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ひやおろし ということで特に理由も無く衝動買い。 山梨県 南巨摩郡富士川町 春鶯囀・純米酒・ひやおろし ShunNouTen JunmaiShu Hiyaoroshi 株式会社 萬屋醸造店 KabushikiGaisha YorozuYa JouzouTen 国産米、国産米麹 (精米歩合63%) 2016年8月製造 アルコール分 16 購入価格:1058円(720ml)香りは蒸し米、水飴、瓜?まあ普通。なるほど、旨味感はまずまず。軽い甘味が一瞬口当たりに出ると、すぐに苦味の絡んだ旨味が伸び、そのまま余韻まで口内に居座る感じ。何となくだが、冷やおろしの酒の良い部分と悪い部分が両方出ちゃってるのかな?味の落ち着きと旨味の出方は良い感じだが、本体の味の主張がパッとしない割に余韻がややしつこく出がち。冷やおろしの半熟の甘味感と伸び易い苦味が相殺しあって、無駄に辛口の印象も有る。味と余韻の、互いの良い部分を潰し合ってる様なイメージ。以前飲んだ富士川・純米原酒の時も思ったが、元より大人しい味わいの酒をつくる酒蔵なのか、起伏が平坦な傾向。酸味も弱めで、やっぱり勢いと飲み応えが無いな。良い部分は有るけど、同じ分だけ悪い部分も見えて、素直に楽しみ辛いw。 ★熱燗にしてみた★(一合徳利を湯煎に。体感50℃強位) あらら、澄んだ甘味が出易くなったが、旨味の伸びは掻き消えた。悪い意味で普通の辛口酒に。 でも温度が冷めてくると、少し酸味の感覚が出てきた気がする。 熱燗はアカンな。ぬる燗か人肌燗位が丁度良い温度帯かもしれない。 正直味わいは弱いものの、ひやおろし日本酒としては、この大人しい酒の味が上手く働いてくれてる気がする。味そのものよりも、口通りと余韻の流れを楽しむのなら、これはこれでアリ。温度は冷や~ぬるめがオススメ。ただし、その辺は好みにも左右される。値段の割にはそこそこ美味いが、誰にでもオススメではないね。吟醸酒(澄んだ甘味と華やかな香り)好き や 熟成酒(落ち着いた甘味と適度な旨味感)好きには微妙に噛み合わない。変な言い方だが、「普通の日本酒」が好きな人の方がワンランク上の雰囲気を楽しめる気がする。ある程度日本酒に心得が有る(自身の酒の好みのイメージを明確に持ってる)人程、見所を把握し辛いイマイチな酒と思われそう。料理は魚がいいな。刺身でも塩焼きでも両方OK。余韻のコシがしっかりした酒なので、粘りを感じる食感のツマミにも合うはず。イカ塩辛(沖漬)、山かけ、刻みオクラと冷奴、多分チーズ関係じゃなければまず大丈夫だろう。値段相応。約1000円の純米酒、それなりに納得。問題無し。「ひやおろし」の秋限定要素が付加価値。
2016/08/31
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台風うまい事関東直撃を避けたなぁ。(掠っただけでも大雨ではあるけど) アルザス ゲヴェルツトラミネール・レゼルヴ2013 Gewurztraminer Reserve ドメーヌ・フェルナン・アンジェル Domaine Fernand Engel (音が出ます) ゲヴェルツトラミネール100%(オーガニック栽培?) アルコール分12.5% 輸入:株式会社 日食 購入価格:1296円色はやや濃い金色。香りはライチ、百合、蜂蜜、甘草、チャービル、オレンジ?鉄?味は苦味を伴う甘味と薄い酸味。余韻に苦味と甘味。まあまあ。白い花と白い果実、何か甘い感じのハーブ、ほんのり金属のニュアンス。甘味基調で苦味が全体に絡み、余韻はシンプルに。苦味が立ち易いものの、香りとも相まった甘味の流れが形をつくる。味よりも品種による香りの個性の方がメインっぽい。60分以上の時間経過でも変化は軽微。まぁ味だけだと、良くも悪くも(やや悪い寄りで)シンプルかな。流石に酸味がやたら弱いせいで味の起伏が頼りなく、苦味にも張りが無い。こういうタイプはコップに氷入れて飲んでもいいかもしれない。総合的には、・・・割と普通。品種特有の香りはそこそこしっかりしてて、そのおかげでシンプルな味にアクセントが生まれてる気がする。ガブ飲みワインに近い雰囲気を持ってるが、実際にガブ飲みしても特に美味しくはない中途半端さ。じっくり飲むのも物足りないし、何か悪い意味で普通。熱を通した魚介系との相性はなかなか良さそう。塩味強めのチーズもそこそこ合う。淡白な食材に塩の味のもの。ワインの酸味が弱い分、酸味を補填出来るか、必要としない味付けの料理が望ましい。それ以外だと、料理の邪魔はしないが引き立てる動きも期待出来ない。一応、値段相応。もう少し酸味がしっかり出てれば1500円前後狙えたと思うが、現状香り以外に特長が見え辛い。まだコノスルのゲヴェルツの方が、もっと取っつき易さと分かり易い美味さが有る。コストコで買ったルールマンのゲヴェルツの方がもっと安くて美味かったと思う。同地域・同ヴィンテージ・同品種で似た様な味と香りだったが、ルールマンの方は良い意味で普通、こちらフェルナン・アンジェルは悪い意味で普通なイメージ。温度上昇に強さを見せた部分は上回ったものの、味に関しては特に何も・・。★楽天検索 フェルナン アンジェル ゲヴュ★楽天扱い約3件 ドラジェ、ミュズレ、やまいち で全て1933円。これで2000円弱はちょっとキツイな。現状1300円未満で相応って感覚だったのに。「アルザス」の「ゲヴェルツトラミネールワイン」という部分だけがウリ。上手い事白ワインとして実力(味)を十全に発揮出来てたとしても、精々1680円が上限だったろう。
