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2022年J1第15節セレッソ大阪vs浦和レッズの試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。2-0でセレッソ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ奧埜、原川とのビルドアップから、右シャドー毎熊、左SB山中や左シャドーのパトリッキがサイド側に高く張った上、左右のサイドチェンジを多用しつつ、右はSB松田とシャドー毎熊、左はSB山中とパトリックに中シャドー清武が連携して両サイドを攻撃の基点とし、コンビネーションを使ってハーフスペースを狙い、また時にはサイドやハーフスペースに流れる1トップのタガートにクサビのパスを供給して3シャドー、奧埜がフォローして分厚い攻撃を仕掛けていく。守備では、前線からのマンマーク気味のプレスによりレッズのディフェンスラインに圧力をかけてガンバのビルドアップを困難にする。リトリート時は4-4-2を基調。(相手CK時は主にゾーン対応)〈浦和レッズ〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ岩尾、平野に、時に中シャドー小泉が加わってビルドアップから、右は右SB宮本または右シャドー関根、左は左SB大畑がサイド側に高く張った上、両サイドを基点として、左右のサイドチェンジを多用しつつ、FWユンカーのポストプレーに左シャドーのシャルクを含めたシャドーらがフォローして分厚い攻めを展開していく。守備では、4-4-2ブロックを基調として、必要に応じて前線からのプレスをかけていく。(相手CK時は主にゾーン対応)【得点】66分 清武(セレッソ大阪)PK88分 毎熊(セレッソ大阪)【退場】なし【警告】33分 山中(セレッソ大阪)【試合の流れ】(前半)セレッソ、レッズとも4-2-3-1システムにてこの試合に臨む。セレッソ、レッズとも、ビルドアップから、両サイドに展開して攻撃を組み立てようとしていく中、まず、最初にチャンスを作ったのはセレッソで、9分に、右サイドでの展開から、右SB松田からパスを受けた右シャドー毎熊のグラウンダーのクロスに、ペナルティエリア付近にて反応した左シャドーのパトリッキのシュートはレッズGK西川の正面を突いてしまう。その後しばらくは、セレッソが両サイドを基点としてSB、シャドーとのコンビネーションでハーフスペースを狙うが、レッズは4-4-2ブロックにて対応していく。これに対して、レッズはセレッソの前線からのプレスに手を焼いて、スムーズなビルドアップを阻まれていたが、ボランチ平野がレッズディフェンスラインに降りてCBショルツ、岩波の3枚と、ボランチ岩尾とボランチの位置に降りてきた中シャドー小泉の、合わせて5枚によるビルドアップに変更して、セレッソ前線タガート、清武2枚を基点とするプレスに対して数的優位を作って両サイドに展開して試合の流れを変えていく。レッズは24分に、セレッソGKキム・ジンヒョンからのビルドアップのパスを小泉がボール奪取してペナルティエリア付近にいたユンカーにパスを出し、そのリターンパスをペナルティエリア内で受けた小泉がゴール左隅に流し込んで、レッズが先制したかに思われたが、VARの結果、オフサイドの判定によりゴール取消となってしまう。さらに、レッズは、26分に、中央エリアでのカウンターから、FWユンカーのポストプレーを基点として、それに反応した小泉の右クロスに、ゴールフォア側に走り込んでいた左シャドーのシャルクが反応して放ったシュートはゴールポストを叩いてしまい、またもや先制には至らず。その後も、レッズは両サイドを基点としてチャンスを作り、37分にも、ペナルティエリア付近にいた小泉からの浮き球の右クロスに反応したシャルクが落としたボールを受けた右シャドー関根のシュートは左に流れてしまう。ピンチを脱したセレッソは42分に、中央エリアにてボランチ奧埜を基点として、FWタガートのポストプレーを受けた右シャドー毎熊のシュートはバーを超えてしまい、前半は0-0で終了。(後半)レッズは前半終了間際に負傷したユンカーに替わって江坂が投入され、FWに配置されて、後半が開始される(後半開始時、セレッソの交代はなし)。後半、まず最初にチャンスを作ったのはセレッソで、51分に、右から左への展開から、バイタルエリアにてパスを受けたパトリッキが左に展開してパスを受けた左SB山中がドリブルで仕掛けながら放った左足のシュートはバーを超えてしまう。その後は、レッズがビルドアップから両サイドに展開して江坂、小泉らへの縦パスを狙い、一方セレッソは4-4-2ブロックにて数的優位を保ちつつ中央エリアを固めて、レッズの攻撃に対応していく。そして、セレッソが62分に、思わぬ展開にてチャンスをモノにする。左サイドでの展開から、ペナルティエリアに向かって仕掛けた左SB山中の左クロスを阻止しようとした右シャドー関根の右手に当たって、VARの結果、ハンドの判定が下されて、セレッソにPKが与えられる。そのPKを清武が冷静に左隅に決めて、セレッソが1-0と先制する。思わぬ展開で先制されたレッズは、67分に、ボランチ平野から柴戸に、右シャドー関根から大久保に、左シャドーのシャルクから松尾に替えて3枚替えを行って、1トップの江坂を左シャドーに、松尾を1トップにして攻撃の糸口の探り、一方、セレッソも70分に、左シャドーのパトリッキから為田に替えて対応する。 交代後チャンスを作ったのはセレッソで、75分に、中央エリアにて奧埜を基点として、右サイドにてパスして受けた毎熊のクロスにゴールフォア側に走り込んでいた為田が頭で合わせるも、ジャストミートせず。これに対して、レッズも両サイドを基点として攻撃を仕掛けていき、83分に、80分に左SB大畑に替わって投入された馬渡を基点として松尾のクロスで得た岩尾が左CKにてゴールフォア側を狙うも、GKキム・キム・ジンヒョンの好セーブに阻まれてしまう。ピンチを脱したセレッソは、88分に、中央エリアへのフィードでレッズCBショルツに競り勝った加藤(85分に清武に替わって投入)が競り勝って出したスルーパスを、ペナルティエリアに走り込んでいた毎熊がレッズGK西川と1対1になって、ゴール左隅に冷静に流し込んで、セレッソが2-0と突き放す。レッズは、ロスタイムに西川のロングフィードを基点に、馬渡がミドルシュートを放つも、ゴール左に外れてしまい、セレッソが2-0と勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田、ヨニッチ、西尾、山中ボランチ 奧埜、原川3シャドー 毎熊、清武(85分 加藤)、パトリッキ(70分 為田)FW タガート(60分 北野)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)GK 西川DF 宮本、ショルツ、岩波、大畑(80分 馬渡)ボランチ 岩尾、平野(67分 柴戸)3シャドー 関根(67分 大久保)、小泉、シャルク(67分 松尾)FW ユンカー(45分 江坂)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)【勝負の分かれ目】後半途中のレッズのPK献上。セレッソディフェンス陣がレッズのサイドを基点とした攻撃に対して、適切に対応できたこと。【まとめ】セレッソは、前半、レッズのサイドを基点とした攻撃により、ディフェンスブロックを下げさせられたものの、後半、両サイドからの攻撃時間帯で得点でき、またディフェンス陣や中盤がレッズのサイド攻撃をことごとく跳ね返すことができた。連勝で波に乗れるか?レッズは後半の関根のハンドが試合の結果を左右してしまったとともに、前半攻撃の核となっていたユンカーの負傷交代も痛かった。試合内容が拮抗していただけに、悔やまれる。ユンカーが絡んだ攻撃はやはり相手チームに脅威を与えるが、それをどのようにして勝利に繋げていくか?
