2003年03月18日
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第十一話見ました!

今回のお話は、
「3年G組の生徒達の受験まであとわずかとなった頃、秀雄(草彅剛)は、金田医師(小日向英世)の下した宣告、余命一年を過ぎてもまだ教師を続けていた。ただ、病状は進行し、薬で痛みを抑えてはいるものの、食欲は低下している状態だった。入院を勧める金田医師に、「僕はこのまま入院しないで、普通に生活を続けたいです。」という秀雄。 合唱コンクールまであと一ヶ月。新しい指揮棒を買った秀雄の不安を察したみどり(矢田亜希子)は、秀雄を励ました。余命の一年が過ぎても二人の暮らしに変化はなかったが、ただ一つ、みどりが秀雄の事を「秀雄さん」と呼ぶようになっていた。 3年生の受験結果が出始めた。3年G組の生徒達は、次々と合格の報せを秀雄の元へ運んできた。 秀雄とみどりは、二人で秀雄が死んだ時のために荷物整理を始めた。実家に送る荷物の中にあった「道」という文集を読み、秀雄の小学校の頃のニックネームが"ヒョロリン"だったと知ったみどり。みどりが秀雄に「どうしてヒョロリンって呼ばれてたんですか?」と尋ねると、「ヒョロヒョロ走ってたみたいです。」と秀雄は答えるのだった。 吉田(内博貴)の合格発表は、不合格だった。秀雄の前で、緊張してまた来年合格するのも無理かもしれないと弱気になる吉田に、秀雄は「いつもの力を出せば、合格できるんですから。」と励ます。受験が終わっても、中村先生との約束を守るため合唱も頑張ろうと更に団結する3年G組の生徒達。 そして、合唱コンクール二次予選の本番当日。秀雄はいつになく緊張していた。決勝に進出できるのは5校のみ。本番、生徒達は日頃の成果を発揮し、熱唱した。そして秀雄は、自分達の本番の演奏が終わった直後、ステージ上に倒れてしまう…。病院に搬送され、金田医師の必死の処置を受ける秀雄。 その頃、3年G組の二次予選通過が決定した。喜ぶ生徒達。 みどりと秋本理事長(大杉漣)は、秀雄の病状を金田医師から聞く。秀雄は、一命はとりとめたものの、胃からの出血が止まらず、もう物が食べられない状態であること、いつ急変してもおかしくないので、もう退院はできないこと…。入院準備のため帰った自宅で、秀雄はもうここには帰ってこないんだとしみじみ思うみどり。みどりは台所に置いてある様々な秀雄との生活の跡を見て、今朝秀雄が帰ったら蛍光灯を取り替えると言っていた事を思い出し、泣くのだった…。 秀雄の意識が回復した。すぐに3年G組が合唱コンクールの決勝へ残ったと報告するみどり。 秀雄は、金田医師にいつ退院できるか尋ねた。だが、金田医師から返ってきた答えは、無理だという答えだった。 秀雄の母親(山本道子)が見舞いに来た。秀雄の同僚教師達も見舞いに来てくれた。秀雄は、同僚教師達に今までの礼を言った。そして、久保(谷原章介)に指揮棒を渡す秀雄。 3年G組に久保がやってきた。そして、吉田に秀雄から渡された指揮棒を渡し、合唱コンクールの決勝で秀雄の代わりに指揮をするよう告げる久保。 みどりに「僕の事、忘れないで下さいね。でも、僕に縛られないで下さいね。」と言う秀雄。「でも、どうしても秀雄さんに会いたくなった時、あたしどうすればいいんだろう。」そう言うみどりに、「プロポーズした場所覚えてます?そこに来てください。必ず会いに行きますから。」と答えるのだった。金田医師に「死ぬ事って、終わる事じゃないですよね?」と尋ねるみどりに、「そうだよ。」とだけ答える金田医師。秀雄は眠れぬ夜を過ごしていた。 そして、合唱コンクール決勝当日。吉田は緊張のあまりリハーサルをうまくこなす事ができず、みんなに非難を浴びてしまう。 秀雄は、金田医師に外出を許可してくれるよう頼むが、断られる。「僕は最後まで生きたいんです。生きたい…。」と秀雄は自分の精一杯の思いを伝えるが、「できない。」と断られてしまう。 秀雄が病院を抜け出した。合唱コンクールを見るため、一人で歩く秀雄の後を追いかけ、秀雄を支えながら歩くみどり。合唱本番。ステージ上に上がった吉田は、指揮棒を持つ手が震え、指揮をする事ができない。とそこに、秀雄とみどりが入ってくる。吉田に向かって頷く秀雄。次の瞬間、吉田は自信に満ちた表情で指揮をしはじめた。合唱が終わった瞬間、会場は拍手に包まれた。コンクールの結果は3位。まだ客席に秀雄とみどりが居ると知った生徒達は、吉田の案である行動に出る。 秀雄は合唱が終わった後の客席でふと考えていた。余命一年と宣告されてから、一生懸命生きた一年間。だが、今となっては後悔していたはずの28年間もいとおしく感じると。秀雄がみどりと病院に戻ろうとした時、目の前に3年G組の生徒が現れる。そして、『仰げば尊し』を歌い始めた。秀雄は、それを穏やかな顔をして聞いていた。そして、その歌声を聴きながら、秀雄の意識が薄れ始める…。秀雄の脳裏には、この1年2カ月のさまざまな記憶が去来しては消えていった。教え子達と過ごした日々、みどりとの幸せだった日々…。「砂肝」。その言葉をお別れ会のメニューだと勘違いしたみどり。みどりが気付いた時、秀雄は既に息絶えていた。それに気付き、握っていた手を更に握り、秀雄に寄り添うみどり…。 5年後。吉田均が新任生物教師として、陽輪学園に着任する。初めての生物の時間で、生徒達に秀雄がそうしたように机の上の物をしまわせ、「読まなかった本」の話をする吉田。それを廊下から見て微笑むみどり。 みどりは、あの大きな木のところへやってきて、吉田の事を秀雄に報告した。その木の反対側で、去ってゆくみどりを見送りながら、秀雄は優しく微笑んでいた。」

