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梅雨が明けて、数日は猛暑が続いている。梅雨明けのちょうどその頃に3日ほど寝込んだ。私としてはしばらくぶりの風邪だが、喉が痛くなってから熱が出るという珍しいパターンだった。
梅雨明けの猛暑に発熱が同期するというなんとも間の悪い数日を過ごして、カンカン照りの日中に自宅から錦町公園まで歩いて行くのである。いくぶんうんざりとした気分で歩き出して5分ほどで携帯電話を忘れたことに気付く。うんざりが少し強まって、家まで戻った。
出直して3分ほど、汗を拭こうとしたらハンカチがない。暑い日なのでタオル地のハンカチにしようと用意して、最初に使った洗面所に忘れていた。家の近所をうろうろしただけで、なにか疲労困憊の趣である。
集会@錦町公園。(2016/7/31 14:10~14:26)
集会に間に合うように家を出たつもりが、近所を行ったり来たりで時間を浪費したので遅刻である。木陰に集まって集会が始まっていた。こんなに暑いのに、いつものように集まっている。
主催者挨拶はすでに終わっていて、女性ネットみやぎが7月24日に開いた「 4周年のつどい」の報告からスピーチを聞いた。独協医科大学准教授・木村真三さんの放射線被ばくに関する貴重なお話について語られていた。
毎週の金デモでは、「1mSv/y以下の環境で教育を!」と訴える『ふくしま子ども脱被ばく裁判』の横断幕が掲げられているが、その話題のスピーチが続いた。
この秋に200回目の「脱原発みやぎ金曜デモ」を迎えるが、その記念デモでレ・ミゼラブルで歌われた「民衆の歌」を参加者全員で歌いませんかという提案がなされた。
昨年の8月30日、安保法制に反対する「 8・30国会10万人・全国100万人大行動
」があって、私も国会議事堂前に行った。憲政記念館入り口の路上で、自由の森学園の高校生たちが「民衆の歌」を合唱していた。カメラの列が取り囲んでいてあまり近くによることができなかったが、その場の気分に合っていてとてもいい歌だと
私にも
思えた記憶がある。機動隊の規制線が決壊して、国会前の広い車道が広大な集会場になった日のことである。
最後に、戦後70年の私たちの政治への発言や主張の不足が現在の政治状況を作り出していること、マスコミジャーナリズムのあり方への批判などのスピーチがあった。
定禅寺通り。(2016/7/31 14:40~14:45)
錦町公園の木陰を辿り、ケヤキ並木が日陰をつくる定禅寺通りに出る。とはいうものの、交差点では強い陽射しの中に出ていくしかない。
定禅寺通りと国道4号(大通り)の交差点でデモを待っている間、ペットボトルのお茶を大量に飲んだ。いつもザックにはペットボトルが入っているのだがめったに飲むことはない。今日はさすがに水分を補給しないとまずいと思いながらお茶を飲むのだが、冷たいビールのことばかり考えていた。
一番町に入って。(2016/7/31 14:49~14:52)
夏休みの日曜日、一番町は「人でごった返している」と言いたいほどだった。一番町を通り過ぎながら、ビールを一杯だけ飲める店を探している自分に気が付いた。ところが適当な店が見つからないのである。
40歳で胃を切除した私はそれから10年近く炭酸飲料を飲まなかった。ある年の夏のウイーンで、国際会議をさぼってぶらついていた真昼にレストランで飲んだ一杯からふたたび私の暮らしの中にビールが復活したのだが、しかし、仙台の真昼、ビールを一杯だけ飲むために立ち寄れる店を私は知らない。真昼に開いている飲み屋は少ない。日本のレストランや料理店でビールだけ注文するのは理論的には可能だろうが実践的には私にはとてもできない。
「ビール200円」という看板を見つけたが、「ラーメンを注文した人」という条件が付いていた。
広瀬通りから青葉通りへ。(2016/7/31 14:56~14:59)
青葉通り。(2016/7/31 15:07~15:10)
けっして冷たいビールのことばかり考えてデモを歩いていたばかりではないと言いたいところだが、喉のあたりを中心に体がそれを止めないのだ。
ペットボトルのお茶では決して癒されない渇きというものがある、などと大きな声で言ってみたい(何日後かにこのブログを読む妻からの反撃は必至だが)。
家に帰り着いて飲む一杯の冷たいビールのために渇きを我慢するという若さはもうないので、また、ぬるいペットボトルのお茶を飲んで今日のデモの終わりとなった。
読書や絵画鑑賞のブログ かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)
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