2022.05.25

2022年J1第14節セレッソ大阪vsガンバ大阪の試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。3-1でセレッソ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ奧埜、原川とのビルドアップから、右シャドー毎熊、左SB山中や左シャドーのパトリッキがサイド側に高く張った上、左右のサイドチェンジを多用しつつ、右はSB松田とシャドー毎熊、左はSB山中とパトリックに中シャドー清武が連携して両サイドを攻撃の基点とし、コンビネーションを使ってハーフスペースを狙い、また時にはサイドやハーフスペースに流れる1トップのタガートにクサビのパスを供給して3シャドー、奧埜がフォローして分厚い攻撃を仕掛けていく。守備では、前線からのマンマーク気味のプレスによりガンバのディフェンスラインに圧力をかけてガンバのビルドアップを困難にする。リトリート時は4-4-2を基調。(相手CK時は主にゾーン対応)〈ガンバ大阪〉攻撃では、三浦、昌子、クォン・ギョンウォンが3CBを構成して奥野、ダワンのボランチが連携してビルドアップを行い、右MF柳澤ら左SB黒川が両サイドに高く張ったうえ、FWレアンドロ・ペレイラや山見が両サイドに流れて基点を作った上、中央に入る左MF中村やダワンらボランチが後ろからフォローしつつ連携してパス交換し、またレアンドロ・ペレイラや山見がセレッソのディフェンスライン裏へのスペースを狙う。4-4-2と3-2-4-1の可変システム。守備では、プレス時は前線からマンマークにより捕まえに行き、リトリート時は4-4-2のブロック対応をしていく。セレッソのサイドを基点とした攻めに対しては、時に(特に前半)右MF柳澤がディフェンスラインに降りて、5バック気味に対応する。(相手CK時はマンツーマンとゾーンの併用)【得点】33分 山見(ガンバ大阪)57分 タガート(セレッソ大阪)65分 奧埜(セレッソ 大阪)93分 奧埜(セレッソ 大阪)【退場】なし【警告】53分 奥野(ガンバ大阪)81分 ダワン(ガンバ大阪)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-2-3-1システム、ガンバは4-4-2(4-2-3-1)と3-2-4-1の可変システムにて、この試合に臨む。序盤は、両チームとも、ディフェンスラインからのビルドアップから攻撃を組み立てようとする中、セレッソが全日空からのタイトなマンマークディフェンスによりガンバのビルドアップを困難にして、徐々に試合の流れを掴んでいく。まず12分に、右サイドから左への展開から、中シャドー清武からパスを受けたボランチ奧埜のシュートは右に外れてしまい、13分にも、清武からスルーパス遠受けたFWタガートがガンバGK一森とペナルティエリア付近にて1対1になるものの、一森の適切な対応によりタガートはシュートを打てず、さらに14分にも、左SB山中の左CKに、CBヨニッチが頭で合わせるも、バーを超えてしまう。このように、セレッソはビルドアップから両サイドを基点として、コンビネーションによりハーフスペースの攻略を図っていく。これに対して、ガンバはセレッソが両サイドのタッチライン側に選手が張って攻撃を仕掛けるのに対応して、右MF柳澤がディフェンスラインに降りて対応するが、ディフェンスラインが下がって、レアンドロ・ペレイラや山見がサイドに流れて攻撃の基点を作ろうとして、速いカウンター攻撃により活路を求めていく。ガンバは25分に最初のチャンスを作り、GK一森からの左サイドを狙ったロングフィードを受けた左SB黒川が左サイド奥にて上げた左クロスに山見がフリーにてゴール前で頭で合わせるも、惜しくもゴール右に外れてしまうが、33分にチャンスをモノにする。右サイドでのカウンターから、セレッソのボランチ原川からボール奪取したレアンドロ・ペレイラが右サイド奥で仕掛けながら上げた右クロスにフォア側にて山見が頭で合わせた左隅を狙ったシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンに一旦掻き出されたものの、VAR判定の結果、シュートはゴールラインを超えており、ガンバが1-0と先制する。その後は、セレッソが両サイドを基点としてボール保持する展開となり、37分には、左サイドでの展開から、奧埜からパスを受けた左シャドーのパトリッキが中に切れ込んでシュートを放つが、バーを超えてしまい、前半はガンバが1-0とリードして終了。(後半)試合の流れを掴みたいガンバは、中村を中央シャドーに配置させ、山見を左MFに配置させて後半に臨む。しかし、後半最初にチャンスを作ったのはセレッソで、48分に、左サイドでの展開から、パトリッキからパスを受けた左SB山中の左クロスに、ペナルティエリア右にて反応した右SB松田の右足のボレーシュートはゴール左に外れてしまう。セレッソはビルドアップから両サイドに展開してガンバの4-4-2ブロックを押し下げて、ハーフスペースを狙うなど試合を優位に進めていき、チャンスをモノにする。57分に、右サイドでのカウンターから、松田を基点として、松田から中央エリアにてパスを受けた清武のスルーパスをペナルティエリア内で受けた奧埜はガンバ右SB三浦の適切な対応によりシュートを打てなかったものの、こぼれ球になったボールをゴール前に詰めていたタガートがゴール右上隅に叩きこんで、セレッソが1-1と同点に追いつく。