2016/08/29
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ボルドー AOCグラーヴ シャトー・オー・バイヨン(バイアン)・ブラン2010 Chateau Haut Baillan Blanc ロベール・ジロー Robert Giraud シャトー・グラン・ボス Cahteau Grand Bos(生産?) セミヨン80% ソーヴィニヨンブラン20% アルコール分12% 輸入:株式会社 日食 購入価格:1080円色は薄い黄色。香りはレモンの皮、シトラス、シロップ、百合、ライチ?梨?味は苦味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。・・・・・普通か?柑橘にちょっと甘い雰囲気の香りが伴い、白い花や果実のニュアンスが追う。軽く苦味を出した後は甘味が送られ、意外と酸味が無い。これはこれで飲み易さは まずまず。経年相応にそこそこ熟成もしたのか、味の出方は落ち着いてる。果実よりも、ややオイリーな印象が出始めてて、苦味感が少々のボリューム演出。90分以上の時間経過(温度上昇)でもほぼ変化無し。5年強の経過で酸味が抜けたのか、味の流れが やや鈍重な雰囲気。これで香りがもっと豊かに出てくれれば結構な高級感が有ったと思えるが、流石にそこは価格の壁が来たか。経年耐久力と酒質が足らんかった。本来はもっと新しい内に飲むべきなんだろう。とりあえず総合的には上出来。味も香りも5年経過のグラーヴ白としては正統派の部類。程々の飲み応えと半熟成感、酸味は希薄だが そこは香りの柑橘感でどうにか気休めを。このワインのオイリー感を活かして、オリーブオイルを使った料理と合わせたい。カルパッチョみたいな、生ハムのオイルがけみたいな、酸味の補填でバルサミコ酢がパパッとかかってれば、よりバランス感も整うんじゃないかな!?淡白な魚とかをあっさり調理しちゃうと、酒に掻き消されちゃいそうに。ちょっと厳しく言って、値段相応。(あくまで「厳しく言って」相応)約1000円強、グラーヴの白としてはかなりコスパが良いと思うが、現在の味の出方と流れは万人向けでもない。でも、もうちょっと新しいヴィンテージで、酸味がきちんと有れば1400円前後もイケそう。ボルドー白が好きな人なら、お得納得。単に白ワインが好きなだけなら微妙に肩透かし喰らうかも。★楽天検索 シャトー オー バイアン★楽天扱い約3件 ドラジェ、やまいち、ミュズレ 全店1609円 現在売り切れ全く分からんでもない価格。ただし、ボルドー白が好きな人なら。そうでないなら「気が向いたら」以上にはススメ辛い。1080円なら決して悪くなかったけど、やはり現状はちょっと誰が飲んでも美味しいってものではなかった。
2016/08/26
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近所のコンビニで適当に発掘 京都市 伏見区 (富翁・)吟凛・大吟醸・純米 Tomiou Ginrin DaiGinjou Junmai 株式会社北川本家 KabushikiGaisha KitagawaHonke 国産米、国産米麹 (精米歩合49%) 2015年11月製造 日本酒度 +3 酸度 1.2 アミノ酸度 1.0 アルコール分 14 購入価格:760円(1050円(?)のワゴンセール品)(720ml)香りは梨、メロン、スイカ?出力は弱いが、それなりに吟醸酒してる。味は随分と淡泊。「淡麗な特長」とか書かれてたのでこういうものなんだろう。甘味を軸に香りを合わせて軽快な雰囲気で送り出す。甘味の澄み方と香りの出方から、9号酵母を使った日本酒なのかな?甘味は軽快でスッキリしてるが、奥行が浅い。京都の酒で日本酒度+3、酸度1.2となるとわりと軽薄な印象かなと思ったが、当たらずとも遠からず。口当たりからの甘味だけが勝負の酒。旨味や余韻の引きとかは有りそうで無い。正直、あんまり美味くないかも。飲み易さはあるし、大吟醸の格にふさわしいとは言わないが香りも甘味もそこそこの綺麗さ。でも味が悪い意味でシンプル。甘味と軽さの一発勝負。とりあえず、香りだけは まあまあ頑張ってたのは良かった。 と思ってたら開栓20分程(温度上昇)で香りが粗くなってきた。