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ツワブキは日本人にはなじみのふかい定番品種ですが、清楚で落ち着いた雰囲気の中にも豪華に存在感があります。丈夫で日陰の植栽に向き、玄関わきや樹陰を明るく彩り、秋の庭では貴重な花となります。つやのある大きく丸い葉が一年中青々として、コンパクトな室内観葉植物としても楽しめます。葉は蕗(ふき)に似ている。 名前は”つや”のある葉から、”つやぶき”で、それが変化して「つわぶき」になったそうです。 葉を火であぶったものは腫れ物や湿疹に 薬効がある。非常に丈夫で、日向、日陰を問わず、湿地でなければどこでも植付け可能です。冬から春にかけて、若葉をつみとって 塩ゆでにすると美味しいらしい。「石蕗(つわぶき)の 日陰は寒し 猫の鼻」 酒井抱一(さかいほういつ)
2009.12.11
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らん科 (Orchidaceae)は顕花植物の中では最も大きな科で、約25,000種が知られてる。原種及び栽培種の交配によって70,000を超える交配種が創られています。花色、丈夫さ、花の咲きやすさなどを目的に「ハウエアラ・ラババースト(Howeara Lava Burst)」。ハウエアラ属、レオチルス属(Leochilus)、オンシジウム属(Oncidium)、ロドリゲチア属(Rodriguezia)という4属もの洋蘭を交配して創り出された新属だそうです。アメリカラン協会にて入賞した有名品種。これは春に出た新芽が夏に向かって生育し、初秋にはバルブになると同時に花芽が覗いてきます。花芽は年末に向かって伸びてきて蕾も付いてきます。そうして年内は開花し続けます。最低気温が7℃位になったら室内へ取り込みます。できるだけ窓辺のほうがよいです。秋から春までは日に当てることを心がけます。夏場はどうしても日光を嫌うから遮光を強めにとるので、秋から春の間も日陰に置いたのでは日照不足になるからです。
2009.12.04
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菊科。アスターは秋を代表する花です。花の色にしても 白・ピンク・濃いピンク・むらさき・赤紫など 育っている場所・肥料によって わずかに違ってきます。ですから 私には 種類分けは いつまで経ってもできていません。写真に撮ればはっきり分かりやすいかと思いましたが これも無理。日光や写し方もあるようで はっきり区別できるようになりたいです。 「アスター」といってしまうと洋風っぽい名前ですが中国北部原産。、日本には江戸時代中期に導入され栽培の歴史も長い植物です。エゾギクという別名がある植物でとっても綺麗な花。夏から秋にかけて開花。 花言葉は「変化、変化を好む」 一重咲きには「マーガレット」「ハナスカーレット」、ポンポン咲きには「有明」「彗星」「ちくまポンポン」、菊咲きには「紫くれない」、八重咲きには「ミラディーピンク」「青空」、万重咲きには「新緋玉」などなどがあります。
2009.11.27
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わが国の各地をはじめ、東アジアや東南アジアに広く分布しています。北半球を中心に約100種。また人の住むところにしか生えていないことから、古い時代に大陸から帰化したものと考えられています。高さは60~200センチになり、下部の葉は羽状に裂けて互生します。8月から11月ごろ、茎上部に大きな円錐花序をつけ、淡い黄白色の花を咲かせます。写真は変種で細葉秋の野芥子で、葉が細長いです。昼間に開いて夕方には萎みます。名前は「ノゲシ」に似ていて秋に咲くことから。別名の「乳草」は、茎や葉を傷つけると白い乳液を出すことからついた名前です。また花後にたんぽぽのような綿毛ができ、これが耳に入ると聞こえなくなるという迷信が各地にあるため、「つんぼ草」とも言われています。
2009.11.20
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一般にトレニアの名前で栽培されているのはインドシナ原産の「トレニア フルニエリ」とその変種や園芸品種で 草丈20cm~30cmでよく枝分かれしてこんもりと茂ります。花付きは非常に良く初夏~秋にかけてスミレに似たユニークな形をした3cmほどの花を次々と咲かせます。ハナウリクサ、ムラサキミゾホウズキという別名があります。タネまきでふやすことができます。タネは粉のように細かく、土をかぶせると発芽しにくいので上から土はかぶせません。少々扱いづらいように感じますが、発芽適温であれば発芽率は比較的良く発芽後の生長も良いです。
2009.11.13
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原産地 南アフリカ。日本へは1936年頃入ったといわれ、最初はフウセンダマノキ(風船玉の木)という和名で紹介された。 熱帯の各地で野性化し、切花用に栽培されるが、少し寒さに弱い。温室で栽培すると春に開化する。野外では夏に白色の小さい花をつけ、秋にはピンポン玉大の風船のような果実をつける。果実の表面には褐色の剛毛がつき、果実の中は絹糸状の冠毛をつけた黒い種子が入っている。果実は熟すると裂けて、白い絹糸のような毛をつけた種子がでてくる。原産地アフリカでは種子の毛を集めて、枕やクッションなどの詰め物にするのだという。(四季の花300より)10月25日の誕生花(風船唐綿の花) 花言葉は「隠された能力」 11月2日の誕生花(風船唐綿の実) 花言葉は「いっぱいの夢」 他家の花だから、勝手に中を確認する事が出来なくて・・
2009.11.06
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サフィニア (Surfinia) は、ナス科ペチュニア属の植物。サントリーと京成バラ園芸が共同で1989年に開発したペチュニアの品種。草姿が乱れず花期が長いのが特徴で、近年急速に普及している。欧州などの諸外国でも評価が高い。ペチュニアでは初めての本格的な栄養繁殖系。開花時期は4月から10月、大きいものは10cm程度、小さいものは3cm程度と大小さまざまな花を咲かせる。原産地はブラジルのパンパ。サントリーの駐在員が原種を持ち帰ったのが品種改良の契機とされる。生育しても草姿が乱れないという大きな特徴があり、特にヨーロッパで非常に人気が高い。 サフィニアが成功すると、同業他社もペチュニア市場に参入し、「ペチュニア戦争」と呼ばれる状況となる。 1990年代から始まる、日本におけるいわゆるガーデニングブームの火付け役とも言われている。名前の由来は「サーフィン」で,波のようにあふれんばかりに咲く特徴から来ています。ペチュニアに比べて枝分れが多いこと,花が小振りなことが特徴でしょう。花が少なくなったら切り戻してやると,また咲き始めます。
2009.10.30