これに対して、ガンバは4-4-2ブロックが下げさせられて、レアンドロ・ペレイラらのカウンターにより活路を見出そうとする。63分に、左サイドでのカウンターから、山見とのコンビネーションにより左サイドに進出した黒川の左クロスに柳澤が合わそうとするが、わずかに合わず、ゴールには至らず。このカウンターのピンチを脱したセレッソは65分に、左サイドでの展開でパスを受けた山中の左クロスに、奧埜がゴール前にて頭で合わせたシュートがゴール左に決まって、セレッソが2-1と逆転に成功する。逆転を許したガンバは、その直後66分に、山見からウェリントン・シウバに、左SB黒川から藤春への2枚替えを行い、3-2-4-1をメインにしてビルドアップにより、レアンドロ・ペレイラらへの基点と作ろうとする。しかし、セレッソはCBヨニッチや鳥海、69分に鳥海に替わって投入された舩木の適切な対応により、ガンバに攻撃の基点を作らせず、ディフェンスでの数的優位を作って、ガンバのチャンスの芽を潰していく。それでもガンバが同点に追いつこうとすべく、終盤にかけてディフェンスラインからレアンドロ・ペレイラら前線へのパワープレーを仕掛けるが、94分に、セレッソは、83分に奥野に替わって投入されたガンバ石毛の左FKを拾って、右シャドー毎熊のスルーパスをペナルティエリアに走り込んでいた奧埜が受けて、冷静に左隅に流し込んで、セレッソが3-1と突き放して勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田、ヨニッチ、鳥海(69分 舩木)、山中ボランチ 奧埜、原川3シャドー 毎熊、清武(87分 加藤)、パトリッキ(69分 為田)FW タガート(74分 北野)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)(ガンバ大阪)4-4-2/3-2-4-1(右から)GK 一森DF 三浦、昌子、クォン・ギョンウォン、黒川(66分 藤春)ボランチ 奥野(83分 石毛)、ダワンMF 柳澤、中村FW 山見(66分 ウェリントン・シウバ)、レアンドロ・ペレイラ(4-4-2と3-2-4-1との可変システム。守備時は4-4-2または4-4-1-1)【勝負の分かれ目】セレッソがディフェンス面では、終始、前線からのマンマークディフェンスによりガンバのビルドアップを困難にしてレアンドロ・ペレイラら基点を作らせず、また攻撃面ではビルドアップから両サイドを基点としてコンビネーションによりハーフスペースを攻略して、ガンバのディフェンスラインを押し下げて試合を支配できたこと。【まとめ】セレッソはガンバのカウンターにより先制されたものの、サイドを基点として有効なハーフスペースの攻略により、ボール保持できた上、テリトリーも支配することができた。奧埜のフォロー・押上げが有効で、攻撃のアクセントにもなっていた。トライしていた新たな攻撃の形が作られたことにより、この試合の勝利につながった。ガンバは終始、セレッソの前線からのマンマークディフェンスにビルドアップが構築できず、レアンドロ・ペレイラら攻撃の基点を作れず、またディフェンス対応により、5人で構成するビルドアップと攻撃を作る攻撃陣との距離が遠くなってしまい、セレッソにディフェンス面で数的優位を作られてしまった。前線からのマンマークディフェンスを使用するチームが増加する中、有効なビルドアップをどのように構築していくかの課題をどのように解決していくか?
2022.05.21

2022年J1第12節FC東京vsサガン鳥栖の試合を味の素スタジアムで観戦。1-0でサガン鳥栖の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈FC東京〉攻撃では、ディフェンスラインとアンカー青木らのビルドアップから、右はSB中村、右MF安部、右WG永井の連携、左はSB小川、左MF松木、左WGレアンドロの連携により両サイドを基点とし、また右WG永井、左WGレアンドロのスピードを活かして縦の速いパスを交えながら攻めていく。守備では、4-3-3を基調として前線からのタイトなマンマークディフェンスによるプレスを仕掛けていく。(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)〈サガン鳥栖〉攻撃では、CB原田、田代、左SB中野が3バックを、アンカー小泉と右MF福田がダブルボランチを構成してビルドアップを行い、右SB飯野と左MF岩崎がWG的に両サイドに高く張ったうえ、右WG堀米、FW小野、左WG菊池の3枚が前線を構成して5人が5レーンに並んで位置し、、両サイドを基点として、右は堀米、飯野、左は岩崎、菊池にボランチや小野が連携してポジションチェンジしながら攻めていく。4-1-2-3と3-2-5との可変システム。守備では、4-3-3を基調として前線からのタイトなマンマークディフェンスによりプレスを仕掛けていく。(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)【得点】80分 堀米(サガン鳥栖)FK【退場】なし【警告】26分 原田(サガン鳥栖)28分 福田(サガン鳥栖)51分 スウォヴィク(FC東京)52分 山下(FC東京)69分 松木(FC東京)【試合の流れ】(前半)東京は4-1-2-3システム、サガンは4-1-2-3と3-2-5との可変システムにてこの試合に臨む。