KIKIの山行き・・・ 山と山の花

2024.07.24
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夏になると涼しさを求めて滝を見に行こうと
田立の滝へ
田立の滝は今回で5回目、初めて登ったのが2001年6月
2回目は2014年8月
この2回はいずれも滝より奥の天然公園まで足を延ばしています。
若かったのですね~~
3回目2020年8月は不動滝まで、
4回目2023年9月は道路崩壊で螺旋滝で引き返しています。
もう道路崩壊も修復されているだろうと、ちゃんと調べもせずに出かけたら
やっぱりまだ道路は修復されていませんでした。
去年に続いて今年も螺旋滝まででした。

登山口の粒栗駐車場の手前で、雨が降ってきました。
それもポツポツじゃなく、ザーザー振りで仕方が無いので
3~40分車の中で待機です。
そのうちに10名くらいの団体さんもやってきて
屋根のあるベンチで雨宿り。




簡単な絵地図ですが、これだとすぐに滝にたどり着けるように思えますし
散策道だと思ってしまいますが、実際は登山道です。
おまけにこんな雨の後は梯子が歩きにくく、余計に時間がかかるので
看板の標示時間は全く信じられません。

団体さんが行った後を、ゆっくり支度して出発です。






トイレの横にクマ注意の看板






大滝川の横の森はきれいな緑






原生林と緑の葉は、空気まで緑のようです。
しかし、気分の良いはずが
小さな虫(たぶんブヨ)が顔の周りにまとわりついて
結局、おでこと左ほっぺ2か所、合計3か所刺されてしまいました。





この階段を登れば山道





ヤマアジサイ






しし岩
岩の上にも木が生えています。
すごい生命力です。






熊除けの鐘
カンカンとうるさいくらいならしました。
クマ迷惑ですね~~

この後、登山道は急斜面をジグザグに登って高度を上げます。




古い梯子の上に、アルミのメッシュの板で補修されています。
この補修なら安心して歩けます。

しかしサウナのように蒸し暑くて
爽やかそうな景色ですが、汗が滝のように流れます。





巨木と巨木の間に、梯子
右下は大滝川への絶壁で、山腹をへつってつけられたこの梯子が無ければ
どうやって行くのかしら・・・






「もみたろう」
最初の名前が付いた巨木です。
この説明で、ツガの木とモミの木の違いが良くわかりました。






モミの木の巨木






直角の木
私が勝手に付けたなまえ






こういう橋はちょっと危険
なぜなら板がフラットに敷き詰められているので滑ります。
板敷の橋が連続します。





特に雨の後は板が濡れているし、ここは日が差さなくて
板に苔がついていてその苔が滑ります。
今回は雨のすぐ後なので滑る、滑る・・・






サワラ大師
雨の後なので幻想的な「もや」がかかっています。






同じサワラ大師の木
帰りに写したもの、同じ場所とは思えません。







この木もサワラ大師と同じくらい大きくて
ハグハグして、英気を貰います。
KIKIが細く見えますね







昔からのはしごですが、これがメチャクチャ怖くて
ビビりながら通過






これは完全に壊れています。
山の縁の土の上を歩きました。






これも濡れていて、怖い怖い
出来るだけ木の上に乗らず、左の土の上に足を乗せました。







「ひのきイチロー」
根元の大きなこぶまででっかい
熊除けの鐘をガンガン鳴らして・・・
クマがうるさいぞ~~と怒ってくるかな






「まきちゃん」
マキの木で、それほど太くないように見えますが
扁平で、私が立っている方から見たら幅が太くて
カメラの方からは細く見えます。






不動岩展望所
木の間を見上げていますが






ガスガスで何も見えません・・・






しかし、帰りには不動岩が見えました。
(帰りの写真)





ズームで岩をしっかり確認
巨大な一枚岩です、木の大きさからどれほど大きな岩かわかります。
あの岩の上が展望台で、あそこでのランチはすごい展望でした。
今日もあそこには行けなかったですね。







壊れた梯子の横をおそるおそる通過







この先のはしごも完全に斜めになっていて
その上に足を置いたら、谷へすべり落ちます。
左の山の際の土の上に、かろうじて足を置いて通過






この梯子はメチャ怖く途中の板は腐っています。






補修されている所は安心して歩けます。






「つがえもん」
ツガの木ですね。






またまた嫌な梯子です。
ベトベトに濡れていてツルツルに滑ります。






これは木が朽ちて足を乗せる勇気がありません。
右の山際の土に足を乗せて歩きました。

螺旋滝の先で通行止め




螺旋滝

螺旋滝まですごい斜面の激下りで
濡れた山土が滑る滑る
ものすごい斜面を下りてやっと螺旋滝
滝に近づく勇気も無くて、ここからは撤退しました。


螺旋滝の先の通行止めまででもすごい梯子の状態でしたので
それ以降はもっとすごい状態なんでしょうね。
早く補修して欲しいです。
「日本の滝百選」にも選ばれている滝がいっぱい連続するさまは素晴らしく
ちゃんと登山の格好で行かなくてはいけませんが
なかなか見ごたえがあります。
こういう過酷な条件の補修は大変でしょうが、ぜひお願いしたいものですね。

雨の後の蒸し暑さに閉口しながら帰ってきましたが
年々記録的な猛暑で、地球全体が沸騰しているとしか思えません。
生物の生育にも影響する環境異変がこの先も続き、助長されるとなると、
この素晴らしい自然がいつまで維持されるのかと
心配でなりません。
週に一度、山に登って自然に触れ合う生活をしていると
生態系への影響を考えずにはいられません。






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Last updated  2024.07.24 19:13:21
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