(室温26℃、湿度63%) フルーツ香が衰えて、古い飴みたいなのっぺりした雰囲気に。味は意外と変化無し。 冷温キープが無難。料理は野菜系が無難。魚や肉よりも、香りの強い野菜に塩と油が絡んだものが、酒の甘味と香りに噛み合う。多分、野菜の天麩羅が最適解かと思う。(蓮、大葉、ニンジン、ししとう、ミョウガ等)値段相応。今回の760円で相応だが、一応元の1050円(?)でも納得はしたかもしれない。だがその納得感は多分「大吟醸」の名前(精米歩合)代を上乗せしてのものになってたと思う。同じ1000円台の純米大吟醸なら、茨城の寿の舞・純米大吟醸の方が明らかにワンランク上だな。300ml弱残しで次の日。(開栓22時間経過)香りが弱体化。標準で昨夜の温度上昇時の様な香りに。味は甘味がやたらベタっとした感じで、開栓直後の様な澄んだ雰囲気が大きく弱ってる。味に関しては酒器や飲み方である程度制御出来るとして、香りの弱体化は残念だな。香りと甘味が武器であるはずに酒が、両方とも衰えてしまった。今回はやってないが、2日目は冷酒ではなく、ぬる燗(35℃前後)位の温度にしてた方が、甘味の鈍い出方を上手く利用出来たかもしれない。実際、裏ラベルのお奨め温度でも「冷酒」と「ぬる燗」を推奨してた。言い方は悪いが、越後桜・大吟醸みたいな「粗製乱造型大吟醸」の典型みたいなイメージを持った。初日はまだ美味いと思わせる道筋を見せてくれたが、時間が経つとその道がボロボロになり、どうにか自分で道を探して美味く(上手く)飲める様にしないとならない、手間のかかる不親切wな味。2日目も760円相応。ただし、2日目は大吟醸の底上げ補正の無い、ホントに800円未満の安い味に。初日で飲み切る方が良かったな。
2016/08/24
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もらいものフランチャコルタラッシュの最後 イタリア ロンバルディア州 フランチャコルタ・アルマ・キュヴェ・ブリュットNV Franciacorta Alma Cuvee Brut ベラヴィスタ(ベッラヴィスタ) Bellavista シャルドネ80% ピノネロ19% ピノビアンコ1% 90以上のロットのワインを別々に醸造し、内30種をブレンド そこに15%程度のリザーブワインをブレンドして瓶詰めし、瓶熟成36ヶ月以上 瓶内二次発酵 アルコール分12.5% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:4000円前後色は薄い金色。香りはレモン、石灰、クリーム、粉砂糖、チャービル、オリーブオイル、酒粕?アカシア蜂蜜?味は薄い酸味と甘味。余韻に薄く苦味を伴う酸味と薄い甘味。穏やかな味。やや酸味が立つがすぐに静まり薄い甘味がなだらかに伸びていく。、柑橘の香りから甘い雰囲気のモノが膨らんでいく様が、味のイメージと上手に一致。香りは綺麗で味も大人しい、バランスは良く飲み易い。余韻の甘味の出方が綺麗で、穏やかな味構成を上手に活かせてる。そこに炭酸で味に勢いを持たせ、流れを通していく。 泡は細やかでバランスの良さも有る故に、ちょいと個性は弱いかもしれない。穏やかな味わいを長所として受け取り、余韻の流れを好意的に感じられれば高級感も見えると思うが、それはかなり飲み手を選ぶ要素。 グラスに注いでから5分程度で炭酸の勢いが急速に弱まる。 抜栓40分経過したが、ボトル内ではまだ結構生き残ってる。(室温26℃、湿度61%) 穏やかな味わいが長所なので、全体の美味さには大した影響は無いが、 元々強くない個性がさらに弱ってる様で、穏やかな味を楽しめる(求めてる)人でないと 物足りない雰囲気を感じてしまうかもしれない。グラスに注いでからの泡抜けが思ったより早い。それによって味の流れが少々弱くなり、飲み易い味ではあるが、万人向けと言う程ではなくなってしまう。「泡物を飲みたいが、酸味や炭酸が強過ぎるものは苦手」という人ならそれなりに気に入ると思う。味は悪くない。良い意味で普通。だが、変な話この "普通さ" が人を選ぶ。強い冷温で勢いを維持し、炭酸を保たせればもう少し感想も違ったのかも。冷蔵庫に6時間以上入れてたが(推定7℃前後)、もっとガッチリ(4℃以下まで)冷やして良いのかもしれない。(グラスに注いだら早く飲めという感想は変わらなそうだが)ただ、味の芯はしっかりしてるのか、意外と(?)料理の味に左右されないブレなさが見える。今回、海老とエリンギのガーリックオリーブオイル炒めにイカ塩辛で味付けしたものをツマミにしたが、ニンニクの香りや海老、塩辛の塩味・旨味に何ら動じていない。野菜でも魚介でも肉類でも、穏やかな割に料理を選ばない点は「なるほどね」と納得いく説得力が見えた。正直、・・・4000円じゃ値段以下。精々3400円前後が妥当。3000円とちょっと、と言われてもそれなりに納得したかもしれない。箱代やボトルのちょっとした高級感を入れても、ギリ4000円に届かない位のところまでが限界。