは、私にとって時間の無駄です。そういう批判は、当ブログコメント欄以外のどこかでやってくださいな。

以降投降禁止。 (2026.01.25 07:07:22)

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