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朝5時22分、玄関で老犬にハーネスを装着しているとき、突然体を硬直させて10回ほど吠えて動かなくなってしまった。失禁もして絨毯が濡れている。寝ていたはずの妻も起きだしてきて、二階からは息子が駆け下りてきた。
吠え出したときほぼ全身を抱きかかえていたのだが、そのまま抱き上げて彼女のベッドに移した。眼を開けたままぐったりとして身動きもしない。呼吸もとても静かなままだ。
数年前に2回ほど癲癇のような発作が起きたことがある。獣医さんに処方された薬をちょっとの間飲んでいたのだが、最近はまったくその症状は出ず、薬もずっと飲んでいなかった。前の発作と比べれば、今朝の発作はあっという間に終わったのだが、間もなく17歳という年齢だけに側を離れられなくなった。
呼びかけてもまったく無反応だったが、30分ほど経つと少しずつ反応するようになった。妻や息子の呼びかけにもかなり反応するので、飲み水の容器を前に置いて抱きかかえてやると、自力で飲みだした。
やっと安心して側を離れると、自分で立ち上がり、あいさつ回りよろしくぐるぐる歩き出した。そこで、もう一度ハーネスを着けなおして外へ出た。いつものようにオシッコとウンチをして戻り、朝食に二口ほど口をつけてから、自分のベッドに横たわった。
そんなことがあって、今朝の私の散歩は取りやめとなった。夕方、癲癇状の発作の時にもらった薬を飲ませ、まったくいつもと変わらない夕方の散歩をさせて、私は金デモのために家を出たのである。
一番町(定禅寺通りから広瀬通りまで)。(2017/7/7 19:16~19:22)
デモに出発するときはまだかなり明るく、歩き出すとしだいに暗くなり、一番町に入ると人工の光でまた明るくなる。撮影条件の変化が大きくて、私としてはけっこう楽しめるのだが、かなりの数の失敗写真も生産してしまう。
しかし、家に帰ってから削除するだけの手間が増えるだけなので、フィルムカメラ時代の名残が全く消えてしまった今は、大量の失敗写真の制作に歯止めがかからないのだ。
気楽に失敗できるので、カメラの腕はまったく上達しないのである。
一番町広瀬通り角で。(2017/7/7 19:23~19:24)
一番町を広瀬通り角まで来ると、花魁道中に扮している一団がいて、エールの交換のような形になった。そういえば、毎年、この時期にこの一団に出合うようだ。一団が国分町の飲食店街に入っていくのを見たことがある。そこで働く人たちのパフォーマンスなのかもしれない。
花魁道中が行き過ぎると、信号待ちの金デモは「ええじゃないか」コールを始め、ええじゃないか、ええじゃないかと踊りまくるパフォーマンスを披露するのだった。こうなれば、見たくない人もつい見てしまうだろう。脱原発ばかりでなく、デモは楽しいのですよ、というアピールでもある。
青葉通り。 (2017/7/7 19:32~19:37)
7月7日の金デモだが、時差はあるものの同じ2017年7月7日に国連で「核兵器禁止条約」が採決された。核兵器を持つことばかりではなく、核兵器をもって他国に脅威を与えることも禁止する画期的なものである。核兵器を保有する「先進的」軍事国家は参加しなかったし、唯一の被爆国たる日本もアメリカに従属するために参加しないものの、122の国と地域の圧倒的多数の賛成で条約は採択された。
美しいか醜いか訳の分からない日本の政治家の言葉はさておいて、条約の一部を抜き書きしておく(7月8日付の毎日新聞から)。
第4条(核兵器の全廃に向けて)
一、2017年7月7日以降に核兵器もしくは核爆発装置を所有、保有、管理し、また本条約の発効前に全ての核兵器関連施設の廃棄もしくは後戻りしない形での転換を含め核兵器計画を廃棄した締約国は、核兵器計画が後戻りしない形で廃棄されたことを検証する目的のため、第4条の六項で指定する法的権限のある国際機関と協力。その機関は締約諸国に報告。そうした締約国は申告済みの核物質が平和的な核活動から転用されていないことやその国全体で未申告の核物質・核活動がないことについて信頼に足る確証を与えるため、国際原子力機関と保障措置協定を締結。協定の交渉はその締約国について本条約が発効してから180日以内に開始。協定はその締約国の本条約発効から18カ月以内に発効。それゆえ各締約国は将来において採択される可能性がある追加の関連文書にかかわらず、これら保障措置の義務を守る。
二、第1条(a)にもかかわらず、核兵器やその他の核爆発装置を所有、保有、管理する締約国は、それらを直ちに核兵器システムの稼働状態から取り外し、破壊する。これは、全ての核兵器関連施設の廃棄もしくは後戻りしない形での転換を含め、検証可能かつ後戻りしない形での核兵器計画廃棄のため、法的拘束力があり時間を区切った計画に沿ってできるだけ速やかに、ただ締約諸国の最初の会議で決めた締め切りより遅れてはいけない。その締約国は本条約がその国で発効してから60日以内に、本計画を締約諸国や締約諸国が指定した法的権限のある国際機関に提出。本計画は法的権限のある国際機関と協議される。国際機関は手続き規則に従って承認を得るため、その後の締約国会議か再検討会議かいずれか早い方に本計画を提出。
三、上記二項に当てはまる締約国は、申告済みの核物質が平和的な核活動から転用されていないことやその国全体で未申告の核物質・核活動がないことについて信頼に足る確証を与えるため、国際原子力機関と保障措置協定を締結。協定の交渉は二項で言及した本計画の履行が完了する日までに開始。協定は交渉開始から18カ月以内に発効。それゆえ締約国は最低限、将来において採択される可能性がある追加の関連文書にかかわらず、これら保障措置の義務を守る。三項で言及された協定の発効後、その締約国は国連事務総長に第4条での義務を遂行したとの申告を提出。
四、第1条(b)(g)にもかかわらず、領内やその他の管轄・支配している場所において、他国が所有、保有、管理する核兵器やその他の核爆発装置がある締約国は、それら兵器についてできるだけ速やかに、ただ締約国の最初の会議で決めた締め切りより遅れることなく、迅速な撤去を確実にする。そうした兵器と爆発装置の撤去に関し、締約国は国連事務総長に第4条の義務を遂行したとの申告を提出。
五、第4条が当てはまる締約国は、第4条での義務履行を遂行するまで、締約国会議と再検討会議に進展状況の報告書を提出。
六、締約諸国は核兵器計画の後戻りしない形での廃棄のための交渉と検証のため、法的権限のある国際機関を指定。検証には第4条の一項、二項、三項に従って、全ての核兵器関連施設の廃棄や後戻りしない形での転換を含む。第4条の一項、二項が当てはまる締約国に対する本条約の発効前に上記の指定が済んでいない場合、国連事務総長は必要な決定のため締約国の特別な会議を開催。
これから私たちのやることは決まっている。被爆国の国民として、戦争準備を進める安倍政権から平和を希求する政権へと替え、そのうえで、私たちの日本を誇りある「核兵禁止条約」加盟国とするのである。どう考えても、その答えしかない。安倍首相ふうに言えば、「その道しかない」のである。
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かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)
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