★楽天検索 ベラヴィスタ アルマ★楽天扱い約22件 3280円~6296円 平均4200円前後いや~4000円越えは少々キツイっす。出来れば3500円は下回りたい。ま、高価いのは贈答用なんだろうけど。ここまでで5本飲んできたが、ランキングつけるとしたら1位:プリマ・キュヴェ・フランチャコルタ・ブリュットNV モンテ・ロッサ社2位:キュヴェ・モノグラム・フランチャコルタ・ブラン・ド・ブラン・ブリュットNV カステル・ファーリア3位:フランチャコルタ・アルマ・キュヴェ・ブリュットNV ベラヴィスタ4位:キュヴェ・プレステージ・フランチャコルタ・ブリュットNV カ・デル・ボスコ5位:フラタス・フランチャコルタ・ブリュットNV フラタス社こんな感じ。賞賛したのは1位のモンテ・ロッサ。不満はあれど納得はしたのが2位のカステル・ファーリア。今回のベラヴィスタは3位には着けたが価格が2位のと同じであれば順位は逆転可。4位以下は普通過ぎて上位狙うには貫目不足。同じ価格のシャンパーニュが有ったら、シャンパーニュの方を選んじゃう。とりあえず、フランチャコルタの何たるかは5本飲んだなりにある程度理解したつもり。これからもそこそこに注目していきたい。
2016/08/21
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吉田が初の銀メダルとはちょっと衝撃年齢的にピークを越え、対策を十分に講じられ、腰に故障を抱えた状態で挑んでようやく他のトップ選手と互角の勝負が成立したという事か!?それはそれでスゴイ話だw イタリア ロンバルディア州 DOCGフランチャコルタ キュヴェ・プレステージ・フランチャコルタ・ブリュットNV Cuvee Prestige Franciacorta Brut カ・デル・ボスコ Ca'del Bosco シャルドネ75% ピノネロ15% ピノビアンコ10% ステンレスタンク熟成6ヶ月 オーク小樽熟成のリザーブワインをブレンド 瓶詰め後瓶熟成28ヶ月 瓶内二次発酵 アルコール分12.5% 輸入:株式会社フードライナー 購入価格:3456円(送料込)色は薄い金色。香りはレモン、小麦粉、シロップ、粉砂糖、ピーナッツ、塩水、ローリエ、セージ、味は苦味と薄い酸味。余韻に酸味と苦味を伴う薄い甘味。ん~、普通。柑橘から入って、乾いた感じのシンプルな要素にハーブが絡む香り。味も苦味に包まれた酸がゆっくり進み、余韻まで流していくだけ。普通なりに、それなりに泡物に必要そうなものは一通り揃え、奇を衒わない分かり易い感じに。炭酸の勢いはやや控えめで、飲み易さはまずまず。だが普通過ぎる。これ、ちょっと出来の良いカヴァ、または名前だけの埋もれたクレマン・ド・ロワールって言われたら信じる。香りにも味にも大した特徴が無い。もうすごく悪く言うと、レモン多めのウィスキー・ハイボールと大して変わらない味、または炭酸の抜けてきた甘さ極控えめのレモン・スカッシュ。これを飲んでフランチャコルタの良さは分からんだろうなぁ。とりあえずはシンプル・イズ・ベスト。万人向けなのは確か。ただし、それは普通のスパークリングワインとして。味と香りは普通。グラス内の泡持ちも良いとは言えない。(ボトル内では結構生き残る)50分の時間経過でも味に大きな変化が無かったので安定感は認める。(室温25℃、湿度58%) 60分程で流石に炭酸が弱ってきた。 ヌベっと口内にまとわりつくような下品な拡がり方。 これは安い雰囲気。 90分経過で、香りが大幅に弱体化。 炭酸も もうスカスカでいよいよ寿命か・・。酸と泡が大人しいカヴァと思って料理考えればそれでOK。ハーブサラダとか、生ハムにオリーブオイルと粉チーズ振ったり、適当にカルパッチョとか。あまり凝った料理作っても、料理の味を上げたりとかは期待出来ない。残念ながら値段以下。感覚的には、「フランチャコルタ」の看板代込みでも、まあ2600円程度だな。今回送料込で3456円だから、実質2800円程度。大体一致か。以前飲んで低評価だったフラタスの0.5ランク位は上?いや、同じ位?、程度の感想しか起きない。飲み易さと安定感は有る。だが、そのためだけにこのボトルを選ぶ理由はほぼ無いんじゃなかろうか!?『ボトルに存在感の有る「フランチャコルタ」が飲みたい』という事以外にはオススメ出来ない。スパークリングなら何でも良い、ということなら買わなくていい。このワインを飲む前にモンテロッサのを飲んでしまったのが最大のミスと言えばミスw。やっぱりモンテロッサのフランチャコルタは美味かった。あれにはいっぱしの説得力を感じた。★楽天検索 ボスコ フランチャ プレ★楽天扱い約22件 3218円~4896円 平均3700円前後この価格ならモンテロッサ一択だな。カステル・ファーリアのモノグラムもアリだが。あえてこのワインを買おうという気にはならない。今回送料無料じゃなければ買わなかったし、送料込でなければ再び買う気も起きない。
