鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2022年01月28日
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テーマ: 楽しい俳句(373)
カテゴリ: 句会

22 回鴎座通信句会 全句データ (互選用)



22 回鴎座通信句会は 39 195 句となりました。選句と講評は鴎座代表、編集長、副編集長・Ⅰ欄同人・顧問などに依頼しました。また投句された方の互選も行います。

●互選選句五句。 (全句のなかから五句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)

選句締切 1 31 24 時必着。 メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。 句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・ 類句 などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。 2022 1 28 日         鴎座俳句会 代表 松田ひろむ

22 回鴎座通信句会全句データ〉

句番号   作品

1 寝たふりのマグマだまりや山眠る

2 水温の上がり切れずに初泳ぎ

3 ファシズムへデジタルの嘘冴え返る

4 屠蘇やめていつものやうに一人酒

5 冬銀河我も宇宙のひとしずく

6 大綿や老婆老爺はいつからか

7 耳慣れぬ言葉の氾濫去年今年

8 冬枯や掻痒症の背にゆく手

9 肉じゃがのほどよき崩れ夫の留守

10 好奇心捨てずに飛べよ 三十三歳 (みそさざい)

11 虎落笛最後に眠る耳二つ

12 冬夕焼翁像までならいける

13 工場のラジオ体操野水仙

14 老いらくはグリコのおまけ冬菫

15 初競の大間の鮪ここ豊洲

16 姫はじめ核戦争に勝者なし

17 白兎ことりと夫のころびけり

18 掬っても掬っても綿虫の坂

19 寒紅の指遊ばせて観世音

20 大甘のごまめに歯軋り微調整

21 鯛焼きや人を恋しくなりました

22 寂しさを反転させる枯葎

23 氷垂れる鶴の噴水火の記憶

24 温室の蝶卵産む吾俳句うむ

25 着ぶくれてコンコースぬけ南口

26 地熱列島狼はきっといる

27 春風や印象派へと付け黒子

28 感染者増万策尽きてマスクして

29 日向ぼこ時計の針は大股に

30 肉うどんの肉減ってゆく春隣

31 四字熟語踊る紙面の苦笑い

32 日脚伸ぶ増えるばかりの診察券

33 寒空の遠慮がちにや昼の月

34 落し穴にはまった夫に福は内

35 駄句駄作崩しきれない宝船

36 校庭に蜜をわずかに帰り花

37 雛の客年の差婚にあこがれて

38 冬晴やついで参りといふもよし

39 雪しまく交換列車待つ車内

40 善人のつもり冬日に全身を

41 人日や胃カメラ鼻を通り抜け

42 新雪の大地穢土ごとふみしめる

43 時さえも枝に絡まる凍てる朝

44 繋がらぬワクチン予約寒晴るる

45 寒夕焼踏切の音もその仲間

46 嘴太は巨にしなやかに寒晴れを

47 鉢植の梅の赤さや久女の忌

48 落款の朱のひかり置く筆初

49 初日浴び老いも若きももう笑顔

50 甘味噌の鍋肌重く寒に入る

51 蝋梅を囲んでマスク依存症

52 春を待つ郵便受の一間かな

53 運針のしのぶしのばる冬薔薇

54 春北風空飛ぶ記憶ペンギンに

55 円盤を回して探す寒昴

56 追焚きを中止しますか久女の忌

57 笹鳴の夕べ津波の注意報

58 大根やビスクドールの貌の色

59 命名は親のみゆるす犬ふぐり

60 合格を決め奔放なスリットよ

61 風花をのせる器やたなごころ

62 捨てられぬ彼の最後の年賀状

63 三日間外出控え根深汁

64 安否尋ねし母今は亡く阪神忌

65 寝乱れてフリンジ咲きのシクラメン

66 雪の朝極まる空よ水色よ

67 年逝く雨いつもの鴉二羽そこに

68 雪女すれ違うときウインクす

69 両腕でオーケーの丸息白し

70 「ただいま」の声玄関に雪女

71 滅入る日も会えば元気に冬菫

72 こつこつの一日一句竜の玉

73 探梅の道だんだんと細くなる

74 断捨離の途方にくれて冬薔薇

75 冬枯や鍋焼うどんで抵抗す

76 焼く ほどに失 ( ) する潤目鰯 ( うるめ ) の海の色

77 一滴を大河のように寒の水

78 探梅行一枝ごとに粒を立て

79 見てしまう冬満月の青白さ

80 老いの冬に馴染まぬ あれこれブースター

81 これよりはうつつの枯野十二色

82 瓶詰があれば冬眠オミクロン

83 鼻っから見て見ぬふりの初鴉

84 そばにいて笑ってくれる冬メダカ

85 鎌鼬「パパ活」などがあったとは

86 梅の花家の明かりを消さないで

87 松過と雨にせかれてしまい酒

88 七種粥快復の兆しありや この食べっぷり

89 金縷梅 (まんさく) やモンロー映画見た夜の

90 寒北斗さくらトラムの鐘二つ

91 初富士の夕映えに落ち波の音

92 春寒やゆ党蔓延防止措置

93 乳飲み児の拳のひらく初明り

94 寒茜私をどこまで連れて行く

95 春節に関の孫六使い初め

96 力尽き崩れ散りゆく冬牡丹

