PR
キーワードサーチ
カテゴリ
フリーページ
隣の小さな樹林入り口の丸太に、セミの抜け殻が沢山ついているので、ことによると羽化が見られるかもしれないと夜出かけてみました。
抜け殻が一つ増えていたので、遅かったかと思いましたら、ちょうどハイコゾウが上っているところでした。(家内の実家ではセミの幼虫が羽化のために出てくる抜け殻直前の幼虫?のことをハイコゾウというそうです。)
反対側には、既に羽化が終わって羽が色づくのを待っているアブラゼミがいました。とてもラッキーでした。
動いていたのでまだ羽化は始まらないだろうと、隣のセミを撮影しているわずか1分の間に羽化が始まっていました。背中が割れているのです。この時刻が22時12分でした。
顔が出たのは22時22分、足が抜けたのが22時30分です。逆さになって一休みが22時33分ですからこの間でわずか20分です。
22時45分になって体を起こし始め、起き上がった後体を左右にゆすって尻尾の部分を完全に抜き出しました。
体が全部出たのが22時48分で、抜け殻につかまって羽が伸びるのを待っていました。
この抜け出たばかりの写真は、娘に不評でしたので載せません。
羽がほぼ伸びきったのは22時57分頃です.あとはしっかりと色がつくまで、このままつかまっていました。色づくまでは1時間ほどかかります。飛び立つのは明け方でしょう。
脱皮が始まって、羽が伸びるまで50分のドラマでした。蚊に刺されながらの写真撮影でしたが、満足しています。多くの羽化は日没と同時に起こり始めるようです。
皆さんの家の周りで、抜け殻が沢山見かけられたら、そこに足を運ぶとこんなシーンに出会うことが出来るかもしれませんよ。