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2004年09月04日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 5時くらいまで仕事。別に枕が変わったら眠れないというようなことはなく、出張もよく(今回はしかし久しぶり)あるのだが、5時くらいまで起きていた。部屋に朝食を運んできてもらえるのは少し驚いたが(というより困る…)ホテル内で食事ができなくて空腹だったのでおいしく食べることができたのはありがたかった。ゆっくりする間もなく、京都に帰り、昼からカウンセリング。帰りの電車の中でもコンピュータを出して仕事。

 たった一泊といっても旅のための身支度は少しはした。最近はコンピュータを持っていかないこともあるのだが、今回はこれを持っていくことを中心に持っていくものを考えた。本は減らした。それなのに、京都駅に早く行き、近くの書店に寄って本を買ったので鞄が膨らんだ。重い鞄を今回いろいろとお世話してくださった西尾先生が持ってくださった。年齢はもちろんずっと若いのに夕食の時、父と話しているような気がした。もうすぐ始まる講演のことはあまり話さず、マラソンの野口さんのことや、店の水槽に飼われていたレッド・アロワナの話をした。鞄を持ちましょう、といわれるのを断れなかった。きっとそんなふうにいったことを後悔されたのではないかと思うほど鞄は重かった。

 帰ってから思い出した。電車に乗る前に買って、でも読まなかった本があったことを。よしもとばななの『海のふた』(Rockin'on)。仕事をやめてしばらく読みふけった。近年はよしもとばななの本は出る度に必ず買っている。ストーリーというほどのものもないので安心して味わって読める。心に残る言葉を必ず見つけることができる。あなたといっしょにいると、ひとりでも感じていたことがもっと大きくおおらかに感じられるようになる。私の好きなものをいっしょに見てくれる。それだけで何もかも失っていいと思ってしまう。美しすぎて息ができなくなりそうになる。生涯に一度しかないこの夏をあなたのためにだけ使っていいと思った…

 教育関係の人も多い講演会は緊張してしまうのだが、いいたいことはいいたいという思いがある。書き下ろしの依頼があったのだが、出版社の求めていることと僕が書ける(書きたい)ことの折り合いがつかず、振出しにもどってしまった。これは講演でも話したことに関連しているのだが、子どもを心理学の知識を使って変えるという発想に立ってはいけないと思うのである。講演でも子どもの問題の分析というよりは、この子どもとどう関わっていくかということを考えるしかないという話をした。変えられるのは自分であり、自分だけでは変えられる。その結果ではなく、そのことに伴って、子どもが変わるかもしれないし、変わらないかもしれない(おそらく変わらないだろう?)この子を変えるために私が変わるというのはまちがっている。きっとそんな意図があって親が変わろうとしていたら子どもはそのことを見抜くだろう。一般の対人関係でも同じである。心理学の知識を人を変えるために使ってほしくないし、そのための本を書きたくない…というようなことを編集者とやりとりしたのだが、さてこの話どうなるかわからない。書き下ろしについてはこれとは別内容で先約もあるわけで。9月になってまた忙しくなる気配。あせらないこと。





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最終更新日  2004年09月05日 07時06分32秒
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