2004/01/30
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青色ダイオードを発明した中村修二氏が、元の勤務先に200億円の支払を求めた訴訟の判決は、なんと200億円全額の支払命令!。

昨日の日立の判決が1億6千万で、史上最高と書いてあったが、それをたった一日で、遥かに飛び抜けてしまった(笑)。

青色ダイオードと言えば、私の仕事の関係で表示器などのLEDは、以前は青色はなく、代わりに緑を使うか、白熱球にランプに表示板の色を青にして使うのが通常だった。

それくらいの感覚しかないので、この発明によって中村氏の元の勤務先は、少なくても千二百億の利益を得ているというラジオのニュースには、驚いてしまった。

そんなに儲けたのかと驚くと同時に、確か中村氏が貰った発明手当て?は、数万円だったと記憶しているので、個人の価値を評価しない報いなのかと考えてしまう。

こういう飼い殺しのような例は、いくらでもあるのではないだろうか。


しかし、この話は余りにもレベルが高すぎて、凡人が個人と組織のことを考える材料にはならない(笑)。

私がサラリーマン時代、私と同じような、良く言えば個性的、悪く言えば捻くれ者は、独立するか、辞めてどこかで働くかという選択に迫られることがあったと思う。

もちろん私の周りの狭い業界の経験ではありますが。



そうやって辞めた人を、何人か見ている。

ある取引先の社長は、はっきりこう言っていた。

『あんまり仕事はできんでも、言ったことをやるだけの人間が良いかもしれん。なまじっか知恵があると、造反して客を盗って行ってしまう。』

こういう考えの人、少ないようで結構いるのでは。

自分の息子に会社を継がせると決めている会社は、どうしてもこうなる場合が多いようだ。

私は、仕事ができるとは言いませんが、人一倍の捻くれ者でしたので、社長の娘婿が入ってきた時には、社長の態度を見て、覚悟しましたね(笑)。

但し、嫌われても仕方がないようなことをしていました。

娘婿でも特別扱いせず、社長の見ている前でも、きつく叱ったり・・・(笑)。


あの当時の辞めていった人たちを巧く組織が遣っていれば、もっと良くなっている会社は、いくらでもあるような気がしてなりませんね。

個人を組織がどう活かすか。

組織の為に、滅私奉公的な個人を望んでも、もう無理な時代のようです。








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最終更新日  2004/08/07 01:26:18 PM
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