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オーストラリア オールド・ノース・ロード・ピノノワール2015 Old North Road PinotNoir ワイン・ワールド・エステート Wine World Estates 裏ラベルに「Wine World Estates 97 sturt highway nuriootpa sa 5355 Australia」 と住所記載。 これはウルフ・ブラス社の住所と同一。 「Produced With The Aid of Egg and Milk Products And Traces May Remain」 とも記載。 これはウルフ・ブラスとエイド・オブ・エッグ何某との共同ブランド、 またはワイン製造だけをウルフ・ブラスに委託して生産したワイン、という事か? ピノノワール100% アルコール分13.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:588円色は澄んだ赤紫。香りはカシス、チェリー、枯葉、紅茶、生肉、ライムの皮?味は薄い渋味と薄く甘味を伴う苦味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い酸味。ん~、まあまあ。ベリー香を軸にやや枯れた雰囲気の香りを出し、最後はちょっと生臭い。意外と酸味の感覚が弱々しく、香りのベリー香でカバーしてる感じ。薄味。薄いと言うか、ピノノワールだし、こういうもの。薄いなりに渋味は有るし、香りもそこそこで、思ったよりは良い出来。安ピノらしい、ガブ飲み向け。薄味の流れにあって、苦味が顕著に目立つ。値段なりと言えばそれまでだが、口当たりは澄んだ感じで悪くないのに、飲んだ後の口内は妙に汚い。柑橘類の皮を齧った様な苦味感が余韻まで続く。安ピノにありがちな土臭さが無く、綺麗な雰囲気は有った。ちょっと苦味が目立つ傾向は見えたが、分かってて飲む分には許容範囲。チリのピノノワールから渋味と土臭さを引き、紅茶香と苦味を足したみたいな雰囲気。渋味が強くないのでアブラは要らんだろうと思ったが、苦味に対応するためにもアブラの甘味は有っていいな。焼肉等の薄い肉がいい。又は鶏モモ肉のソテーにハーブソルト。もっとシンプルに、バターピーナツとチーズ鱈とかでも結構代用出来そうだがw。値段相応。相応だが、品種の特徴は見えたし、これで600円弱なら出来は良い方。もう少し酸味を出し、苦味を抑えられたら880円狙えるとこまで行ったかも。300ml強残しで次の日(開栓30時間程度経過)。2日目はボルドーグラス使用。香りはカシス、ブラックベリー、枯葉、濃く煮出した紅茶、おがくず?味は薄い渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。多少味が変化したと考えても、初日程苦味が目立つ事はなくなった。グラスが変わったからか、渋味と苦味のバランスが丁度良くなって、飲み易さが整った感じ。ラングドック辺りで半端に熟成して渋味が抜けてきた赤っぽい。全体の軽さは変わらず。香りも初日のイメージを残す。初日にピノノワールグラスではなくボルドーグラスで飲んでたら、多分苦味の突出は気にならなかったと思う。その代わり香りが振るわず、品種の良さみたいなものは感じられなかったかもしれない。苦味が収まった分、向上した点は見えたが、酸味の雰囲気は引き続き下火のまま。ガブ飲みワインとしては2日目も悪くないものの、やっぱ安さは拭えない。とはいえ元々安いし、適当に飲んでていいから、これはこれで特に悪い気も起きない。渋くない、酸っぱくない、苦くない、しつこくない、臭くない、食中のグラスワインに必要十分。冷凍ピザとか、ジャンクな雰囲気の味にピッタリ。良い意味で、安ワインらしい安ワイン。フランジアとかカルロ・ロッシに合わせるイメージで問題無し。2日目も値段相応。ワンコインワインよりもワンランク上、程度の相応評価。伸び代は無し。軽薄なりに飲み易さは確かだった。グラスで雰囲気を替えられる点はちょっと面白い。買って損無し、得も無し。
2017/01/28
