2026年07月04日
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急に、山田洋次監督の「息子」って作品を観たくなって、


試しに、予告編を見て、映画観るのやめようかって、思わなかった・・・
なんか、こう、セリフの東北弁に引き寄せられて、和久井映見さんも良かったけど、
三國連太郎さんが好きすぎて・・・

今、自分が抱えている、老いとか、田舎の家をどうするとか、そんなことも含めて、
観てしまった。

三國連太郎が、67歳くらいの頃に多分撮った映画。
2013年に彼が亡くなった時90歳だった。

1990年頃に撮っただろうから・・・今の私と同じ67歳くらいかぁって思って。

当時の、且、男性の67歳っていうのは、36年前ってことを勘案すると、
現代なら77歳くらいかそれ以上の高齢者ってことなのかもしれない。

岩手県の雪深い山奥の、タバコ栽培の農家って設定だったけど・・・

身につまされる・・・


死んで、しばらく発見されないのも、仕方ないと、妻に先立たれた独居老人が息子や嫁に言う。
冬ならば、本当にそうだろう。
まして、妻の死後に、心臓発作の病歴があって、ニトロが欠かせないと言う設定だった。

この国では、どこでも、そうなんだろう。

でも、仕方ないことなんだ。本当に。。。
当時はまだ、携帯電話も無かった。

且、家電は、高くて、そうそうかけてられなかった。


父や母が老いてから、すぐ近くに妹夫婦が住んでいたけれども、
私は毎晩9時に電話を受けていた。
docomoの家族割で、携帯の通話無料だったから、
そして、父や母が交互に、あるいは同時に入院しても、それは続いていたけど、

父からの連絡が無かった晩に、私からかけても出ず、
妹からかけてもらっても出ず、妹に、施設の人からの声掛けを頼んでもらって、
父が、その時は寝ていると言うことだった。
実際には、翌日、家族が集まった中で一度は目を覚まして、その後、父は亡くなるので、
前夜は、意識がもうろうとして、気絶したまま、寝ていたはず。
呼吸は確認されたので、施設の人は、寝ていると妹に伝えたのだけど。

もし、あの連絡が無い状態を私が気づかなかったら、妹の家族は集まれず、
母も入院先から来たりできなくて、父は、施設で一人で亡くなっていただろう。
母の時も世話になったかかりつけの医師は、
入居者が、苦しんだら呼ぶように、
そうでないなら、完全に絶命してから呼ぶようにと、職員には伝えていたようだから・・・

父は、集まった妹家族の居る居室で静かに、亡くなった。
無機質な病室ではなく、昨日まで、普通に暮らしていた居室で、眠るように。

母の時と違って、私は、穏やかだった。
母の時は、病院に対する怒りが強すぎて、冷静でいられなかった。
その後も、母の死を悲しむよりは、死に至らしめた病院への怒りを反芻して、苦しんでいたと思う。

でも、結局のところ、母は、施設で、職員に看取られて亡くなった。
妹は早朝で、付き添ってはいなかったし。


死なない人は居ない。
そして、基本的に、死ぬときは、一人だ。
誰かと一緒に死ぬわけにもいかないし、高齢になればなるほど、病院や施設での、一人の死は普通だ。

父が、言っていた。
知り合いも、向こうの方が多くなったと。
此岸より、彼岸に、懐かしい人が多くなって、
孤独をかこちながら、老いて病んだ肉体を引きずって生きるのは苦痛でしかなくなるのだろう。

亡くなる前の正月に、父は自力で年賀状を書いた。
そして、いかに、故人が多いかを痛感したはずだ。
親戚ならば、次の世代がある。
だから、年賀状も続いていたのだ。
しかし、友人知人はその限りではない・・・

あんなに達筆だった父だが、最後の年賀状は、ペンを持つ手が震えて、
思うに任せない状態だったことを思い出す。


私は、父の親戚の東北訛りが好きだった。
父は標準語で話したけれども、父の親戚は、子音も母音も、アクセントもイントネーションも、
みんな、どこか懐かしい言葉だった。

「息子」の世界観は、どこかやはり東北の雪深い田舎の農家と、都会暮らしといった対極があって、
それで成立している感じがした。


私が、吉幾三が好きなのも、言葉の訛りが好きだからなんだろうな・・・


とかなんとか、今日一日、何もない、雨に降りこめられて、胡瓜を2本採っただけで、終わる日が、
映画を観て、ちょっと違う一日になった。

明日も、雨 曇り 雨 の予報だけど、ちょっとましな一日でありますように・・・


閑話休題

三國連太郎の若いころは、ジュリーと似ていて、本当に男前。
しかも日本人離れした彫りの深い顔立ちだ。
佐藤浩市が、雰囲気だけのしぶい男前なのとは、違う・・・


閑話休題 2)
息子は二人居たけど、問題児の次男は永瀬正敏で、その彼女になるのが和久井映見。
優秀だった大学出の長男は、田中隆三で、その良くできた妻は原田美枝子だった。

この、長男を演じた田中隆三って、どこかで見た名前だと思ったら、
ジュリーのお芝居で散々観た顔だった。
そう、あの、田中裕子の、弟なんだわ~~~って、びっくり!!!














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最終更新日  2026年07月04日 23時07分41秒
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