今回は、最初から最後まで泣き通しでした。多分、明日の朝起きたら目が腫れてるんじゃない?ってくらい泣きました(T_T)最終回だから切ないのは分かってたけど、やっぱり想像以上に切なかったです。

特に、秀雄がみどりに「僕の事忘れないで下さいね。」って言ったシーン。秀雄が死を目前にして、みどりに忘れないで欲しい、でも、立ち止まらないで欲しいという気持ちが痛いほど伝わってきて、すごく切なかった(T_T)まだ死なないのに、みどりに対する遺言ですもんね、これって。それに答えるように、「どうしても会いたくなったらそうすればいいんだろう。」と考えるみどり。それに対して「プロポーズした場所に行って下さい。」と言う秀雄。死んだ人に会いたくなったらどうすればいいんだろうという素朴な疑問に、こんなにも優しく答えてしまう秀雄。その秀雄に涙が止まりませんでした。

あと、お母さんに「ありがとう。」と言う秀雄のシーンにも泣けました。その時の秀雄の穏やかな表情が、余計涙を誘いました。金田医師に内緒で、秀雄を外出させたお母さん。母心ゆえ、子供の最後の願いを叶えてやりたかったんですよね。

あと、秀雄はもう家に帰って来れないと知って、蛍光灯を握り締め泣くみどり…。このみどりも切なかったです。秀雄の前では、決して取り乱さないみどりが、父親の前で取り乱して泣いた。みどりだって、あんなに冷静に金田医師の言葉を聞いていたけど、すごく辛い気持ちを堪えてたんですよね(:_;)でも、秀雄が目覚めたら、ちっともそんな様子は微塵も感じさせず、いつもの元気なみどりがそこに居る。そんな姿に、改めてみどりの強さ感じました。

「僕は最後まで精一杯生きたいんです。生きたい!」そう金田医師に言ったとおり、病院を抜け出してまで精一杯生き抜いた秀雄。この言葉を言った秀雄の目の輝きは、「生きたい!」という想いで溢れてましたよね。今までは、患者である秀雄の唯一の味方だった金田医師。その金田医師が始めて秀雄に医者として反対しましたね。秀雄のためを思ってなんですけど、見ていた私としては秀雄の最後のワガママを聞いてあげてほしかった。でも、それができないのが医者としての辛い立場なんですよね。自分の心と患者に対する言葉は必ずしも一致しない。だから、金田医師は看護士に「君、明日自分が死ぬとしたらどうする?」なんて、聞いてみたくなったんだと思いました。秀雄が本当にそれで後悔しないのかどうかをまるで確かめるように…。

それから、最後に秀雄が息をひきとるシーン。死んだと悟りながら、秀雄の手を握り、寄り添うみどりに涙が出ました(T_T)秀雄、最後までみどりの側に居られて良かったですよね。そして、教え子達に『仰げば尊し』を歌ってもらいながらの旅立ち。本当に幸せな最期だったと思います。とても安らかな眠っているような顔でしたし。



この『僕の生きる道』は、ドラマの劇中でいろんな事を教えてくれました。秀雄に、「今を精一杯生きるとはどういう事か」を教わった気がします。私は、久々に心に残るドラマに出会いました。こんなドラマが、今後増えるといいなと思います。





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最終更新日  2003年03月19日 23時36分03秒
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