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ワイン酵母使用というウタい文句から衝動買い。 鹿児島県 日置市 白猿 Shirozaru 小正醸造株式会社 Komasa Jouzou KabushikiGaisha 麦、麦麹 ワイン酵母使用 減圧蒸留 アルコール分 25 購入価格:939円(900ml)香りはレモンの皮、粉砂糖、ミント、石灰、ラムネ?バナナ?言われると、確かに白ワインっぽい雰囲気の香り。シャブリ的なニュアンス。 【ストレート】澄んだ苦味感と薄い甘味。余韻はあっさり霧のように消えつつ、痕跡は残す。減圧蒸留焼酎特有の澄んだ感じと軽さが、飲み易さを全力でアピール。 【ロック】香りが【ストレート】時よりも出易くなった。甘味と苦味が両方とも強まる感じで、苦味が強まった分、存在感は出たかも。飲み易さを維持しつつ、飲み応えも出す。 【水割り】 ・酒1:水0.1香りが出易くはなるが、果実的な香りよりもチーズの様な発酵香が出てくる。味は苦味が目立ってきて、【ストレート】時の綺麗さが損なわれる。 ・酒1:水1香りは【酒1:水0.1】と変わらず。むしろ出力は後退?味は澄んだ感じが増し、飲み易さはより向上。ただ、飲み応えは順当に落ちる。 ・酒1:水3~4香り出力はさらに後退。だが意外と(?)【ストレート】時の香りの内容は保ててる。ここまでいくと普通の焼酎水割り。味だけなら甲類焼酎の水割りと大差無し。オススメは【ロック】。ストレートは最初の確認だけしたらそれでOK。【水割り】は飲み易さ重視の場合だけ。実質【ロック】一択と言っても良い。香り重視の焼酎としては、それなりに成功してると思う。ワイン酵母を使用したとウタうだけ有って、ワインっぽい印象も感じられた。減圧蒸留らしい軽やかさも活かされてる。まあまあ良い出来の焼酎。香りは良い。味も悪くない。香りや味の出方からワインらしい雰囲気も有った。値段相応。相応だが、900mlで1000円未満なら出来は なかなかだし、コスパもまずまず。他の猿シリーズ(麹別ラインナップ)を飲んだ事は無いが、面白い焼酎。★楽天検索 白猿★楽天扱い約9件 995円~998円 平均997円 1升瓶1747円からはい、1000円未満。OK!黒麹系の主張の強い焼酎が苦手で、しかし単なる甲類焼酎では物足りない人程、気に入ると思う。味は少々単純だが、香りの個性に付加価値。
2017/01/25
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何か見覚えの有るエンブレムだと思ったら、シャトー・デギュイユのナイペルグ伯爵のだった。 ブルガリア パザルジク州 カベルネ・(バイ・)エニーラ2014 Cabernet (By) Enira ベッサ・ヴァレー・ワイナリー Domaine Bessa Valley ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵(オーナー) カベルネソーヴィニヨン100% コンクリートタンクでマロラティック発酵 1年使用と2年使用のフレンチバリック樽半々で熟成12ヶ月 アルコール分13% 輸入:株式会社ヴィントナーズ 購入価格:2030円色はやや濃い紫。香りはアンズ、ブラックベリー、プルーン、カカオ、餡、生木、濃い緑茶?鉛筆?味は渋味と酸味を伴う苦味。余韻に苦味と酸味。結構しっかりしたボトルとコルク。アンズの様な甘酸っぱい香りを越えたら、そこからは黒果実と木炭類の香り。渋味は有るが強くなく、苦味に酸味が付いて行く構成。ボルドーとかのカベルネワインと比べると、ボディが軽く線が細い印象。カベルネソーヴィニヨン100%と言うにはやはり軽薄な雰囲気を感じる。飲み易さは有るのは良いが、個人的には物足りなさも大きい。 抜栓150分以上の時間経過でもほぼ変化無し。(室温20℃、湿度35%) 香りのアンズとカカオの要素が目立ってきた気はするが、全体の流れは変わらず。 温度は抜栓直後より上がってると思うが、少しソフトなアタックになってきた!?渋味が有るのに厚みが無い、って何か中途半端に経年した右岸ACボルドーみたい。渋味の勢いが凹んで苦味が立ち、香りも出力と内容が絞られてスケールダウンしたボルドーのイメージ。初期の飲み頃を越えた辺りの、谷間の時期のカスティヨンの雰囲気が近い。ナイペルグ伯爵と言えばカスティヨンで名を上げた人だから似通うのは想定内か。不味くはない。むしろ飲み易い部類。これはこれで好き。変に突出した味も無く、落ち着きとバランスはそこそこ好感触。ただ、厚みが無いのは良いとして、軽さを持った故の良さが飲み易さ以外に有るのか?と言えば、そんなに無いな。渋味は有るけど軽めの飲み口なカベルネ(orメルロー)系ワインなんてボルドーに1200円位でいくらでも有るよ。