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近所の路地に、キンモクセイが香る季節になりました。甘く強いあの香り、心地よいものにもかかわらず、一定の年齢以上の人は、とっさに「あ、トイレのニオイ!」と言うでしょう。今ほどインフラが進んでいない頃は、汲み取り式のトイレがほとんどで、便所に近ずくと臭いがするし、戸を開けたら倒れそうな悪臭を放つトイレというのも多かったんですね。そのニオイを消すためにはそのニオイに負けない、より強い香りが必要でした。それが、甘めでかつしっかりした香りのキンモクセイだったんですね。『金木犀』(きんもくせい)は日本自生の樹木ではなく梅と同様、中国から伝えられました。中国南部の都市・桂林はキンモクセイで有名な都市ですが、桂林の「桂」には「木犀」の意味があります。キンモクセイは、江戸時代初期の頃渡来した後、金木犀と呼ばれるようになり、その甘く甘美な香りもほんの少し変化したことが知られています。キンモクセイは現在では日本人にとって秋を象徴する花となってしまいました。どこからともなく香るキンモクセイに「どこ?」とふと捜してしまいます。そして、いつものように「キンモクセイの季節か」と秋を実感してしまいます。花の時期は短く雨や台風などでオレンジ色の花を樹木の根元の大地に一斉に散らします。開花期間の短さにまたいっそう恋しくなります。。 大阪府指定天然記念物で、樹齢300年以上と言われる満開の金木犀(陰涼寺)花が咲くと香りを嗅ぐだけで気が収まらず、食べてしまうのが詩人の草野心平でした。サンドウィッチに挟んだり、粥に浮かべたり、トーストにバターを塗り 花びらを乗せて食べたそうです。
2009.10.23
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ストケシアは北アメリカの南西部(南カリフォルニア、フロリダ、ルイジアナなど)に一種が分布する多年生の植物です。日本に渡来してきたのは大正の初めで、昭和に初期に人気が出て広く普及したと言われています。花はヤグルマギクを大きくしたような感じで、青、紫、白、黄色、ピンクなど花色は豊富で、園芸品種も存在します。別名のルリギクはブルー系の花色から来ているのでしょう。主に初夏を彩る花ですが、原産地の一部暖地では冬でも休まず花を咲かせ続けるそうです。 生育旺盛で繁殖力も強く、切れた根からも芽を出して育っていきます。花茎の先端が枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので1株だけでも非常にボリュームがあります。ヤグルマギクに似た花弁が細かく分かれる花は繊細な印象ですが、株全体としてみると野性的な雰囲気をもっています葉は笹のようなやや細身の形をしており、株はやや横に広がります自然と分枝するのでこんもりまとまります
2009.10.15
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最近のガーデニングブームのお陰で、これまで目に触れることのなかった草花に出会えるようになりました。品種改良が盛んに行われて、日本の気候に耐えられる花が開発されています。科名 ゴマノハグサ科 属名 アンゲロニア属 植物分類 非耐寒性多年草 開花時期 初夏~秋 と長い間咲いています。“夏花壇の救世主”と言われるほど日本の夏にピッタリの植物で初心者の方にもオススメの品種です。
2009.10.09
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英名 water hyacinth ウォーター・ヒアシンス、和名は「布袋葵」。葵という名前がついていますが,これはミズアオイ科であり,ハイビスカスやムクゲ(木槿)が属するアオイ科とは無関係です。花はヒヤシンスなどに似ているという人もいます。名は体を表すといいますが、和名は実に良くできた名前です。葉柄の中ほどが膨らんだ浮嚢(ふのう:うきぶくろ)になっていて、ちょうど七福神の一人「布袋様」のお腹のようであるところから付いた名です。 熱帯アメリカの原産で,庭の池などに浮かせているぶんにはいいのですが,日本でも暖かいところでは用水路や池,水田などに殖えてやっかいな害草になっている処もあります。繁殖力が強く、肥料分の多い水域では、あっという間に水面を覆い尽くし、水の流れを滞らせ、水上輸送の妨げとなり、また漁業にも影響を与えるなど日本のみならず世界中で問題となっていて、「青い悪魔」と呼ばれ恐れられています。冬季に大量に生じる枯死植物体も、腐敗して環境に悪影響を与えます。 そのため、国際自然保護連合(IUCN)種の保全委員会が作成した 世界の侵略的外来種ワースト100(100 of the World's Worst Invasive Alien Species) に選ばれています。ホテイアオイの花が美しい水草なので、日本には明治時代に観賞用に持ち込まれたものです。路地での金魚飼育などの場合、夏の日陰を作るのによく、またその根が金魚の産卵用に使えるので便利です。私が家の近くの池でホテイアオイの花が綺麗だと、近所のおばちゃまに教えられて見に行きました。それほど大きい池ではないですが、水面が見えない状態です。ここまで増えるとお花畑みたいで壮観でした。
2009.10.02
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百合(ゆり)科。強い日光と猛暑が苦手。日焼けしてしまうらしい。 イギリスや北欧では夏は日本より涼しいので、ガーデニングとしてよく使われる。 春、若葉をゆでてあえものにすると、 おいしいらしい。 橋の欄干の上にある、玉ねぎをさかさまにしたような装飾物が「擬宝珠」。この花のつぼみが擬宝珠に似ていることからこの名になった。 「小葉擬宝珠(こばぎぼうし)」は 濃い紫色の花。 葉っぱはそれなりの大きさだが、擬宝珠の 品種の中では小さいのかもしれない。
2009.09.24
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夏から秋にかけて緑色の花穂をつける。 小さい頃これでくすぐりっこをやりましたね。 猫をこれでじゃらすと喜ぶところから、この名前になった。(アキノエノココロ草)単子葉植物イネ科エノコログサ属の植物。英語ではエノコログサ属の植物を Foxtail grass と呼んでいる。日本産エノコログサ属(主なもの) エノコログサ(Setaria viridis P. Beauv.) オオエノコロ(S. xpycnocoma (Steud.) Henrard ex Nakai) アキノエノコログサ(S. faberi Herrm.) ザラツキエノコロ(S. verticillata (L.) Beauv.) キンエノコロ(S. glauca L.) コツブキンエノコロ(S. pallide-fusca (Schumch.) Stapf et C. E. Hubb.) イヌアワ(S. chondrachne (Steud.) Honda) ササキビ(S. palmifolia (Koenig) Stapf) (キンエノコロ)食用としては認識されていないが、粟の原種であるので食用に使える。若い葉と花穂は軽く火であぶり醤油などで味付けしたり(風味はポップコーンに酷似)天ぷらにしたりして食べられる。ただし敗戦直後の食糧不足の時に、大量に食べて中毒を起こした学者がいる。近代以前の農村では酷い飢饉の際にカラスムギなどと共にこれを食用としたこともあった。 エノコロ草(猫じゃらし) → 花穂は緑色、先端は少し垂れる。 花穂の毛の部分が長い。 花穂のすぐ下に葉っぱがつく。 アキノエノコロ → 花穂は10cmにもなり、頭が垂れてしまう。 金エノコロ → 花穂は金色、 穂は固いためまっすぐ立つ。 花穂の毛の部分は短い。 葉っぱは根元近くのところにつく