2016/08/18
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イタリア ロンバルディア州 DOCGフランチャコルタ プリマ・キュヴェ・フランチャコルタ・ブリュットNV Prima Cuvee Franciacorta Brut モンテ・ロッサ社 Monte Rossa シャルドネ85% ピノネロ10% ピノビアンコ5% ステンレス桶とオーク樽発酵 リザーブワイン20%まで使用 瓶内二次発酵 瓶熟成24ヶ月以上 アルコール分12.5% 輸入:株式会社モンテ物産 購入価格:3439円色は薄い金色。香りはレモン、小麦粉、石灰、チャービル、オリーブオイル、ホワイトポートワイン? 抜栓10分程でミカン、粉砂糖、カラメル、バタークッキー、蜂蜜、酵母?青パパイヤ?味は酸味を伴う薄い苦味と薄い甘味。余韻に苦味と酸味を伴う甘味。これは・・・結構美味いかも。柑橘にちょっと甘い雰囲気の香り。味は本体より、余韻の方がしっかりしてる感じ。香りのポートワインっぽさが蜜感に近いイメージを生み、余韻の甘味と相まって味に上手く形を与える。リザーブワインのブレンドがかなり上手く効いたのか、味の勢いは大人しいはずなのに、香りと甘味の出方に大きな存在感が伴っている。 抜栓10分強(温度上昇?)で香りが少しソフトな印象に。(室温25℃、湿度50%) レモン程柑橘っぽさが強くなくなり、ポートワイン香がより蜂蜜っぽい雰囲気を出してくる。 ヒネ香に近い蜜感だが、この香りは状態異常ではなく、元からこういうもの と分かるレベル。 抜栓20分弱で、泡の勢いが急に衰えてきたな。 味も香りも変化は軽微だが、炭酸が弱った事で味のキレが間延びする様に。 なんか味がまばらで、口内に纏わりつく様な残り方。 ちょっと好みの問題が大きく出るかも。やっぱり弱点は有ったか・・。総合的には、これ悪くない。美味いぞ。"全ての要素が機能してる" みたいで、熟成もそうだし、リザーブワインの使用もそうだし、それに因る味と香りも無駄が無い(変な言い方だが時に無駄に思える部分も無駄無く利用する)。時間経過のスタミナが妙に弱かったのだけが唯一最大の欠点だが、複数人で15分以内にサッと飲んでしまえば何ら問題にならない。料理は・・・、何だろ?グジェールとかキッシュとかには絶対合うと思うけど、イタリア料理だとどうしよう・・。パスタ料理やグリル肉料理に合う様な派手な味じゃないし、でもサラダやマリネに合わせるにはワインの個性が心配に。ここは とことん無難に、ドイツパンのスライスにオリーブオイルと塩で。値段相応・・・かな。ようやく(まだ3本目だけど)シャンパーニュに並ぶ様な味と香りのフランチャコルタにありついた気分w。そして、飲んでてシャンパーニュの真似であって真似じゃない、フランチャコルタとしての個性も持ちつつの(?)フランチャコルタ。十分3000円以上の格。約3500円、なるほど!と納得出来る(出来たw)ワイン。★楽天検索 モンテ ロッサ プリマ★楽天扱い約4件 3439円~3931円 平均3700円前後3500円以下なら納得。高価くても4000円未満という事ならそこそこ理解も出来る。正直、5000円前後のモエ・エ・シャンドンよりも美味いんじゃないか!?。下手に無難過ぎる(ちょっとスッキリしてるだけの)NMシャンパーニュより よっぽど個性が見えて、飲んでて面白い。
2016/08/15
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イタリア ロンバルディア州 DOCGフランチャコルタ キュヴェ・モノグラム・フランチャコルタ・ブラン・ド・ブラン・ブリュットNV Cuvee Monogram Franciacorta Blanc de Blancs Brut カステル・ファーリア Castel Faglia シャルドネ80% ピノビアンコ20% 80%をステンレスタンク発酵 20%をオーク樽発酵 瓶内二次発酵 瓶熟成24ヶ月以上 アルコール分12.5% 輸入:株式会社 飯田 購入価格:2970円色は薄い金色。香りはレモン、粉砂糖、ピーナッツ、ビスケット、青リンゴ、キャンディー?アーモンドオイル? 抜栓20分程でレモン水、黒糖、クッキー、塩水、灰?水飴?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ああ、爽やかな味。味は薄いけど、その薄くても綺麗でふんわりした感じが良い。香りはシャンパーニュと違って、あまり重苦しく感じない軽いイメージの要素がメインに。とりあえず、ブラン・ド・ブランのスパークリングとしては納得いく味。淡い味わいながらも、ほのかな存在感を見せ、余計な味を出さずにサーッと退く。じっくり噛み締める様に飲める。ガブ飲みも出来るが、そういう飲み方をしたくならない。香りはイマイチ振るわないね。