カスティヨンに近いと言ったが、日本の赤ワインにも近い雰囲気を持ってると思う。“赤ワイン用葡萄を育てるには少々冷涼な土地柄の葡萄” の赤ワインみたいな。軽い軽いと言ってきたが、「軽い」んじゃなくて「細い」味。これは「こういうもの」なんだろう。料理は肉。肉ならハムからステーキまで何でもイケる。よほど脂っこいものでなければ何でも大丈夫。むしろ肉の味がワインを補強してくれそう。今回子羊の肩ロースソテーをツマミにしたが、肉の旨味と塩が補強・・という事は無かったけどw、ワインが全く肉の味を邪魔してない。やっぱり焼いた肉との相性はかなり良いと思う。(ソテーよりシチューの方が良かったかも)値段以下。2000円台の格じゃない。ナイペルグ伯爵のコンサル料込w(オーナーだけど)でも取って1680円位。「ブルガリア」の「カベルネワイン」という部分に興味を持てるか?がポイント。「ナイペルグ伯爵」云々はオマケだな。★楽天検索 カベルネ エニーラ★楽天扱い約23件 1485円~2754円 平均1800円前後やっぱり2000円は高価いよな!w精々1700円前後だろ?という感覚はそんなに間違ってなかったwww。
2017/01/20
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室内の空気の乾燥対策に「鍋で湯を沸かす」を始めたら驚異的効果で笑う。湿度30%台の室内が30分で70%を超えるw。部屋を出入りすると空気に圧力と粘性を感じる。もう加湿器なんか目じゃないね。昔のストーブの上に水の入ったヤカンを置くのは理に適ってる。 ポルトガル リスボン Lisboa アゾイ・ヴィーニョ・ティント・レゼルヴァ2010 Azoi Vinho Tinto Reserva (アゾイ・ショアライン・ティント Azoi Shoreline Tinto) ヴィディガル・ワインズ Vidigal Wines (製造?) ナーゲル・ウント・ホッフバウアー社 Nagel & Hoffbaur GMBH & CO,KG (販売?) 使用品種不明 アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:720円(3本で2160円)色はややくすんだ濃い紫。香りはアンズ、ブラックベリー、餡、レーズン、鶏レバー?味は薄い渋味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まぁ、普通。ベリーの香りにやや深いモノが混じって、それに合わせた出力の渋味と酸味。余韻もサッと出てサッと去るあっさりしたもの。渋味は経年である程度落ち着いた感じ。酸味に粘りが有り、これは南フランス、イタリア、スペインにも共通した日差し強めの地域ならよく有るもの。経年からか、渋味は落ち着き、酸味も動きがゆっくりで飲み易くなってる。これは出方と自分の体調の問題も有るかもしれないが、香りの出力が妙に弱い。内容的にはベリーにドライフルーツと鉄を感じる何かだが、香りを感じ取れた時点で止まる。味も同じ感じで、メインの味わいは変わらないが、香りに連動した渋味や酸味は途切れがち。総合的には、割と普通の赤ワイン。少しの渋味と少しの酸味、甘味は余韻にそこそこで、赤ワインらしさは なかなか。ガブ飲み向けと言う程軽やかではないが、それが出来る位には飲み易さが見られ、普通なりに厚みも感じられる。肉の味には相性良し。余程クセのある煮込み系はもちろん、ローストしたものにも問題無し。野菜や燻製とかでなければ大丈夫。多分、料理を気にする程香りが乱れる事は無いと思うけど。とりあえず、720円なら値段以上。1000円の壁は超えてる。(で、超えたところでストップ)まぁ普通。300ml残しで次の日(抜栓23時間程度経過)香り出力は大きく後退。味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に薄い渋味と苦味。ん~?酸味が無くはないんだけど、それを確かに感じにくい。苦味の感覚の方がハッキリしてて、そっちの方に持ってかれてる雰囲気。飲み易さは向上。ただし、普通さも向上w。酸味が落ちた分だけ味が落ち着いたが、特徴が無くなった。渋味も滑らかになったが、やはりワインから特徴が大幅に弱体化したとしか思えない。甘味の感覚が残ってる分だけ、「赤い水」とまで感じるほどじゃない。だが、良く言えば澄んだ味になった が、悪く言えば実力以下の安い味に落ちた。とはいえ、この辺は好みの部分も有りそうだし、飲み易さ向上の点まで含めて「安い味に落ちた」という言い方をするのは過言かな。2日目も、720円なら値段以上。約1000円の格。720円だと思えば充分上出来だが、1000円と思うとまぁこんなもんかの感覚。この辺の基準は割と曖昧w。普通さを「クセの無さ」と捉えれば、2日目の方が良くなったとも言える。
