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キャリアコンサルタントひろくん

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2025.09.25
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カテゴリ: ソーシャルワーク
【事実報告】
日時:2025年9月25日 午前10時40分頃 
相手:北九州市教育委員会 学校保健課 男性職員様より 
方法:電話でヒアリングを実施。

話題:ムスリム児童に対して豚肉を提供しない対応をしたのか?に関する真偽について調査致しました。

①令和7年2月度に1度だけ、「ニコニコ給食」というイベントが実施された。

②「ニコニコ給食」は、普段クラスのみんなと一緒の給食を食べられない児童全員が、 同じ給食をみんなで食べられる機会を提供する意図のイベントであった。
③従って、アレルゲンで給食を食べられないこどもや、豚肉が入っていて給食を食べられないこどもなどに対応させる為に、 確かに豚肉を抜いた配慮もされていた
④つまり「ニコニコ給食」は、ムスリム児童に対して豚肉を提供しない配慮がなされたが、 ムスリム児童への配慮に限定したイベントではなかった
⑤従来「ニコニコ給食」は1回しか実施されていない。今後の実施はヒアリング時点で、未決定である。
⑥なお、令和7年9月・10月度の給食において、豚肉の提供は「14回」された・される予定である。この点からも 既にムスリム児童に限定した配慮を「実施しているわけではない」 事実を理解したもらいたいとのこと。

【私の見解】

 私は 北九州市はムスリム児童に限定した対応をしてはいない と感じました。
「ニコニコ給食」は試験的なイベントである上、その 意図はソーシャルインクルージョンであった と判断します。つまりアレルゲンをもったこどもや、豚肉を食べられないムスリムのこどもなど、 全ての子供に配慮した、みんなで同じ給食を食べるという分かち合いの経験を、教育上の視点から提供したものであった と判断します。

 國分康孝先生によれば、同じ食事を分かち合うという原体験は、相互の関係性を強化したり、対人関係構築力の向上にも寄与するとのことでした。私も教育心理学、発達心理学上の視点で同意します。

 くわえて、ソーシャルワークの視点においても、北九州市の試験的企画(ニコニコ給食)はソーシャルインクルージョンを目指した極めて健全な実践であったと感じられました。むしろ ​賞賛・支援すべき実践ではないでしょうか?​





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Last updated  2025.09.25 11:12:03
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