2009.09.18
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クロホウシ(黒法師)は、観葉植物で、黒光りする肉厚の葉が茎の先に輪状につく半耐寒性常緑多年草(多肉植物)です。 一般名:クロホウシ(黒法師) 学名:Aeonium arboreum 'Zwartkop'(エオニウム・アルボレウム・ツヴァルトコップ) 別名:エオニウム・クロホウシ、アエオニウム、サンシモン 科属名:ベンケイソウ科エオニウム属 原産地:スペイン、ポルトガルなどの地中海西部(園芸品種) 草丈:20~100cm 葉色:黒紫 観賞期:周年 日をいっぱい浴びると,赤茶色っぽい葉っぱに・・同じ種類でも、冬の間日当たりが悪かったりすると、別物のように、グリーンっぽく変身したり・・暖かくなると、ぷりぷりの茶色になったりと・・おもしろく、その様々の変化の過程もたのしめます。 (愚理庵氏ブログより)成長期は冬ですから、珍しい植物ですね。高さ1メートル以上の大株になると花を咲かせるそうです。まだ見たことはありませんが・・・
2009.09.11
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ラッキョウ(辣韮)はユリ科ネギ属の多年草(球根植物)で、原産地は中国やヒマラヤ地方です。日本へは平安時代に中国から渡来し、江戸時代までは薬用とされていましたが、後に白色または紫色を帯びた鱗茎を食用として野菜栽培するようになりました。特に鳥取県の鳥取砂丘や福井県の三里浜では特産品になっています。特有の強い匂いと辛味を持つていて、この匂いはニンニクやニラと同じアリル硫化物です。主に塩漬け、甘酢漬け、醤油漬けで食べ、カレーライスのつけあわせ(薬味)として、福神漬とならんでポピュラーな存在ですね。また薬効も多いとされています。ラッキョウは、臭みのある野菜五種の一つで、(ニンニク・ノビル・ネギ・ニラ)古来それらは『五葷(ゴクン)』と呼ばれ、不浄を去り疫病を払うものとされています。神事や家の軒につるされたりしたそうです。(吸血鬼もニンニク嫌い)禅寺の入口に「葷酒山門に入るを許さず」という札が立ててあるそうだけど、「葷」とはこの五葷を指していて、これを食べると精力が旺盛になって、若い修行僧の修行の妨げになるという意味なんだって・・血液サラサラ効果やガン予防、疲労回復、更には抗アレルギー効果もあるらしい。
2009.09.04
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砂浜で潮風をうけて花をさかせるヒガンバナ科の大型の多年草。浜辺に生え、花がコウゾの繊維をさらした木綿(ゆう)に似ていることからこの名がつきました。関東地方から沖縄のあたたかい海岸の砂地に自生し、東南アジアからインドにかけての海岸にひろく分布しています。 関東より南の太平洋沿岸の砂地に自生していますが,庭などに植えられていることもあります。葉が厚くオモト(万年青)に似ているのでハマオモト(浜万年青)とも呼ばれます。花は細長くグシャグシャッとなっています。この種子は海上を何ヶ月も生きたまま漂流する能力があり、海流によって現在の分布域に広がったと考えられています。種子は水がなくても発芽し、机の上などに放置した状態で発芽するのを観察でき、自然状態では海岸に漂着してから潮上帯の砂や砂礫の上で発芽して、雨が降って周囲に水が供給されたときに速やかに根を伸ばすものと考えられています。 古くからある花で柿本人磨呂の歌にも出てきます。「み熊野の浦の浜木綿(はまゆう)百重(ももへ)なる心は思えどただに逢わぬかも」熊野の浦の浜木綿の花が幾重にも重なっているように、幾重にも幾重にも百重にもあなたのことを思っていますが、なかなか逢えない。という意味のようです。
2009.08.28
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日本ではイタリア料理の普及とともに一般に知られるようになったため、英語名であるロケット(rocket) よりもイタリア名ルッコラの方が知名度が高い。ルッコラ(イタリア語 rucola、Eruca vesicaria)は、アブラナ科キバナスズシロ属(エルーカ)の1種の葉野菜・ハーブである。地中海沿岸原産の一年草。ルッコラには、ほうれん草の4倍のビタミンC、ピーマンの30倍のカルシウム、モロヘイヤと同等の鉄分が含まれています。そのほかルッコラには、辛味成分であり血栓予防効果があるアリルイソチオシアネート、解毒効果があるグルコシノレートなども含まれています。ルッコラによって期待できる効果は、ガン抑制、抗菌・殺菌作用、血栓防止、免疫力強化、疲労回復、貧血改善、骨の強化、食欲増進、美肌効果など。世界3大美女のひとり、クレオパトラが美しさを保つためにルッコラを好んで食べたそうだから、美味なうえに美容効果もかなり期待できそうです!葉を採ることが目的の場合、真夏を除きいつでも種をまくことができるため、種をまく時期をずらして栽培すれば一年を通してルッコラを楽しむことができる。ローマ帝国の時代には、惚れ(ほれ)薬の効果があると信じられて栽培されていました。しかし大規模な生産は1990年代になるまで進んでいなかった。栽培地としてはイタリア北西部のヴェネト州が有名。
2009.08.21
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花期:夏~秋 ユーモラスなツートンカラーが特徴です。 サルビア・ミクロフィラの一品種で、金魚のような、鳥のような、面白い形の花が咲いています。 メキシコ原産のチェリーセージの仲間で、夏は赤系の花ばかりが多く、気温が下がると二色咲きが増えるそうです。夏場は涼しい半日影、冬場は霜が降りなければ屋外で大丈夫です。繁殖は、株分けの外、5月に挿し木で増やすことができます。 花も葉も随分とよい薬用ハーブの匂いがする。セージは薬用・香辛料になるハーブのことだが、サルビアの葉や花が精油を含むため香気に富むものが多く、ハーブになるものが多いです。
2009.08.14
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植物図鑑でスイレンというのは載っていないことが多いようだ。スイレンは園芸上の呼び名で、和名はヒツジグサ(未草)といい,ヒツジは時刻を表す「未の刻(今の午後 2 時)」で,そのころに咲くといわれていわれるが、実際は明るくなると開き、暗くなると閉じる。そういうことで漢名の睡蓮ということなのだろう。熱帯から温帯にかけて分布する、スイレン科スイレン属で水生の多年草の総称。日本では、ふつう外国から導入した観賞用の洋種スイレンをさす。スイレン属の野生種は世界に40~50種あるが、日本にはヒツジグサ1種のみが分布する。交配種や園芸品種は、池や沼、植物園などでいろいろな種類が栽培されている。夏にはいけばなとして水盤に生けられることもある。 エジプトでは、ナイル河畔にたくさん 咲いているので「ナイルの花嫁」と呼ばれ、国花になっている。その他、多くの国の国花となっている。 フランスの画家モネはパリ近郊の庭園の睡蓮の池を題材に、たくさん絵を描いたのは有名。
2009.08.07