2017/01/18
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もらいもの ブルゴーニュ ピノノワール2013 PinotNoir アントナン・ロデ Antonin Rodet ピノノワール100% ステンレスタンク醸造 一部オーク樽熟成6ケ月 アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 参考価格:2000円前後色は澄んだ赤紫。香りはカシス、チェリー、ブラックベリー、イチジク、紅茶(ローズマリー)?味は薄い酸味と薄く甘味を伴う苦味。余韻に酸味と苦味。薄いな。余韻の酸味の方が明確に感じられそう。香りはピノらしいベリー系に、やや深みを思わせるもの。渋味はほぼ無く、良くも悪くも「赤い水」。スッキリした飲み口で、下手にしつこい酸味を出されるよりは、こっちの方が飲み易さが有る。軽快な酸味とボディーで、結構万人向けの味に。ガブ飲みも可能。あまり酸っぱくないボジョレーみたいな雰囲気。軽やかさがウリになってる味なので、しっかりした厚みの有る味を求める人には物足りない。2000円そこらの単なるACブルに厚みを求める人もいないだろうけど、このワインはそういうのを求める飲み手にはスカスカな味と感じると思う。ピノと言うよりは、良い意味でガメイっぽい雰囲気を持ってる。ちょっと高級なボジョレー・ヴィラージュかな?と思うと、結構満足感有るから不思議w。完全にボジョレーをブルゴーニュの格下扱いしてるイメージだが、格下なればこそのハードルの低さを存分に活用出来てる。料理は鳥肉かな。渋味は無いからアブラは要らない。ローストチキンでもあれば十分だが、クラッカーにツナマヨとかでも問題無い。お手軽ワインの領域。あえて値段相応。ブルピノとしては1680円クラスの、下から数えた方が早い格に感じるが、もしこれがボジョレーのガメイだったら?と想像すると、「あれ、2000円もアリか!?」と思えてくる。何か、そういう味なんだよねw。全然不味くはないけれど、ブルピノとしてはちょいとアレ。でもあまり悪い気してない。
2017/01/16
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シャンパーニュ ヴーヴ・ド・ノーザック・ブリュットNV Veuve de Nozac Brut ディディエ・ショパン Didier Chopin ピノムニエ70% ピノノワール30% 瓶内二次発酵 アルコール分12% 輸入:アプレヴ・トレーディング株式会社 購入価格:2574円色はやや薄い黄色。香りは薄いレモン、粉砂糖、洋梨、シロップ、ピーナッツ、焼きリンゴ?バター?味は薄い酸味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に苦味と薄い甘味。まあまあ。果実香は程々に、フルーティーな雰囲気の香りがメインに。苦味がハッキリと出易いのはブラン・ド・ノワールだからか?前面に出るのは酸味だが、苦味の補強がしっかりしてて、強い味ではないけど厚みが有る。炭酸の勢いも、注いだ見た目は結構派手だが、飲んでみると意外とソフト。良く言えば滑らかな飲み口。飲み易さは上々。正直、シャンパーニュとしては悪い意味で普通。柑橘香にちょっと甘い雰囲気のもの、味は酸味と苦味で程々に。下手すりゃ普通のスパークリング。もう少し香りに蜂蜜感や香ばしい雰囲気のものが明快に出てれば、安いなりにも確かな存在感を主張出来たはず。 60分程度の時間経過(少々の温度上昇)でも変化は無く、 かなり安定してる。(室温21℃、湿度41%) 泡の勢いは少し落ち、そのせいか酸味がやや強めに出て来そうになるが、 全体のバランスには影響無し。 ボトル内とグラス内でも印象に違いは無し。これは飲食店向けだわww。酸と苦味の整った味わいにフルーティーな香り。スパークリングワインとしては、なかなか完成度の高さを見せる。「シャンパーニュ」を名乗るにはやや物足りない点も有ったが、それ程強い不満は感じない。単純にスパークリングワインとして美味いというだろう。