序盤は東京のビルドアップから両サイドへ基点を作ろうとする組み立てに対して、サガンが前線からの厳しいマンマークディフェンスを仕掛ける展開となる。最初にチャンスを作ったのはサガンで、16分に、GK朴からのロングフィードを右サイドで受けた堀米が中に切れ込みながら出したクロスに対して、フォア側ディフェンス反応した岩崎がボレーで合わせたシュートは東京ディフェンスにブロックされてしまう。これに対して、東京はサガンのマンマークディフェンスに手こずりながらも、サイドからの速い攻めにチャンスをうかがう。22分に、右サイドから進出した右SB中村のクロスに対して、ペナルティエリアにてフリーで反応した左WGレアンドロがシュートを打とうとするも、詰めていたGK朴の冷静な対応により、シュートには持ち込めず、また29分にも、バイタルエリアにて得たレアンドロのFKはゴールポスト右上を直撃してゴールには至らない。さらに、33分にも、カウンターから、右サイドでの右MF安部のクロスに、ゴール前にて反応した左MF松木のシュートはGK朴の好セーブに阻まれる。東京の攻撃をしのぎ切ったサガンは両サイドを基点として攻撃を仕掛けていく。まず36分に、右サイドでの展開から、右SB飯野からのクロスにゴール前にて反応したFW小野が東京ディフェンスに競り勝った合わせたヘディングシュートはわずかにバーを超えてしまい、さらに44分にも、小野による左へのサイドチェンジを基点として、左サイドでの展開から岩崎があげたクロスに、ゴール前にて飯野が頭で合わせるも、東京GKスウォヴィクが右手一本で防いで、先制には至らず、前半は0-0で終了。(後半)開始早々、波乱が起き、47分に、東京ディフェンスラインの乱れたパスが東京ゴールに向かって流れて、GKスウォヴィクが手で掻き出すことを余儀なくされ、サガンがペナルティエリア内での間接FKを獲得する。東京の早すぎる飛び出しによる2枚のイエローカードが出るが、サガンの間接FKは東京ディフェンスのブロックにより阻まれたしまう。その後も、サガンがタイトなマンマークディフェンスからの両サイドへの展開により試合の流れを掴む。サイドは、53分に得た堀米の左CKにニア側で合わせたペナルティシュートは左に外れてしまう。サガンの攻勢により、ディフェンスラインを下げさせられている東京は、58分に、FW山下からDオリヴェイラに、右WG永井から紺野に、左WGレアンドロからアダイウトンに、FW3枚を替え、紺野とアダイウトンを両サイドのタッチライン側に張らせた上、ワイドにボールを展開してSB、MFとのコンビネーションにより打開を試みる。東京は、61分に、右サイドでの展開から、紺野が中村との連携から出したクロスはGK朴にキャッチされてしまい、さらに、67分にも、今度は左サイドでのカウンターから、松木のスルーパスを受けたアダイウトンが左サイドからドリブルで仕掛けてペナルティエリア中に切れ込んで打った右足のシュートはゴール右ポストを直撃し、ゴールには至らない。ピンチを脱したサガンは、74分に、FW小野から垣田に、左SB中野からジエゴに替えて、先制を狙う。サガンは、76分に、バイタルエリア左にて菊池がボール奪取してペナルティエリア付近にいた垣田にスルーパスを出したが、垣田が打ったシュートは力なくGKスウォヴィクの正面を突いてしまうが、この流れを活かして、サガンがチャンスをモノにする。78分に、堀米の左CKのルーズボールの競り合いにCB田代がバイタルエリアにてアダイウトンに倒されてしまい、FKを獲得し、左隅を狙った堀米のFKは、GKスウォヴィクが一歩も動けずにゴールに吸い込まれて、サガンが待望の先制点をあげる。その後、サガンは82分に、堀米から藤田に、菊池から藤原に替えて、福田、藤田、小泉の中盤に藤原を左WBに入れる5バックとする5-3-2システムに変更して、逃げ切りを図る。東京は両サイドを基点として攻撃を仕掛けるものの、サガンの分厚いディフェンスの前にチャンスを作ることができず、サガンが1-0で逃げ切って勝利。【システム】(FC東京)4-1-2-3(右から)GK スウォヴィクDF 中村、木本、岡崎、小川(82分 バングーナガンデ)アンカー 青木MF 安部、松木(76分 東)FW 永井(58分 紺野)、山下(58分 Dオリヴェイラ)、レアンドロ(58分 アダイウトン)(守備時は4-3-3)(サガン鳥栖)4-1-2-3(右から)GK 朴DF 飯野、原田、田代、中野(74分 ジエゴ)アンカー 小泉MF 福田、岩崎(91分 オマリ)FW 堀米(82分 藤田)、小野(74分 垣田)、菊池(82分 藤原)(3-2-5への可変システム。守備時は4-3-3)【勝負の分かれ目】サガンがタイトなマンマークディフェンスにより、東京のビルドアップを困難にしたとともに、両サイドを基点として東京ディフェンスを下げさせて、FKに繋げたこと。【まとめ】サガンは終始オールコートのマンマークディフェンスを行って、終盤5バックにして見事に逃げ切った。攻撃でも、WG的役割により両サイド深い位置にて東京ディフェンスをピン留めしたのも効果的であった。ディフェンスの勝利。東京はアダイウトンのポストを叩く決定機はあったものの、サガンのマンマークディフェンスに苦しめられて、ビルドアップからペースを掴むことができなかった。今が上位を狙うための正念場?
