2004/12/07
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今日は仕事の話です。

10月10日の日記のタイトルは『初日から某メーカーと対決??? 』でした。

営業譲渡を受けた会社の一番の得意先である某メーカーの仕事は、薄利な上に納期もごり押しで、他の客の仕事を断わってやるような悪循環になっていることを知りました。

これはとことんやるか、切るかしないと生きていけないと思いましたね。


零細企業は、仕事を回すため金を回すために、人件費も出ないような仕事をこなしている事があります。

一見工場は忙しそうなのですが、人が遊んで一人2万の赤字より、赤字の仕事でも1万の赤字の方が、まだ増しという考え方です。

このやり方は、おかしいと誰でも分かっているのですが、人を雇っていると、どうしてもこれをやってしまうようです。

しかし、これをやり続ければ結果は火を見るより明らかです。

譲渡を受けた会社が、この泥沼に入っていました。




そんなことにならないように、先ずは譲渡を受けた客先以外の私の従来の客先からの受注を、11月は増やしました。

そして、今度は某メーカーとどう取引を続けるかです。

仕事の性質上2~3ヶ月前からの仕事もあり、そう簡単に取引を止めることは出来ませんでした。

しかし、いよいよ決断の時のようです。

少しずつ減らしてはいたのですが、ここにきて、書いた図面代をくれず、おまけにその図面で他社が試作機を作っていることが分かったのです。

もし繋ぐ望みがあるとすれば、今度の商品に期待していただけに、これはもう信頼出来ません。


先週そのメーカーの担当者と話した後、社員に相談しました。

相談と言うより私の考えを伝えたのですが、皆私に従うと言ってくれましたので、後は私の決断次第となったわけです。


そして今日先ずは電話で私の考えを伝えました。

当然メーカーの担当者は怒って、我社の生産体制が悪いからこうなったとも言い始めました。

私は、冷静に冷静にと自分に言い聞かせて、なんとか怒鳴らずに電話を切ることが出来ました(笑)。




お客様を切るということが決して良いことだとは思いませんし、私の思い上がりかもしれません。

しかし、もはやきれい事ではすまされません。

・・・生き残るためには。


譲渡を受けた会社の一番のお得意先であった会社と、取引を止めることは、正直なところかなり怖いです。

生き残るための決断が、逆になったらどうするか、などと情けないことも考えます。



日記に書くような内容ではなかったかもしれませんが、とにかく自分を信じて前進あるのみです。


それではまた。









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最終更新日  2004/12/07 08:25:55 PM
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