ふくよかな香りよりも、フルーティーさをメインに楽しむシャンパーニュ。 90分弱の時間経過で、香りの焼きリンゴ感や焼いたサツマイモ的な感じが強まってきた。 それに伴って、欲しかった蜜感の様な雰囲気が見えてきた。 始めからこの香りが有れば、安っぽい普通さや甘味の弱さの部分はもっと目を瞑れたと思う。 或いは熟成でこの要素(変化)が出易くなる!? この変化はかなり好感触。 キッシュとかムースやパテとか、何かアブラを活かしたものが欲しい。苦味を適度に牽制しつつ(又は気にせずに済みつつ)、甘味を補填出来るものが望ましい。フルーティーな香りを活かせつつ、味に関しては甘味を感じるものが適してる。90分以上の時間経過後なら、アップルパイ(タルト)とかに合いそう。値段相応。とりあえず、約2000円超の高級スパークリングとしては まずまず及第点。「シャンパーニュ」のショバ代・看板代で+500円強。ある程度の時間経過にも耐性と進化を、さらに熟成に因る発展の可能性も見せたし、素直に納得。もうさらに+500円も出すと、もっと最初から香りに力の入ったシャンパーニュがちらほら現れ始めるところなので、オススメするには少々微妙なライン。とりあえず「シャンパーニュ」の看板が付いてて、一定以上の美味さのスパークリングという事なら決して分からなくもない。だが、純粋に味だけならこのワインじゃなくてもいいと思う。開けてすぐ飲むつもりならなおさら。★楽天検索 ノーザック★楽天扱い約2件 楽天24で3218円(送料込) ケンコーコムで3315円(送料込)自宅やカジュアルな飲食店向けの「シャンパーニュ」のストックとしては悪くない。飲まない(売れない)なら、それはそれでイイ感じに熟成待ち要員として意味の有る待機。
2017/01/13
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「好きな人にはたまらん味ですね」「これはハマる人が絶対にいますよ」というセリフは、テレビのグルメレポーターがあまり美味しくない品に出くわした時の無難な常套句らしい。で、そういう感想を持たせる様な酒が今回のこれだってw。 千葉県 香取郡神崎町 香取・純米自然酒90 Katori JunmaiShizenShu 90 寺田本家 Terada Honke 無農薬栽培コシヒカリ100%(精米歩合90%) 自家培養稲麹使用 酵母無添加 2016年9月製造 日本酒度 +4.5 アミノ酸度 2.1 酸度 2.6 アルコール分 15 購入価格:1069円(720ml)精米歩合80%のは一昨年(ほぼ13ヶ月前に)飲んでる。熟成酒的な雰囲気を持つ、個性の強い酒だった。香りは水飴、糊、梨?ラムネ?もっとむさ苦しい香りwを想像してたが、思ったより悪くない。出力は弱いけど。あ、でも鼻から抜ける時の香りは、蒸し米 や おがくずっぽい香りも混じる。これは酸味のコシが強いな。甘味混じりの苦味が酸味と一緒にグイグイとノってくる。これは確かに「好きな人にはたまらん味」だと思うw。もっとも、澄んだ味わいとは真逆というだけで、酒の味自体が悪いワケではない。香取・純米自然酒80よりももっと個性的で、これはこれで面白く、バランス感も良い。独特の酸味と勢いがボディーを生み、不思議な厚みを感じさせる。澄んだ甘味と華やかな香りとはほぼ無縁。塩味の無い出汁っぽい味わい。(昆布出汁?)或いは甘くないラムネ? ★熱燗にしてみた★(徳利を湯煎にかけて約5分) 香りは粉砂糖、湿布薬、杉?葛湯? 何か香りが特殊な方向に行ったなぁ。 だが味は苦味が和らぎ、酸味がより伸びる感じに。(燗が冷めてくると苦味復活) 味だけなら燗酒の方が冷やより上かも。酸味によってつくられるこのボディーが最大の特徴だな。これを好意的に捉えられるかどうかで、この酒に対する好き嫌いがハッキリする。日本酒の酸味に抵抗が無い人なら、まさに「ハマる人が絶対に出る」酒になると思う。使用米が酒造好適米でないのもこの味を出す要因の一つだろう。(米の雑味が非常に上手く活かされてる)料理は和食全般OK。ただ、熱燗状態だと、意外と酢の味に合わないかもしれない。伸びた酸味が、料理の酸味とぶつかりそうになる。熱燗時は酢締め以外の魚料理、煮物に向く。冷やの方が汎用性は高いな。値段相応。相応だが、この個性は同価格帯のありふれた純米酒群の中では一線を画す。最初はグルメレポーター云々の話で、どれだけ人を選ぶ味なのかと少し覚悟をしてたがw、これは良い意味で予想を裏切ってくれた。人を選ぶ味と言うのは本当だったが、流石に好みじゃなかった人には受け付けないというとこまで極端なものではなかった。★楽天検索 寺田 香取 90★楽天扱い約6件 956円~1156円 平均1069円前後 一升瓶は1913円から1200円で精米歩合80%のより、この1000円ちょっとの精米歩合90%の方が飲んでて面白い。比較的綺麗なのは順当に80%だが、記憶に残るのは今回の90%のやつ。