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お馴染みの野菜ですが、フランスでルイ16世国王は、王妃アントワネットの髪にじゃがいもの花を飾らせて夜会に出席させると、貴族達は関心を持ち たいへん流行したそうです。南アメリカ地方原産。 17世紀にオランダの人が インドネシアから日本にもちこみました。 今のインドネシアの都市「ジャカルタ」は当時「ジャガタラ」と呼ばれており、 → 「ジャガタラいも」 → 「ジャガいも」 となったようです。ジャガイモの話 (ウィキペディアなど)16世紀に南米からヨーロッパにもたらされたジャガイモは当初はその見た目の悪さ(現在のものより小さく、黒かった)からなかなか受け入れられなかった。アイルランドでは栽培の容易さや収量の為だけではなく、征服者のイングランド貴族が熱心に勧めたことにもあって、アイルランドでは主食としてジャガイモが非常に重要になった。このため1840年代にジャガイモの疫病がヨーロッパに蔓延した際に、ジャガイモに依存していたアイルランドではジャガイモ飢饉が起こり、大勢のアイルランド人が北アメリカに移住することになった。その移民の中に後に第35代アメリカ合衆国大統領になるジョン・F・ケネディの曽祖父・パトリックがいたのはよく知られている話である(ケネディはパトリックの次男の孫、すなわち四代目である)。ドイツ料理にはジャガイモが多用される。ドイツでジャガイモが普及したのはプロイセンである。プロイセンの支配地であるブランデンブルク地方は南ドイツなどとは違い寒冷で痩せた土地が多くしばしば食糧難に悩まされた。そのため荒地でも育つジャガイモは食糧難克服の切り札とみなされ、フリードリヒ大王が栽培を奨励した。しかし、他のヨーロッパ諸国同様、不恰好な外見から人々から嫌われた。そのためフリードリヒ大王は自ら範を垂れ、毎日ジャガイモを食べたという。又強制的に農民に植えさせ、違反する者には耳や鼻を落とす刑を与えた。ジャガイモの花フランスでは、食用としては他の国々の例に漏れず、当初は民衆の間で嫌われた。ジャガイモを国に広めたいと思った王は一計を案じ、自分が作らせたジャガイモ畑に昼間だけ衛兵をつけて厳重に警備した後、夜はわざと誰も見張りをつけなかった。王がそこまで厳重に守らせるからにはさぞ美味なのだろうと考えた民衆の中から、夜中に畑にジャガイモを盗みに入る者が現われた。結果的に、王の目論見通りジャガイモは大衆の間に広まって行ったという話が残っている。 日本には、1600年頃にオランダ船でジャカルタ港から運ばれ、当時は観賞用として栽培された。ジャガ芋がヨーロッパに伝来してから、わずか数十年で我が国に伝播したのである。江戸時代に幾度も発生した飢饉の際には、主食穀物の代用品として食べられ、飢餓から救われるようになった。本格的な栽培が始まったのは、明治以降の北海道開拓使による。
2009.07.31
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暑さにも寒さにも強い常緑の植物です。一年中、この柔らかい産毛のはえた小さな葉でいつも何気なくそこにいて、目を楽しませてくれています。ロータス ドリクニューム 別名:ロータス プリムストーン初夏より白~黄色っぽい小花を房状に咲かせます。(原産)地中海沿岸、ポルトガル雪の中でも常緑で強健な ロータス ブリムストーン、マメ科というと1年草のような気がしますが、常緑低木です。産毛の生えた柔らかなシルバーリーフで、新芽はライトグリーンです。草丈:60cm、常緑~半常緑半低木葉張り:100cm開花期:初夏~秋用途:ハンギング、寄せ植え、グランドカバー日照:日当たり増やし方は簡単で、秋に剪定した枝を水に挿すだけ。すぐに根が出てきます。
2009.07.24
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エニシダは江戸時代に中国を経由して渡来した地中海地方原産の落葉低木。高さ数mになり、枝はほうき状に分かれて先端は垂れ下がる。5月頃、黄色い花を咲かせる。葉は3つの小葉からなるが、花の咲く枝では頂小葉のみになるので、単葉に見える。落葉低木といっても少し趣は異なる。春には新しい葉がでるものの、初夏には葉が少なくなり、種子が稔る9月頃には点々と葉が残る程度になってしまう。枝が葉緑素を持っているので、あまり葉を付けていなくても十分光合成できるのではないかと思う。原産地の地中海地方は、夏が少雨で乾燥する時期であるので、温暖で適度な降雨のある春には葉を付け、乾燥する夏には葉を少なくして耐えるライフサイクルになっているものと思われる。 観賞用や花材として植栽されるほか、荒れ地への治山植栽にも利用される。瀬戸内海地域では、山火事跡の緑化のために種子をヘリコプターで空中散布したことがあった。開花時には山火事跡が一面に黄色になり、異様な景観であった。乾燥にも強いことから、早期緑化は成功するものの、エニシダが繁茂してその後の植生遷移が進まず、本来の森林植生への回復が遅れることなどから、最近はあまり使用されないようである。英語では「Broom(ほうき)」。 伝説の魔女が夜中にまたがって飛ぶ箒は、 この金雀枝のことであるらしい。 また、昔は実際にこの枝を束ねて箒(ほうき)をつくっていた。
2009.07.17
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栽培しやすいサボテンで、各地で栽培されている。暖地では露地でも越冬できるので、大きく株になったものも見られる。6月から8月にかけ夕方から咲き始め、1日で花の命は終わる。 美しい花であるが、じっくりと眺めると、なんともすごい数の雄しべである。花筒の入り口の周辺に一列の雄しべ。これで十分ではないかと思われる数があるが、さらにその内部にハブラシのような雄しべ群がある。雌しべの柱頭は10本に分かれており、受精を確実にするぞ!といった意気込みを感じてしまう。白い花は夜でも良く目立つ。もちろん香りもあり、砂漠という厳しい環境の中での夜間の昆虫の飛来を期待しているわけである。少ないチャンスに最大限の対応ということであろうか。子株をたくさん付けるので、親株からはずして挿し木をすると簡単に殖やすことができる園芸名 短毛丸はウルグアイ、アルゼンチン北部原産で50種が知られる。直径12~15センチ。高さ50センチ以上になる。盛んに子吹きして広がる。稜は11~18、鋭角。花は側面から長さ20~25センチ、直径10~12センチの漏斗型。外側の花被片は緑帯、内側の花被片は白色。エキノプシス属の属名はギリシャ語 echinos =ハリネズミ と、opsis =似る に由来する。棘は14~15個あり、5ミリ程度と極短く、硬くて鋭い。
2009.07.10
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ウチワサボテンはメキシコ原産と思われる多年草。沿岸域では野生化して群落を形成している場所もある。いくつかの種類・品種があるようで、棘の形・大きさや草丈などにも違いがある。夏、茎の縁に黄色い花を咲かせる。花弁は艶があり、雄しべはこの仲間の特徴通り、非常に多数である。果実は赤紫色に熟し、美味とはいえないが、ほんのりと甘く、食べられる。 もっぱら観賞用に栽培されてきたが、棘を取ってピクルスにしたり、せき・解熱などに薬効があるとして、汁を絞って民間薬として服用されたこともある。 16世紀後半に南蛮人によって日本に持ち込まれたのが初めとされている。彼らが「ウチワサボテン」の樹液をシャボン(石けん)としてつかっていたため「しゃぼてん」と呼ばれるようになったとする説が有力で、そのため1960年代ころまでは「シャボテン」のほうが正しいとする人がかなりいた。
