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QJKJQ (講談社文庫) [ 佐藤 究 ]
<内容紹介より>
女子高生の市野亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家で生まれ育った。父は血を抜いて人を殺し、母は撲殺、兄は噛みついて失血させ、亜李亜はスタッグナイフで刺し殺す。それでも、猟奇殺人の秘密をお互いに共有しながら、郊外の家でひっそりと暮らしていた。ところがある日、兄が部屋で殺されているのを亜李亜は発見する。もちろん警察は呼べない。そして翌日には母がいなくなった。亜李亜は残った父親に疑いの目を向けるが……。
タイトルからして何だこれは?ですよね。
内容紹介から、これはもしや推理小説×ファンタジーなのか?
だって、猟奇殺人鬼の一家だなんてこれはもしや異形の者たちが
人間としてこの世で生きていくために仮の家族を演じているのでは。
ヴァンパイアだったり鬼だったりするのでは?
なんて思ったりしたのですが。
いやいやいや、全っ然違いました。
予想の遥か斜め上なんて言葉では言い表せない。
全く思いもつかない内容でした。
一度読んだだけでは整理しきれないところが多々。
これは熟読しないと本当に理解するのは難しい。
そしてなかなかに描写も設定も怖い。
好き嫌いが結構分かれるのではないかと思います。
私は・・・どっちとも言えないかな。
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