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工場で働いていた石川朔也は、ある日同居する母親から「大切な話がある」と連絡を受ける。その日は豪雨で、急いで帰宅する途中、氾濫する川の川べりに立つ母を見つける。母を助けようと川に飛び込み意識失った朔也。目覚めると母が自由死を選んでいたことを聞かされる。母の選択が信じられない朔也は、すっかり変わってしまった世の中についていくためにもがきながらも母の大切な話が気になっていた。そこに友人から
仮想空間上に望んだ人を作り出す「VF(バーチャル・フィギュア)」という技術を知り、母を空間上に生き返らせる決意をする。仮想現実の母と、さらには突然現れた母の親友だったという三好の3人での奇妙な共同生活が始まる。
この世界はいつか訪れる未来かもしれないと思う反面、でもこんな現実にするほど人間は馬鹿じゃないと思う…たぶん…みたいな怖さはありましたね。
明るくて、微笑ましいシーンもあるですが、絶対この後悪い方向に進んでいくとわかる雰囲気が満載なんですよね。
でも、正直…
なんとなく意味ありげな映像の作り方と、意味ありげなキャストで通好みの映画風になってるけど、私にはツッコミどころが多いように感じましたね。
そもそもなんですけど、仮想世界に死んだ人を蘇らせたとて本心なんてわかるわけないやんって思いませんか。
その人のデータを細かく読み込んで、AIが思考を学習して成長していく的な仕組みだったと思うんですけど、人の思考なんて外的要因によってもめちゃくちゃ影響されるじゃないですか。
仮想世界上で思考を学習したとて、それは過去に存在したその人ではないわけで…なんて余計なことばっかり考えてたら、いまいち話に没頭できませんでした。
しかもいちいち腹の立つ登場人物が、いちいち腹の立つ選択をして、いちいち腹の立つ展開を見せつけられるっていうね。
私には向かない映画だったってだけの話なんですけどね。
時代の申し子みたいな友人役の水上
恒司がめちゃくちゃムカつくけど、この世界を1番反映していた気がします。
豪華なキャストで、腹の立つほうに全振りした未来を観せられる映画って感じでした。
申し訳ないですが、私にはあまりお勧めできる要素はありません。
★☆☆☆☆
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