2009.07.03
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ユリは、最も古い栽培植物で、マドンナ・リリーといわれるL.candiumは紀元前3000年には存在していたという記録もあるそうです。 ギリシャのクレタ島の紀元前17世紀の壺にはユリの絵が描かれていたということで、すでに原産地から伝わって栽培されていたことがわかります。 また、ローマ人は、マドンナ・リリーを薬用として栽培していたそうです。 今日では、ユリは身近な花ですが、世界史の中で装飾や象徴としてとても高貴な花として扱われました。例えば、中世フランスやイタリアのフィレンツェでは3つのユリをデザインした紋章が使われており、 今でもバッグなどの模様としてお馴染みです。欧米では百合は格別に好まれ、日本の百合を外国に 紹介したのは江戸末期に来たシーボルトだが、持ち帰った百合の球根が、ロンドンでは高値で競売されたらしい。 地中の球根のところは「ユリ根(ゆりね)」と呼ばれ、食用になます。ユリ属には、約100種が北半球に分布し、日本には13種が自生しています。 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
2009.06.26
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ビョウヤナギは中国原産の半落葉性の低木。古くから庭園花木として植栽されていたが、近年は路側帯などに植栽されているのを見ることが多くなった。株立ちになり、樹高は1mを越えるが、枝先は垂れ下がる。葉は対生して細長く、長さ8cmほどになる。6月から7月にかけ、直径5cmほどの大きな黄金色の花を開く。雄しべの花糸は多数に分かれ、光り輝いて美しい。葉柄はなく、対生している点などはヤナギとはずいぶんイメージが異なるが、和名は漢名の「未央柳」である。 ●ヒペリカムカリシナム● 見分けるポイントビョウヤナギとヒペリカムカリシナムの見分け方について。 中国原産のビョウヤナギ(美容柳,未央柳,H.chinense)と非常によく似ているが以下の点で区別できる。 ビョウヤナギ :ヒペリカム・カリシナム雄しべの数:30~40本×5束 :84本×5束草丈:100cm :20~60cm葉は後者よりも細長い。 : 十字対生。葉は前者よりも丸味をおびる。 角度をわずかにずらしながら対生。ブルガリアやトルコからやって来たのですって・・・繁殖力旺盛で、実が落ちて庭のあちこちから子供が顔を出しているよ。
2009.06.19
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花は4-5月に咲き、なかなか可愛い。薄黄色の1cm程の花が俯いて沢山付く。花弁のように見えるのは、じつは萼片である。雄しべは、さわると内側につぼむ習性があり、ヒイラギナンテンと同じである。英名でJapanese barberry、日本名では「鎧通し」と呼ばれることもある。別名を「コトリトマラズ」という。変な名前であるが、木をさわってみると意味がよく解る。写真を撮ろうと手を伸ばした瞬間にグサリと指を刺された。鋭いトゲである。葉の間に隠れているが、よく見ると枝一面に、細く鋭いトゲが付いている。「ヒトサワレズ」と言うところか。冬の木でないと、棘は写真に撮れない。茎は煎じて薬用となる。効用は目の病気に。ここからメギ(目木)と名付けられた。 300年ほど前の「和漢三才図絵」には、用いて目を洗ふに良し、樹皮は以て染むべしと書かれている。薬用になるためかメギの木で箸をつくることもあるらしい。
2009.06.12
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山地の岩の上などに生えるらしいが、都会でもときどき見かけます。 空木(うつぎ)によく似ていて、 花のサイズが少し小さいところから 「姫」「空木」。 5月から6月ごろ、芳香のある白い花を咲かせます。 日本、中国などに分布する落葉性の低木です。ウツギは漢字で「空木」と書き、枝が成長すると内部が中空になるところから名付けられました。日本人には古くから馴染みの深い植物で別名の「卯の花(ウノハナ)」の名で万葉集や童謡に登場します。卯の花という名前は陰暦の卯月(5月)に花を咲かせるからだとか、「空木の花」が略されてウノハナとなったなど、諸説がありはっきりしません。開花期間が長いことがウリで、庭木としてだけではなく、鉢植えでも楽しむことができます。 ヒメウツギ(ユキノシタ科) 花言葉「秘密・秘めた恋・夏の訪れ」
2009.06.05
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オオアマナは英名で Star of Bethlehem (ベツレヘムの星)といいます。ベツレヘムの星はクリスマス・イヴの晩にあらわれ、キリストが生まれたベツレヘムへ東方の賢者を導いた輝く星を表しています。クリスマスツリーの頂上に輝いているのもこの星です。おそらくオオアマナの白い星型の花をみて、名づけられたのでしょう。オオアマナはヨーロッパ、南西アジア原産の多年草で、観賞用として明治時代に日本に入ってきたものが逸出し野生化したものです。初夏に直径 2 cm ほどの白い星型の花が 、一本の長い柄から散房状の総状花序につきます。花のあとには葉は枯れ、また翌年芽を出します。アマナ(甘菜) よく似ていますね。オオアマナの鱗茎は小球をよくつけ、繁殖力は旺盛です。一度植えると、移植しようにも土の中の小さな鱗茎を取り除くことは困難です。オオアマナを庭に植えるときは、よく考えて植えてください。
2009.05.28
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芝生の中や道ばたにあり,5 月下旬から 7 月上旬くらいに直径 5 ミリメートルくらいの小さな 6 弁の花をつけます。庭に生える“石菖”の意です。白い花が咲くものと紫の花が咲くものがあり、花は、受精すると、一日でしぼんでしまいます。 日本に普通みられるものは、テキサス州を中心に分布する多型的な種です。従って、明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものです。別名ナンキンアヤメ(南京文目)とも呼ばれるアヤメ科の小さな花で、日当たりの良い道端や芝生の中に生え、一日花ではあるが次々と咲き、そのあでやかさで晩春から初夏を彩ります。 群生するので小さいながらも良く目立ちます。
2009.05.21
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スノーフレークとは、雪片の意味です。 ヒガンバナ科の多年草で、オーストリアからハンガリー、ヨーロッパ南部に自生します。 スイセンに似た球根があり、根生葉もスイセンに似ていることから、和名をスズラン水仙といいます。 日本には1936(昭和11)年に渡来した、南ヨーロッパ原産の観賞用植物です。 球根の植え付けは10月ごろで、開花期は4~5月です。 日当たりと排水がよければ土質は選びません。植えっぱなしでも毎年咲きますが、数年に一度は分球・植え替えの必要があります。自生地は湿気の多いところなので、水切れや乾燥に注意します。 露地で植えっぱなしで良く、その方がよく分球して群生してくれます。私好みの性質!