2022.05.08

2022年J1第12節横浜F・マリノスvs名古屋グランパスの試合を日産スタジアムで観戦。2-1で横浜F・マリノスの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈横浜F・マリノス〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ喜田、岩田(藤田)とのビルドアップから、右WGAロペス、左WGエウベルがサイドのタッチライン側に深く位置して、グランパスのWGを引きつけたうえ、右SB小池、左SB永戸がハーフスペースに進出して、WG、ボランチ、トップ下のMジュニオールがポジションチェンジを頻繁にして数的優位を作ったコンビネーションにより、サイド→中→サイドに展開して攻めていく。守備では、前線からのマンマークによるハイプレスを行い、グランパスのビルドアップを阻止する。4-4-2基調)(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)〈名古屋グランパス〉攻撃では、中谷、藤井、丸山のCBとアンカーのレオ・シルバとのビルドアップから、右はWB森下、左はWB吉田がサイドを高く張り、右はMF稲垣、左はMF仙頭にFWマテウス、酒井がサイドに流れてサイドを基点とし、また酒井のポストプレーを利用して、速い縦パスを交えながら攻めていく。守備では、4前線からのマンマークによりハイプレスをかけて、F・マリノスのビルドアップを阻止する。5-3-2基調で5-4-1にも変化。(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)【得点】24分 中谷(名古屋グランパス)35分 エウベル(横浜F・マリノス)86分 Aロペス(横浜F・マリノス)【退場】なし【警告】 5分 永戸(横浜F・マリノス)10分 藤井(名古屋グランパス)【試合の流れ】(前半)F・マリノスは4-2-1-3システム、グランパスは3-1-4-2システムにてこの試合に臨む。まずチャンスを作ったのはF・マリノスで、3分に、左SB永戸の左CKに、FWレオ・セアラがニアにて頭で合わせるも、グランパスGKランゲラックにキャッチされる。その後は、グランパスがF・マリノスのビルドアップに対して、前線からのタイトなマンマークのプレスを仕掛けるとともに、FWマテウスが左右サイドのスペースに流れて攻撃の基点を作ろうとする。一方F・マリノスはグランパスのマンマークに対して、SB小池、永戸がハーフスペースに進出して、ボランチ、WGとのポジションチェンジを多用してグランパスのマンマークを剥がそうとする展開となる。そして、グランパスが24分に、セットプレーからチャンスをモノにする。マテウスの右CKに、ニアに走り込んだ右CB中谷が頭で合わせてゴール左に流し込んで、グランパスが1-0と先制する。これに対して、F・マリノスは、ビルドアップから両サイドを基点として、レオ・セアラやトップ下のMジュニオールへのクサビのパスを狙っていき、同点弾につなげていく。35分に、バイタルエリア右にいたボランチ喜田からのペナルティエリア付近にいたレオ・セアラを狙った縦パスはグランパスディフェンスにカットされるも、GKランゲラックとグランパスディフェンスラインとの間に飛んだルーズボールに左WGエウベルが反応して、ランゲラックと1対1の中、冷静にゴールに流し込んで、F・マリノスが1-1の同点に追いつく。その後も、攻勢に出るF・マリノスは、41分に、左サイドにいたMジュニオールからバイタルエリアにてパスを受けたエウベルがペナルティエリア内にいたレオ・セアラにクサビのパスを出して、レオ・セアラがシュートを打つも、グランパスディフェンスにブロックされてしまう。一方、グランパスもロスタイムの45分に、左CB丸山のロングフィードにF・マリノスディフェンスマーク裏に抜け出したFW酒井がGK高丘と1対1になって打ったループ状のシュートはF・マリノスディフェンスにクリアされてしまい、前半は1-1で終了。(後半)F・マリノスは左WGエウベルから仲川に替えるが、グランパスは変更なく後半が開始される。まずチャンスを作ったのはグランパスで、46分に、左サイドでの展開から、左サイドに流れていたマテウスの左足のクロスがGKランゲラックとグランパスディフェンスラインとの間を抜けてゴールポスト左に直撃したが、グランパス選手がそのこぼれ球を詰めることができず、また50分にも、マテウスのゴールマウスを狙った右CKはランゲラックの好セーブに阻まれる。そして、グランパスは51分に再度得たマテウスの右CKに、中CB藤井がニアにて頭で左隅に流し込んで、グランパスが2-1とリードしたかに思われたが、、VARの結果、オフサイドの判定によりゴールが覆り、ノーゴールとなってしまう。その後も、グランパスが両サイドを基点として、特にマテウスが右サイドに流れて攻撃を仕掛けていく。62分に、マテウス自ら受けたファールにより得たバイタルエリアからのFKはゴールポスト右上隅を直撃して、またもや逆転には至らず。グランパスは、66分にも、右サイドでの展開から、マテウスを基点として、右WB森下のクロスにペナルティエリア内にて反応した左WB吉田のボレーはバーを超えてしまう。これに対して、F・マリノスは試合の流れを変えるために、73分に、FWレオ・セアラから水沼に替えて右WGに配置し、Mジュニオールから西村に替えてそのままトップ下に、右WGのAロペスをセンターフォワードに配置し、その後、F・マリノスはグランパスのタイトなマンマークを受けながらも、ビルドアップから両サイドに展開してチャンスをうかがう。そして、86分に、F・マリノスは、左サイドでの展開から、左ハーフスペースに走り込んだ西村が味方とのワンツーパスを受けて放った右隅を狙ったシュートは、一旦はGKランゲラックの好セーブに阻まれるも、そのこぼれ球にすかさず反応したAロペスがゴールに押し込んで、F・マリノスが逆転に成功する。その後、グランパスも、86分に、FW酒井から金崎に、右WB森下から内田に替えて攻勢をかけようとし、62分に左MF仙頭に替わって投入された柿谷や74分に左WB吉田に替わって投入された相馬がコンビネーションを使って左サイドを、右サイドはマテウスを中心に攻撃の基点にしようとするが、F・マリノスが冷静に対応して、F・マリノスが2-1と勝利。【システム】(横浜F・マリノス)(右から)GK 高岡DF 小池、エドゥアルド、畠中、永戸(84分 角田)ボランチ 喜田、岩田(29分 藤田)トップ下 Mジュニオール(73時 西村)FW Aロペス、レオ・セアラ(73分 水沼)、エウベル(45分 仲川)(守備時は4-4-2または4-4-1-1基調)(名古屋グランパス)3-1-4-2(右から)GK ランゲラックDF 中谷、藤井(74分 チアゴ)、丸山アンカー レオ・シルバMF 森下(86分 内田)、稲垣、仙頭(62分 柿谷)、吉田(74分 相馬)FW マテウス、酒井(86分 金崎)(守備時は5-3-2。後半5-3-2または5-4-1)【勝負の分かれ目】F・マリノスがグランパスのマンマークに苦労しながらも、有効なスペースを突いて、グランパスの一瞬のスキを見逃さなかったこと。【まとめ】F・マリノスは、グランパスの前線からのタイトなマンマークディフェンスに苦しい展開が続きながらも、プレスを剥がして勝利につなげることができた。VAR判定やゴールポストに救われた面もあり、月も味方した。グランパスはタイトなマンマークディフェンスから、両サイドを基点として、マテウスの機動力やセットプレーを最大限活用してF・マリノスを苦しめたが、逆転のチャンスはVARやゴールポストに嫌われてしまい、ある意味不安でかつ悔しい敗戦。両サイドからの有効な攻撃など、3バックの方向性は見えたか?