ま流石に胡桃だ蜜だブリオッシュだとかは求め過ぎ、と言うかフランチャコルタに求めるべきものと違うのかもしれない。どっしりした甘い香りより、もっとあっさりしたフルーティーな香りが主。 抜栓20分強(温度上昇?)で香りに果実よりも甘い雰囲気のものが目立ってきた。(室温26℃、湿度60%) 味も泡の勢いも変化無く、徐々にイメージがゆっくり変わって行ってるみたい。 とはいえ、元の形がしっかりしてたからか、変化と言ってもほんの少し。 抜栓60分で、流石に泡の勢いも落ちてきた。 微炭酸白ワインとしてはそれなりに生き残ってるのか、特に嫌な感じも無く飲める。 飲み易さは最後まで健在。 総合的には上出来のスプマンテ(ブラン・ド・ブラン)。綺麗な味で万人向け。時間経過の安定感も有り、泡持ちもグッド!唯一、香りだけが冴えない(よくある普通のスパークリングの感じの)雰囲気だったが、この良い意味で大人しい味を思うと、この香りの普通さもアリかとも思う。こういうのは好みと経験の問題にも影響。料理は、酸味や甘味を補填出来る、程々に味の強いものが良いかも。カルパッチョとか、素材以上にオリーブオイルとバルサミコ酢&塩、粉チーズの味を上手い事楽しめるものが理想。あんまり淡泊な食材をあっさり調理したものだと、ワインの味もパッとしないものになるかも。ギリギリ、値段相応。自分の好みの問題も多分に有るのが前提だが、香りはともかく味は良かった。でもワイン慣れしてない人がこれを飲んで、シャンパーニュも買える価格だと知って、納得いくかは分からない。今回飲んでて、1680円と言われたら納得したし、約2680円と言われても結構納得したと思う。少なくとも前回飲んだフラタスよりは確実に美味かったと思ってるが、3000円弱と言われて納得するにはやっぱり意味と目的が要る。とりあえず2000円以上は理解出来る。2500円でもまず大丈夫。3000円のラインギリギリを攻めてる。★楽天検索 カステルファーリア モノグラム★楽天扱い約5件 2970円~3790円 平均3400円前後3400円超えたら、もうどうしようもないな。もう何かのシャンパーニュが買えちゃうし、でも「クレマン・ド・ブルゴーニュ」とは十分に闘える。「ブラン・ド・ブラン」でさらに「フランチャコルタ」という属性を狙って買ったが「3000円前後のスパークリング」って役割の義務がデカい。「シャンパーニュの壁」は想像以上に高くて厚く、そして深いのが分かる。
2016/08/12
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う~ん、暑い。エアコンついた部屋の中でセラーに入っててもワインが心配になる。 イタリア ロンバルディア州 DOCGフランチャコルタ フラタス・フランチャコルタ・ブリュットNV Fratus Franciacorta Brut フラタス社 Fratus シャルドネ85% ピノネロ(ピノノワール)15% (オーガニック栽培?) 瓶内二次発酵 瓶熟成18ヶ月以上 アルコール分12.5% 輸入:アプレヴ・トレーディング株式会社 購入価格:2505円色はやや薄い黄色。香りはレモン、小麦粉、粉砂糖、ピーナッツ、塩水?油?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味。柑橘に、軽く熱を入れた小麦粉やら香ばしい雰囲気のものにミネラル感を思わせる要素の香り。香りだけなら1000円ちょっとのスペイン・カヴァと大差無し。でも味は苦味も酸味も炭酸も穏やかで、軽妙なバランスが見える。綺麗な口当たりと、纏まりを感じる味わい。ヘタに突出する要素は無く、ガブ飲み も じっくり飲みも可能。 抜栓15分程でグラス内の泡の勢いが衰えていく。 だが味は大きく変わらず、特に不都合は無い。 元のワインの味が良かったという事だろう。 30分経過しても、ボトル内では、泡はまだまだ生き残ってる。味が綺麗なのは良いが、その出方や動きは言う程高級感を出せてるワケじゃぁない。乱暴に言うなら、1000円台後半のちょっと良い白ワインに、炭酸要素が付いた程度とも言える。コスパを考えると、悪い意味で普通。味だけなら、2000円位の格安シャンパーニュと大きな違いは無い様に思える。同じ価格ならカヴァの方が独自の道を切り拓いてて、飲んでて個性が見えて面白い。(例えば以前飲んだ1+1=3・カヴァ・ブリュットみたいな)フランチャコルタならではの説得力と言えるものは見えない。とりあえず、スプマンテとしてはそれなりに万人向けで上出来の美味さなので、そこは認める。普通のスプマンテと思って、最初の乾杯用、揚げ物や酢を使ったサラダ系に合わせたい。酸味と甘味を感じられるものなら、大体上手い事合うはず。多分だが、脂肪分の少ないチーズ(カッテージチーズ等)とはかなり良い相性と思う。正直、・・・値段以下。味やら香りやら、個々の要素だけ見れば、味は1600円位の、香りは1200円位のカヴァ並み。