2009.05.15
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躑躅は万葉集の時代から親しまれており、 花が連なって咲くことから「つづき」、また花が筒状であることから「つつ」などと 呼ばれていて、次第に「つつじ」になったらしい。最も樹齢の古い古木は、800年を超え1,000年に及ぶと推定されています。 種類も色もいろいろあり、現在300種を超える園芸品種があるそうです。花の色が濃い赤のものを「霧島躑躅(きりしまつつじ)」、白、ピンク色のものを「久留米躑躅(くるめつつじ)」と 区分けすることもあるらしいが、私はなかなか こまかい違いがわからないので・・ひとくくりで「つつじ(躑躅)」にしています。(簡単な識別方があれば教えて下さい)英語では、つつじ、皐月(サツキ)など全般を「Azalea(アザレア)」と呼んでいます。 久留米躑躅とは、江戸時代19世紀半ばに、九州の久留米藩士が 育成したものが、九州から京都・江戸へと広まりました。大紫躑躅より花は小さい。また、皐月とは花がそっくりだが開花時期がちがうので区別できます。 久留米躑躅 → 4月中旬~5月上旬 大紫躑躅 → 4月下旬~5月上旬 皐月(五月の意) → 5月中旬~6月中旬 “大阪みどりの百選”に選ばれている浅香山のツツジです。(関西テレビ 堺日和より)
2009.05.07
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シバザクラの名前の由来は芝のように茎がほふくし、桜のような花を咲かせるところに由来します。別名「花詰草」(はなつめくさ)。4-5月頃に淡桃、赤、薄紫、あるいは白色の花を咲かせ、葉は1センチ程度と小さく披針形で硬く、指で触るとチクリとします。よく枝分かれし地面を覆い尽くすように密生します。また寒暑や乾燥に強く常緑のため芝生代わりに植えられていることもあります。 北アメリカ西部原産の草花で、環境が良ければ一株で径50cmほどに広がり、満開時の地表を埋め尽くさんばかりの花は見応えがあります。 品種によって濃淡の色幅もあります。また白い縁取りや すじ模様が入るものなどもあり、非常にバラエティー豊富です。 耐寒性に非常に優れ 土質もあまり選びませんが、極端に排水性の悪い場所、高温多湿は好まないので北海道など冷涼な気候のところには、安価で最適なグラウンドカバープランツです。 基本的には挿し木、株分けでなどで増やすことができます。また園芸品種のなかには種子を付けるものがあり、実生によって新しい品種の誕生も期待できます。
2009.05.01
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和名では「丹頂草」。 この名前は蕾の先端が丹頂鶴の頭のように赤く染まること、雄しべの先端が丹頂鶴のように赤いこと、またヤツデのように手を広げた葉の形に長い花茎に白い花を咲かせる姿が丹頂鶴に似ていることからなどから付けられたものと言われています。別名イワヤツデ(岩八手 Mukdenia rossii=Aceriphyllum rossii/タンチョウソウ 丹頂草)ユキノシタ科ムクデニア属(分類によりアセリフィラム属)・耐寒性多年草で花期は3~4月です。葉は、ヤツデの葉に似ていて小形 で、根は太い根茎になり露出します。 地植えで根付くと、葉は30cmくらいですが、花茎を伸ばすと40~50cmくらいになります。また反面、根茎なので小品盆栽など小さな仕立てもできます。原産は中国東北部、朝鮮半島北部の渓谷・岩場などの湿った場所 。夏の高温多湿には弱いので、夏は涼しく風通しの良いところで過ごさせます。それさえ気をつければとても丈夫で育てやすい山野草です。
2009.04.24
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南ヨーロッパ地中海沿岸原産。Anemone(アネモネ) は、 ギリシャ語の「風」が語源で、「風の花」の意味のようです。「早春の風」が吹き始めると開花する、とも 妖精アネモネの化身、ともいわれます。 茎が長くて倒れやすく、早朝や冷えてきたときは、開いた花が蕾の形に戻ります。蕊の感じや、葉、蕾の形がポピーに似ていて、5月頃まで咲いています。 この花は一重のものから八重咲のもの、花色も桃、青、赤、白等。草丈も切花用の高性のものから矮性種まで、野生種のみではなく、現在では様々な園芸品種が栽培されています。 チューリップよりは早く咲くので、この花が咲くようになると、春が来たという実感がわいてきます。 この花を見るたびに頭の中に「妹もないし姉もない(あねもね~)」という駄洒落が浮かんできてしょうがありません。
2009.04.17
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山振之 咲有野邊乃 都保須美礼 此春之雨尓 盛奈里鶏利 高田女王 (万葉集) 山振(やまぶき)の 咲きたる野辺の つぼ菫 この春の雨に 盛りなりけり 私があなたを恋い慕うことは、浅茅が原のつぼすみれのようなもので、今が盛りで恋しくて仕方がありません。と切ない女心を詠っています。わが国は世界でも稀に見る野生すみれ(Viola sp.)の宝庫で、世界に分布する400種のうち、何と50種がこの狭い国土で住み分けています。その中にはツボスミレ(V. verecunda)という名のすみれが実際に存在し、平地や丘陵、山地の湿った草地や林内にもっとも普通に見られます。ならば上記の歌で詠われたつぼすみれと今日われわれが目にするツボスミレと同じでしょうか・・・。実はツボスミレの他にもつぼすみれの名をもつものが数種あり、例えばタチツボスミレ(Viola grypoceras)、ナガバタチツボスミレ(V. ovato-oblong)、ニオイタチツボスミレ(V. obtusa)があり、いずれも葉などの細かい形態を観察しなければ素人眼には区別は難しいです。この花はわが国の各地をはじめ、朝鮮半島南部と中国中部にも分布しています。最もふつうに見ることのできる「すみれ」です。葉は心形で、茎の途中から花と葉がでます。高さは10センチほどで、花後は伸びて30センチくらいになります。4月から5月ごろ、淡い空色あるいは紫色の花を咲かせます。花色には多くの変異があります。 これに対していわゆるスミレ(V. mandshurica)は花の色は濃い紫色で株立ちの茎葉は伸長せず、せいぜい10センチ程度です。この写真のタチツボスミレは、小鳥が種を我が家の庭に持ってきてくれました。 ♪ すみれの花の咲くころ、初めて君を知りぬ 君を思い日ごと夜ごと、悩みしあのころ… 宝塚歌劇場で1930年(昭和5年)に「パリゼット」が上演され、その主題歌は「すみれの花咲く頃」でした。
2009.04.10
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別名 「花菜」(はなな)「菜種」(なたね) 菜の花が咲く頃に降り続く雨を ”菜種梅雨(なたねづゆ)”という 。 昔は、種子から菜種油(なたねあぶら)をとる、「油菜」(あぶらな)のことを菜の花と呼んだ。 「油菜」= 40%が油分。昔は灯火、食用油、潤滑油などに使われ、搾りかすは肥料に使われた。 市販の菜の花(頭頂部) 市販の菜の花(脇芽)在来種アブラナや、セイヨウアブラナの花序や若芽が利用され、最近はコウタイサイなど中国野菜由来の新品種も登場している。食用生産が多いのは香川県、高知県、千葉県、三重県など。大別して、蕾の目立つ頭頂部をまとめたタイプと、掻き取った脇芽(蕾が無い)を袋詰めにしたタイプが主流となっており、前者は在来種アブラナ系、後者がセイヨウアブラナ系とされる。セイヨウアブラナは固く筋っぽくなりやすい反面、在来種より苦みが少なく甘みが強い特徴がある。野菜としては足が早いほうなので、保存する場合は加熱してから冷蔵するのが望ましい。 ビタミンCやミネラルが豊富な緑黄色野菜であり、アク(シュウ酸)はホウレンソウの20分の1以下なので、調理にあたっては茹ですぎないことがポイント。 春、一面に広がる菜の花畑は壮観で、代表的な春の風物詩でもある。菜種月 春先によくみられる、かすみの掛かった月、おぼろ月 俳句 与謝蕪村(1716-1783年) 菜の花や 月は東に日は西に