2022.05.07

2022年J1第12節セレッソ大阪vsジュビロ磐田の試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。2-1でセレッソ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスとボランチ奧埜、原川とのビルドアップから、またプレスがかからないジュビロ1トップ大津の両脇のスペースからの左右のサイドチェンジを多用しつつ、右はSB松田とシャドー 毎熊、左はSBとシャドーパトリックに中シャドー 清武が連携して両サイドを攻撃の基点とし、また時には1トップメンデスらに縦パスを供給し、またはメンデスがサイド奥のスペースを突いて3シャドーらがフォローして分厚い攻撃を仕掛けていく。守備では、前線からのプレスによりジュビロの3バックに圧力をかけてジュビロのビルドアップを困難にする。リトリート時は4-4-2を基調。71分為田退場後は4-4-1のリトリートにて低い位置でのブロック対応。(相手CK時は主にゾーン対応)〈ジュビロ磐田〉攻撃では、山本義、伊藤、大井の3バックとボランチ遠藤、山本康が連携してビルドアップし、右WB鈴木、左WB松本がサイドで高く張り、1トップ大津が左右にて流れてポストで受け、またシャドー 金子、ジャーメインがサイドに流れてボールを受ける基点となって、右は鈴木、左は松本に、山本康、遠藤とのコンビネーションにより攻撃を仕掛けていく。後半はボランチ遠藤、山本康と大森がパス交換しつつ両サイドを基点として縦パスやクロスの供給などのゲームメイクしていく。後半は3-4-2-1から4-4-2システムに変更。守備では、5-4-1のブロックを基調として数的優位を作ってボール奪取を狙い、プレス時は大津やシャドー ジャーメイン、金子がセレッソCBにプレスをかけて中盤がフォローしていく。(相手CK時はゾーン対応)【得点】32分 毎熊(セレッソ大阪)39分 毎熊(セレッソ大阪)79分 ゴンザレス(ジュビロ磐田)【退場】71分 為田(セレッソ大阪)【警告】88分 大津(ジュビロ磐田)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-2-3-1システム、ジュビロは3-4-2-1システムにてこの試合に臨む。まず試合の流れを掴んだのはセレッソで、CBのビルドアップから両サイドに展開して、サイドチェンジを交えながら両サイドから有効な攻撃を仕掛けていく。セレッソは16分に、バイタルエリアでのこぼれ球にて反応した原川のミドルシュートはジュビロGKコシェレフの正面を突いてしまう。一方、セレッソの両サイドを使った攻撃により5-4-1のブロックを敷いてディフェンス対応に時間を費やしていたジュビロは21分に、バイタルエリアにいた山本康から左展開にてパスを受けた左WB松本の左クロスに、ペナルティエリアにて反応した左シャドーのジャーメインが頭で合わせるも、惜しくもゴール右に外れてしまう。その後は、セレッソがCB西尾やディフェンスラインに降りてきた中シャドー清武らジュビロ1トップ大津の両脇のスペースなどを利用して両サイドへのサイドチェンジを多用して両サイドから攻撃を仕掛けてあき、ジュビロのブロックディフェンスを揺さぶっていく。まず27分に、右サイドでパスを受けた右シャドー毎熊のクロスを清武が受けてペナルティエリアに入ってきた原川にパスを出し、原川が打ったシュートはジュビロディフェンスにブロックされてしまうが、その優勢な流れから、32分にチャンスをモノにする。右サイドでの清武の右クロスにフォア側にて反応したCBヨニッチがまず頭で後ろに流して、後ろにいた西尾の左クロスに、フォア側に詰めていた毎熊が頭で押し込んで、セレッソが1-0と先制する。さらに、セレッソは両サイドから攻勢を仕掛け、39分には、右サイドでのカウンターから、メンデスからのグラウンダーのクロスを、ペナルティエリア中央にいた左シャドーのパトリッキがスルーしてペナルティエリアに入っていた清武の左クロスを、またもや毎熊がゴールに押し込んで、セレッソが2-0とリードを広げる。これに対して、ジュビロは、試合の流れを引き寄せるべく、遠藤がディフェンスラインに入って、ビルドアップに参画して、有効なパス供給を図っていくも、大津やジャーメイン、金子への効果的なパスには至らず、前半はセレッソが2-0とリードして終了。(後半)戦況を打開したいジュビロは、左CB大井からゴンザレスに替えてFWに配置し、また右シャドー 金子から大森に替えて、3バックから4バックに変更したうえ、大津、ゴンザレスの2トップ、右MFにジャーメイン、左MFに大森を配置する4-4-2システムに変更して後半に臨む。(セレッソは変更なし)まずチャンスを作ったのはセレッソで、51分に、右サイドでの展開から、右サイドに流れていたメンデスからバイタルエリアにてパスを受けた清武のシュートはバーを超えてしまう。一方、ジュビロも、55分に、右サイド奥に侵入した大津の右クロスに反応して右ハーフスペースに走り込んでいたゴンザレスの至近距離からのシュートはGKキム・ジンヒョンのパンチングに阻まれ、さらに、56分にも、左サイドでの展開から、大森からパスを受けた松本の左クロスにペナルティエリアにて反応したジャーメインが頭で合わせるも、ゴール左に外れてしまう。ジュビロはシステム変更を活かして、大森がバイタルや左サイドから遠藤、山本康と連携してボール保持してゲームメイクして試合の流れを掴んでいく。これに対して、セレッソは試合の流れを再度引き寄せるべく、62分に、3シャドー右の毎熊から中原に、中のシャドー 清武から山田に、左シャドー をパトリッキから為田に替えて、メンデス、山田の2トップとする4-4-2システムにし、さらに69分にも、メンデスからタガートに替えてチャンスをうかがう。またジュビロも69分に右MFに入っていたジャーメインから小川に替えて攻勢に出ようとしたところ、71分に、事態が急変する。