97 寒鱈の湯気の向こうに在りし顔

98 初明り新宿歌舞伎町の黙

99 いまだから言える話よ女正月

100 初雪やびっくりまなこの一歳児

101 大北風魔女の箒はカラフルに

102 マスクでは隠せぬ本音修行僧

103 メル友は王子の狐まだ八十路

104 長女二女姓をたがえて小正月 

105 膝掛を「め組の人」に滑らせる

106 見舞いには「クッキングパパ」寒卵

107 ふるさとのさざめきと会うのっぺ汁

108 修司の郷 ( くに ) の香 ( かをり ) 満つるや冬林檎

109 非接触体温計の凍る朝

110 墨濃くて一気に運ぶ年賀状

111 直立の僧の誦経や鐘冴ゆる

112 黙食の学び舎の窓日脚伸ぶ

113 千両へおはようコーヒーはブラック

114 葉牡丹の渦物忘れものわすれ

115 蒲団干し掃除洗濯そして風呂

116 寄鍋のやがていつかは一人鍋

117 リモート会議電気あんかに足を乗せ

118 大寒や息ゆっくりとメール身を巡る

119 凍星にルイのペットのあの曲を

120 寒紅や意地と意気地は紙一重

121 幸願いお薬手帳変えてみる

122 ライオンの瞬き一つ寒の入り

123 寒風やパラパラ漫画を歩く人

124 雪だるま都会生まれのやせっぽち

125 冬木の芽健康寿命より長し

126 霜の声演奏すればピアニシモ

127 レシートの日毎伸び行く春隣

128 突然の口づけ紅椿ぽとり

129 臘梅や金子兜太の洩瓶談

130 名ばかりの店長あえぐ雪おろし

131 風疼く痛くないとこまるでなし

132 信濃には理屈屋育つ春炬燵

133 シーサーに花びら餅を咥えさす

134 秘手紙の灰文字潰し冬桜

135 大寒や郷より届く乾燥芋

136 初雪の未踏の余白歩みゆく

137 初詣鈴木ばやしの列にいて

138 失恋の嘆きの涙西行忌

139 いくたびも絵踏のごとく接種せり

140 梯子乗つま先天に届かんと

141 湯豆腐ゆらり今日も 無事ですありがとう

142 丸釜に若水を汲むめでたさよ

143 氏子いうお札あるから初詣

144 去年今年もう一年がたちました

145 曼荼羅の梵字は髪ぞ伊豆の春

146 寒禽の声や細枝しならせて

147 女正月不要不急とオミクロン

148 補助輪の自転車をこぐ毛糸帽

149 着ぶくれてゴム跳び 石蹴りいつもビリ

150 雪女途中下車していいですか

151 初場所や稽古そのまま勝ち名乗り

152 いい人は誰も愛せず水仙花

153 うらじろを折って行くなり今日の風

154 書初や墨は徳利の水で磨る

155 善玉で体内埋める冬鷗

156 三度目のコロナワクチン寒卵

157 初夢を見たか見ないか空青し

158 焦げ目ある護摩札受けて梅一輪

159 鷽替や入れ替りたるオミクロン

160 立春や感染許容へ舵を切る

161 仏壇寒し金子みすゞを読みきかす

162 日脚伸ぶ胎動の子に手でこたえ

163 瞳孔の縦一文字竈猫(かまどねこ)

164 枯れるなか胃の腑よろこぶ草という

165 とりあえず花びら餅の愛ひとつ

166 飛び込んでくる狐火や再稼働

167 郵休二日病妻とても春めくに

168 ふらここや脆い男の無精髭

169 変異せる COVID19 花八手

170 雪女と来る越中の薬売

171 元旦や縁すれすれの猫の水

172 ガラス屋が寒夕焼を嵌めて去る

173 まぶた重し疫病退散卵酒

174 富士山を乗せてふらここ漕いでいる

175 駅弁で津々浦々へ春近し

176 禁酒黙食我慢限界春隣

177 芹なずな鳴子こけしと微笑んで

178 元旦に 届くや珠洲のつきたて餅

179 巫女装束清しき手より破魔矢享く

180 着脹れてマスク二重の囲碁の会

181 鰤大根デビュー置物猫といて

182 踏切の矢印左右息白し

183 冬日浴ぶスマホ いきなりフォルテシモ

184 土竜打研修生の出勤簿

185 冬満月命の果は突然に

186 半分にできぬ愛情シクラメン

187 濡れ羽さらに壮年からす寒の雨

188 水仙や倒れようとも美は巡り

189 温度差のオミクロン株桃の花

190 着膨れや押して押されてあらぬ方

191 初雀わが庭に来よ肩に来よ

192 口覆うものもたざりし福達磨

193 こだわりのひとつやふたつ竜の玉

194 田遊びの子らの控える銀河系

195 相性のいまさらどうの鰤大根

鴎座通信句会 は、ウイズコロナ時代の新しい句会のあり方として注目されています。昨年四月以降一年余りの開催の結果、新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の大きな成果が生まれています。今後も「 鴎座通信句会 」は独自の会として発展させて行きたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いします。★投句締切は 毎月 26 です

ご注意!「コロナ」は病名でも感染症名でもありません。太陽の光冠のことです。

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Last updated  2022年01月30日 08時06分32秒
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