2008年02月02日
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                        昨日、母に、電話で話してくれた。


                        だから、そのつもりで行ったのだけど、
                        やっぱり驚いた。
                        正午ごろ、病室について、
                        一足先に病室に入っていたおっちゃんが、
                        放心状態で居るところに出会った。


                        おっちゃんは心の準備もなかったから、
                        自分の弟に起きていることが、



                        連絡がつかなくて、
                        昨夜は帰宅しない弟を案じていたと。


                        にいちゃんは、
                        ベッドの上で、やせ細って横たわっていたし、
                        ほとんど混濁した意識で、
                        目は開いているけど、
                        見えているようではなかったし、
                        簡易型の酸素マスクをはずそうとして、
                        無意識に手を動かしていた。


                        お医者さんの説明を聞けたのは、
                        それから2時間半くらい経ってから。


                        まだ、なんとか話せていた時に、
                        本人は、延命はいやだと言っていたそうだ。

                        低血糖による意識レベルの低下以外に、
                        肺炎で細菌感染で敗血症を起こしていて、
                        多臓器不全で意識のない状態。


                        胃癌で胃を全摘していたことを、
                        にいちゃんは隠していた・・・


                        感心するほど、綺麗な術創だったので、
                        お医者さんも見落としていたらしく、
                        看護婦さんは、処置のときに気付いて
                        聞き出していたようだけれど。。。



                        自分が派遣で、シルバー人材センターから
                        定期的に行っていた病院の、
                        最高の医療の受けられる部屋で、
                        にいちゃんは本当に静かに、
                        息を引き取った。


                        午後五時半としておきますね。


                        お医者さんはそう言った。




                        それからめまぐるしく
                        ページが替わって行って、
                        ビデオを早送りするみたいに、
                        霊安室に移って、葬儀屋が来て、
                        通夜と葬儀の段取りが決まって、
                        にいちゃんとみんなで葬儀屋へ行き、
                        にいちゃんが最後の職場に乗っていた
                        にいちゃんの仕事用の愛車も自宅に戻って、
                        母と妹は、明日と明後日の会場となる
                        小さな地域の集会場にレンタルの布団を借りて泊まることになり、


                        ・・・私は、自宅に戻ってきた。
                        葬儀屋のおじちゃんが新大阪まで軽トラックで送ってくれた。


                        死は、すべての人の上に、
                        必ずやってくる。
                        遅いか、早いかが、ただあるばかりだ。


                        にいちゃんは、病室に、
                        車に積んでおいた葬式用の貯金を自分で運んでいた。

                        でっかい日本酒用のペットボトルに、
                        500円玉がずっしりと重くたまっていた。


                        当面、遺されたおっちゃんも困らないだろう。

                        そのくらいの金額は十分あった。


                        いろんなことのあった人生だろうけど、
                        最後も、にいちゃんらしかった。
                        「さらり」と向こうに行ったって感じだ。
                        私の大好きだった、にいちゃん!
                        笑顔ばかり、思い出すよ!
                        大好きだよ!


                        一期は夢・・・







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最終更新日  2008年02月03日 00時24分22秒
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