ジュビロが右サイドへ展開しようとしていた時に、ボールを持っていた小川に、左MFに入っていた為田が後ろからのレイトチャージにより小川を負傷させてしまい、VARの結果、為田にレッドカードが提示されて、セレッソは10人で戦うことを余儀なくされるとともに、ジュビロも小川の負傷により吉原が右MFに投入される。10人となったセレッソはタガートを1トップとする4-4-1システムでの対応を余儀なくされ、以降、前線からのプレスが機能しなくなったセレッソの1トップの両脇のスペースを遠藤、山本康、大森が基点としてビルドアップからのボール保持で支配していく。そしてチャンスをモノにする。79分に、左サイドにいた大森からの浮き球のパスを、ペナルティエリア付近で大津がポストで受けて左ハーフスペースにいたゴンザレスに流し、ゴンザレスがゴール右隅に決めて、ジュビロが1点差に迫る。その後も、セレッソが4-4-1の低いブロックにより中央を固めてディフェンス対応していく中、ジュビロはスペースができた1トップ脇などを利用して、遠藤、大森らがペナルティエリアにいるゴンザレス、大津へのクロスを多用していくが、GKキム・ジンヒョンらの体を張ったディフェンス対応により、セレッソが2-1と何とか逃げ切って勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)GK キム・ジンヒョン(92分 清水)DF 松田、ヨニッチ、西尾、山中ボランチ 奧埜、原川(80分 鈴木)3シャドー 毎熊(62分 中原)、清武(62分 山田)、パトリッキ(62分 為田)FW メンデス(66分 タガート)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)(ジュビロ磐田)3-4-2-1(右から)GK コシェレフDF 山本義、伊藤、大井(45分 ゴンザレス)MF 鈴木、遠藤、山本康、松本(87分 グラッサ)2シャドー 金子(45分 大森)、ジャーメイン(66分 小川 (75分 吉原))FW 大津(守備時は5-4-1)【勝負の分かれ目】セレッソが前半、ジュビロ5-4-1ブロックの両サイドやジュビロ1トップ両脇のスペースを、サイドチェンジを交えながら有効に活用して、ジュビロのブロックを下げさせて有効なパス供給ができたことと、ジュビロのディフェンスラインを下げさせたことで、ジュビロの前線やWBに攻撃の余地を与えなかったこと。【まとめ】セレッソは特に前半、ビルドアップからサイドを基点にできたこと、特にチーム最多得点の右WB鈴木や左WB松本の裏のスペースを有効活用したことによりジュビロに主導権を渡さず、サイドチェンジやバイタルエリアへの縦パスなどで、ジュビロのブロックディフェンスを前後左右に揺さぶることができた。為田退場後は4-4-1のリトリート対応を余儀なくされて、遠藤、大森、山本康らに有効なクロスを多用されたが、キム・ジンヒョンらディフェンスラインの踏ん張りで何とか逃げ切った。この勝利をキッカケに浮上できるか?ジュビロは前半はWBの裏のスペースをセレッソに利用されてしまい、鈴木や松本がサイドのディフェンス対応に追われたうえ、前線からのプレスもかからず、スペースを活用されてしまう厳しい展開の中て2失点してしまったのが敗因。後半は大森、ゴンザレスの投入により攻撃が活性化でき、セレッソを追い詰めたが、一歩及ばなかった。優秀なゲームメイカー遠藤らが基点となる攻撃は脅威をもたらすが、ディフェンス面では、1対1の対応を含むプレスの強度や精度が高くないため、ディフェンスラインへの負担が大きくなっている印象。今後の成績はプレス対応を含むディフェンス強化の成否がポイント。
2022.05.06

2022年J1第11節ガンバ大阪vsコンサドーレ札幌の試合をパナソニックスタジアム吹田で観戦。0-0のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈ガンバ大阪〉攻撃では、4バックディフェンスラインと奥野、ダワンのボランチが連携してビルドアップを行い、右SB黒川、左SB藤春が両サイドに高く張ったうえ、両サイドを基点として右は右シャドー 小野瀬と黒川が、左は藤春と左シャドー 福田にボランチが連携してパス交換し、またFWレアンドロ・ペレイラがディフェンスライン裏やサイドのスペースへ走り込んでクサビとなって中シャドー中村、小野瀬、福田らがフォローしながら攻めていく。守備では、プレス時は前線からマンマークにより捕まえに行き、リトリート時は4-4-2のブロック対応をしていく。(相手CK時はマンツーマンとゾーンの併用)〈コンサドーレ札幌〉攻撃では、3バックディフェンスラインと荒野、高嶺のボランチに時にGK菅野が加わってビルドアップし、右WBルーカス・フェルナンデス、左WB菅が高く張ったうえ、FWシャビエル、シャドー の金子、駒井がポジションチェンジしつつポストの基点となり、また右はルーカス・フェルナンデスと右シャドー 金子が左は菅と左シャドー駒井がボランチと連携して、サイドを基点として、サイドチェンジを交えながら、外→中→外→中への攻撃を試みる。守備では、前線からのマンマークによりプレスをかけていくを基調とする。(相手CK時はマンツーマン主体)【退場】なし【警告】43分 黒川(ガンバ大阪)43分 クォン・ギョンウォン(ガンバ大阪)56分 宮澤(コンサドーレ札幌)【試合の流れ】(前半)ガンバは4-2-3-1システム、コンサドーレは3-4-2-1システムにて、この試合に臨む。開始早々、チャンスを作ったのはコンサドーレで、1分に、右サイドでの右シャドー 金子のパスを受けたFWシャビエルのシュートは右ポストを直撃するが、ガンバも4分に、右サイドでの展開から右サイドに流れていたFWレアンドロ・ペレイラのクロスはコンサドーレディフェンスにクリアされる。その後は、ガンバ、コンサドーレとも、相手のビルドアップに対して、厳しいマンマークディフェンスによりはめてボール奪取を図ろうとするが、コンサドーレがビルドアップから前線のシャビエル、金子、駒井へのクサビのパスを入れてチャンスをうかがう。コンサドーレは、17分に、中央エリアでのカウンターからバイタルエリアに進出した金子のミドルシュートはガンバディフェンスにブロックされてしまう。