2009.04.03
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「池水に 影さへ見えて 咲きにほう 馬酔木の花を 袖に扱入(こき)れな」 大伴家持 壷形の花をいっぱい咲かせます。 ・色は、うす紅色のものと白のものがあり、その香りはふんわりとやわらかく、派手な香りではないが、惹かれる匂いです。 ・枝葉に「アセボチン」という有毒成分を 含んでいて、馬が食べると酔って足がなえること から「足癈(あしじひ)」と呼ばれ、しだいに 変化して「あしび」そして「あせび」となったようです。 漢字の「馬酔木」もその由来によります。 馬酔木は、 多くの草食ほ乳類は食べるのを避け、食べ残されるため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがあります。たとえば、奈良公園では、シカが他の木を食べ、この木を食べないため、アセビが相対的に多くなっています。 近年では、殺虫効果を自然農薬として利用する試みがなされています。1) 馬酔木の葉、一握りを1.8リットルの水に入れ、5分間沸騰させ、煎じる。2)そして、煎じた液を冷やし、ろ過し、石鹸10グラムを溶かす。3) この液を、そのまま野菜や果樹などに散布する。できた自然農薬「あせびの液」:青虫、ハスモンヨトウムシ、ハモグリバエ、等の蝶や蛾の駆除に効果があるとされます。
2009.03.27
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ブロッコリーの花蕾ブロッコリーはキャベツの仲間ですが、キャベツのなかでは最も進化が遅れたグループといわれています。イタリアやフランスで改良され、ヨーロッパで重要な野菜となったのは15~16世紀ごろ。日本にやってきたのは明治時代ですが、本格的な栽培が始まったのは第2次世界大戦後で、1980年代になって人気が急上昇しました。春になると、つぼみはあれよあれよという間に立ち上がって、すべて菜の花になります。茎はスジっぽいけど、花の先は食べることができるので、せっせと花を摘みます。その鮮やかな緑色からもわかるとおり、緑黄色野菜の代表。ビタミンAが豊富、ビタミンCもたっぷり、カルシウムや鉄分も多い、という健康野菜のスーパースターです。別名「緑花野菜(みどりはなやさい)」。食用となる緑の粒つぶの集合体は、花蕾(からい)と呼ばれる花のつぼみが集まったものなんですね。以前どこかのテレビ番組で数えていましたが、あの一つのかたまりに、万という単位の蕾があるわけで、それはそれはエネルギーの満ちた野菜なんだと思います。菜の花と同じアブラナ科です。ぜんぶ食べるものなので、つまり、菜の花を食べるような感覚で食べられます。ただ、ブロッコリーはつぼみが硬い状態のもの(売ってる状態)のほうが味がいいのです。花が咲くようになると、味が大味になり、ブロッコリー味があまりしなくなります。
2009.03.20
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別名 「花サフラン」。 耐寒性秋植え球根植物。原産地は地中海沿岸から小アジアです。晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは早春に咲き、観賞用のみに栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれます。花はほとんど地上すれすれのところに咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色・白に藤色の絞りなどがあります。環境が合えば地植えで放っておいても数年は元気に花を咲かせてくれます。 また、咲き終わった花をそのままにしておくと腐りやすい上にタネができて球根の栄養を取られてしまうために付け根から摘み取ってしまいましょう。 サフランと同様に食べることができます。(別の花、「イヌサフラン」は猛毒です)炊き込みご飯にして食べた人の経験によると、 炊飯中はほわーっと甘い良い香りが!したが、あまり美味しいと思わなかったそうです。やっぱり昔の人がサフランに目をつけたのは、正解だったのだと思いますね。
2009.03.13
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別名を姫金魚草といいますが、金魚草とは同じゴマノハグサ科の近縁種です。 小さな花が群がって咲いたところはたいへんきれいで、色も多彩ですので栽培するのが楽しみな花です。タネから育てても、育苗は簡単です。 草丈は、通常に30cmほどの矮性種をよく見かけますが、切り花用の高性種になると60~80cmになるものもあります。 金魚草に似た、小さなパステル調の花を花茎に一杯につけて咲く。 花色は、ピンク、白、イエロー、紫、濃桃紅などがあり多彩です。 花のかたちが金魚のように見えるからこの名前があります。草丈の低いものはプランター、ベランダ向きです。タネをまく場合は細かいので扱いに注意 。
2009.03.06
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中国南部、台湾、ヒマラヤ原産で庭や公園などに栽培されています。春先に総状花序に黄色い花をつけ、太陽の光をうけて開ききった花の中心部を針のようなもので少し触れますと、6本の雄しべが一瞬のうちに中心に向かって動きます。これは昆虫が花を訪れたときに花粉を虫の身体にくっつけるのに役立つのだと思いますが、植物と動物の繋がりの深さを感じさせる現象としていつも感心させられてしまいます。大豆位の大きさで筒状になってやや下向きに開き、全ての花が一度に開花せず少しずつ開花します。近付くと微かに葡萄のような芳香があります。葉はヒイラギ(柊)に似ていて、実がナンテン(南天)に似ていることから両者をあわせてヒイラギナンテン(柊南天)。しかし,ヒイラギみたいに刺はごつくないし、実もナンテンの実が赤いのにヒイラギナンテンの実は緑色というように、だいぶ異なります。日陰でも生育する低木です。刈り込んで樹形を低く生垣にしたり、放任して自然樹形でも楽しいです。トゲがあるので防犯にもなり、ネコやイヌよけにもなります。洋風ガーデンにも良くあうカラーリーフです。秋に黒熟する果実の表面には白い粉状のものが付着します。これを実生として、果肉をとり、植えて増やします。中国名は「十大功労」といい、多くの図鑑には根、茎、葉、果実を解熱、解毒の薬として用いると書いてあります。しかし、現実には民間薬として小規模な利用しかされていないようです。
2009.02.27
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ポルトガル原産の耐寒性一年草で、草丈10cmあまり、マット状に広がります。非常に多花性で開花期にも幅があり、暖地では11~5月に香りがある白色または薄紫色の4弁の小花をつぎつぎに溢れるように咲かせます。花壇の縁取り、ハンキング、鉢植えと多様に利用できます。5mmほどの ほんのりと青みがかった花。9月に蒔いて11月から咲き始めます。雪の中で凍結しても咲いていたのには驚く。こぼれ種子からもふえます。真冬でも、特別な防寒対策を、しなくても、元気に咲きますので、もし冬になると花壇が寂しくなるとか、ハンギング、あるいは寄せ植えに何かと、考えるような時に重宝します。通 称:バイオレット クレス(Violet cress.)のクレスとは,カラシナ(特にオランダガラシ;クレソン)のことです。別名ダイヤモンド・フラワーの由縁はわかりますね。
2009.02.20
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オーストラリア東部の海岸地帯からタスマニアにかけてが原産です。蔓性で、長さは2.5メートルほどに伸び、他の植物に絡まります。花は1月末~4月頃(地域により異なる)に咲き、「えんどう」に似た小さな花を房状に咲かせます。小さな花を穂状に咲かせて藤を小型にした感じの植物で、最近(1990年頃)出回り始めました。花色は青、紫、白、桃などで、品種は多彩です。茎は初めは低木状に伸びますが、やがて蔓状になります。名前だけ聞くと、ドイツ原産?と思いがちですが、ドイツのハーデンベルグ伯爵夫人の名にちなんでいます(何故?)。 和名で「コマチフジ(小町藤)」とも呼ばれますが、これも同じ事ですかね。
