おもしろき こともなき世を おもしろく 

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2011.02.19
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カテゴリ: 処世術

常識に縛られるな!!
限界を考えるな!!


いつでも思考は無限に広げろ!!

自分には無限の力があるのだと――
今は発揮の仕方がわからぬだけだと――

そう自分を信じるのだ!!

そうでなければたった一度しかない人生が終わる時まで
己という最高の僕(しもべ)をコントロールしきる事はできぬ!!

肉体に限界はあるが精神に限界はない
自分の力を信じよ!!




マドゥライ 『3×3EYES』 17巻 高田裕三



3×3EYES(サザンアイズ)
高田裕三による漫画作品。1993年度第17回講談社漫画賞少年部門受賞。
講談社『ヤングマガジン増刊海賊版』(月刊誌)1987年12月14日号 - 1989年4月10日号
(第一部)、『週刊ヤングマガジン』1989年第9号 - 2002年第39号連載。単行本は全40巻。

主人公藤井八雲が、行方不明であった民族学者である父の遺言を持って現れたヒロインのパイ
との出会いから物語りは始まる。彼女は「三只眼吽迦羅(さんじやんうんら)」という三つ目

全く信じない八雲だったが、怪物が現れ命を落としかけ、不死身の肉体を得てしまう。
「三只眼吽迦羅」は自らの護衛者である不死人の「无(ウー)」を作り出すことができる。
思いもかけず不死人となった八雲と一心同体となったパイとの冒険物語。



自分の力の無さを自覚した八雲が師匠として探し出した、齢5000歳の妖怪マドゥライ。
着実に実力をつけてきた八雲だったが、まだまだこれから強くなるという時に、
強敵の攻撃でマドゥライが瀕死の重傷を負ってしまった。八雲ではまだ、歯の立たない敵と
の戦いの中、自分の死を悟ったマドゥライが精神体として八雲の体を乗っ取り、
実践の中で最後の修行をする。その時の言葉。



常識に縛られるな!限界を考えるな!!


常識とはなんだろう?

社会生活を営むためのマナーのようなものだとするなら、それは必要だ。
ゴミ捨てのルールを守らなかったり、アパートで夜中に音楽の音量が大きいようなときに

他人を不快な思いをさせないための当然知っておかなければいけない知識。


対して「そんなの常識だろう。」というときは、「そんなこと無理だ。」とセットの時が
多いような気がする。

昨年ブームになった「龍馬伝」で、岩崎弥太郎が龍馬に対して、
「下士は上士に逆らえない」だかなんだかと涙ながらに言っていたのを見た覚えがある。

この時の弥太郎が「そんなの常識」側で、龍馬は、いってみれば、非常識側だ。

その時代、その場所(ムラ)で、大多数の人が考えるだろうことが常識といわれる。
「常識に縛られる」というときの常識はこちらの用法のことだろう。
そして、この常識は正しいとは限らない。


印象的な話だったので前にも書いたことがあるかもしれないが、ある企業のお話しがある。
(印象的だったというくせに出典の記憶が曖昧だが・・・汗
 おそらくドラッカーさんの本だったと思う。)
新規事業の是非を検討していた会議でのこと。
参加者はみなその事業に賛成で成功を予測していた。
議論が出尽くし、さぁ決定かと言う時、社長は、その事業を保留とした。
なぜなら、誰も反対しなかったから。何だそれって感じもしますが・・・。
誰も反対しないと言う事は、この計画自体が、まだ精緻に検討されていない証明だという。

なるほど。

また、ある社長は、今の事業内容を始めたきっかけについて、相談した誰もが反対したので、
他にやる人は少ないだろうという判断だったといっている。

つまり“みんな”の言う事と反対のこと、いわば非常識が成功の要因だという。


常識に縛られるな!!



私は今まで、銀行や保険の営業という仕事の性格上、また異業種交流会などの主催をしていた
立場上、たくさんの方々の事業計画や人生計画、もっというと夢についてお話を伺って来た。
みなさんは、最近、“夢”の話をしたことがあるだろうか?