これに対して、ガンバも、ディフェンスラインのビルドアップから、レアンドロ・ペレイラがディフェンスライン裏やサイドに走り込んで攻撃の基点となり、中盤のフォローとの連携によりチャンスをうかがう。ガンバは、31分に、右ハーフスペースにてパスを受けた右シャドー 小野瀬の左足のシュートはコンサドーレディフェンスに当たってシュートコースが変わって左隅に飛んだのをコンサドーレGK菅野が好セーブにて阻む。その後は、コンサドーレがWB、シャドー 、ボランチが連携したボール保持により両サイドを基点として攻撃を仕掛けていく。まず、33分に、右サイドでの展開から、ルーカス・フェルナンデスの右クロスに、ゴールフォア側にてシャビエルが頭で折り返したボールに反応した金子がシュートを打つも、ガンバディフェンスのブロックに阻まれる。さらに、45分には、左CB福森の左CBに合わせてペナルティエリアに進出していた中CB宮澤をガンバCBクォン・ギョンウォンが倒してしまい、コンサドーレがPKを獲得するが、シャビエルの右下隅を狙ったPKは一森の好反応によりキャッチされてしまい、コンサドーレは先制できず、前半は0-0で終了。(後半)ガンバは後半開始から、FWをレアンドロ・ペレイラから山見に、イエローカートを得ていた右SB黒川から柳澤に替えて、試合展開の打開を図るが、後半も最初にチャンスを作ったのはコンサドーレで、46分に、右サイドでの展開から、ボランチ荒野の右クロスにペナルティエリアにて反応した金子?が頭で合わせるも、右隅に飛んだボールをGK一森が好セーブにて阻む。また、51分にも、左サイドでの展開から、左WB菅のクロスをペナルティエリアのニアで反応した駒井のシュートはゴール左に外れてしまう。コンサドーレはルーカス・フェルナンデスと菅の両WBが両サイドの基点となり、シャドーやボランチとの連携により、ガンバのディフェンスラインを下げさせて、一方、ガンバは4-4-2のリトリートによりブロック対応を余儀なくされる。ブロックディフェンスが低い位置に下げさせて、攻撃の基点を作ることができないガンバは、58分に、シャドー中村からパトリックに、ボランチ奥野から齊藤に替えて、パトリック、山見の2トップとする4-4-2システムに変更し、さらにコンサドーレのビルドアップに対して前線から厳しいプレスをかけて、またパトリックがサイドや左右のハーフスペースに流れてポストになり、山見、福田、小野瀬がフォローに入って連携したパス交換によりチャンスをうかがう。そして、66分に、左サイドでの展開から、福田からパスを受けたパトリックが抜け出してGKと1対1になり、シュートを打つも、菅野の好セーブに阻まれてしまう。しかし、コンサドーレは、68分に、イエローカートを得ていたCB宮澤から岡村に、左CB福森から青木に替えて、ボランチ高嶺を左CBに、駒井をボランチに、青木を左シャドーに配置して、攻撃を仕掛けていく。その後は、両チームとも激しいマンマークディフェンスの継続により運動が落ちていく中、徐々にスペースが生まれて、マンマークを剥がしてスペースにボールを運んでいくオープンな展開に移っていく。81分に、コンサドーレが菅からの左から右へのサイドチェンジを基点に、ルーカス・フェルナンデスの右クロスに反応した荒野のシュートはGK一森の好セーブに阻まれてしまうが、一方ガンバも82分に、サイドチェンジからの右サイドでの展開から右SB柳澤がペナルティエリアまで上がって放ったシュートはGK菅野の好セーブに阻まれてしまう。その後も両チームの攻撃がヒートアップし、まずコンサドーレが86分に得たルーカス・フェルナンデスの右CKに右CB田中駿が頭で合わせるも、GK一森の好セーブに阻まれてしまう。ロスタイムに入り、ガンバが右サイドでの展開から、柳澤の右クロスにゴールフォア側にて反応したウェリントン・シウバ(82分に福田に替わって投入)がボレーで合わせたものの、GK菅野の好セーブに阻まれてしまうが、一方コンサドーレも93分に、右サイドでの青木の右クロスにゴールフォア側にて反応した菅のボレーはGK一森が冷静にパンチングにて防いで、両チームの激しい攻防の中、0-0のドローにて終了。【システム】(ガンバ大阪)4-2-3-1(右から)GK 一森DF 黒川(45分 柳澤)、三浦、クォン・ギョンウォン、藤春ボランチ 奥野(58分 齊藤)、ダワン3シャドー 小野瀬、中村(58分 パトリック)、福田(82分 ウェリントン・シウバ)FW レアンドロ・ペレイラ(45分 山見)(守備時は4-4-2)(コンサドーレ札幌)3-4-2-1(右から)GK 菅野DF 田中駿、宮澤(68分 岡村)、福森(68分 青木)MF ルーカス・フェルナンデス、荒野、高嶺、菅2シャドー 金子(83分 中島)、駒井FW シャビエル(59分 トゥチッチ)(守備時はマンマーク主体。リトリート時は5-4-1または5-3-2)【まとめ】ガンバはコンサドーレの厳しいマンツーマンディフェンスにより、ビルドアップからの組み立てに苦労したが、GK一森らディフェンスラインの好守により、何とかドローに持ち込んだ。後半のパトリック投入により山見らとの連携が良くなりつつあったことが収穫か?タイトなマンマークからハイプレスをかけてくるJチームが増える中、どのようにビルドアップからの組み立てを図っていくか?片野坂サッカーは道半ば。ロスタイムの決定機は決めたかったところ。コンサドーレは攻撃ではビルドアップから両サイドを基点としてピッチを広く使い、また守備ではタイトなマンツーマンディフェンスにより試合の流れを掴むことができ、決定機も多く作ることができたが、ガンバGK一森らの好守にのり、ゴールは遠かった。欲を言えば、前半終了間際のシャビエルのPKは決めたかったところ。しかし、今日はボール保持やタイトなディフェンスを主体とするミーシャサッカーの特徴がよく出ており、コンサドーレのサッカーはできたのではないか?リーグ戦4試合連続無失点といった好調さをキープしていきたい。
2022.05.04
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