2009.02.13
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白い花びらが幾重にもなったかわいい花。触れるとカサカサとした感触で軽やかな感じ。蕾は赤紫色でふくらむにつれ白色に変化し、やがて、白い花に黄色のおしべがかわいい花を咲かせてくれます。 草丈は30cmほどです。 花径2cmほどで、白花の他ピンクもあります。そしてこの花は雨の日には、丸くなって閉じてしまいます。 ハナカンザシはキク科の一年草。オーストラリア南部原産で、丸い形をした白い花を枝の先につけます株の下から多くの枝を出して自然に姿がまとまります。細めの葉も花とマッチしているので、最近では鉢花だけでなく、寄せ植えにも使われるようになってきました。乾燥にとても強いですが、雨に弱く花も傷みやすいです。ハナカンザシと言うのは和名、流通名で、正式名はアクロクリニウムと言います。和名の花簪は、初々しい乙女の黒髪を飾る簪のイメージがぴったりの可愛い花と、このような名前がついています。
2009.02.06
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別名 「庭薺(にわなずな)」「スイートアリッサム 」 タネから簡単に育てられる植物で、花は2月から~6月頃まで咲きます。5mmくらいの小さな花が、絨毯のように一面に密に咲きます。草丈は高くならず、10cmくらいの高さで、上には伸びず横に這うように広がっていきます。離れていてもかなり甘い匂いが漂い、スイートアリッサムとか呼ばれたりしています。花の色は赤、白、オレンジなどがあります。種から育てられる植物としては初心者向きの品種で、発芽率もよく成長が早いのが特長です。 小さな花ですが集まって咲くので,春の花壇の縁取りなどに植えられます。園芸店などでは「スイート・アリッサム」と呼ばれています。アブラナ(油菜)の仲間ということですが,ちょっと納得できませんか。そんなときには,虫眼鏡で拡大してみてはいかがでしょうか。アブラナ科の特徴である,4 弁の花びらがよくわかります元々地中海沿岸に自生する多年草ですが、日本では夏の暑さで枯れてしまいますので、秋まき一年草扱いです。パンジーやビオラといった秋からの草花との相性の良さはもちろんのこと、一面に咲き広がる小花は「春らしい」、「可愛い」といった形容が実にぴったり当てはまります。 http://jp.youtube.com/watch?v=oLPBwTj92m4&feature=channel_page に育て方があります。
2009.01.30
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蕾の時赤くて 咲くと中が黄色い カラフルな花です、そして背丈1mくらいの株立ち状に育ちます。昨年は例年に比べてやはり暖かだったようで、この花の咲く時期は本来6月から9月までとされているが、なぜか晩秋まで開花していました。 (by植物園へようこそ)線状披針形の 葉は互生します。茎頂や上部の葉腋に散形花序 をだし、オレンジ色の花を咲かせます。白色や紫色などの改良品種 もあり、花壇や切り花に使われます。花冠は2重になっていて、外側 の花冠は反り返ります。傷つけると乳白色の汁(Milk weed)を分泌します。下の方の白っぽい緑のが鞘です 熟すと縦に割れタンポポの種のような綿毛の着いた種が出て来ます。種に白い綿毛がつくことから「外来の綿」→「唐綿」になりました。唐と名前についていますが、中国原産じゃなくて、西インド諸島原産で熱帯では野生化しています。江戸時代、観賞用に日本にも持ち込まれ、外国産で種子が綿毛に包まれるので、名付けられたようです。漢方薬として全草を利尿・扁桃炎などに用います。ただし、強心作用があるので注意が必要です。
2009.01.23
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5月の花 日本や朝鮮半島南部、中国沿岸部を原産とする広葉樹です。常緑で潮風や大気汚染に強いので海岸に近い場所や公園に多く植えられています。葉は幅2~3cmで先が丸く、表面に光沢があり厚めでやや革質です。葉は乾くと裏側にくるりと巻き込みます。 4~5月になると枝先に芳香のある白い小さな花をたくさん咲かせて丸い果実ができます。果実は10月頃に熟して3つに裂けねばねばとして糸を引いた赤いタネが中から出てきます。鳥などの体にくっついて散布されるためなのででしょうか。食べられるのか、くっつくのかは別として、とにかく鳥散布であるのは間違いないでしょう。雌雄異株で果実は雌株にできます。和名のトベラは扉木の転化したものと言われています。これは、節分などに魔よけとして、この枝を扉に挟む行事があったことに由来し、枝や葉が放つ独特の臭気が鬼よけに効果があるとされたことによるようです。
2009.01.16
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原産地はアフリカのアルジェリア周辺ないしはヨーロッパで地中海沿岸に広く分布している。 日本へは1960年代に入って輸入された。別名をクリサンセマム・ノースポールあるいはクリサンセマム・パルドーサムとも呼ばれる。ギリシャ語のchrysos(黄金色、黄色)+ anthemon(花)を語源とする。花つきがよく、株全体をおおうほどに白く咲くところから「北極」のイメージが連想され、そこから「ノースポール(北極)」の名になった。草丈は10cm-25cmほど。まだ寒い12月ごろから初夏までの長期間、マーガレットによく似た白い花を付け、矮性でよく分枝し、芯の管状花は黄色。今日では冬のガーデニングにはなくてはならない存在にまでなった。比較的強健で、こぼれ種でもよく増え、雑草混じリの場所などでもよく育つ。しかし、過湿は根腐れの原因となる。日本では6月頃までよく咲くが、暑くなると急速に枯れてしまう。
2009.01.09
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明けましてお目出度う御座います。 本年もよろしくお願いします。油菜(あぶらな)科。「ストック」は英語名で「幹」や「茎」を意味し、 しっかりした茎を持つことに由来し、開花期 は 12月~4月。 花言葉は「未来を見つめる、努力、思いやり、永遠の美」。結婚のお祝いや恋人に贈る花として、よく使われています。 和名は 「紫羅欄花(あらせいとう)」ですが、 読めますか? 葉が、ラセイタ(毛織物の一種(raxa))ポルトガル語 ) に似ており そこから「葉ラセイタ」→「アラセイタ」→「アラセイトウ」に変化したそうです。 誰に聞かむ あらせいとうの 花言葉 堀口星眠地中海沿岸が原産のストックは背丈30~60センチぐらいに育ちます。 茎先にたくさんの花がまとまって付き、下から上へと咲いていくのが特徴です。 香りも良く、切り花としてよく利用されますが、庭に数株の色をまとめて植えると、華やかで見栄えがします。また、ボーダーガーデンの中列の植物としてや、コンテナガーデンのメインの植物としても最適です。他の植物と組み合わせて、柔らかなイメージを創り上げるのもいいですね。ギリシャ時代から栽培され、 古代ギリシャやローマ時代では薬草として利用されていたそうです。現在は、薬用とてして使用されることはありませんが、最近では食用花(エディブルフラワー)として栽培されています。ブロッコリーやカリフラワーと同じアブラナ科なので食べることができます。甘くやや強い香りをいかすならサラダやオードブル、カナッペに利用するとよく、また花びらを絞ってゼリーにしても綺麗です。
2009.01.02
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