2009/02/22
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カテゴリ: 映画のお話!
今日は、ある男に会いに行ってきた。

ゲバラ1960(31)

その男の名は「チェ・ゲバラ」。

1月に前編である『チェ・28歳の革命』を観ていたが、今日久々の完全オフの日に後編の『チェ・39歳別れの手紙』で、またゲバラに会えたわけだ。

『チェ・28歳の革命!』でのゲバラは、アルゼンチン人の彼がカストロに出逢い、キューバ人と共に革命の理想に燃え、民衆の支持をも得て、革命を成功させ英雄となった。

そこに私利私欲はなく、ただ弱き者、虐げられた民衆に対する愛が、彼を突き動かしていた。

だからこそ、アルゼンチン人の彼がキューバに受け入れられ、歓迎され、大臣となり軍の司令官にもなれたのだ。


その彼が、その身分を捨て、そして妻子とも別れて、ボリビアの革命に参加する。

偽名を使いボリビアに潜入し、ゲリラのリーダーになる。

彼は、ここでもキューバのように旨くいくと思っていたのだろうか。



最後には、農民の密告によりゲリラたちは追い詰められ、ゲバラも捕らえられ、そして銃殺される。

印象的だったのは、捕らわれの身となったゲバラと見張り役の若き敵兵との会話。

「共産主義のキューバは、神への信仰を認めているのか」

「国の宗教はないが、信仰は認めている」

「あなたは、神を信じているのか」

「私は、人間を信じている」


ゲバラは、ボリビアに何を求めに行ったのだろうか。

もしかしたら、革命家として死に場所を探していたのか。

ただ、間違いなく言えるのは、弱き者、虐げられた者を救いたいという異様なまでに強い正義感と深い愛があったと思う。


ここまで書くと誤解されるかもしれないが、私はゲバラの信奉者でもないし、もちろん崇拝もしていない。

むしろ、彼の死後、左翼テロリストが彼を象徴のように扱っていたので、一時期嫌悪感さえ持っていた。




この映画のアメリカ人の監督ソダーバーグが「革命家としての彼より人間としての彼に興味がある」という意味のことを言っているが、おこがましい言い方だが、私もこれに近い。

それにしても、音楽も殆どなくドキュメンタリーのような映像で、おまけにあえて全編スペイン語で通し、2時間半を一気に見せてしまうこのアメリカ人監督の力量は凄い。


最後に、ゲバラが残した言葉の中から一番印象的だった言葉を紹介。



 ほんとうの革命家は、大いなる愛情に導かれている。

 愛のない本物の革命家なんて、考えられない」



それではまた。




本当の愛は、相手に何かを求めてはいないような気がする。

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最終更新日  2009/02/22 11:27:57 PM
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