人は今現在の自分の状況から物事を考えがちだ。

もちろん銀行相手に融資の話の中で、現実を無視した夢物語を語られても、
銀行員は当惑するだけでしょうが・・・・汗
でも(現在ではとても無理そうなことでも)将来的、長期的な大きなビジョンと、
その目標に向けて現在するべき(現実的な)取り組みはこれだという話、
なら大分ニュアンスが違いますよね。

現実をきちんと把握することはとっても大事。これがなきゃ地に足がついてない状態。
フワフワしてどうしょうもない。

でも、「夢は何ですか?」という問いに対して、現実的である必要はない。
それなのに現実を無視できない。またさっきの常識の縛りから抜け出せない。
という人が多すぎる。

法螺でいい!から学歴、資金力、資格、能力なんかの現実を無視して
自分が本当に何をしたいか?!という事を考えてみることも大事。
そのときにわざわざ自分で限界を作る必要はまったくない。

限界を考えるな!!


なにもでっかければいい夢で、現実的だったらダメだと言いたい訳ではない。

例えば「田舎暮らしがしてみたい!」という夢だって素晴らしい。
誰だってすぐできそうだ。首都圏で家を買う事を考えれば、田舎では豪邸ができる。
もちろん現実に戻ればクリアしなければいけない問題がたくさん出てくる。
職はどうする?(退職後リタイアしてという話なら関係なくなるが)
家を売っても住宅ローンが残るかもしれない。
でもそれは夢を描いたからでてきたクリアすべき事柄に過ぎない。
「週末に映画を見たい」なんて事柄とおんなじだったら夢にならないでしょ。
障害がある。今すぐにできない。それを現実にしたいというのが夢。

でも実際はここまで検討するところまで行かずに、
「田舎に住みたい!でも知り合いもいないしなぁ!農業もできないし・・・」
で、自分には無理だと最初から決めてしまい、何もしない。
果たして知り合いが問題なのか?農業しなければ田舎には住めないのか?
住んでりゃ知り合いぐらいはできるだろう。
田舎暮し=農業で、農業したい!というのなら勉強すればいい。
自営じゃなくて雇ってくれる事もあるかもしれない。
でも田舎だって農業以外の職はある。絶対条件でないとすれば全く関係ないこと。

要は自ら限界を作ってそれを言い訳にしている。


常識に縛られるな!限界を考えるな!!


ここで勘違いしないで欲しいのは、「甘くはない」ということ。
覚悟は必要でしょ。何にしても。

「田舎へ移住」が本当に自分がしたいことなのか?
私の住む北海道も田舎の代表のような地域。(札幌近郊の都市部もあるが)
移住してくるケースも多いようだ。だが雪の問題などで撤退(?)する人たちもまた多い。
失敗することもある。

でも気持ちが本当なら、将来、死の床で「ほんとは田舎でゆったり暮らしたかったなぁ」
という後悔をするよりは、ちょっと考えが甘くて失敗したけど、一度経験できたという方が、
よっぽど豊かな人生だと思うのだが・・・。


起業ブームというのがあった。
安易に起業を煽る政府やコンサルタント達には嫌悪感すら覚えた記憶がある。
なぜなら覚悟の部分を何も触れずに煽っていたから。
ブームに乗せられただけの人はかわいそうだが、やりたいことはやっていい。
失敗せず成功した方がいいのはモチロンだけど、何もしないよりは失敗した方が数十倍いい。


ちょっと脱線気味だけれど、今日の言葉の肝は、
自分の力を信じよ!!

障害なんてぶっとばせ!!


そうでなければたった一度しかない人生が終わる時まで
己という最高の僕(しもべ)をコントロールしきる事はできぬ!!



自分を信じる!・・・一番大事なこと。






17巻と書いたのは古いほうの奴での巻数。新しくなっているみたい。






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Last updated  2011.02.19 15:12:45
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