2017/01/11
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もらいもの 茨城県 那珂市 菊盛・純米大吟醸・古酒・月下香 KikuZakari JunmaiDaiGinjou Koshu Gekkakow 木内酒造合資会社 Kiuchi Shuzou GoushiGaisha 兵庫県産山田錦(精米歩合40%) 品評会用の大吟醸酒を氷室で3年貯蔵 自家酵母使用 2016年4月製造 日本酒度 +3~+4 酸度 1.6 アミノ酸度 1.0 アルコール分 16~17 参考価格:5400円(720ml)香りはメロン、梨、砂糖?出力は程々。やや粘性の伴う口当たり。甘味にほんのり苦味がノり、厚みを持たせつつ綺麗に消える。古酒だからか、甘味に厚みを出しつつも澄んだ感じが有る。飲み易さと飲み応えの両立。思ったよりも香りが出てないからかな?美味いは美味いけど、あまり高級感は無い。印象としては以前飲んだ山形の出羽路・純米大吟醸に近い。総合的には、結構普通。3年貯蔵云々は普通の酒に付加価値を付けるためにやった事で、酒を美味くするためにやった事って気がしない。何か、あまりコメントする事が無いなw。料理は刺身か天麩羅が食べたい。酢の物でなければ大体大丈夫だろう。値段以下。良いお酒なのは分かるが、5400円と言われて納得するかと言われると、しない。多少つくりに手間がかかってるにしても、酒自体は1500円台クラス。「精米歩合40%」の分と「3年貯蔵」の分を合わせても+1000円から、取って+1500円位。★楽天検索 菊盛 月下香★楽天扱い2件 地酒の加登屋 と 常陸野ネストの木内酒造 で5400円感覚的には2500円から、ボトルの高級感も含めて3500円位まで。この酒ならではの味とか、この酒でないと意味が無い、みたいな理由が無ければ特にオススメはしない。贈答用の面が大きいかな!?
2017/01/09
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日本酒がちょいちょい続く 石川県 白山市 萬歳楽・吟醸生酒 Manzairaku GinjouNamazake 株式会社 小堀酒造店 KabushikiGaisha Kobori ShuzouTen 兵庫県特A地区産山田錦100%(精米歩合55%)、醸造アルコール 2014年9月製造 901号酵母使用(?) 日本酒度 +8 酸度 1.2 アミノ酸度 0.6 アルコール分 18 購入価格:790円(720ml)(1590円の処分特価800円off)香りは水飴?大根おろし?何か、香りらしい香りが全くしない。甘味が強いな。日本酒度+8らしいが、辛口というには なかなかに強い味。アルコール度の高さも要因の一つだろう。2014年製だから、熟成とは言わないまでも、この酒本来の状態とは違った雰囲気なのではないかと思う。901号酵母で山田錦だから通常はもっとフルーティーな香りに澄んだ甘味を出す酒だったのではなかろうか。現状は、甘味は綺麗だが香りは弱く、酸や旨味はほぼ無し。香りが弱く、甘味にしか特徴が無い。流石に処分特価品だし、品質云々に文句言う筋合いも無いね。特徴無いなりに変なしつこさや突出も無いし、飲み易さはまずまず。この澄んだ感じが辛口感の出しどころと思えばそれなりに納得。綺麗で飲み易く、万人向け。刺身系に向いてる。甘味がメインだから、醤油の塩味と旨味で補填出来れば十分引き立つ。日本酒としては、単独だと少々アレだが、ツマミが一緒なら上手く機能する。790円なら値段以上。1590円で納得いったかは分からないが、1100円以上の満足度は確実に有った。多少高く見ても1300円前後で、そこに山田錦代がノッたと考えれば、まぁそんなもんか・・と。
2017/01/06
