ボランティアキャリアコンサルティング

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キャリアコンサルタントひろくん

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2023.11.07
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ジョハリの窓 という理論があります。これは自分が知っている・知らないという観点。そして他人から知られている・知られていないという観念。この2つの次元から自分の状態を4種類に分ける方法です。
1. 開放  自分も他人も知っている内容。
2. 盲点  自分は気づいていないけれど他人は知っている内容。
3. 隠蔽  自分は知っているけれど、他人は知らない内容。
4. 未知  自分も他人も知らない内容。

そして「開放」を広げていく=自分も他人も知っていることを増やしていくことで、コミュニケーションがしやすくなり、お互いでの合意がしやすくなるという理論です。

就職活動でジョハリの窓を活用する場合、まずは自分で自分自身を振り返ったり、自分のキャリアの棚卸をしてみる時が該当します。大学生でしたら就職課(キャリアセンター)が提供する「 自分振り返りシート 」的なもの。(社会人であっても、就職支援サイトなどで提供している) これに取り組むことで、ある程度効果的かつ客観的な自己理解を行えます。幅広く取り組みたいならば、複数のシートを活用してみる といいでしょう。

しかし、いくら振り返りシートに取り組んでも、自分自身を分析する(ふりかえる) 視点がゆがんでいると、開放領域が上手に広がっていきません。 特に バイアス (​ 参考 ​)が悪さをすることが少なくありません。例えば セルフサービスバイアス があります。簡単に言うと、自分が原因の成果は自分のおかげ。他人が原因の失敗は、他人のせいにするという、ドラえもんのジャイ〇ン的な姿勢です。
面接や応募書類は自己PRの面が強いですから、どうしてもセルフサービングになりがちです。ですが、自分の欠点や弱みなどにも目を向けること。客観的に自分を見つめることは、分析力を高めるトレーニングになります。何よりそうした視点は、ビジネスにおいても有効に働くことが少なくありません。とりわけ状況を把握したり、作戦を立てたり、問題を解決していく際に活用できます(たとえば、マーケティングやソリューション営業など。それに問題解決はあらゆる職種で必要です)
※なお、把握した弱点等は必ず書類や面接内容に盛り込む必要はありません。

また、家族、親友、恋人、先生、先輩などに自分がどう見えているか?(例:長所と短所など) インタビュー する方法もあります。主観から必ず抜け出ることができますし、いつもと違う状況でのコミュニケーションになりますから、コミュニケーショントレーニングの側面もあります。またそれをきっかけにして、相手との関係をさらに深めることもできる可能性があります(逆にけんかになることもあるので、相手への感謝の気持ちを忘れずに

最後に心理テストを活用する方法があります。上記の自己理解を進める一方、例えば GATBや交流分析テスト を受けてみたりすると、心理テスト観点からの分析を知ることができます。当てはまらないものもありますが、中には「そういえば確かにそんな面もあるかも。。。」などの発見があったりします。

無理のない範囲で、しかし積極的にいろいろな面から自己理解を深めると、より自分を知ることができるでしょう。ただし
★自己理解は際限がない(終わりがない)
ので、完璧に行うことはできない(つまり思いつめないでねということ) と思っておきましょう。就職活動中は、活動に伴って理解が変わっていく可能性もあります。また、就職後(働き始めた後)にも、たまに行うようにすると、自分の目標を明確にしたり、やる気を維持・高めるのに役立つことでしょう。





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Last updated  2023.11.07 06:12:34
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