ボランティアキャリアコンサルティング

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キャリアコンサルタントひろくん

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2018.10.08
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カテゴリ: 就職直後のコツ
​​ 本当の就職活動の成功は、内定後に入社しそこで十分に(長く)働くまで となります。ですが、 入社直後はいろいろなトラブルや問題が発生しやすい時期 です。そうした諸問題をどのように捉えればよいのか。今回は認知行動療法的に指導していきたいと思います。​​

今回の形式は 中途入社者(新人)が多く感じがちなマイナスの考え(イラショナルビリーフ)を列挙し、それを合理的で自己支援的な考え(ラショナルビリーフ)へと変換 していきたいと思います。あなたがもし入社直後だったらこれらをざっと読んで、該当するラショナルビリーフを自分でも一日に数度反復してみるといいでしょう。
​※今回はこれからイラショナルビリーフを「IB」、ラショナルビリーフを「RB」と表記していきます。

​​​
IB:先輩や上司は意地悪をしないで、優しく丁寧に接するべきだ 。​​​

​​RB:確かに中途入社者にとって優しく丁寧に指導されたら助かる。だが、実際は相手・職場に問題や障害があることは多々あるものだ。相手も苦しんでいることが少なくない。相手を大切にしつつ、苦労話などを受け止め、できることは前向きに協力しながら自分から相手との関係性を変える働きかけもすることができる。また最初の状態が今後改善される見込みも十分にあるというものだ。​​

​IB:相手は入社する前に現場の問題点を教えるべきだ。​

​RB:確かに相手が問題点を明示して募集をかけることは誠実な態度といえる。しかし、果たして実際どれだけの企業がそれを実施しているだろうか?そもそもあなた自身、いままで見栄をはったことが一度もないのだろうか? 隠されていた問題点が許容範囲かどうか客観的に分析し、相手の弱さを愛せなくても、とりあえずは理解して許すことも対応策のひとつである。​

​IB:自分の個性を認めるべきだ。認めてもらえなければ、私は無価値だ。

​RB:自立した大人にはそれぞれ個性があるものだが、それを認められるかどうかは相手の力量や考え方による。相手の誤解を低減するためにできることはたくさんあるだろう。事前に説明しておいたり、丁寧に説明してみたり、実施時期を遅らせて相手の納得時間を確保したりなど。それでも最終的に相手が認めてくるかどうかは、相手次第である。そして、あなたは自分の価値は自分であると思っていいのである。相手は自分のことを十分に理解し、適切な判断力をもってあなたを評価してこないことが殆どだからだ。自分で自分を大切にし、愛し、自立していいのである。​

​IB:ひどい職場だ!これなら前の職場のほうが良かった!​

​RB:確かに酷い面は多くあるのかもしれない。だが、改善は可能である。そもそもメリット・デメリットの双方から、環境や同僚上司を十分に理解できていないのではないだろうか? しかもあなたには、最初の不慣れな期間というハンデもあるのだ。必ずメリット部分も存在するし、あなた自身もさらに成長し続ける部分も考慮してよいだろう。

IB:私はすぐに結果を出せそうにない。無能だし、自信も持てそうにない。​
​RB:中途転入者は覚えることも仕事だ。業務に慣れるための自分なりの工夫を実践したとすれば、あとは時間が解決してくれる。結果を出せば価値を認められる、という他人の評価に依存する生き方は、不要なプレッシャーが強まって成長効率・活動性も低下させてしまう。

​IB:悪いこと・良くないことだらけだ。もう許せない!​
​RB:悪い問題の解決はよいことだ。だが、人間は完璧ではない。あなたも私もみんなも悪い面はあるのだ。しかも人間は不正をした自分を守ろうとする気持ちがある。だから、まずは相手の意見や考えを十分に傾聴し、誠実に賛同できる部分は同意して安心してもらう。その上で自分の考えなどを相手に伝え、問題を解決していく方法が有効である。

IB:こんな「くそ会社」「くそ上司」「性悪同僚」なんてあり得ない!「素晴らしい人」が全員ならいいのに。
​RB:実は「」は全てレッテル貼りしている部分である。そして相手をマイナスにレッテル貼りすれば、嫌な感情に支配され、問題の本質も客観的に見えてこない。相手をプラスにレッテル貼りするのは、気持ちは良くなるメリットが大きいが、やはり問題を客観的に捉えにくくするデメリットがある。​

​IB:私は相手の評価にどうしても左右されてしまうのだ。それは自分でもどうしようもない。 ​​

​RB:相手の批判・評価には事実を捉えている部分や、問題解決上役立つ面も含まれていることがある。その際は、相手の批判を受け止め、改善に活用しよう。改善する価値が小さければ、受け止めるだけにしておこう。そして多くの場合、相手の批判や評価が不適切であるわけだが、そうした場合は水が流れすぎるように、あなたも受け流してしまっていいのだ。確かに相手の賞賛や批判で自分の気持ちに影響を受ける面が一部あるのは事実だろう。だが実は、内心相手の評価を自分も同意しているからそうした気持ちが現れるのである。​





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Last updated  2019.01.31 21:56:05
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