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もらいもの 山口県 岩国市 獺祭・純米大吟醸・磨き二割三分 Dassai JunmaiDaiGinjou MigakiNiwariSanbu 旭酒造株式会社 Asahi Shuzou KabushikiGaisha 山口県産(?)山田錦100%(精米歩合23%) 熊本(9号)酵母使用 2016年12月製造 アルコール分 16 参考価格:5400円香りはメロン、梨、リンゴ?出力は控えめ?綺麗。・・・綺麗だけど、それだけだな。澄んだ甘味と余韻のあっさり感は悪くない。3口位飲んだ辺りから、味覚が出来てきたのか徐々に味の伸びを感じられる様に。香りと共に澄んだ甘味を伸ばし、余韻の苦味で軟着陸。「山田錦」+「9号酵母」+「純米大吟醸」の王道パターン。美味いは美味いけど、やり過ぎかな。スッキリしすぎて最早日本酒らしさも薄れてる。飲み易さは上々。万人向け。日本酒が苦手な人でも違和感無く飲めると思う。だが日本酒ファンには、1杯飲んだら、もうそれで満足しちゃう様な物足りなさも多く出てくる。これとほぼ同じ味は、精米歩合50%でも作れるんじゃないかな。作り手の高精米チャレンジが目的であって、必ずしもこの味を出すために23%の磨きが必要だったのではないだろう。この味を出すために削ったと言うのなら、この酒の本来有ったはずの長所まで削ってしまってるかもしれない。精米歩合35%の超特選・関娘・大吟醸飲んだ時も思ったけど、吟醸酒は削り過ぎてもダメだな。この辺は好みと経験に左右される部分も多いだろうけど、ここまで来ると別ジャンルの領域。料理云々は特に無い。酒にクセが無いから、何に合うとか合わないとかのイメージが湧かない。単独で一合二合をチビチビ飲んでても、それはそれでOK。スマンが、5400円だと値段以下。これ、精米歩合46%でいいから、値段半額にならないかな!?w(39%ので約2600円だから、そこは良心的かw)高精米吟醸酒の勉強用、又は贈答用の珍品って扱いのイメージなんだが。まぁ普段飲みの酒ではないね。たまに飲む(プレゼントでもらえる)から有り難味が有る酒。★楽天検索 獺祭 二割三分★楽天扱い約60件以上 4990円~9720円 平均6500円前後 一升瓶は10200円からメーカーの希望小売価格が5400円のはずだから、それ以上はプレミア価格だな。一頃と比べれば価格高騰の流れは落ち着いた方と思うが、まだ爪痕は消えない。自分で5000円以上出してまた飲みたいか?と言われると、そこまでじゃないと思う。ただ、人にあげる分には、日本酒苦手な人でも飲み易いし、高精米吟醸酒としてレア感も有るし、そこまでアホみたいに高額というのでもないし、ネームバリューも有るし、何ら悪い酒じゃない。やはり贈答用だな。(旭酒造さんにしてみたら、「ウチはこういうものもつくってますよ(つくれますよ)」という名刺代わりの品)
2017/01/03
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せっかく書いた文章が、投稿後に楽天のシステムエラーで全消え。ブログやってれば多かれ少なかれ有る事なんだけど、流石に気力が萎える。投稿前に全文コピーの基本を怠る大失態、ホント忘れた頃にこういうアクシデントが起きるのよ・・。思い出しながらコツコツ書き直して再投稿。それでなくても正月からやたら眠かったというのに。初詣にも行ってない。多分内臓疲れてる。(時季的なものもあるだろうけど)甘酒で糖分とアミノ酸補給が捗るぜ。 1月(9本)★ボルドー バロン・ド・レスタック・ブラン2013 カステル社★決して良年とは言えない2013年ボルドーだが、2007年ばりに白は例外の優良年。(樽が効いてりゃ)1000円そこらでも十分美味い。★コート・ド・ブール シャトー・マルティナ2005《4本目》★最後の2005年ボトル。ヴィンテージの底力を実感。 2月(4本)★アルゼンチン フィンカ・ベルトラン・デュオ・シラー・カベルネ2012 ズッカルディ家★何らかの理由で放出された品と思うので、300円台で買える事はもう無さそうだが。★山梨県 重畳・甲州2015 大和葡萄酒★ステンレスタンク熟成の番イと対を為す樽熟甲州。どっちも好き。 3月(9本)★チリ モーンスーン・ソーヴィニヨンブラン・シャルドネ2015 ヴィニャ・ティナハス★値段の割には上出来。温度次第では実力以上の美味さを発揮。 4月(7本)★スペイン ディエゴ・デ・アルマグロ・クリアンサ2011 フェリックス・ソリス社★安スペインとバカに出来ない佳作品。★アルゼンチン ノートン・レセルヴァ・カベルネソーヴィニヨン2012 ボデガ・ノートン★同じ位の価格のチリのカベルネより明らかに美味い。