各要素のバランスと安定感、ワインとしての耐久力まで込みで1800円位まで。「フランチャコルタ」の看板まで入れても、納得出来るのは2100円程度までだろうか。「シャンパーニュ」を参考に発展していったのが「フランチャコルタ」と聞く。でも、その結果「シャンパーニュ」と同じ欠点まで抱えてしまったのだろうか!?自分の経験に因る部分も大きいと思うが、良くも悪くも香り以外の点に違いが有る様に見えなかった。まあこういうのは色々5~6本は飲まないと違いなんて分かるもんじゃないだろうけど。★楽天検索 フラタス★楽天扱い約2件 トスカニーで2689円 ノムリエで2905円「フランチャコルタ」という属性が プレミアム要素。安「シャンパーニュ」属性とほぼ一緒。あえて言えば、同じ様なものはイタリアでもつくれるんだよ!、と。なので、「イタリア(フランチャコルタ)」のスプマンテである事が最大理由になる。そこに理由を求めてないなら、特に飲まなくてもいいんじゃなかろうか・・。元々フランチャコルタがこういう味なのか、このフラタスが特に安い味なのか、そこは色々飲みながら、おいおい調べていくとしよう。
2016/08/09
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兵庫県 神戸市 沢の鶴・丹頂・辛口(からくち) Sawanotsuru Tanchou Karakuchi 沢の鶴株式会社 Sawanotsuru KabushikiGaisha 国産米、国産米麹、醸造アルコール 2016年3月製造 日本酒度 +6.5 酸度 1.3 アミノ酸度 1.3 アルコール分 14.5 購入価格:861円(1722円?のメーカー処分品という名目の訳アリ特価)(1800ml)香りは・・・・・、皆無?いや、注いで十数秒で砂糖水、トマト、ミネラルウォーター?何か分かりにくい。とりあえず出力は弱い。味はそんなに悪くなさそう。軽い甘味に薄く酸味がノり、余韻にちょっと苦味が絡む。普通酒の流れだが、普通酒特有の雑な流れが有りそうで意外と無い。味出力は弱い。「からくち」と表記してあるから、多少薄味なのは想定内。良く言えば万人向け。悪く言うと特徴らしい特徴が無い。 ★熱燗にしてみた★(湯呑みに注いで電子レンジで50℃位) 香り出力は大して変わらず。 甘味にふくらみが出た気がするが、そんな言う程でもない“気がする”程度。 「ちょい甘のお湯」って言われても納得するかも。 酒らしさが無い。熱燗好きの人でも苦笑いしか出来ないだろうショボい味。まぁ普通。丹頂(たんちょう)の名は単調と同じ。冷酒(10℃以下)状態の味はそれなりに辛口の長所を活かしてるのか、スッキリ軽快な構成。常温に近づくにつれて余韻の苦味のキレ(と香り)が雑になってく感じで、冷温キープで味の張りを維持するのを推奨。冷酒オンリーの方が、長所に分かり易さが有ってオススメ。料理は和食全般OK。中華料理とか、油がしつこいものにも上手く合うと思う。チーズやオクラ、山芋関係とか、何かしらの「粘りを感じる食感」のものに合わない。粘りさえ無ければ、大体大丈夫のはず。そういう食材が酒のキレを損なうのかと思う。861円なら値段以上。元の(?)1722円なら値段以下。1480円辺りなら、役割と合わせる料理が明確ならまだ活躍の場をイメージ出来る。スッキリ系の辛口日本酒(の冷酒)が明確に好きな人でなければ、わざわざ買って飲む程の味ではない。★楽天検索 沢の鶴 丹頂 辛口★楽天扱い約2件 びあマ・わいマで1555円 酒楽SHOPで1773円特に何もいう事はない。自分なら買ってない。(今回はたまたま安かったから買った)この金額(1680円前後)だと、近所のスーパーとかでもそこそこ色々一升瓶で選べるからなぁ。沢の鶴、埋もれてる。この酒は1300円位の紙パック入りの日本酒にも後れを取りかねない。
2016/08/05
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以前飲んだ白がそこそこ良いワインだったので赤にも手を出す。 チリ マウレヴァレー モーンスーン・カベルネソーヴィニヨン・カルメネール(カルメネーレ)2015 Moonsoon CabernetSauvignon Carmenere ヴィニャ・ティナハス(ティナハース) Vina Tinajas フアン・イグナシオ・メーナ(醸造) Juan Ignacio Mena カベルネソーヴィニヨン カルメネール 割合不明 アルコール分13% 輸入:ネスコジャパン株式会社 購入価格:481円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、カシス、カカオ、インク、黒糖、プルーン、カラメル、乾いた土?青草?味は軽い渋味と甘味を伴う薄い苦味。余韻に酸味と薄く渋味を伴う薄い苦味。ん~、意外と悪くないかも。口当たり軽めで、飲み易さは上々。以前飲んだ、フィンカ・ベルトラン・デュオに似たイメージ。