得手に帆あげて！！！

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2010/04/28

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テーマ：ものづくり・人づくり！(601)

カテゴリ：ものづくり！人づくり！

先日、ある食品原材料製造工場を訪問。

新規開拓のため初めて訪問したのは一年半程前。

アポイントを取るのも難しい会社で、担当者とはまだ数回しかお会いしていない。

当然、まだ取引は出来ていないが、此処に来て漸く具体的な話が出てきた。

その中で、この工場に出入りしている大手電気工事会社の下でやれるか、と質問があった。

新規取引をするために会社に稟議を回し承認をもらうのが大変らしく、取引がある業者の下で作業してくれれば、こんな手っ取り早いことはないからだ。

渡りに船、と行きたいところだが、「やっておりません」とやんわり？とお断りした。

私の答えに、担当者は一瞬笑みを浮かべて、こう言われた。

「叩かれますからね」

大手の下請けでやる悲哀を嫌と言うほど見聞きしているので、ここは譲れないところ。

しかし、直接取引する条件としては、日曜祭日はおろか、盆や正月の元旦でも動く必要があるようだ。

交代制が出来ない我が社のような零細企業には、これに全て答えるのは難しい。

如何せん人が足りない。

う～ん、痛いところを突かれた。

圧倒的なマンパワーの差。

これは埋めようがなく、諦めて退散するのは・・・早すぎる。

我が社には一つの武器？がある。

「弊社は人は少ないですけど、工事だけでなく、制御も制御ソフトも出来ます。こんな工事屋は少ない筈です。」

法螺ではないが、かなり強調した（笑）。

担当者も納得してくれた・・・はず？。

この隙間を無理矢理こじ開けて、直接取引に何とか結びつけたいものだ。

例えて言えば、満員電車の座席にほんの僅かな隙間を見つけ、そこに豊かな？ヒップを後ろ向きに割り込ませ、平気な顔をしている上品な御婦人？？？。

この例えは分かり易い？・・・なんのこっちゃ（笑）。

こんなことを書いていたら、尊敬する本田宗一郎の座右の銘と言うべき言葉を思い出した。

『得手に帆あげて

得手に帆あげて・本田宗一郎

人生は『得手に帆あげて』生きるのが最上だ。
自分の得意な分野で働ける人は幸せだ。
『脳ある鷹は爪をかくさず』で自分の得手なものをオープンにし、楽しみながら生活出来ればこんな幸せなことはない。

私には隠すほどの脳はないかもしれないが、脳ある仲間がいることだけは間違いない。

『得手に帆あげて』

それではまた。

今度の連休は、先日書いたようにツーリングの予定。

但し、バイク店の店長の「連休の阿蘇は車が動かない」のアドバイスを受け大幅にコース変更。

１泊目は、阿蘇は通るものの早めに抜け、熊本市内の友人宅へ。

２泊目は、都城の釈さん宅に泊めていただく予定。

情けないが、高速も利用して無理しないようにするつもり。

えっ、泊まるのが友人の家というのは、もしかして宿賃を浮かそうという魂胆？。

それは野暮というもの、それを言っちゃあ、おしまいよ？？？

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