モンテス・アルファよりもノートンを選びたい。 5月(10本)★ボルドー ギレム・ド・ファルグ2000 シャトー・ド・ファルグ★美味いは美味いけど、希少性も込みでの評価の部分も。誰にでもオススメではない。★ポイヤック5級 シャトー・ランシュ・バージュ1992★棚ボタ的に購入だったが、熟成(生き残り的)ボルドーの良さを堪能。★ラングドック ボーヴィニャック・シャルドネ2014 レ・コスティエール・ド・ポメロル★定期的に現れるフランス産の安価な樽熟シャルドネ。 6月(10本)★鳥取県 ホージョーワイン・白NV 北条ワイン醸造所★★山梨県 フジクレール・甲州・シュール・リー・東渓2014 フジッコワイナリー★★山梨県 ロリアン・勝沼甲州2014 白百合醸造★まさかの(?)甲州3本ノミネートw。薄いだけでは終わらない、3本それぞれ きちんと厚みを感じさせる味わいが印象に残る。北条ワインは震災にもみまわれ、今後の動向に注目。(人的被害は軽微だが、瓶的被害が甚大) 7月(11本)★イタリア ヴァルポリチェッラ・レ・コレッツィオーニ2011 パスクア社★ピエモンテのバルベーラよりは、ヴェネトのヴァルポリチェッラが好き 8月(9本)★イタリア プリマ・キュヴェ・フランチャコルタ・ブリュットNV モンテ・ロッサ社★凡百のシャンパーニュよりも明らかに個性とキャラが立ってる。 9月(10本) 該当作無し 10月(9本)★アメリカ マーサー・キャニオンズ・リースリング2013 マーサー・ワイン・エステート★品種の特徴の手堅い出来の正統派リースリング。下手すりゃドイツの辛口より手堅いかも。★ニュージーランド ホーム・クリーク・ワイパラ・リースリング2014 サザン・バンダリー・ワインズ★ソーヴィニヨンブラン風リースリングというユニークな雰囲気。面白い。 11月(8本)★シャンパーニュ キュヴェ・パルティシオン・エクストラ・ブリュット2008 ジャン・マルク・セレック★香り一嗅ぎで格の違いを悟らされたwシャンパーニュ。 12月(11本)★オーストリア グリーン・ペップ・グリューナーフェルトリーナー2014 エワルド・グリューバー★酸に偏ることなく厚みを持たせる、非常に良いバランス。 軽量級:1000円未満の部門。敢闘賞★スペイン ディエゴ・デ・アルマグロ・クリアンサ2011 フェリックス・ソリス社★ 優秀賞★アルゼンチン フィンカ・ベルトラン・デュオ・シラー・カベルネ2012 ズッカルディ家★ 中軽量級:1500円前後以下の部門。 敢闘賞★山梨県 フジクレール・甲州・シュール・リー・東渓2014 フジッコワイナリー★★山梨県 ロリアン・勝沼甲州2014 白百合醸造★ 優秀賞★ラングドック ボーヴィニャック・シャルドネ2014 レ・コスティエール・ド・ポメロル★中量級:2500円前後以下の部門。 優秀賞★アルゼンチン ノートン・レセルヴァ・カベルネソーヴィニヨン2012 ボデガ・ノートン★重量級:5000円前後の部門 敢闘賞★ポイヤック5級 シャトー・ランシュ・バージュ1992★無差別級:上下限無し部門 敢闘賞★イタリア プリマ・キュヴェ・フランチャコルタ・ブリュットNV モンテ・ロッサ社★ 優秀賞★シャンパーニュ キュヴェ・パルティシオン・エクストラ・ブリュット2008 ジャン・マルク・セレック★こうして自分で見返してみると、泡物含めてだが白率高いな。特にフジッコと白百合の甲州は感心した。2015年末には来年はシャンパーニュを飲むぞーみたいな事を書いた気がするが、結局まとまった数を飲んだのはフランチャコルタというオチ。まあこれはこれで良い発見も有った。そういえばシャトーメルシャンの藍茜2009~2013の垂直もやらずじまい。スクリューキャップにマイナーチェンジした2014ヴィンテージも出回り始めてる。ボチボチ片付けていこうか。徐々に体力低下を実感しつつある昨今w、飲む本数も減らしたいとも思う(減らすとは言ってない)2~3日に1本のペースを3~4日に1本(週平均3本を2本)に、せめて隔週で中二日の休肝日を意識的に設けられれば大分違うはず。ワイン以外に日本酒やウィスキーも飲むからきちんと選んでいかないとね(←早くも減らす気薄れてるw)。実行するかは置いといて、せめて心がけだけでも忘れないでおきたい。
2017/01/03
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