安チリにしては結構なバランス感と味構成。渋味は有るが、そこはほんのちょっと。苦味の絡んだ甘味がゆっくり伸びてくる。飲み口の軽さ故の飲み易さは かなりハッキリ。余韻の酸味が残り易いからなのか、軽さの中で酸味由来のささやかな厚み感が目立つ。値段なりではあるが、流石に各要素の勢いはワンコインレベル。セントラルヴァレーの安ワインよりは確かな存在感だが、そこまで。とはいえ、そこまであれこれ期待もしてないし、ほぼ難癖。十分及第点。総合的には(安チリという括りは有れど)良い実力のワイン。僅かだが「安いなりの良さ」を越えた部分も有る。味に突出は無く、香りも奇を衒わず、安チリの割には意外な程のバランスと美味さを見せる。あまり凝った料理だと逆にダメ。ワインの良い意味でのシンプルさを潰したくない。肉類の塩焼きで、牛よりも豚がいい。ステーキとかシンプルな調理と味付けで。挽肉を塩胡椒で適当に炒めただけのツマミで充分。なんならレトルトのハンバーグでも良し。値段以上。ワンコイン以上の価値は確実に有る。でも780円を超えたら埋もれてくるかな。★楽天検索 モーンスーン カベルネ★楽天扱い約5件 498円~853円 平均650円前後800円越えはナシだな。安チリ激戦区の中で確実に埋もれる。やはり高価くても780円まで。出来れば600円以下を。500円を下回れば十分な満足感を得られる。
2016/08/03
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もらいものヴィンテージ表記が見当たらないが、2015年のコンクールで銅賞受賞したらしいので、2014ボトルかな!? ロワール AOCミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ フィエフ・デ・ノエル・ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー Fief des Noelles Muscadet Sevre et Maine Sur Lie ドメーヌ・ピエール・ルノー Domaine Pierre Luneau ミュスカデ(ムロンドブルゴーニュ)100% シュール・リー製法 アルコール分12% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1200円前後色は薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、粉砂糖、ローレル、セージ、蜂蜜?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と薄く甘味を伴う酸味。美味い。柑橘、ハーブに蜜感に近い甘い雰囲気。苦味が軸だが出方は穏やかで、後の果実味も綺麗なバランス。ホントにバランス感に長けている。基本的に苦味基調の辛口白だが、香りや余韻の流れとも相まって、全体の構成に完成度を感じる。とはいえ、味だけなら割とシンプルで、シンプル過ぎて飽き易い感覚も有る。酸味が意外と(?)弱めだからか、飲むタイミング次第で水っぽい出方もしてしまう。そこをカバーしてるのが香りの柑橘感とハーブ感。そこも一緒に楽しまないと安っぽい雰囲気になりそう。 時間経過(温度上昇)で苦味の張りが緩くなる。(室温25℃、湿度57%) 香りは変化無し。 これはこれで飲み易さが増したとも言えるが、どうも当初のバランス感と噛み合わない。 冷温キープで、冷たさで苦味の張りを保つのが美味さを維持するのに必要かも。苦味を上手く活用出来ており、これが有るから果実感がより活きる。香りも味構成と一致で連携が取られ、シンプルなのに、複雑さと厚みを演出。思ったより酸味が控えめで温度上昇にも弱みを見せたのは惜しいが、全体では上出来のロワール白。開栓前に強めに冷やして、なるべく早めにサッと飲もう。料理にはボルドーの白に近いイメージ。で、ボルドーよりも香りや酸味が大人しい感じ。とりあえずサラダやマリネに合わせるのが無難。今回、アジの塩焼きと一緒に飲んだが、塩と淡泊な食感自体は合ってたが、引き立てる動きは双方してない。ワインの味がバランス良くて大人しい方向な分、もっと料理の方は勢いを重視した味で問題無かった。酢の味や甘味がもっとハッキリした味付けで良い。その意味では和食系との相性は決して悪くないはず。冷しゃぶの胡麻ダレや、湯豆腐+おろしポン酢とかでもイケると思う。と言うか合うでしょ。値段相応。開栓直後は1500円狙えるかも と思えたが、欠点も有ってトータルでは約1200円相応。しかし冷温キープ可で、合わせる料理もハッキリしてるなら、かなりの高コスパを叩き出すと思う。「フランス」の、さらに「ミュスカデ」ワインである理由を持って選ぶなら、このワインでもう充分。
2016/08/01
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